Alive A life neo ◆7ediZa7/Ag
「これは──」
少年、竈門炭治郎は刀を正眼に構え、変わらない笑みを浮かべる佐藤と相対した。
「──この刀は、お前のような奴が持っていちゃいけないものだ」
燃え盛る街の中、その美しい頭身が陽の光を受けてきらめく。
それは一目見てわかるほどの名刀であった。
銘は菊一文字。
鎌倉の世よりおよそ数百年以上の時を超え、その刃は戦場に舞い続けた。
そのずっしりとした重みに炭治郎は身が引き締まる想いだった。
そう──この刀は、決して生半可な気持ちで握って良いものではないのだ。
それは一目見てわかるほどの名刀であった。
銘は菊一文字。
鎌倉の世よりおよそ数百年以上の時を超え、その刃は戦場に舞い続けた。
そのずっしりとした重みに炭治郎は身が引き締まる想いだった。
そう──この刀は、決して生半可な気持ちで握って良いものではないのだ。
「この刀は、沖田さんの同胞なんだ……!」
沖田総司、新撰組。
その名は、まだ炭治郎が生きる時代では評価されていなかった。
新撰組とは、江戸末期に現れた賊軍であり、流れてくる風聞も決して良いものではない。
歴史に明るいわけではない炭治郎は、詳しい境遇などは知らなかった。
その名は、まだ炭治郎が生きる時代では評価されていなかった。
新撰組とは、江戸末期に現れた賊軍であり、流れてくる風聞も決して良いものではない。
歴史に明るいわけではない炭治郎は、詳しい境遇などは知らなかった。
だが、出会い、話して、ひと時とはいえ戦った。
それだけで炭治郎には感じ取ることができた。
彼が闘いの中に込めていた意思を、孤独を、激情を。
それだけで炭治郎には感じ取ることができた。
彼が闘いの中に込めていた意思を、孤独を、激情を。
──“誠”という言葉の重みを。
「あの人の無二の同胞を、お前なんかに触らせるものか!」
それを知っているからこそ、炭治郎は駆け抜けることができた。
全身に痛みが走り、呼吸での止血も最低限という状態でも、この刀を見た瞬間に足は動いていた。
全身に痛みが走り、呼吸での止血も最低限という状態でも、この刀を見た瞬間に足は動いていた。
沖田と交戦したこの男が、この刀を持っている理由は察していた。
彼が生きているのならば、決してこの刀を手放すことはしないだろう。
ならば、導かれる答えは一つだけだ。
だからこそ、炭治郎は今ここで、この敵と相対しなくてはならない。
彼が生きているのならば、決してこの刀を手放すことはしないだろう。
ならば、導かれる答えは一つだけだ。
だからこそ、炭治郎は今ここで、この敵と相対しなくてはならない。
「うーん、君か。あれ、何で生きているんだい?」
戦意を研ぎ澄ませる炭治郎と対照的に、佐藤はさして力を入れた様子もなく、困ったように顎を撫でている。
手元から獲物を奪われたことに対してはさして興味もなさそうだった。
手元から獲物を奪われたことに対してはさして興味もなさそうだった。
「しかしサムライさんがまた増えちゃったなぁ。この島の流行はよくわかんないなぁ」
『時代遅れだぜ、ご同業』『週刊少年ジャンプでは何時の時代も刀持ってる漫画が人気なんだよ』
『時代遅れだぜ、ご同業』『週刊少年ジャンプでは何時の時代も刀持ってる漫画が人気なんだよ』
後ろで声を上げた球磨川だが、佐藤は振り返ることすらなく、代わりにタァンと装甲服の異形により銃撃音が鳴り響いていた。
目を見開く炭治郎だが、球磨川の方は次の瞬間にはけろりとした顔を身を起こそうとし、
目を見開く炭治郎だが、球磨川の方は次の瞬間にはけろりとした顔を身を起こそうとし、
『そしてまた銃撃』『いやだな、少年誌の範囲に収まる怪我にしてくれよ』
「球磨川を助ける。手伝ってくれ」
炭治郎の横で声がした。
