【今回予告】
「わたしは馬鹿だ。なぜ、こんな簡単なことにもっと早く気がつかなかったのだろう?
さあ、計画を開始しよう。今すぐに、迅速に。」
「あたしは馬鹿だ。こんなことを続けていたら、こうなることは分かっていたのに。
でも、頑張らなきゃね。せめて、今からでも。出来る限り。」
「私は馬鹿だ。ここに至るまで、何も手を打つことが出来なかった。
だが、見ているがいい。今だからこそ、確実に。」
Double†Cross 2nd Edition:Endline and Daemon's City
『 Where is the Justice? 』
――今日も、魔街の扉が叩かれる。
雰囲気
200X年、日本。
どこの県にも属さない、隔離された街が『あった』
そこは悪魔が住んでいた街。人が這いずり暮らしていた街。
Daemon’s City。そこはかつて、そう呼ばれていた街。
エンドライン・デモンズシティ(ルビ マンガ版)オリジナル設定
WISE=MAN真田・賢雄によるクーデターが成功してから、魔街は変わった。
FHと協力してGPOをのっとったWISE=MANは、強引にスラムの駆逐と魔街の再開発を進めていた。
スラムのオーヴァードは連合して抵抗するも、敗北して散り散りになってしまっていた。
今では、魔街は旧都市部を中心とする、典型的なディストピアとなっている。
ハンドアウト
PC1枠:
“ドラゴンテイル”タツヒト(PL:camperi)
「(おうっ、主人公なんだってなっ! カッコいいセリフの一つ、吐いてみやがれ!!)」
コネクション>“伯爵”レオン・サンジェルマン〔Count/Leon・Saint-Germain〕
あの日のことは、今でもすぐに思い出せる。スラムの撤去、抵抗者の虐殺、一瞬で終わっちまった。
GPOの連中は君達スラムの住人を、ただのゴミとすら思ってなかった。
で、義憤に駆られたバカが独りで乗り込んで、返り討ちってわけだ。
クソったれな闘技場でダチと殺し合わせて、飽きたら地下室に閉じ込められ、
それでも、残してきたバカの顔を思い浮かんじまって化け物にもなれないでいる。
そんなバカを助けたのは… マスクみたいなバイザーをかけた、キザ野郎だったってわけだ。
PC2枠:
“Iron ONE”品田・鉄一(PL:Sig)
「弱え上にすぐ泣きやがる。これだからガキは嫌いなんだ!」
コネクション>芙蓉〔Fuyoh〕
FH魔街支部隠匿エージェント、今の品田亭にはそんなやつしか残っていない。
ちっと前まで、ここには打倒FHに燃えたバカ餓鬼どもがたむろって居たんだが、
今じゃ全員捕まって、裏切り者の君たち品田姉弟だけが生き残っているわけだ。
いや、もう一人。捕まりそこなったバカ餓鬼が一人、芙蓉って名前のお娘ちゃんがここにはいる。
コイツは残しとけってお上のご指名だ。何をするつもりなのかねぇ。
(ちなみに、これはマンガ版オリジナル設定です。本編とは別時空の品田さんです。)
PC3枠:
津田・真(PL:miyama)
「復讐のためならなんだってやるさ。たとえそれが、あの時のあいつらのようなことであっても、目的に近づくためなら、迷わずやってやる」
コネクション>アマネ〔Amane〕
君は一度FHを裏切った。だから、FHは君の友達や弟分を……
生き残ったのは君と友人が一人、そういえば彼ともしばらく会っていない。
それから身分を隠し、君は復讐のためGPOに潜り込んだ。
しかし当のGPOがFHにのっとられてしまった以上、身の危険を感じないときはない。
そんな中、君は同僚と「ゴミ処理」を命じられて旧地下鉄駅にいた。そこにいたのは、一人の疲れ果てた少女だった。
「助けんわけには、いかんよね」 同僚は君に、そう語りかけてきた。
PC4枠:
“the Striker”水瀬やよい(PL:たむらけんじ)
「(マスター・サンジェルマンからのご指令です。セリフを入れよ、と。)」
コネクション>“伯爵夫人”
レベッカ・グロスター 〔comtesse/Rebecca・Gloucester〕
魔街はもはや、君の知るY市ではなくなっていた。WISE=MANの再開発によって、整然と築かれた計画都市。
いまだスラムの残滓が残るが、直に都市へと組み込まれるだろう。
だが、君は感傷にふけりに来たのではない。
君が魔街にやってきたのは、FHデモンズ・セルからの指令があったからだ。協力者であるWISE=MANへの支援、
つまりは監視が君の目的だった。しかし、君が到着したときに出迎えたのは、WISE=MAN側近の琥珀の槍ではなく……
仮面のようなバイザーをした女性だった。
どうしようもないボンクラな愛すべきNPCども。
あとで、整理しなおしますから。
最終更新:2009年04月19日 02:53