不死身の怪物 ◆OLR6O6xahk
深夜の教会。
静謐と神秘的な雰囲気に包まれた空間に、一人の男が立っていた。
ハンチング帽をかぶり、笑みを浮かべる初老の男性。
その穏やかな物腰は、法衣を着ていれば彼が神父と錯覚するかもしれない、そんな印象を抱かせる。
本名サミュエル・T・オーウェン。通称・佐藤。
佐藤は教会の窓の前である物を持ち立っていた。
それは一個のカードケース。
彼が目覚めたときに脇にあったリュックに入っていた支給品だ。
それをゆっくりと掲げ、宣言する。
静謐と神秘的な雰囲気に包まれた空間に、一人の男が立っていた。
ハンチング帽をかぶり、笑みを浮かべる初老の男性。
その穏やかな物腰は、法衣を着ていれば彼が神父と錯覚するかもしれない、そんな印象を抱かせる。
本名サミュエル・T・オーウェン。通称・佐藤。
佐藤は教会の窓の前である物を持ち立っていた。
それは一個のカードケース。
彼が目覚めたときに脇にあったリュックに入っていた支給品だ。
それをゆっくりと掲げ、宣言する。
「変身」
次の瞬間、佐藤の姿が変貌する。
緑の下地に上半身を覆う装甲。
宣言の通り、彼は『仮面ライダーゾルダ』へと変身を果たしていた。
仮面ライダーの身体能力の強化により全身に力が満ちるのを感じる。
自身が操る『IBM』よりも今の佐藤の身体能力は上かもしれない。
次いで教会の長いすを腰に据えられたマグナバイザーで試射してみると、その威力に佐藤は仮面の下で満足げに目を細めた。
ベルトから出してみたカードの種類から察するに、この仮面ライダーゾルダという強化服は重火器や大砲をメインに扱うらしい。
それは佐藤にとってこれ以上なく好都合な事だった。
緑の下地に上半身を覆う装甲。
宣言の通り、彼は『仮面ライダーゾルダ』へと変身を果たしていた。
仮面ライダーの身体能力の強化により全身に力が満ちるのを感じる。
自身が操る『IBM』よりも今の佐藤の身体能力は上かもしれない。
次いで教会の長いすを腰に据えられたマグナバイザーで試射してみると、その威力に佐藤は仮面の下で満足げに目を細めた。
ベルトから出してみたカードの種類から察するに、この仮面ライダーゾルダという強化服は重火器や大砲をメインに扱うらしい。
それは佐藤にとってこれ以上なく好都合な事だった。
「さて、変身ヒーロー気分も味わった所で。もう一つ実験をしてみよう」
バックルからカードを引き抜き、姿がゾルダから元の佐藤の物へと戻る。
大事そうにゾルダのデッキをポケットにしまうと、今度はリュックから日本刀を取り出す。
鞘を抜き、凶器と化したその刃を他ならない自身へと向けた。
そして佐藤は穏やかな笑顔のまま、日本刀を自分の頭へと突き刺した。
白刃は佐藤の眼窩から真っすぐと突き進み、脳漿へと突き刺さり、頭蓋骨にあたって止まった。
疑いようもなく人間なら即死する傷だ。
そう、人間ならば。
大事そうにゾルダのデッキをポケットにしまうと、今度はリュックから日本刀を取り出す。
鞘を抜き、凶器と化したその刃を他ならない自身へと向けた。
そして佐藤は穏やかな笑顔のまま、日本刀を自分の頭へと突き刺した。
白刃は佐藤の眼窩から真っすぐと突き進み、脳漿へと突き刺さり、頭蓋骨にあたって止まった。
疑いようもなく人間なら即死する傷だ。
そう、人間ならば。
「あいたた…でも。やはりこの程度では死にそうもない、と」
日本刀が引き抜かれ、傷は一瞬で再生し、佐藤は元の穏やかな笑みを浮かべて立っていた。
次に心臓に向かって突き刺すが、やはり結果は同じだ。
亜人。
例え粉みじんにされたところで決して死ぬことのない人の姿をした超越者。
それが佐藤の正体だった。
次に心臓に向かって突き刺すが、やはり結果は同じだ。
亜人。
例え粉みじんにされたところで決して死ぬことのない人の姿をした超越者。
それが佐藤の正体だった。
「うーん、転送も試してみたいんだけど、破砕機は此処にはなさそうだし、
あのBBという少女が何か細工してるかもしれないなぁ」
あのBBという少女が何か細工してるかもしれないなぁ」
転送とは亜人の『死亡した際に最も大きい肉片を軸に再生』するという性質を利用した方法だ。
予め目標の地点に自分の肉片を置いて本体が粉砕されればある種の瞬間移動のようなことすら可能になる。
しかし、どうせ再生すると分かっていてもそれが躊躇なくできる者は少ないだろう。
想像を絶する痛苦を味わう上、手首以外の元の人格は確実に死んでしまうのだから。
しかし、佐藤はそれを簡単にできる。
故にこそ、人というよりは怪物と形容した方が相応しい存在。
予め目標の地点に自分の肉片を置いて本体が粉砕されればある種の瞬間移動のようなことすら可能になる。
しかし、どうせ再生すると分かっていてもそれが躊躇なくできる者は少ないだろう。
想像を絶する痛苦を味わう上、手首以外の元の人格は確実に死んでしまうのだから。
しかし、佐藤はそれを簡単にできる。
故にこそ、人というよりは怪物と形容した方が相応しい存在。
「私はここでも『いつもの通り』やるつもりだが…
永井君、ここまで勝ち越しだった私を君は倒せるかな?」
永井君、ここまで勝ち越しだった私を君は倒せるかな?」
名簿にあった同じ亜人の同胞であり、仇敵である永井圭の名前を想起しながら呟きを漏らす。
佐藤には使命がある。人間社会における亜人の立場の確立という使命が。
そのためにはこの場にいる全員を殺しつくしても帰還しなければならない。
しかしそれはあくまで建前でしかない。
佐藤は極論戦えれば何でもいいのだ。それが彼の性格であり性癖であり、性分なのだった。
このバトルロワイアルという催しは、その点彼にとってうってつけだ。
まるでお気に入りのゲームの、まだ発見されていない隠しステージを見つけた子供のような高揚感が佐藤を支配していた。
佐藤は機械のように、あるいは無邪気な少年のように戦いに身をゆだねる。
佐藤には使命がある。人間社会における亜人の立場の確立という使命が。
そのためにはこの場にいる全員を殺しつくしても帰還しなければならない。
しかしそれはあくまで建前でしかない。
佐藤は極論戦えれば何でもいいのだ。それが彼の性格であり性癖であり、性分なのだった。
このバトルロワイアルという催しは、その点彼にとってうってつけだ。
まるでお気に入りのゲームの、まだ発見されていない隠しステージを見つけた子供のような高揚感が佐藤を支配していた。
佐藤は機械のように、あるいは無邪気な少年のように戦いに身をゆだねる。
「さぁ、ブチかまそう」
意気揚々と、彼は殺し合いに乗り出した。
【E-3/教会/1日目・深夜】
【佐藤@亜人】
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品一式、日本刀@現実
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.他にも銃を手に入れる
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
【佐藤@亜人】
[状態]:健康
[装備]:ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品一式、日本刀@現実
[思考・状況]
基本方針:ゲームに乗る。
1.他にも銃を手に入れる
[備考]
※少なくとも原作8巻、ビル攻防戦終了後からの参戦
※亜人の蘇生能力になんらかの制限があるのではないかと考えています。
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