青年、宮本明は炭治郎にとって見覚えのある刀を構えている。
まだ名前も知らない相手であったが、炭治郎はその言葉に頷いた。
その研ぎ澄まされた戦意は信じるに値するものであった。
青年、宮本明は炭治郎にとって見覚えのある刀を構えている。
まだ名前も知らない相手であったが、炭治郎はその言葉に頷いた。
その研ぎ澄まされた戦意は信じるに値するものであった。
「やれやれ、どうしようかなぁ。剣も取られちゃったし、うーん……」
二人の剣士を前に、佐藤は一瞬だけ声を漏らしたのち、
「君、やってくれない?」
その言葉と同時に──彼が従える二体の異形が動いていた。
奇妙な電子音声とともに、連結される銃口。緑白の装甲がきらめき、同時にすべてが展開される。
炭治郎も、明も、それを止めるにはあまりにも距離がありすぎた。
奇妙な電子音声とともに、連結される銃口。緑白の装甲がきらめき、同時にすべてが展開される。
炭治郎も、明も、それを止めるにはあまりにも距離がありすぎた。
そして──閃光。
◇
──ファイナルベント エンド・オブ・ワールド
佐藤が操る仮面ライダーゾルダが誇る切り札であり、その火力を持ってすればその場にいる全員を屠ることなど容易だった。
IBMとマグナ・ギガの連携を意識して運用していた佐藤だが、数度の戦闘ですでにその勘所は掴んでいた。
すなわちこのミラーモンスターの強みは射程の長さにあるということ。
IBMとマグナ・ギガの連携を意識して運用していた佐藤だが、数度の戦闘ですでにその勘所は掴んでいた。
すなわちこのミラーモンスターの強みは射程の長さにあるということ。
故に複数の敵に囲まれているが、距離さえ取れればさして脅威ではない。
何なら先の沖田の方が禁止エリアを意識した立ち回りをしてきたため、よほど脅威だっただろう。
何なら先の沖田の方が禁止エリアを意識した立ち回りをしてきたため、よほど脅威だっただろう。
すでに“サムライ”との戦闘に飽きつつあった佐藤は、それで終わりにするつもりだった。
──だが……
「ううん?」
街を閃光が包み込み、土煙が上がる中、彼は妙な感覚を覚えた。
それは直感のようなものだった。
幾多の戦闘を経験してきた彼が、論理より先に得る違和感。
それに突き動かされ、佐藤は己に残されたもう一つの刀を手に取った。
菊一文字とは比べれば質の低さは一目瞭然であったが、佐藤の判断は正しかった。
それは直感のようなものだった。
幾多の戦闘を経験してきた彼が、論理より先に得る違和感。
それに突き動かされ、佐藤は己に残されたもう一つの刀を手に取った。
菊一文字とは比べれば質の低さは一目瞭然であったが、佐藤の判断は正しかった。
戦闘はまだ──終わっていない。
「──ぉおっと!」
土煙の向こうからまっすぐに首めがけて飛び出てきた刃。
彼はそれをギリギリのタイミングで弾く。
彼はそれをギリギリのタイミングで弾く。
──だが、その斬撃は続いていた。
「これは……炎?」
煙の中、高まる熱を佐藤は感じる──と同時にその身にさらなる一撃がやってきた。
「俺は──あの時だって、守られた」
佐藤の視界に映ったのは額に痣のある少年、炭治郎と──
「ドラゴン?」
──雄々しく吠える赤き龍の姿だった。
「城戸さんが、俺を守ってくれたんだ!」
──ヒノカミ神楽 炎龍一閃
次の瞬間、佐藤の胴体は真っ二つになっていた。
◇
炭治郎と真司は本来ならば二人諸共に死ぬはずであった。
高層マンションの倒壊に巻き込まれたのだ。
たとえ真司がその身を賭けて炭治郎を守ろうとも、どうしようもない死が待っていた筈だった。
高層マンションの倒壊に巻き込まれたのだ。
たとえ真司がその身を賭けて炭治郎を守ろうとも、どうしようもない死が待っていた筈だった。
