本項では、悠里における日本を中心とした現世について解説する。
概要
悠里文学における日本や現世地球を舞台とする風潮は
kranteerl y io xalから続いており、以降の作品にも影響しているものが幾つか存在している。本項ではそれらが一つの世界線であるとして紹介する。行われている年が明確にわからない場合はkranteerl y io xalの慣例に沿って書かれた年を基準とする。
作品略号
年表
西暦 |
事象 |
作品 |
1989 |
ヴァル・ヴェルデ共和国がブラジルから独立。 |
欺瞞走駆のテクトニアー |
? |
※記述に沿うとxalの企みが最後から始まっているのでこちらのほうが早いことになる。 20人以上のケートニアー殺害(第一章) 中南米のヴァル・ヴェルデ共和国で200人の死者(第二章) 相模原市で大規模な道路陥没(第二章) ヴァル・ヴェルデ行きの航空機内でのテロ事件(第三章) 日本国会が極右政党に占拠されている(第三章) 世界はアメリカを筆頭とする日本やら韓国、中南米に太平洋諸島諸国を含めた西側陣営、EUとトルコ、西アジアの一部を含む欧州連合陣営、イスラム諸国やアフリカ諸国を含むイスラーム・アフリカ陣営、四つ目はロシアやNIS諸国、中国やら北朝鮮、東南アジアを含めた東側陣営に分裂している(第三章) モアイ像が破壊される(第四章) ガンセリアによる全世界での死者は3000万人、ソルシエール戦死者は12人(第五章)
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欺瞞走駆のテクトニアー |
2014 |
連続変死事件(#3) 翔太父死亡(#13) 相模大野駅ビル破壊、通行人虐殺、NZWPの低高度爆破による被害(#22) ADLPメンバーの死亡(#23) 町田駅破壊(#24) 中国、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ諸国でのウェールフープ戦闘(#26) イギリス、フランス、スペイン、中国のxelkenによる占領(#26)
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kranteerl y io xal |
2017 |
京都で一人死亡。 |
誤認教祖のアンディフィアン |
2020 |
※skypeでのkphtの空耳が起源の記事で本文は無い。 オリンピックの開催。 奇妙な事件が発生する(詳細不明)。 |
ムサイリムのファルカス・ワールド |
2037 2042 |
大悲劇―東京で300万人以上の死者(共有設定) ベルホヤンスクに端を発する異種生命体ネイムレスの出現(#1) 米軍・露軍合同核爆弾ネイムレス押さえ込み作戦の失敗(#1) ジェネシスに対する反対市民活動(#1) kranteerl y io xalでのxelken攻勢が隠蔽されている。(#1) |
ラブレス・ワールド ― firlexer launsar ― |
2084~ |
文明が滅びる、魔法が使えるようになる。 |
魔法で世界1、目指します。 |
人物
八ヶ崎一族
Kranteerl y io xalの主人公、Kranteerl y io kladi'aでは敵となった。kyixではヒロインであるシャルやクラディア、リーサなどに囲まれながら、自分の力で世界を救おうとしたがラスボスのファルカスがシャルと対話中にシャルを殺したために精神崩壊した。kyikで夕張の側について連邦を破壊し続けるが夕張の意思を読み取ってクラディアを救い出し、破壊活動をやめる。
kyixにでは翔太の母親として登場、kyihで地球人ではないことが発覚している。夕張の手下であり、ADLPメンバーの一人。kyixでは独白として翔太に別れを告げたため、xelkenとの戦闘中に死亡した可能性が高いが明確な描写は存在しないので以降は不明。
欺瞞走駆ではガンセリアの霧に飲み込まれて適合者としてケートニアー化して、ラーデミンと戦闘を行ったが、続編となる(というか欺瞞走駆は前日談という立ち位置だが)kyixでは全くそれに関する描写は描かれない。解釈的には和葉は翔太にこれを言っても信じてもらえないだろうと思っていたことが考えられている。kyix#23では、黒服に守られたという描写があるが実際のところケートニアー性質があった和葉が本当に守られたのかどうかは謎である。
翔太父
下の名前は記述がないので不明、kyixにおいて廃墟らしい家に別居しており、妻の加奈子とは何らかの確執があったことを感じさせるが、初登場時点で何者かに殺された。夕張の手下に処分されたと思われる。
「私達が拉致して殺した。
Xelkenが拉致したというのはこちらが流した全くの嘘。でたらめだ。」
