[名前]リュータ・サリンジャー

[出典]戦闘城塞マスラヲ

[性別]男

[年齢]二十二歳

[立場]聖魔杯参加者・元エンジェルセイバー隊員・現役モンスターハンター

[一人称]俺

[二人称]おまえ、あんた、貴様、てめぇ、呼び捨て


戦闘城塞マスラヲの登場人物。番外編『Another round』では主人公を務める。
ヒデオをその目つきから勝手に実力者と勘違いし、ライバル視している青年。
そのヒデオとは対照的に戦闘経験豊富で、作中世界でも最高峰の対魔組織である米軍特殊部隊エンジェルセイバーに、史上最年少の十六歳で入隊した過去を持つ。
エンジェルセイバー司令官であるレッドフィールド大佐の直弟子であり、本編開始から二年前にエンジェルセイバーを退役し、その後は世界各地を放浪しながらモンスターハンターで生計を立てていた、大会参加者の中でも人間という括りなら屈指の実力派である。
彼が魔という言葉の出て来る世界に関わるようになったのは、旅行中の海難事故で両親を失い孤児になった自分を保護し育ててくれた家族同然の海賊一味を、本編から十年前のカムダニア紛争でアーチェスに皆殺しにされたことが契機となっている。
そのためアーチェス、及び彼が頭目を務める魔人組織アルハザンに強い憎しみを燃やしており、経緯は不明だがエルシアからはその“熱”に興味を持たれ、観察されることとなった。
後にアーチェスが聖魔杯に参加しようとしているという事実を知り、エルシアをパートナーとして自身も大会に参加。優勝を狙いながら、真の目的であるアーチェスを追っていた。
しかし、魔人の上位に当たる純血の魔族であるアーチェスと、人間である自身の埋め難い力の差に密かに恐怖を感じていた上、実際に対面した結果、ファミリーと呼ぶ海賊達が結局は人道に反した犯罪者集団であること、またアーチェスが本質的には善人であり、かつての紛争ではリュータ自身を助けようとしていた人物でもあることを知る。
そのため、大きく復讐心を揺らがされたリュータだったが、エルシアとの問答の中で復讐の中でしか自身は生きられないと決意を改めた。
クロスロワにはこのタイミングで参加させられたが、後にリュータはクロスフラッグスという小大会にてアーチェスと遂に激突する。しかしやはり力及ばず、しかも大会ルールを無視して殺そうとしているリュータを傷つけないようあしらい続けるアーチェスを心情的も殺すことはできないと諦めることとなった。
しかしさらにその後、リュータはアーチェスがまだ自分や鈴蘭達に明かしていない企みがあることを知ることとなる……

[身体的特徴]

ザンバラな黒髪に、精悍な顔立ちをした青年。人種は不明。野戦服の上に黒の外套を羽織っており、首にはゴーグルを下げている。

[性格]

普段はエルシアに振り回されるのを筆頭に、女性陣からは何かと扱いが悪く、ヒデオを実力者と勘違いして勝手に盛り上がるなど三枚目的な性格。これまでの経験が高じてか、ダンジョンヲタと呼ばれるもののツンデレ嫌いなどその他オタク要素は薄い模様。しかし美女は好き。
しかしそんな彼も、アーチェスが絡むと憎悪を剥き出しにし、邪魔する者には誰彼構わず噛み付くようになる。
それでもアーチェスとの話し合いの席で、仲裁があったとは言え自分にとって都合の悪い言葉の信憑性を考えられるなど、理性的な思考が完全に失われるわけではない。

[能力]

魔法のようなファンタジー世界の概念が常識として存在する第三世界よりも、さらにもう一段深い領域に半分足を突っ込んだエンジェルセイバーに所属経験がありながら、作中にて猛威を奮う魔導力の類を一切使えず、あくまで鍛錬と実戦で得た人間としての身体能力、戦闘技術、経験と戦術のみで戦う。
人間としての身体能力とは言ってもアクション映画以上の立ち回り程度は容易に熟し、武器を使用してとはいえ猛獣などより余程強い高ランクの魔物との連戦も危なげなく切り抜ける。
さらにエルシアからは約半数の人外を含む、吸血鬼ヴェロッキアの傀儡二百人を相手にしても真っ向勝負ならば殺さないというハンデ付きでまず負けはしないと評され、特殊な強化スーツを装備した自称地球刑事以上の戦闘力を生身で発揮するなど、同世界観において重要な概念の一つである魔導力を扱えない者の中では、遥か未来のミスマルカ世界も含め間違いなく屈指の実力を有している。
しかしあくまでも人間としては強いというレベルであり、結局は単独で戦車に勝てるとされる戦闘向きの魔人には遅れを取り、さらにその魔人など及びもつかない、エルシア達アウターと呼ばれる最上位の魔人達や、そのアウターとも渡り合える者には到底及ばない程度の話である。
それでも長谷部翔希相手にたった数合とはいえ切り結べるだけの技量は持ち合わせている模様。


以下、クロス・バトルロワイアルにおけるネタバレを含む


+ 開示する

リュータ・サリンジャーのクロスロワにおける動向

初登場話 008:出会うべくして
登場話数 1
スタンス マーダー対主催
死亡話 ???: 

キャラとの関係

キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話
川村ヒデオ 友好 ヒデオ ヒデオ、おまえ ライバル、武術の達人、
魔眼保有者、暗殺者、酔剣使い
ウィル子 友好 ウィル子 ウィル子、おまえ 電子ウィルスの精霊、
ヒデオのパートナー
北大路美奈子 友好 美奈子 美奈子、おまえ 聖魔杯参加者、婦警
エルシア 友好 エルシア エルシア、おまえ 聖魔杯パートナー
エリーゼ・ミスリライト 友好 エリーゼ エリーゼ、社長さん 聖銀の精霊、翔希のパートナー
エリーゼ工業の社長
霧島レナ 友好(のつもり) 不明 不明 司会のお姉さん
アーチェス・アルエンテ 一方的敵対 アーチェス アーチェス ファミリーの仇
名護屋河鈴蘭 友好 リリー リリー、おまえ、あんた 聖魔王、魔殺商会会長 未遭遇
伊織貴瀬 友好 不明 不明 魔殺商会の社長
長谷部翔希 友好 勇者 勇者、おまえ 元神殿協会の勇者
みーこ 友好 みーこ、指定一号 みーこ エルシアの知人、アウター
うずまきナルト 交渉中 不明 不明 遭遇した参加者、読心術使い? 出会うべくして

最終更新:2013年03月12日 22:49