「ありがとうございます、赤き龍。きっと貴方が本当に守りたかったのは、城戸さんの方だったんでしょう」
戦場を駆けながら、炭治郎は礼を述べる。
煙が晴れる中、炭治郎を守るようにその龍は姿を現していた。
ドラグレッダー。
マグナ・ギガと同じくミラーモンスターであり、真司と共に戦いを駆け抜けた龍である。
煙が晴れる中、炭治郎を守るようにその龍は姿を現していた。
ドラグレッダー。
マグナ・ギガと同じくミラーモンスターであり、真司と共に戦いを駆け抜けた龍である。
「そんな城戸さんに守られた俺は、絶対に負けられないんです」
崩壊するビルの中、落ちていく真司を龍は守ろうとした。
だがその真司は、炭治郎を庇い──その命を散らしていたい。
だがその真司は、炭治郎を庇い──その命を散らしていたい。
「だから──今だけでも力を貸してください!」
それを感じ取ったのか、龍は勇ましい咆哮にて返してくる。
彼は、ゾルダの銃口を直前で逸らし、砲撃の直撃を防いでくれた。
だからこそこうして炭治郎は立っている。
立って剣を握りしめ、決して譲れない闘いに挑んでいる。
彼は、ゾルダの銃口を直前で逸らし、砲撃の直撃を防いでくれた。
だからこそこうして炭治郎は立っている。
立って剣を握りしめ、決して譲れない闘いに挑んでいる。
「──まったくビックリしたなぁ、そういえば、そっちにもヒーローがいたね」
胴体を真っ二つにしたはずの佐藤は、当然のように立ち上がってきた。
今更そんなことでは驚かない。
この敵は鬼ではない。だが人でもない。
悪意すら曖昧な、人を傷つけ死を撒き散らす災厄である。
今更そんなことでは驚かない。
この敵は鬼ではない。だが人でもない。
悪意すら曖昧な、人を傷つけ死を撒き散らす災厄である。
──首を斬る。
その意思を持って炭治郎は再び地面を蹴った。
だがそれを阻むものがある。装甲服の異形だ。
それは人形のようにどこかぎこちない動きをしながら炭治郎の前に立ちふさがるが、
それは人形のようにどこかぎこちない動きをしながら炭治郎の前に立ちふさがるが、
「こいつは任せろ」
煙の中飛び出てきた明が、その力強い一太刀でその異形を抑えていた。
「行け!」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
炭治郎と明の背中が一瞬だけ交錯する。
まだ共に名すら知らない関係。だがそれだけで十分だった。
共に重ねてきた幾多の経験が、今ここで互いに背中を任せるべきだと伝えていた。
まだ共に名すら知らない関係。だがそれだけで十分だった。
共に重ねてきた幾多の経験が、今ここで互いに背中を任せるべきだと伝えていた。
「おやおや、君はどうにもしつこいねぇ……」
その先にいる佐藤は困ったようにぼやいた。
相も変わらずふざけた態度だった。ここに至ってなお、自身が有利だと判断しているのか。
実際、二人の間にはまだ距離があった。マグナ・ギガと、そして何より佐藤自身の能力という大きな壁が存在する。
相も変わらずふざけた態度だった。ここに至ってなお、自身が有利だと判断しているのか。
実際、二人の間にはまだ距離があった。マグナ・ギガと、そして何より佐藤自身の能力という大きな壁が存在する。
『おいおい、ご同業』『あまりにも不用心だぜ』『僕みたいなキャラを背中に置いたままなんて』
土煙に風穴を開けるように、無数の螺子が穿たれた。
その螺子は佐藤の身体を正確に捉え──初めて彼の顔に変化があった。
その螺子は佐藤の身体を正確に捉え──初めて彼の顔に変化があった。
『却本作り<ブックメーカー>』
それは後天的に獲得した大嘘憑き<オールフィクション>とは違う、球磨川の持つ本来の過負荷。
そのスキルに物理的なダメージは一切ない。
代わりにもたらすものは、封印、である。
