「動学的一般均衡のマクロ経済学」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「動学的一般均衡のマクロ経済学」(2010/07/03 (土) 22:31:29) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
#amazon(4130402218,left,image)
**動学的一般均衡のマクロ経済学&br()&font(70%){―有効需要と貨幣の理論}
大瀧 雅之
***序文だけで買いました
****2006.9.12
(以下、序文から筆者抜粋)
-「古典」の解釈に当たっては,この程度の禁欲は当然の事と考える.
-読者に知っていただきたいことは,「古典」とは,本来多様な解釈が可能であるほど,尽きぬ魅力があるということである.また同時に「古典」は,あまりに時代に先んじているために,その時代の理論の制約を強く受けてしまい,それ故にたくさんの混乱と悲劇を内包しているという事実も,是非感得していただきたい.
-新しいパラダイムは,かならず,旧パラダイムを含んでいなくてはならない
そしてまた、ケインズの「一般理論」の最初の部分が間宮陽介訳(この存在は伊東光晴「現代に生きるケインズ」序章でも触れられている。)で載つており、其れだけでも価値ありかもしれない。
私にとつては、いずれは此の様に数式沢山のマクロ理論も理解出来たら好いなと云ふ目標設定の為の一冊。
***追記:ミクロ数式とケインズの再解釈
****2006.9.20
氏は「数式を用いた現代のミクロ理論を通じて、ケインズを解釈し、堅固な基礎の上に再構築する」という主旨の宣言をしている。これがケインズの全てではないと但し書きは付いている。逃げと云ふよりは、古典に誠実なテクスト主義と理解する。
最初の紹介文を書ひて以降、取付き易い他の入門書等で勉強した結果、ミクロ経済学とマクロ経済学は
+永らく、視界に入れる規模の差をミクロ・マクロと言ひ分けてゐると思つてゐたが、其うでは無い。
+むしろ視野に入れる時間の長短、タイムスパンの違ひで在る。
+結果として、マクロでは時間が長い=不確定(例えば、戦争が起こる、とか)となるだらう。
+ミクロでは資源の最適配分或いは均衡のみを考えるが、マクロでは、社会的公正とか、自由とか他の価値観も入る余地が在る。
とかなり根本的に違いが有る様に考へる様になつた。
氏の宣言はどの様に達成されるのか。
***追記
****2006.12.12
マクロ経済学のミクロ的根拠付けって、ようするにフリードマンとかのヤバイ経済学じゃないのか。OH!くわばらくわばら。例えば水分子や気体分子の力学を膨大に集めても流体力学にはならんわけですよ先生。そうか基礎付けだけをやろうってわけか。うーん、できるかなあ。だって分子各々には境界条件なんて無いもん。というか労あって益なしの悪寒なんですが。ま、ちゃんと読みこなしてからの話ですなスマソ。
:目次|
決定論的ニューケインジアン理論について
-メニューコスト理論と貨幣の中立性静学的乗数理論 ほか
有効需要と貨幣の理論
-世代重複モデルと労働供給関数について
-問題提起
-賃金・物価水準・雇用に関するKeynesの議論 ほか
マクロ経済動学にとっての基本的数学トゥール
-非線形計画法について凸集合の分離定理について ほか
『雇用・利子および貨幣の一般理論』について
-標準的ミクロ経済学の上に乗っていたKeynes
-Keynesの先見性と均衡概念の発達
-理論の確立論化:流動性選好理論の登場
-情報の非対称性の導入
-おわりに
経済学の基礎を学ぶ
-基礎的文献
-数学的文献
-ニューケインジアンとマネタリストの代表的文献
-マクロ経済学から見た日本経済
***追記
****2007.1
「ニューケインジアンとマネタリストの代表的文献」か。うーん一筋縄ではいかんようだな。
***類書
#amazon(4492313702,right,image)
こんなのもあるようです。
>出版社/著者からの内容紹介(の一部)
>本書は,学部上級から大学院初級レベルの読者を対象として,現在のマクロ経済学を考えるうえで不可欠なモデルである動学的一般均衡モデルを解説したマクロ経済学のテキストである.New IS-LMモデルを含む,いくつかの有益な動学的一般均衡モデルの簡略化したバージョンを再構築・紹介することで,学部レベルのテキストで紹介されるマクロ・モデルと一流学術誌等にみられる「複雑な」マクロ・モデルとの橋渡しをすることを意図している.
#clear
**新サイトに移行しました。
http://d.hatena.ne.jp/barworld+library/20100703/p1
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: