コマンドウルフ
HMA-h2CM・コマンドウルフは、
レザーウルフをベースに
海兵隊兵器局がカスタマイズした機体。
愛称は“追い回す狼”を意味する「
CommandWolf」
概要
第五世代に分類される
人型機動装甲。
海兵隊用に開発された特殊戦機であり、強烈なファーストストライクによるイニシアティブの確保、敵戦力の早期減衰を主任務とする。
これは、縦深突破における初期接敵から、敵後方部への突破を単機もしくは最小限の部隊単位で遂行できるようにした結果であり、その装備と特性は非常に攻撃能力を重視している。
開発
特徴
推進機関
背面主推進器には
ストライクウルフと同系列の大型スラスターを一基、副推進器を二基搭載。
脚部は大出力熱核ジェットエンジンと一体化したブースター脚であり、着艦用に四本の爪状ランディングギアを持っている。これにより、非常に高いシースキミング機動能力と大搭載量を誇る。
また後述する通り兵装マウント化した肩部は冷却装置を持たず、ヒートポンプによって吸熱させた冷却材を熱核ジェットエンジンによって排出し、冷却する。
兵装
迅速な作戦行動と電撃的な打撃を加えるために大量の火器を搭載。搭載兵装はすべて実弾兵器であり、指向性エネルギー兵器は一切搭載していない。
背面中央部主推進機関の左右に装着された起立発射式弾薬庫。
弾薬庫は長方形の箱型で、使用時は弾薬庫側面のマウントを中心に回転・起立してミサイルを発射する。
弾薬庫内は二区画に区切られており、主区画にはMk84・四連発射基を一基内蔵。弾体の細い
AKEMでは1セルに四発装填可能で最大32発、
ESTAM対空ミサイルでは二発装填可能で最大16発装填できる。
副区画には、展開式発射レールをもつ統合戦術ロータリーランチャーをもち、
ATASLAMもしくは
BGM-117対艦ミサイルを片舷4発装填。ユニット起立不要で発射可能だ。
両肩部のフレームは強固で兵装マウント化されており、肩部上面および側面に各種兵装を装備可能。また後期型では側面兵装マウントの二重ドラムフレーム化がなされ、ドラムフレーム上下には一基ずつの各種兵装(
M210・アーマメントシステム等)を装備可能。より高火力化されている。
自機レーダーおよび戦術ネットワーク接続によって高い戦域支配能力を発揮できる。
頭部は戦術ネットワークに対応した大容量通信機能、および長距離索敵性に優れた強化センサー内蔵型に換装され、搭載火器との相乗効果によってミニ巡洋艦といえる機能を発揮する。
諸元
最終更新:2013年08月12日 15:01