身体能力も、精神能力も、スキルも、性根も、信念も、戦意も、すべてが球磨川と同一のものになる。
代わりにもたらすものは、封印、である。
身体能力も、精神能力も、スキルも、性根も、信念も、戦意も、すべてが球磨川と同一のものになる。
『いつもヘラヘラ笑って』『勝とうが負けようが本当はどうでもよくて』『ふざけた態度で戦って』
『確かによく似てるんだけどね』
『確かによく似てるんだけどね』
傷だらけの少年、球磨川禊はそう言って、ニィ、と笑ってみせた。
『自分以外全員を見下してるような奴とは正反対なんだよ』
『僕ら過負荷は底辺だ』『胸を張って見下されるような奴らだ』
『それはもう──』
『括弧つけなくちゃやっていけないほどに』
『僕ら過負荷は底辺だ』『胸を張って見下されるような奴らだ』
『それはもう──』
『括弧つけなくちゃやっていけないほどに』
そのスキルは──球磨川を強く見下ししている者ほど痛烈に作用する。
佐藤は無論、その性質など何一つ知らない。
だが彼は、その攻撃こそ、この島で遭遇したどの存在よりも脅威であると直感していた。
だが彼は、その攻撃こそ、この島で遭遇したどの存在よりも脅威であると直感していた。
だからこそ、佐藤は他のすべてより優先して球磨川の排除に乗り出していた。
却本作り<ブックメーカー>が発動するまでの、ほんの一瞬。
ほぼ同時ともいえるタイミングで、マグナ・ギガが動き出し、球磨川に向かい銃撃を行なっていた。
却本作り<ブックメーカー>が発動するまでの、ほんの一瞬。
ほぼ同時ともいえるタイミングで、マグナ・ギガが動き出し、球磨川に向かい銃撃を行なっていた。
重なる無数の砲撃。
そして共に──球磨川の身体が木っ端微塵になる程の爆発が炸裂する。
そして共に──球磨川の身体が木っ端微塵になる程の爆発が炸裂する。
『舐めるなよ、週刊少年ジャンプを』
劣化大嘘憑き<マイナスオールフィクション>を使う暇さえ与えない砲撃により、球磨川は致命傷を受けていた。
それまでの生かさず殺さずの砲撃とは違い、完全に彼を殺すための一撃だ。
だからそれで彼の命は終わりだった。
それまでの生かさず殺さずの砲撃とは違い、完全に彼を殺すための一撃だ。
だからそれで彼の命は終わりだった。
『友情と、努力と、そして──』
最後の言葉を言い終わるより早く、彼はその命を散らしていた。
【球磨川禊@めだかボックス 死亡】
◇
却本作り<ブックメーカー>が致命的な効力を発揮する、その直前で佐藤はスキルを回避してみせた。
それは彼の卓越したセンスと戦闘力あってのことだった。
少しでも判断が遅れれば、佐藤は完全に“封印”されていただろう。
それは彼の卓越したセンスと戦闘力あってのことだった。
少しでも判断が遅れれば、佐藤は完全に“封印”されていただろう。
佐藤にしてみれば最悪の事態は回避できた。
だが──その結果として、彼は迫り来る龍の剣士に対して、格好の隙を晒すことになる。
だが──その結果として、彼は迫り来る龍の剣士に対して、格好の隙を晒すことになる。
「うおおおおおおおおおおおおおお!」
炭治郎は己を鼓舞するように駆け抜ける。
目の前で今球磨川が散った。その事実が、彼を前に進ませる新たな理由となる。
炭治郎は球磨川のことを知らない。
だが彼が何を想い、何を成そうとしたのかは、誰に言わずともわかっていた。
目の前で今球磨川が散った。その事実が、彼を前に進ませる新たな理由となる。
炭治郎は球磨川のことを知らない。
だが彼が何を想い、何を成そうとしたのかは、誰に言わずともわかっていた。
──負けられない。
その手には菊一文字。沖田総司と共に時を超え、共に戦い続けた同胞。
──絶対に、コイツにだけは、俺は負けちゃ駄目なんだ!
