偽りの御使い、創造主の落し物 ────人に創られし救世主。 | ||
「俺が望む物は唯一つ。『みんなが幸せな世界』だ!」 | ||
名前 | ||
肉体性別 | 無(両性具有) | |
精神性別 | 男 | |
倫理感 | 社会的倫理:秩序 個人的倫理:善 | |
種族 | ||
年齢 | 20歳 | |
誕生日 | 1/6 | |
身長/体重 | 179cm/68kg | |
趣味 | 古書探し/魂の観察 | |
好き | 世界/人/そこに存在する全て 魚類/パン系 | |
嫌い | 宗教/神/自分 無花果/トマト | |
得意 | ラクロス/早口言葉/剣術 | |
大切 | 平和/友人/居場所 | |
所属 | 【不殺同盟】メンバー 元・【アカデミー】のシーカーズ監督官長 元・『教団』の清めし者 | |
容姿 | ||
肌 | シルクのような白さ | |
髪 | 髪型:腰まであるストレート 髪色:プラチナブロンド 装飾:前髪に黒いヘアピン | |
目 | 形:四白眼 色:透き通る水色 | |
服 | 上:黒いTシャツの上に無地の白いカーディガン 下:白のスウェットパンツ | |
その他 | 唇の右端に金のリングピアス 両手首と右脇腹に刺し傷のような聖痕 | |
来歴 | ||
彼の出生は所謂『異常』であった。『教団』の勢力下にある宗教国家「アエテルニタス」に住む女性「マリア」。純潔たる彼女は20を過ぎたある日、夢を見る。光の塊の様な何かが、自分に語りかける夢を。光は云う「汝は悪魔の子を孕む。しかして其の魂は無垢である。正しき方へ導きなさい」と。明くる日、彼女は自身の身体に違和感を覚える。妙に気だるく頭痛や吐き気に襲われるのだ。 何か病だろうかと医者に掛かった彼女に告げられたのは、妊娠であった。それが純潔たる彼女に授けられた無垢たる悪魔の子「Bianco=Angelo」である。 夢に見た通りならば、自身の腹に居るのは悪魔の子。恐怖と不安にかられたマリアは自らの信ずる教団のビショップ「伝えし者」に助言を求める。伝えし者はマリアの腹に手を当て云った「案ずる事はありません。その子は悪魔の子であり、敬虔たる貴女の子でもあるのです、信ずる者よ」と。 それから、彼──ビアンコは母と伝えし者の言葉を受け、成長する。性を持たぬ天使性、そして聖痕を持つ「正しき信徒」へと。 ビアンコが5歳になる頃、マリアは伝えし者と結婚していた。元より恋を知らずに育ったマリアは簡単に懐柔され、その心を許してしまう。しかし、自身もまた信徒であったビアンコは、幼い事もあり伝えし者が父である事に不満は無かった。或いは、自慢ですらあった。 故にビアンコは、そしてマリアは伝えし者の言葉に耳を傾け、従った。天使性と聖痕、そしてこの頃から芽生え始めた「力」。伝えし者はそれらを理由に、幼いビアンコに地位を授ける。──若干5歳にして「清めし者」への就任である。 それから、ビアンコは騎士として、信徒として、清めし者として努力を続けた。悪魔の力である魔法を奇跡と偽り、段々と伝えし者に依存していく母を尻目に、ビアンコはその地位に実力が見合うように鍛え続けた。そして遂に訪れる。勢力を伸ばしていた異教『同胞団』との戦争である。 結果から言えば、大勝であった。同胞団にとって重要ではない異教の地。教団にとって勢力下の地。圧倒的有利な条件で行われた『聖戦』は、もはや『虐殺』であり、その戦いでビアンコは誰よりも多くの異教徒を殺した。 鍛え、鍛えぬいた騎士としての腕。奇跡と偽り学んだ魔法。全てが命を奪うものだと悟った時、ビアンコは信仰を捨て、そして、同時に『救世主』の称号を得て、教団での地位を確立した──。 それから、1年。信心を失いながらも母の幸せを奪えず、また自身の積み上げた物を否定する勇気が持てず、ビアンコは相変わらず『救世主』として教団に所属していた。そんなある日、ビアンコは目撃する。町の広場に立てた杭に縛り付けられた一人の少女を。人々は言う「肌が黒いのは悪魔と契約した証だ。これは魔女だ」と。石を投げ、焼いた鉄を当て、一人の少女を甚振る信者たち。それに激怒したビアンコは町の人々を追い払い、少女を国の外まで連れて行く。 これが救いのあるべき姿だ、何者も関係なく受けるべきものが愛だ。去り行く少女を見届け、ビアンコは初めて「救世主らしい」事をした事実に気付いた。新たな目標が見えた気がしたビアンコは教団の新たな姿を夢見て、奔走を始める。無償の愛を、差別の無い世界を。しかし、そんな夢は数日で潰えてしまう。 再び広場が賑わっている事に気付いたビアンコは嫌な予感がして向かう。