ハフルテュがクラディアの肩を持って顔を覗き込んで言う。
「あいつは、元々xelkenだったのさ。地球に来て
アフの子孫をxelkenとして利用するために翔太の母と結婚して生まれたのが翔太さ。それで、」
上記記述に基づくとxelkenと関係していたというところまではわかるが、それでは地球に存在する土着のケートニアーという設定であるアフの子孫が一体どこから生えてきたのかということが分らない。以下の説が考えられる。
- 翔太は養子である。翔太父か加奈子がアフの子孫家系の子を拉致して自らの子とした。
- 翔太父は地球人で何らかの報酬と引き換えにxelkenと繋がっていた。別居や寂れた廃墟のようなところに住んでいるのもこれらで説明が可能かもしれない。
何はともあれ謎の多い人物である。
lwflの主人公として登場。異能力、<レイゾンデイト>、戦術兵器、<レディネス・ウェポン>を駆使して戦う人類の守護者ジェネシスとしての能力を認められ、端島和俊にジェネシスとしてレディネス・ウェポンであるノイと戦うことを強いられている。作中では最後まで自分の境遇の酷さを嘆き、既存のジェネシスに対して妬みを持って暮らしていた。本編の記述によると
八ヶ崎翔太は彼の叔父に当たるとされる。
いせにほで初出。異世界ファイクレオネの
ユエスレオネに転生させられることになり、
リパライン語を学習しながら生活に慣れて行く。現世の個人的な記憶を失っており、一般的な情報しか覚えていない。
藤見一族
初出はkyixであり、八ヶ崎翔太の友人である。シャルの話す言語をリパライン語であり、人工言語界隈の人間が作ったはずの言語であると言ったが、その後登場はしなかった。lwflでは独立行政法人国立言語学研究所の職員となっており、ここでもまた主人公がノイの話す言語を理解できるように働きかけていた。
藤見蘭
初出はアンディフィアン
九重一族
九重一族の初出であり、初出はkyil。翔太の親戚であり、翔太に助け出されてきたメンバーで構成するヴァルファーストのリーダー。途中までクラディアが翔太を滅ぼそうとしていた悪人であると考えており、平和解決不可能と考えていたが夕張との接触やリーサの記憶回復などを経て考えを変えていく。
lwflで八ヶ崎燐の幼馴染として登場。作中ではひたすら主人公と引き離されてしまったことが描写されていたが、その素質などは不明。
九重舞
「lircaの九重の妹、日本語の分からないファルカスと生活しながら
ウェールフープを使えるアフツァーフリーガの子孫であると気付いてゆく。」との記述があるが詳細不明。アフの子孫の存在を知っているということはlircaの九重の話を信じており、能力を受け継いでいる可能性がある。
kyixやkyihなどのkranteerlシリーズxal系列一般の諸悪の根源。共産党、ADLP、xelkenなどの世界を牛耳る対抗勢力がそれぞれ裏で繋がっていることに気づき、新しい世界を創造するために様々な人間に手回しを行い災厄を振りまいている。この計画のために死ぬ人間のことはどうとも思っていないらしくkyihにその本性が描かれる。kyixでの性格の描写は
タクティクスレイヤー ~リティナガード戦記~に大きな影響を受けており、影響を受けたと思われるキャラクターの名を借りて「服部」と呼ばれる場合もある。
防衛省防衛装備庁次世代戦闘管理室室長、兼世界防衛機構日本支部長。ノイの生みの親、自衛隊の存在価値を奪い、更に風当たりを強くして、仕事を減らさせた原因である世界防衛機構を恨んでおり、政府に秘匿してノイの制作を行い、世界防衛機構への復讐のために八ヶ崎燐を利用した。
月読クレア
欺瞞走駆で初出。ロシアでガンセリアの霧に巻き込まれ適合者となったがガンセリアに発生したケートニアーに両親を殺されトラウマになる、それ以来ロシア政府の情報機関ロシア対外情報庁に『魔法使い』であることを理由に追われているところをアメリカ大使館のに保護されて日本に送還されレイヴァーと共にパフェ・パフィエに加入している。ガンセリアへの出動には魔獣狩りのみを志向するために他の魔法使いとの連携を行わないばかりではなく、他の魔法使いは要らないとし、レイヴァーの指示を無視するなど自分勝手な行動が多い。
柊秋
ガンセリアの霧に巻き込まれ適合者になったが、自分が魔法使いになれることに困惑していた。自分が何か変わってしまったことに恐怖をもって居たが、変わることが重要であるというレイヴァーの働きかけによってパフェ・パフィエに加入する。いつも元気いっぱいでパフェ・パフィエのムードメーカーである。物語の終盤では、和葉を嘘つき呼ばわりするがその後仲直りしたかどうかは記述が無いため不明。
賀茂凛