寄り添うは赤き龍。繰り返される戦いの中、城戸真司と共にあり続けた戦友。
彼らの唯一無二の相棒と肩を並べている以上──
「絶対に──負けられない! 貴方たちが、本当に守りたかったもののためにも!」
赤き龍が咆哮し、菊一文字の美しき刀身に炎が渦巻いていく。
風よ吹け、炎よ燃えろ。この刃を通じてすべてを表現するがいい。
風よ吹け、炎よ燃えろ。この刃を通じてすべてを表現するがいい。
炭治郎は己が敵へめがけて飛ぶ。
その動きは、ヒノカミ神楽が基底にあった。
陽華突と呼ばれる炎をまといながらの一突き。
炭治郎が父より学び、研鑽してきた剣の舞。
その動きは、ヒノカミ神楽が基底にあった。
陽華突と呼ばれる炎をまといながらの一突き。
炭治郎が父より学び、研鑽してきた剣の舞。
「────」
その刃を、赤き龍が後押しする。
咆哮と共に放たれる、炎の爆発。
龍の咆哮が炭治郎にさらなる加速をもたらしてくれる。
空に舞う龍の様は──龍騎と共に撃ち放った必殺の蹴りに酷似していた。
咆哮と共に放たれる、炎の爆発。
龍の咆哮が炭治郎にさらなる加速をもたらしてくれる。
空に舞う龍の様は──龍騎と共に撃ち放った必殺の蹴りに酷似していた。
──ヒノカミ神楽
結果として、その剣戟は基のヒノカミ神楽に新たな意味を持たせる。
点がごとき突きが、空にて再度加速する。
点がごとき突きが、空にて再度加速する。
──炎龍の舞
舞が、龍が、刃が、そのすべてが噛み合うことで生まれる──新たなる魔剣。
──連段陽華突!
その炎の剣が佐藤へ正面から炸裂し、爆風を巻き起こす。
視界すべてを覆い尽くすほどの炎が、敵を吹き飛ばしていった。
視界すべてを覆い尽くすほどの炎が、敵を吹き飛ばしていった。
そうして、巻き起こった炎が収まっていた先には──誰も残ってはいなかった。
彼が被っていたハンチング帽子が燃えている。
その横で、光り輝く何か──を食べようとしている赤き龍がいた。
彼が被っていたハンチング帽子が燃えている。
その横で、光り輝く何か──を食べようとしている赤き龍がいた。
炭治郎は龍と、そして手に握りしめた菊一文字へと視線を向け、
「──ありがとう、ございました。」
そう、礼を述べた。
同時に意識が薄らいでいく。
「おい!」と後ろから声がした。先ほど一緒に戦ってくれた剣士、明の声だ。
その強さは炭治郎も感じていた。彼と共に戦うことができれば、きっと事態も好転するだろう。
あと一人、直接戦ってはいなかったが、少年の姿も見た気がする。できれば一緒に来て欲しかった。
そして、あの時自分を助けてくれた彼の弔いもやりたいと思っていた。
「おい!」と後ろから声がした。先ほど一緒に戦ってくれた剣士、明の声だ。
その強さは炭治郎も感じていた。彼と共に戦うことができれば、きっと事態も好転するだろう。
あと一人、直接戦ってはいなかったが、少年の姿も見た気がする。できれば一緒に来て欲しかった。
そして、あの時自分を助けてくれた彼の弔いもやりたいと思っていた。
──とりあえず、他のみんなにも、紹介して……。
中野姉妹や立香の顔を思い浮かべつつ、炭治郎の視界が揺れる。
体力の限界が来ていた。
倒れそうになったところを誰かに受け止めてもらい、そのまま彼は意識を手放した。
体力の限界が来ていた。
倒れそうになったところを誰かに受け止めてもらい、そのまま彼は意識を手放した。
【E-7/1日目・朝】
【竈門炭治郎@鬼滅の刃】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身に切り傷と打撲。気絶。
ドラグレッダーが同行中
[道具]:基本支給品一式、菊一文字@衛府の七忍、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:禰豆子を見つけて守る。無惨を倒す。
1:禰豆子や仲間に早く会いたい。