すると、そこでは久方ぶりの宗教裁判、正しくは処刑、が行われていた。ビアンコの到着と同時に落とされる首。それは、先日助けた褐色の少女であった。誰かが言う「神の子に触れた罰だ」と。斧を持った母が言う「魔女が異教の言葉で綴られた紙を持って家の周りをうろついていた。貴方を呪うつもりだったのでしょう」と。渡された手紙には一言、戦場で幾度と無く聞いた言葉が綴られていた。唯一覚えてしまった異教の言葉で、『助けて』と。 それから、何があったのか知る者は少ない。ただ明らかなのは、宗教国家・アエルテルニタスは一夜にして国民の9割が死亡し、滅んだという事。かつて救世主として讃えられた男は、『みんなが幸せな世界』を語り、能力者の集う街に居るという事のみであった。 | ||
人物像 | ||
それなりに整った顔立ちと、長い金髪・水色の瞳を持つ中性的な男性。長い前髪をヘアピンで邪魔にならない様に止めている。中性的ではあるが成長と共に男性的な部分が強調され始めた為、最近では女性に見られる事は殆ど無い。しかし、ゴーレム使いによる不殺同盟襲撃事件で死亡、転生した頃からやけに女性的に見える時があると言う。 その性格は軽薄気味で、歳相応、或いはやや幼い印象を受ける。しかしその内面は異常なまでの善性を秘めており、善悪問わず救うことを当然と思っている。 しかし、彼が女性的に見える時は打って変わって「悪」とそれに連なるものを憎悪しており、徹底的に排除しようと襲い掛かる。 また、彼のその善性は正常なものではなく、彼を少しでも知る者ならばその狂気を垣間見る事が出来る。 その狂気は自身の大切な者を惨たらしく殺害されようと、その犯人に愛を説き、救済しようとする程で、彼に正気など一つも残っていない事が伺い知れる。 転生の際に世界構造の一つ、メサイア・プロトコルに取り込まれ、メサイアとして世界と契約している。故に強烈な聖気を宿し、悪なる者に嫌われやすい。 ビアンコの聖痕は小さな刺し傷にしか見えないが、第二病変に分類される。それは始まりの正しき聖痕であり、メサイア化の際に現れたものである。 |
能力 | |||
魂を支配せし救済の悪魔──【魔剣皇臨】 | |||
破壊力-C | 防御力-D | 射程距離-D | |
持続力-A | 応用力-A | 汎用性-C | |
あらゆる物体から魂を引き出し、それを剣として扱う力。引き出した魂に宿る属性を剣として形にするため、彼の振るう剣は常に何らかの力を宿している。 また魂同士を混ぜ合わせ二つの魂を一つの剣として顕現する事もできる。そして掛け合わせた方の魂を斬撃として放つ事が出来るが、その場合、魂は崩壊し、斬撃とした方の物品は塵となってしまう。 | |||
いと高きものよりの御使い──エル | |||
メサイア・プロトコルに組み込まれる際に、ビアンコの魂に混ぜられたプログラム群。天の意思に従う様に設定されたAIで、ビアンコが「世界に不都合なこと」を行うと出現する。 要はビアンコが世界との契約を完遂する様につけられた首輪であり、条件を満たした場合はビアンコの身体を最優先で使用する権利を得る。 顕現時には背中に半透明の金色の聖気が羽根の形を描き、ビアンコが無意識に抑制している力をフルに使用して目的を果たそうとする。 条件は様々で、特に現れやすいのが「悪を救済しようとした時」である。メサイアとして、悪を見逃す事は論外である為、エルが顕現して悪を討とうとする。 | |||
情報 | |||
身体能力 | 達人 | ||
初期装備 | ルビー、サファイア | ||
利き腕 | 右 | ||
利き足 | 左 | ||
技術/知識 | 十字騎士戦闘術・双/奇跡式詠唱術 教団知識/真理の片鱗 | ||
授与スレ | Act.33の777 | ||
その他特筆事項 | 特になし | ||
戦法 | |||
剣の具現化と消失を切り替え、変則的に連撃を叩き込む至近戦闘を好む。盾を使っていた頃の影響から左手での攻撃は出来るだけ控える傾向にあり、また隻腕だった頃の名残で左側の防御を優先する。 基本的には魔術を絡めていた以前よりも対応力が落ち、攻撃性が上昇した。 剣の腕は随一で、接近戦では高い戦闘能力を持つが、中距離以遠への攻撃方法に乏しく得手不得手が出やすいと言える。 |
+ | 十字騎士戦闘術・双 |
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+ | ソラリオン・C・ベルツェンハイム |
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