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ファンタジア2000


2000 2011(SP)



  • 目次

ストーリー


クラシック音楽とアニメーションを融合した『シリー・シンフォニー』の究極版とも言えるオムニバス作品。


概要

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ*の長編アニメーション映画第38作。

ファンタジア』(1940年)の続編(新バージョン)。IMAXシアター向けに製作された作品。そのため、日本*での公開は専用シアターでの独占公開という面が大きくなってしまったことや、前作の熱狂的なファンによる評価の低さから、興行収入は必ずしも良くはなかったが、IMAX映画としては驚異的な記録をマークした。

指揮者はジェームズ・レヴァイン、演奏はシカゴ交響楽団*が担当。

前作『ファンタジア』より、ミッキーマウスが登場した『魔法使いの弟子』(演奏:フィラデルフィア管弦楽団*)がデジタル・リマスター版で約60年ぶりに復活した。

各シークエンスの前に、案内人が登場する。錚々たるハリウッドの面々が出演している。

2000年にはアメリカで『ファンタジア』(1940年)と『ファンタジア2000』と特典映像をセットにした3枚組のDVDが発売されている。

歴史

1940年、8曲のクラシック音楽にアニメーションを付けたオムニバス映画『ファンタジア』が公開された後、ディズニーは新しい曲のアニメーションを作っては差し替えて公開していく演奏会方式での公開を計画していた。しかし、興行成績が振るわなかったことからこの計画は1942年に中止となった。

1980年代には完全新作として様々なジャンルの音楽とモダンアートを組み合わせた『ミュージカーナ』がメル・ショウ*ウォルフガング・ライザーマンによって企画されるが、前作の興行成績を理由に上層部がNGを出して中止となった。

1984年に新CEOに就任したマイケル・アイズナー*ロイ・E・ディズニー*から『ファンタジア』の続編の提案を受けた。関心を持ったアイズナーに対し、ジェフリー・カッツェンバーグ*はさほど乗り気では無かった。カッツェンバーグはかつてアンドレ・プレヴィン*にオファーを出したことがあるが、曲目にザ・ビートルズ*の楽曲が含まれていたためプレヴィンは降板した。アイズナーもレナード・バーンスタイン*にオファーを出し、前向きな返事を受け取ったものの、制作開始前にバーンスタインは亡くなってしまった。

1990年に再公開された『ファンタジア』が国内2,500万ドルを売り上げ、ビデオソフトには900万本もの予約がされ、ディズニーは『ファンタジア』の需要が高まっていることを確信した。アイズナーは正式にプロジェクトを承認し、製作総指揮をロイが引き受け、カッツェンバーグ抜きで製作が始まった。

1991年9月、トーマス・シューマッカー*は指揮者のジェームズ・レヴァインとコンタクトを取り、1992年11月にはストーリー・リール会議が行われた。

映画は『Fantasia Continued』というタイトルで1997年の公開を目指していたが、予定が遅れるたびに『Fantasia 1999』、『Fantasia 2000』へと改題した。当初は前作から『魔法使いの弟子』、『組曲 くるみ割り人形』、『時の踊り』、『禿山の一夜』を続投させ、3~4曲のみ新作を追加するという計画だった。結局『禿山の一夜』と『時の踊り』は削除され、『組曲 くるみ割り人形』は終盤になって『ラプソディー・イン・ブルー』に変更となり、『魔法使いの弟子』のみが続投となった。

キャスト

指揮者 ジェームズ・レヴァイン 小林修
レオポルド・ストコフスキー(魔法使いの弟子) 松岡文雄
案内人 スティーブ・マーティン 羽佐間道夫
イツァーク・パールマン 有本欽隆
クインシー・ジョーンズ 大平透
ベット・ミドラー 小宮和枝
ジェームズ・アール・ジョーンズ 大和田伸也
ペン・ジレット 福田信昭
テラー -
アンジェラ・ランズベリー 福田公子
ミッキーマウス ウェイン・オルウィン(声) 青柳隆志
ドナルドダック トニー・アンセルモ(声) 山寺宏一
デイジーダック ルシー・テイラー(声) -
ナレーション ディームズ・テイラー(ライブラリ音声) 田中信夫
デューク - -
ジョー - -
フライング・ジョン - -
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長編映画
最終更新:2024年09月08日 15:04
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