2:とりあえず北上して資料を集める
[備考]
※強化合宿訓練後、無惨の産屋敷襲撃前より参戦です。
※折れた日輪刀は半天狗戦で緑壱零式の刀を使う前のものでした。
※ドラグレッダーとは契約していませんが、炭治郎との関係が続く限り、同行してくれそうです。またマグナ・ギガを捕食しました
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身に切り傷と打撲。気絶。
ドラグレッダーが同行中
[道具]:基本支給品一式、菊一文字@衛府の七忍、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:禰豆子を見つけて守る。無惨を倒す。
1:禰豆子や仲間に早く会いたい。
2:とりあえず北上して資料を集める
[備考]
※強化合宿訓練後、無惨の産屋敷襲撃前より参戦です。
※折れた日輪刀は半天狗戦で緑壱零式の刀を使う前のものでした。
※ドラグレッダーとは契約していませんが、炭治郎との関係が続く限り、同行してくれそうです。またマグナ・ギガを捕食しました
【宮本明@彼岸島 48日後…】
[状態]:ダメージ(小)
[道具]:基本支給品一式、宇髄天元の日輪刀@鬼滅の刃、不明支給品0~4
[思考・状況]
基本方針:雅を殺す。
1:雅を殺す。その後の事は雅を殺した後に考える。
2:球磨川を弔ってやりたい。
[備考]
※少なくとも西山殺害後より参戦です。
[状態]:ダメージ(小)
[道具]:基本支給品一式、宇髄天元の日輪刀@鬼滅の刃、不明支給品0~4
[思考・状況]
基本方針:雅を殺す。
1:雅を殺す。その後の事は雅を殺した後に考える。
2:球磨川を弔ってやりたい。
[備考]
※少なくとも西山殺害後より参戦です。
【上杉風太郎@五等分の花嫁】
[状態]:健康、精神的ショック(やや快復)
[装備]:制服
[道具]:基本支給品一式、CBR400R@現実、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いからの脱出、生還を目指すが、具体的にどうするのかはわからん。
1:一花、二乃、三玖との合流。
2:PENTAGONを目指す。
3:球磨川を弔ってやりたい
[備考]
※修学旅行中(少なくとも79話ラスト以降)からの参戦。
[状態]:健康、精神的ショック(やや快復)
[装備]:制服
[道具]:基本支給品一式、CBR400R@現実、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いからの脱出、生還を目指すが、具体的にどうするのかはわからん。
1:一花、二乃、三玖との合流。
2:PENTAGONを目指す。
3:球磨川を弔ってやりたい
[備考]
※修学旅行中(少なくとも79話ラスト以降)からの参戦。
【鬼邪校のトラック@HiGH&LOW 】
風太郎に支給。とてもではないが運転できないので死蔵されていたが、
緊急時に球磨川がそそのかし運転。
現在爆発炎上し、見る影もない。
風太郎に支給。とてもではないが運転できないので死蔵されていたが、
緊急時に球磨川がそそのかし運転。
現在爆発炎上し、見る影もない。
「うーん、これは……」
佐藤は──ゆっくりと瞳を開けていた。
爆炎に吹き飛ばされ、彼の身はそのほとんどを焼かれていた。
爆炎に吹き飛ばされ、彼の身はそのほとんどを焼かれていた。
それでも──彼は生きていた。
全身を焼かれはした。その身をほとんど消し飛ばされた。
あの魔剣はあまりにも完全で、すべてを炎で焼いてしまった。
全身を焼かれはした。その身をほとんど消し飛ばされた。
あの魔剣はあまりにも完全で、すべてを炎で焼いてしまった。
それ故に──佐藤の身体は、自分自身を観測することなく、再生が始まっていた。
とはいえ──
「結構、ギリギリだったなぁ」
