「プロテスタンティズムと資本主義の精神」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

プロテスタンティズムと資本主義の精神」(2008/03/06 (木) 02:04:53) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#amazon(4003420934,image) ****1989 岩波文庫 **プロテスタンティズムと資本主義の精神 マックス・ウェーバー >内容(「MARC」データベースより) >営利の追求を敵視するピュリータニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。ヴェーバーが生涯を賭けた広大な比較宗教社会学的研究の出発点を画す。 ***近代の大切な古典。&br()グローバリズムがどこからやってきたのか、正体は既にこの中に。 ****2007.8 資本主義。理念、あるいは論理的可能性としての資本主義ではなく、現実に目の前に展開されている人々の活動から「資本主義」というものを明確に切り取って見せて、その輪郭を確定したのは本書であると言っていいと思います。というのも、資本主義という言葉が彼の創作ではなかったにせよ、本書以降、「資本主義」について議論する場合は本書が指す内容を以てその対象とされてきたからです。その意味では「共産主義」を生みだしたマルクス、エンゲルスでさえも例外ではなく、あくまで西欧知識人の一人であると言えます。 話は変わって、「親がなによりも成すべき大切な仕事は、子供に名前をつけることだ」という言葉を聞いたことがあります。名前をつけてこそ意味をもつものとして存在できると考えれば、確かにそうでしょう。 資本主義とプロテスタンティズムとの関係についての本書の指摘は、実証的にはほぼ反駁されつくしているとも聞きますが、それでも本書のストーリーを以てして始めて資本主義というものが腑に落ちるというあたりが古典の古典たる所以。やはり父は偉大であります。 グレたり泣いたり笑ったり。そうしてみんな大きくなったのです、というぐらいの重みがある本。 &strong(){そして今や、神は死んでしまった...} :&ref(yajirushi-migi.gif,トップページ,)| #openclose(show=個人的メモ){ -あらすじは引用文参照。 -予備校生の時に読んだ。 --世の中が何だか欺瞞に満ちている様な気がしていた --特に家族というものがデュオニソス的な交歓を禁じているのが許せなかった。 --恋愛が経済に隷属しているのが耐えられなかった。 --諸悪の根源はキリスト教だと思っていた。 --日本は表面上と異なり、キリスト教が浸透していると感じた。 --本書に出会った --腑に落ちた。 -現代から振り返って --産まれたてほやほやのグローバリズムの芽を見つけ、早くも一定の形式を与えたことには驚嘆する。 --グローバリズムは今に始まったことではない --経済合理性の追求に見えて、其の影には宗教的使命感があることに留意 --「神は死んだ」立場からの批評を加えることによって、グローバリズムがどのように変容して見えるか考えてみると面白いだろう。 } #openclose(show=目次){ 第1章 問題 -信仰と社会層分化 -資本主義の「精神」 -ルッターの天職観念―研究の課題 第2章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理 -世俗内的禁欲の宗教的諸基盤 -禁欲と資本主義精神 } ***買うんだったら 読むのがラクーなワイド版があるのだ。&ref(zaiko_001.gif,トップページ,,) #clear #amazon(4000070916) ****1991 ワイド版岩波文庫 **プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス ヴェーバー Max Weber (著), 大塚 久雄 (訳) #clear
#amazon(4003420934,image) ****岩波文庫(1989) **プロテスタンティズムと資本主義の精神 マックス・ウェーバー >内容(「MARC」データベースより) >営利の追求を敵視するピュリータニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。ヴェーバーが生涯を賭けた広大な比較宗教社会学的研究の出発点を画す。 ***近代の大切な古典。&br()グローバリズムがどこからやってきたのか、正体は既にこの中に。 ****2007.8 資本主義。理念、あるいは論理的可能性としての資本主義ではなく、現実に目の前に展開されている人々の活動から「資本主義」というものを明確に切り取って見せて、その輪郭を確定したのは本書であると言っていいと思います。というのも、資本主義という言葉が彼の創作ではなかったにせよ、本書以降、「資本主義」について議論する場合は本書が指す内容を以てその対象とされてきたからです。その意味では「共産主義」を生みだしたマルクス、エンゲルスでさえも例外ではなく、あくまで西欧知識人の一人であると言えます。 話は変わって、「親がなによりも成すべき大切な仕事は、子供に名前をつけることだ」という言葉を聞いたことがあります。名前をつけてこそ意味をもつものとして存在できると考えれば、確かにそうでしょう。 資本主義とプロテスタンティズムとの関係についての本書の指摘は、実証的にはほぼ反駁されつくしているとも聞きますが、それでも本書のストーリーを以てして始めて資本主義というものが腑に落ちるというあたりが古典の古典たる所以。やはり父は偉大であります。 グレたり泣いたり笑ったり。そうしてみんな大きくなったのです、というぐらいの重みがある本。 &strong(){そして今や、神は死んでしまった...} :&ref(yajirushi-migi.gif,トップページ,)| #openclose(show=個人的メモ){ -あらすじは引用文参照。 -予備校生の時に読んだ。 --世の中が何だか欺瞞に満ちている様な気がしていた --特に家族というものがデュオニソス的な交歓を禁じているのが許せなかった。 --恋愛が経済に隷属しているのが耐えられなかった。 --諸悪の根源はキリスト教だと思っていた。 --日本は表面上と異なり、キリスト教が浸透していると感じた。 --本書に出会った --腑に落ちた。 -現代から振り返って --産まれたてほやほやのグローバリズムの芽を見つけ、早くも一定の形式を与えたことには驚嘆する。 --グローバリズムは今に始まったことではない --経済合理性の追求に見えて、其の影には宗教的使命感があることに留意 --「神は死んだ」立場からの批評を加えることによって、グローバリズムがどのように変容して見えるか考えてみると面白いだろう。 } #openclose(show=目次){ 第1章 問題 -信仰と社会層分化 -資本主義の「精神」 -ルッターの天職観念―研究の課題 第2章 禁欲的プロテスタンティズムの天職倫理 -世俗内的禁欲の宗教的諸基盤 -禁欲と資本主義精神 } ***買うんだったら 読むのがラクーなワイド版があるのだ。&ref(zaiko_001.gif,トップページ,,) #clear #amazon(4000070916) ****ワイド版岩波文庫(1991) **プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス ヴェーバー Max Weber (著), 大塚 久雄 (訳) #clear

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ウィキ募集バナー