ジャック
ストーリー
1986年。
ハロウィン*のパーティーを楽しんでいた妊娠10週目のカレン・パウエルとブライアン・パウエル夫妻は突然産気づき、産婦人科へ搬送されてそのまま男の子を出産した。ジャックと名づけられた男の子は通常の4倍のスピードで歳を取っていく特殊な体質であった。
1996年。10歳になったジャックは家庭教師のウッドラフ先生のもとで勉強をしていたが、先生の強い薦めで普通の子と同じように学校へ通うことになる。カレンの心配は的中し、40歳の見た目のジャックは少年少女から怪物のように扱われてしまう。担任のマルケス先生は心配するが、同級生のルイスに頼まれたバスケの試合で活躍したことをきっかけに徐々に彼の仲間に受け入れられ始める。
友達と楽しい学校生活を送るジャックだったが、ある一件をきっかけに自分の特異さに直面することとなる。
概要
通常の人間の4倍のスピードで歳を取っていく少年ジャック・パウエルの成長と葛藤を描くコメディ。
主演は
ロビン・ウィリアムズ。ウィリアムズは『
アラジン』(1992年)に出演した際、自分の名前を前面に押し出さないという約束を破られたことからディズニーとの不和が続いていたが、ディズニーからの正式な謝罪を受けて本作に出演した。ウィリアムズは監督を選ぶ件も与えられ、長年の友人
フランシス・フォード・コッポラを指名した。コッポラは本作を10歳の時に父ジャン=カルロを亡くした孫娘のジアに捧げている。ウィリアムズの前には
トム・ハンクスが候補に挙がっており、
ジョン・トラボルタもジャック役に関心を持っていたという。
ジャックがツリーハウスに初訪問する際、中で子供たちが見ていたのは映画『ノートルダムのせむし男』(1923年)。当初子供たちがジャックを怪物扱いしていた内容とリンクしている。同年、ディズニーは同じ作品を題材にしたアニメ映画『
ノートルダムの鐘』を公開している。
キャスト
- ソフト版:1998年6月19日発売。※DVD・VHS収録
- フジテレビ版:2001年5月5日放送『ゴールデン洋画劇場』
最終更新:2022年04月28日 23:39