月光

◆概要

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▼システム:天下繚乱RPG
▼GM:いなえ
▼話数:2話
▼備考:木曜キャンペーン

◆ハンドアウト

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【PC1:元同心】

コネクション:遠江景漸
関係:旧友
指定クラス:仕事人
君は江戸は下町に住む自由人だ。君の仕事は至って簡単。江戸の町人から寄せられた依頼をこなすこと。人探しからお使いまで、基本的にはなんでもこなす。
……かつて君は同心であり、北町奉行所の定
町廻方であった。しかし腐敗や権力闘争に塗れた役人組織に嫌気が差し、君は同心を辞めた。
コネクションの“遠江景漸”は町人の出であり、君とは幼少期からの友人である。正義感の強い生真面目な男だ。君と同時期に同心となったが、彼の方はまだ北町奉行所に在籍しているらしい。
<キャンペーンギフト>
【月輪の輝き】
タイミング:常時
あなたが使用する【光芒一閃】の効果に以下を加える。
「戦闘以外でのみ使用可能。対象に神属性10D6点のダメージを与える代わりに、対象を死亡させても良い。さらに戦闘以外でのみ、以下の条件を満たす場合、付随する効果を強制的に得る」
1:光芒一閃の対象が、あなたにとって悪党である場合、使用する光芒一閃は使用回数を消費しない。また光芒一閃が使用済みであっても使用出来る。
2:光芒一閃の対象が、<外道属性:天>を持つ場合、「殺害場面を目撃されない」「死亡した対象は遺体が見つからない」「殺害が事故にしか見えない」「殺害があなたの行いであるとバレない」の効果から任意の個数を得ても良い。この偽装は奥義以外の方法で見破られない。
3:光芒一閃の対象が、あなたにとって悪党でない場合(あるいは悪党でなかったと後から判明した場合)、あなたはNPC化する。


【PC2:姫君or若様】

コネクション:遠江景漸
関係:信頼
指定クラス:天下人
君は、徳川の(あるいは周辺諸藩や大名家の)姫(または若様)である。
ある日、君の住む屋敷を刺客が襲った。刺客の狙いは君の家ではなく、同心として君の家に出入りしていた遠江景漸であるらしい。
刺客はすぐに逃げ去ったが、景漸を追っているらしい。景漸はある任務(君は詳細を知らされていない)で鎌倉へ行っている。
景漸の身を案じた君は、“身分を隠して”(≒家の者には黙って)、彼にこのことを伝える旅に出た。
旅のお供(兼護衛)は、街の何でも屋であり景漸が日頃から「友人」と君に話していた“PC1”という人物に依頼することにした。
<キャンペーンギフト>
【日輪の輝き】
タイミング:常時
あなたが使用する【一件落着】に以下の効果を加える。
「あなたがそのセッション内で法律を犯さずにいる場合のみ、一件落着の使用が<外道属性:天>によって打ち消された際、日輪カウンターを1つ得る。日輪カウンターを1つ消費する毎に、以下の効果から1つを得る」
1:情報1つを得る。対決や判定が必要な場合、奥義によるクリティカルとして扱う。
2:使用済みの奥義1つの使用回数を回復する(自身のみ)
日輪カウンターの使用は「タイミング:いつでも」として扱う。


【PC3:江戸町奉行】

コネクション:遠江景漸
関係:疑惑
指定クラス:なし
君は北町奉行である。
最近、江戸では御家人や旗本の襲撃事件が発生している。犯人は未だ捕まえられていないが、これらの事件で、奉行所が所持する情報が外部に漏れている可能性が出てきた。
君の部下である同心の内に、犯罪結社と通じている者が紛れ込んでいるかもしれないのである。
中でも疑惑が強い遠江景漸を、君は泳がせることとした。景漸に鎌倉への親書を届けさせる命を与え、君自らがその尾行を行うという計画……
……のはずだった。
君は、老中より“家を飛び出して遠江景漸を追いかけているらしい姫君(or若様)(PC2)”のお目付け役を任されてしまった。君がお目付け役であることは姫(or若様)にはバレてはいけないらしい……
<キャンペーンギフト>
【世を偲ぶ仮の姿・改】
タイミング:本文
常時/効果1:あなたは変装によってその正体が町奉行であるとバレない。この効果はあなたが解除すると宣言するまで持続し、奥義以外の効果で見破られない。
いつでも/効果2:視界内の対象に任意の社会的制裁を与える。ただし<外道属性:天>を持つ対象には効果がない。この効果はセッション中1回まで使用可能であり、効果の使用と同時に全てのキャラクターにあなたの正体が町奉行であるとバレる。


◆世界観&用語説明

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【奉行とか奉行所】

奉行所は行政機関の1つ。奉行(奉行人)はそのトップ。
勘定奉行(所):今でいう財務大臣(財務省)
道中奉行(所):今でいう国土交通大臣(国交省)
町奉行(所):今でいう都知事(都庁)