パフェ・パフィエのリーダー格的な人間、『魔法使い』ではあるがWP可能化剤においては非適合者、火力も戦略も十分であるが非適合者としての副作用の痛みを受け続ける。レイヴァーの正体について疑念を抱いており、レイヴァーに身辺を調べ終盤でレイヴァーから和葉を護るが、副作用の影響でそのまま死に、和葉の能力によって火葬される。パフェ・パフィエの活動に対しては「選ばれた」という選民思想的な考え方でしか自分を引き止めることが出来ていないために魔獣を殺すことができないこともある。情報機器にめっぽう弱くレイヴァーから支給されている携帯を直ぐに壊してしまう。両親が敬虔なキリスト教徒で本人もつい普通に口に出てしまうほど敬虔に信仰している。
輿齊要
日本国公安調査庁調査第二部第二課に所属する公安調査員。CIAとの疎通の中でも『魔法使い』関係の国際事案についての業務を行っている。魔法使いをソルシエールと呼ぶ。当時の政権に対して反感を抱いており、その命令に対立しようとするものの虚しい努力に終わってしまったと本人は思っている。
仁島和敏
総選挙にて自由民主党や民主党を大敗させ一瞬で国会を占領した極右保守政党「国家保守党」の総裁であり、日本国総理大臣。日本人の『魔法使い』の集団をアメリカに主導権を奪われたことに憤怒し、ヴァル・ヴェルデ共和国のガルタスック教過激派テロへの対処をパフェ・パフィエにやらせることに決定する。
由比ヶ浜一
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDOのエージェント、魔獣によるエネルギー開発を画策してパフェ・パフィエの秋に接触して、一度は断わられるが秋が逆に利用することになる。モデルは当時プレイして影響力があった
イノセントバレット -the false world-の田中一であると思われる。
ソフィア・アルトゥーラフナ・イヴァノヴァ
ロシア連邦保安庁憲法体制擁護・テロ対策局特殊任務センター特殊作戦局、通称軍部隊35690の女性隊員。日本側に送られたクレアをロシアに戻すための工作行為を用意していた。ロシアでクレアを追っていたのもソフィアであったが、失敗し日本に送還され、次の失敗は許されなかった。ロシア・ソルシエール部隊のルースキー・ダールの監督も努める。
アナスタシア・ヴィクトレフナ・ドラグミロヴァ
ロシア・ソルシエール部隊のルースキー・ダールのリーダー、愛国心が人一倍チームの中で強く国のためならチームのメンバーを死地へ平気で遅らせる。パフェ・パフィエを「不完全な複合体」として軽視しており、合同作戦の際、主要打撃群として選ばれたことを誇りに思っている。和葉によってあっさり倒され、地方に左遷され、和葉が恫喝してピザ屋に扮させレイヴァーに接近させて諸共爆破させようとしたが死んだのは彼女だけであった。
山田俊明
ヴァルファーストの一員、初出はkyil。「考えるよりも動く」というタイプなため、頭は回らない。しかし、ケートニアーの中でも屈指の力を有しており、ヴァルファーストの中ではトップクラスの戦闘員。実は彼は翔太に憧れており、葵から翔太が助けを必要としていると聞き、ヴァルファーストに加入した。彼もまた翔太の為なら周りや自分がどうなろうと構わないと考えており、自身を危険に晒す行為をよく行って玲奈に叱られる。戦闘時はいつも前線に立って他の団員を誘導する隊長的存在。
青柳玲奈
ヴァルファーストの一員、初出はkyil。俊明とは逆に頭が切れるタイプで、相手の行動を読むことが得意。葵とともに作戦を立てる軍師的存在。しかし、その無口な性格から戦略担当となっている。人の視線に当たることが苦手である。「困ったときにはお互い様」が彼女の座右の銘で、団員が困っているとあらばすぐに手助けに向かう。ヴァルファーストが強く結ばれている理由の一つがこれである。戦闘時は葵と共に行動して戦闘に参加したり、宏と連携して味方を立て直したりと臨機応変に対応する。
山吹宏
ヴァルファーストの一員、初出はkyil。ヴァルファーストに最も遅く入ったため、いまだメンバーと馴染めずにいる。葵の勧めにより加入することになるが、半ば強引だった為、葵には不満を抱いていた。しかし、翔太に命を助けられたことがあるため、葵に協力することを決める。気弱ゆえ若干頼りないが、いざとなったら葵をも凌ぐ統率力を発揮する。よく団員に絡まれてはいつもその後処理をする苦労人。とはいえ、葵を始め団員達のことを信頼していて、「裏でヴァルファーストを支える」ことを目標に日々を生活している。戦闘時は後方からの援護が主で、たまに前線へ出てくる事もある支援型。普段は気弱なままだが、戦闘中に味方が苦戦(特に葵)していると性格が豹変し覚醒する。
樋田一族
樋田定家
初出はアンディフィアン、主人公。
樋田定一
初出はアンディフィアン
川端侑
初出はアンディフィアン
彫
初出はアンディフィアン、名前は不明。
桑場仁
初出は少額広報。
最終更新:2017年12月15日 01:59