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FutureShock

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ハービー・ハンコック

70~80年代:クロスオーバー・フュージョン時代。VSOP、トリオ、FutureShockまで。

HerbieHancockTrio81|FutureShock|TheNewStandard


Future Shock

これには驚いた。

2007.1

当時中学生の私でも知ってました。というかハービーハンコックをこれで知りました。まさかジャズの人とは。これ以降しばらく、レコード(CDはまだ一般的じゃなかった)をスクラッチしてウフォフュヒョ言わせるのが大流行。大した人だわ。


このアルバム、ビルラズウェルという、アウトサイダーというか、サブカルチャーの人というか(当時はオタクというジャンルは無かった)、そんな人を番頭に起用する事でストリートの香り溢れる大作という矛盾の統合を実現してしまったんですが、ジャネットジャクソン「リズムネイション」が出るのが6年後の89年。大いにヒントを与えたんじゃないかと私は思ってます。

クロスオーバーの終焉を告げる

「音楽ってこんなのもあるんだ」と子供ながらに思った訳ですが、その辺は「処女航海」と同じ事をまたやってくれた訳です。ジャズとロックとポップスの境界で「クロスオーバー」は産まれた訳ですが、行く所まで行ってしまったということで、本作を持って「クロスオーバー」は終了したのではないかと思います。これ以上クロスオーバーさせられる人が現れなかったとも言えます。これ以降は「クロスオーバー/フュージョン」は「フュージョン」という大変分かりやすいジャンルとして整理され、それはそれで盛り上がります。YMOなんかも本来は本来はクロスオーバーだったのにな。良くも悪くも時代を画してしまったアルバム(ただし、今聴くとチープ)。

「カッコイイ」スタープレイヤーという存在の終焉も予告?

今から振り返ると、「カッコイイ文化をオタク文化が駆逐して六本木ヒルズを築いた」説を裏付けるように、世は1985年のプラザ合意直前。時代は確実に変わって行こうとしていたのかも知れません。

メンバー

  • ハービー・ハンコック
  • DST
  • ビル・ラズウェル
  • ピート・コージ
 他

曲目

  1. ロックイット
  2. フューチャー・ショック
  3. TFS
  4. アース・ビート
  5. オートドライヴ
  6. ラフ
  7. ロックイット(メガ・ミックス)

DATA

  • CD (2000/2/8)
  • オリジナル盤発売日: 1983
  • フォーマット: Original recording remastered, from US, Import


HerbieHancockTrio81|FutureShock|TheNewStandard
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