【江戸の町奉行所】

江戸の町奉行所は、北町奉行所と南町奉行所の2つがあり、月ごとに交代で業務を行っていた。
当番の奉行所が窓口業務、非番の方はその間に事務仕事を行うような形式であった。
南北それぞれに与力25騎程度、同心100名程度が在籍。
役所でいう課が約20あることを考えると、各課は与力1騎(課長)+同心4名(平社員)という状態。
基本的に激務&人手不足であった。
町奉行所内の組織構成と主要業務は以下の通り
組織名 業務 構成
内与力 奉行の秘書 与力のみ
年番方 奉行所の人事+経理+総務 与力+同心
吟味方 裁判+刑の執行 与力+同心
赦帳方 恩赦資料の作成 与力+同心
撰要方 判例集作成 与力+同心
人別調掛 人口調査+戸籍作成 与力+同心
例繰方 判例の調査+記録 与力+同心
本所見廻 本所/深川の警備等 与力+同心
養生所見廻 保健所+病院の管理 与力+同心
牢屋敷見廻 刑務所の管理 与力+同心
定橋掛 橋の管理+維持 与力+同心
町会所見廻 町会所の事務管理 与力+同心
猿屋町会所見廻 札差(武家への給与支払い仲介業者)の管理 与力+同心
古銅吹所見廻 銀行業務の監督 与力+同心
高積改 河岸警備+火災警戒 与力+同心
町火消人足改 消防の指揮+監督 与力+同心
風烈見廻 強風時の警備+火災警戒 与力+同心
人足寄場定掛 刑務所の管理 与力+同心
定町廻 警察業務 同心6名
臨時廻 警察業務の補佐+指導 同心6名
隠密廻 奉行直属の諜報 同心2名

警察や公安にあたる定町廻+臨時廻+隠密廻を指して三廻(または廻り方)と呼ぶ。十手を持っていたりと、何かと特徴的。

補足:町奉行所(と内包する警察権)は、寺社や武家の敷地内には捜査権や逮捕権を持たない。寺社は寺社奉行所が管理しており、武家もまた別な為。


【同心、町方同心】

かつての足軽身分であり、江戸幕府の下級役人。武士の端くれ。苗字を名乗り帯刀を許される身分。
町奉行所に勤める同心を特に町方同心と呼ぶ。
上記の奉行所内での仕事など同心として受け持つ業務は基本世襲制であるが、廻り方同心は特殊であり、罪人を扱う汚れ仕事であるため世襲ではなかった(ノウハウのいる職業なので実態としては世襲も多い)
世襲に際し、優秀な人材を養子縁組することで確保することもあった。
また同心の身分を売る者もおり、それを買った町人が武士となる例もある(処理としては金を払って養子縁組してもらう感じ)


【御用聞/岡っ引き】

三廻方だけでは警察業務は手が回らないため、それら同心が私的に雇った部下。非正規雇用警察官。
基本的に町人であり、街の顔役からヤクザごろつきまで様々。身の証として十手を預けられている。


【武士】

貴族で政治家で軍人で公務員。
江戸時代、武士の数って増えすぎちゃったのよね……
幕府が払うお賃金もお安いので、基本的に貧乏。武士の数が多いので仕事がない(あっても仕事量がほぼない)って武士も多い。
奉行所勤めでもない限り、副業に精を出していた。
武士は食わねど高楊枝……
※町奉行所は激務&高給なのでかなり例外


【旗本とか御家人とか】

武士の身分。
将軍への謁見の権限があるのが旗本。侍。
謁見権限がないのが御家人。従士。
同心は従士で、御家人。
与力は侍だが、謁見権限はないので御家人。
……ややこしい。
町奉行は基本的に二千石から三千石クラスの旗本が就任する。


【火付盗賊改】

町奉行所以外で警察権を持つ組織。与力10騎、同心50名で構成。文官ではなく武官で構成されている。
放火犯や武装盗賊団などの凶悪犯を主に相手にする。
町奉行所と職権が被っているので、当然の如く仲は良くない。
裁判や刑の執行は町奉行所の仕事なので、捕らえた犯罪者は町奉行所に引き渡す約束だが、抵抗されたとかなんとかで勝手にぶっ殺しちゃうことが多い。
町奉行所と仲良くする気ないな?
町奉行所と違い、武家や僧侶も逮捕できる。
町奉行所三廻方と同じく御用聞を雇っている。


【出てきそうなNPC】

【老中:田沼意次】
概ねPC3の上司。
ダブクロでいう霧谷(その1)

【大目付:大岡越前】
大目付は、諸大名の監視や街道の管理、切支丹の取締りが仕事。
ダブクロでいう霧谷(その2)

【南町奉行:鳥居耀蔵】
正義の人。過激な取締りを行う。
法律重視+俺が法律、というタイプ

【火付盗賊改長官:“鬼平”長谷川平蔵宣以】
正義の人。罪を憎んで人を憎まず。
守るべきルール<犯罪撲滅、というタイプ。



※ざっくり調べて書いてるので、間違ってる箇所あれば修正します

◆各話


◆キャラクター


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最終更新:2019年07月13日 15:13
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