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無限論

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無限論の教室

野矢 茂樹

タジマ先生、タカムラさん、僕が発見していく無限のヒミツ

2008.1
目次を見れば分かるように、無限論としてはオーソドックスな内容をオーソドックスな順序で扱っている。ただし、その哲学的な意味を登場人物の会話の中や主人公である「僕」のモノローグとして表現しているところが親しみやすいし実感として飲み込みやすい。

目次
  1. 学生が二人しかいなかったこと・教室変更
  2. 気まずい時間・アキレスと亀・自然数は数えつくせない
  3. チョコレートケーキ・パラドクスへの解答・可能無限と実無限
  4. 全体と部分・キリンとカバ・次元の崩壊
  5. 実数・独身製作器としての対角線論法・喫茶店のネコ進法講義
  6. 実数とは何か・ピタゴラスと豆大福・余興
  7. マジタ・ベキ集合と概念実在論・ヨウカン(漢字)の思い出
  8. 一般対角線論法・無限の無限系列・カントールのパラドクス
  9. 土手の散歩・ラッセルのパラドクス・嘘つき・自己意識の幻想
  10. 直感主義・パラドクス断罪・虚構と排中律・ブラウアーの手袋
  11. 厚い部屋・形式主義はいかにして排中律を取り戻そうとしたか
  12. ゲーデルの不完全定理・G・インドのとら狩り

詳細
  • 講談社現代新書 (1998/09) 235ページ
  • ISBN-10: 4061494201
  • ISBN-13: 978-4061494206
  • 発売日: 1998/09



<無限>の快楽

石村 多門

とにかく陽気。数学と哲学を活き活きとした力に。買うなら今のうち。

2006.1
オンライン書店を含め、どの書店でも欠品となっていた幻の秀作。どうやら再版が出たようです。20世紀終盤に出版された本ですが、全然問題ありません。買うなら今のうちかも。
目次
  • オリエンテーション 哲学とは何か
  1. 「点と線」を推理する
  2. 「自然数の全体」は、存在するのか、しないのか
  3. ものともの差し
  4. 名指しと物差し
  5. 「始まり」の問い、神話から哲学へ
  6. 本当の存在するものは、ものか、性質か
  7. 犬は吠えるが、「犬そのもの」は吠えないのか
  8. あの世はあるのか、「このもの」しかないのか
  9. 「ものは空間の中にある」のか
  10. 運動が先か、空間が先か、力が先か
  11. 光は、ものか性質か、ものか空間か、ものか物差しか
  • 時間という物差し

同著者、おそらくノリは一緒

ウイッシュリスト

ウンコに学べ

2006.1
著者は大学の教授で、一般向けの著書は少ないのですが、この本が売れて再注目されたのかもしれません。そのうち読んでみようかな。



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