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禿山の一夜 / アヴェ・マリア

原題:Night on Bald Mountain / Ave Maria
公開:1940年11月13日
監督:ウィルフレッド・ジャクソン

概要

映画『ファンタジア』(1940年)の第7セグメントにあたる作品で、モデスト・ムソルグスキー*の「禿山の一夜」とフランツ・シューベルト*の「アヴェ・マリア」にアニメーションを付けたもの。

この二曲はそれぞれ独立した楽曲だが、「禿山の一夜」の最後の一音と「アヴェ・マリア」の最初の一音が偶然同じだったことから、シームレスなアニメーションとして繋げられている。『禿山の一夜』では闇、『アヴェ・マリア』では光が表現されている。

指揮はレオポルド・ストコフスキー、演奏はフィラデルフィア管弦楽団*が担当。1982年再公開版・1985年再公開版では、アーウィン・コスタル*が指揮を担当したデジタル新録音盤の音源が使用されている。

『禿山の一夜』のアイデアはウォルト・ディズニーが気に入っていたアーティストのハインリッヒ・クレイ*の作品に影響を受け、アルバート・ハーター*がデザインしたもの。ハーターのスケッチをケイ・ニールセン*がさらに発展させ、ウラジミール・タイトラ*が迫力のあるアニメーションに仕上げた。

『アヴェ・マリア』は絵の変化こそ少ないが、人々の行列を多面的なカメラワークで撮影するという難題に挑むことになった。一回目の撮影ではレンズの選択を間違えたことでピントが合わず、ニ回目の撮影中には地震が起きたことで失敗に。三回目の撮影を何とか終えた時点ではプレミア公開日のわずか数日前だったという。

ディズニー エピックミッキー2 二つの力』では、本作の『禿山の一夜』パートをモチーフにしたステージが登場する。

キャラクター


スタッフ

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楽曲

タグ:

短編映画
最終更新:2024年12月05日 00:48