下野新聞2017年7月11日付

JR宇都宮駅東側(宇都宮市宮みらい-芳賀町下高根沢の14・6キロ区間)で
次世代型路面電車(LRT)事業の計画を進める宇都宮市は10日までに、
LRTの開業に合わせた駅東側のバス路線の再編案をまとめた。

路線の新設や経路変更を行い、1日当たりの運行数を現状より150本程度増やす方針。
LRTの乗り継ぎ拠点とルート外にある工業団地や大学などをバスで結び、
効率的な公共交通ネットワークを構築する。
11日に開かれる市議会議員説明会で概要を説明する。

 LRT整備区間の駅東側地区で路線バスを運行するのは3事業者。
駅東側の全路線、上下合わせた1日当たりの運行数は現在、720本程度ある。
うち国道123号の運行数が10分に1本以上と最も多く、同市陽東6丁目の
大型商業施設「ベルモール」周辺などの乗降客数が多いという。

 市はLRTを駅東側の基幹交通に位置付けており、整備と併せてバス路線を再編。
公共交通の空白地域や不便な地域の解消を図り、利用者の利便性向上などにつなげる考えだ。

 再編の具体化に当たっては、LRTのルートと重なる現行バス路線や企業が
運行するシャトルバスを他の路線に振り向けることで増便する。
各事業者で重複しているバス路線は一本化し、効率化も図る。
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最終更新:2021年10月14日 23:34