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紙銭兵団


紙銭兵団(ぺーぱーかんぱにー,the paper company)とは旧WDF管理植民球体
冬寂中後期に於ける最も一般的な傭兵形態。金渦弁俸制度を巧みに利用した
「生き半死に半」という方法を考案、部隊設立・維持の為の資金調達法として活
用した。

制度の爛熟した後期には金渦を介した漂民孤児支援、まごころ条項が兵士間で爆
発的に流行した。それは出資金額の多寡を以て社会信用と見なす風潮を産み出し、
図らずも非空間社会系に安定をもたらした。


生き半死に半

正式な名称を「一時軍用財ニ於ケル二段階二分割融資ノ特例措置」。

この特例措置の中で、武装/非武装を問わず戦闘(を目的とした)集団が形成される事
で金渦から「軍用財」として査定される点が注目された。部隊を旗揚げするにあたって
は現地球体の幣客から査定を受け、その雇用権を担保として先ず総査定額の半額を
金渦から融資される。その融資金は部隊の装備、兵站を賄う為に使われる。この場合
、金渦から雇用権を買い取った者が決鬨の後に紙銭兵団の雇い主に収まる事となる。
兵力を蓄え金渦からの評価、ひいては社会的評価つまり弁俸額が上昇すると、その
差額の内の半額が契約に応じて兵団の成員に分配される。初期の弁俸額及び後の差
額の内現金化されて成員の手元に渡る総弁俸額の半分が所謂「生き半」である。残り
の半額はその成員の脱退時、又死亡・失踪時に再び金渦から融資を受け、兵員の補
充に充てられた。これが「死に半」である。

文化的起源と問題

解放戦争運動が各地で盛んになると、義勇軍に他球体が資金援助をする為の円滑な
手法が様々に思案された。「生き半死に半」の特例措置はその一つである。本来の
目的から逸脱した現行の利用は金渦を通じた束匪の社会的容認などの問題を孕んで
いる。

まごころ条項との相関

誠心興業の展開するまごころ条項は社会の承認という
実行力を背景に、自身の属する社会系から尊敬を勝ち
得ようとする兵士達を中心に浸透していった。その出
資金は金渦を通して漂民孤児救済、営利調査団事業に
当てられ、人間租界におけるヒトシロの確保に繋がった。

竹槍部隊
人間租界では流通商品としての人身、ヒトシロを償却する為の方便として「生き半死に半」
が利用される。オークションで売り抜ける事が出来ず償却期限寸前のヒトシロは頭数が揃
うと所有者である奴隷商から兵団の編成に強制的に組み込まれる。この時金渦から支払わ
れる「生き半」の分の弁俸額が奴隷商のヒトシロ仕入れ、維持の損金に補填される。装備
充実もままならない貧弱な部隊はその威容から「竹槍部隊」と揶揄される。その大部分は
比武賭博「不二帰盆」のエキシビジョンマッチでの虐殺をもって最終処分となる。
最終更新:2012年02月12日 10:47