佐藤はあたりをわずかに動く首であたりを伺う。
失われた身体が今再生しているが、しかししばらく動けそうにない。
そして、佐藤の感覚が正しければ──あとほんの少し奥まで吹き飛ばされていれば、そこは禁止エリアだった。
失われた身体が今再生しているが、しかししばらく動けそうにない。
そして、佐藤の感覚が正しければ──あとほんの少し奥まで吹き飛ばされていれば、そこは禁止エリアだった。
そこまで飛ばされていれば──おそらく自分は脱落していた。
「誰かがコインを入れてくれたのかな?」
その幸運に対して、そう茶化すように言う。
だが佐藤は同時にわかっていた。
コインを入れること。それはすなわち、自機が撃墜されてしまったことを意味する。
だが佐藤は同時にわかっていた。
コインを入れること。それはすなわち、自機が撃墜されてしまったことを意味する。
ゲームであれば、これは──敗北である。
そうでなくとも、マグナ・ギガは撃破され、IBMが纏っていたデッキも破壊された。
日本刀も失ってしまったことを考えると、装備の大半を失ってしまったことになる。
そうでなくとも、マグナ・ギガは撃破され、IBMが纏っていたデッキも破壊された。
日本刀も失ってしまったことを考えると、装備の大半を失ってしまったことになる。
「帽子もなくなっちゃったしなぁ……」
少し残念そうに言いながら、彼は青い空を見上げ、己の身体が再構成されるのを待っていた。
【E-7(禁止エリアギリギリ)/1日目・朝】
【佐藤@亜人】
[状態]:健康、ハンチング帽が燃えた、却本作りの影響あり?
[装備]:無名街爆破セレモニーで使用された爆弾@HiGH&LOW
[道具]:基本支給品一式×2、秋山蓮のリュックサック、折れた日本刀@現実、手鏡、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.PENTAGONが勝つか、花火が勝つか、実験だよ実験。その前に爆弾設置しとこ。
2. 飛んでいたライダーに興味。
3. PENTAGONの前でふたりの参加者を殺した犯人に興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。
→マグナ・ギガが倒され、デッキも破壊されました。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
※『却本作り』の影響が残っているかは不明です。
[状態]:健康、ハンチング帽が燃えた、却本作りの影響あり?
[装備]:無名街爆破セレモニーで使用された爆弾@HiGH&LOW
[道具]:基本支給品一式×2、秋山蓮のリュックサック、折れた日本刀@現実、手鏡、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.PENTAGONが勝つか、花火が勝つか、実験だよ実験。その前に爆弾設置しとこ。
2. 飛んでいたライダーに興味。
3. PENTAGONの前でふたりの参加者を殺した犯人に興味。
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
※IBMを使用しました。使用に関する制限は後の書き手さんにお任せします。
※ゾルダに変身している間はIBMも強化されるようです。
→マグナ・ギガが倒され、デッキも破壊されました。
※変身中に限りIBMを二回以上出せるようです、どれ程出せるかは後続の書き手氏にお任せします。
※飛行中の龍騎の姿を確認しました。
※『却本作り』の影響が残っているかは不明です。
| 前話 | お名前 | 次話 |
| Alive A life | 佐藤 | 命ノゼンマイ |
| 竈門炭治郎 | ||
| 宮本明 | ||
| 上杉風太郎 | ||
| 球磨川禊 | Eliminated |