――託されたものを失敗したら……おまえは自分自身をどう思うんだろうな?
誰でも居たくないという男から発せられたのは、そんな重い問いかけだった。
いつ何時でも成功するなど、そんな都合の良い現実などあるわけがない……そんなことは、頭の悪いナルトにだってわかり切っていることだ。
まして、師匠や父から託されたもの――偉大な忍である彼らでも成し得なかった、この世を憎しみの連鎖という呪いから解き放つという大業、容易なはずないではないか。
だがそれでも……意地でも失敗するわけにはいかないことがあるということも、ナルトは理解していた。
――悪いが……こいつはてめーの言葉には当てはまらねえ
それでも揺らいでしまった心を鼓舞してくれたのは、生まれてからずっとナルトに不幸を齎してきた原因であり……そしてついさっき、やっと心を通わせたばかりの、内に飼う魔獣だった。
――ナルトは四代目の託したワシを……ダチにしたあげくワシの力を使いこなした!!
――四代目はお前を倒す力としてワシをナルトに封印したのだ!
――行け……ナルト! てめーは失敗なんかしねェ!!
「――オッス!!」
相棒――九喇嘛(クラマ)の激を受け、木の葉隠れの
うずまきナルトは、託されてきた使命を果たすために駆け出した……
「……はずだったんだってばよ」
見たこともないほど大きく、多量に群生しているコンクリ製の高層建築物が作る谷底で、我が身に起こったことを振り返っていたナルトはそんな呟きを漏らしていた。
「なんでっ? なんでぇーっ!? あそこからオレってば、あの面ヤローの素顔を暴いて、あの野郎をブッ飛ばして、そんで戦争を終わらせるはずだったってばよっ!?」
あれだけ格好良く決めておいて……気が付いたら。突然何十人もいる場所に呼び出され、殺し合えだのと見たこともない奴らに命令され、挙句、そんな無茶苦茶な要求に逆らった女性が二人殺されるのを――どういうわけか、指一本も動かせないままに傍観することを強いられた。
さらにこんな、見たこともない直方体の塔が所狭しと居並んだ、見たこともない場所に飛ばされて……
ほんの直前までの、最終決戦の真っただ中というべき状況からの著しい乖離に、ナルトはまず何より混乱を抱えていた。
「口寄せされたわけでもねーみてーだし……何だってばこれ、あの面野郎の幻術なのか?」
そんな疑問を抱いてしまっても仕方ないほどに、今の状況には理解が及ばない。
そして、もしも考え通りだとすれば、今のナルトは、現実には致命的な隙を晒しているのではないか……と、背筋が凍ったところで、
(――それはねーな)
否定の声が、自身の内側から怖気を振り払ったのを聞いた。
(――写輪眼による幻術は、ワシかおまえか、どっちか片方にしか一度にゃかけられねぇ……それに)
「――っ!?」
いきなり背後から殴られて、ナルトは頭を押さえて蹲った。
(こんな風にチャクラを乱してやっても、周りの状況は変わらん。こいつは写輪眼でも、その他の何かによる幻術でもねぇ……紛れもなく実際に起こっていることだ。もっと気を引き締めろよナルト)
(――ってぇーなー九喇嘛! 何も殴る必要なんかなかっただろ!?)
ナルトが怒鳴りながら振り返った先には、小山程の体躯を誇る、魔獣が一匹そこにいた。
赤みの強い橙色の体毛に、体長ほどに長い尾を九つ生やした妖狐。人間のような骨格を生かし、蹲踞の姿勢でナルトを見下ろす九喇嘛の姿だった。
(軽く小突いただけでみっともなく喚くな。もしおまえの考えが当たっていたら、隙を見せんためにさっさと目を覚まさせんといかんかったろうが)
呆れたように、しかしどこか悪戯に成功した後のような悦びの表れた顔をしながら、九喇嘛はクックッと喉を鳴らし返答する。
――この巨大な相棒は、実際の物質世界でナルトの傍にいるわけではない。
ナルトの中に封じられた妖魔との対話場所は、ナルトの精神世界の中であり……九喇嘛と話をしている最中でも、現実のナルトは――少なくとも表面上は油断なく辺りを見回し、一旦身を隠すのに適する場所を探していた。
(ぐっ……確かに、それはおまえの言う通りだってばよ……)
返す言葉がないと素直に認めたナルトだったが――幻術ではないとなると、今度は別の感情が沸き上がって来る。
(でも、それじゃああのねぇちゃん達……マジで殺されちまってたってことなのか)
この状況が幻術でも、あの面マダラの手によるものでもないというのなら、バグラモンのまるで理由のわからない、理不尽な要求と、それに逆らったために人が死んでしまったということが現実だというのなら……それを許してしまった自分が、ナルトには酷く情けなく思えた。
この世を覆う憎しみという呪いを解いてみせるというのが、ナルトが先立った大切な人達に誓ったことだというのに……死は、必ず誰かの憎しみを生む。呪いが生まれるのを、またナルトは止められなかった。
さらに戦争の途中でここに連れて来られたのなら……仮面のマダラを倒すことを父から託されたのに、それも果たせなかったことになる。
今、戦争はどうなっているのか……そんな風に、ナルトが思い詰めていた時だった。
(ナルト……馬鹿な頭で色々考え事しているようだな)
(なぁっ!?)
消沈していたところに突然の侮辱で、ナルトの中で苛立ちが燃え上がった。
(九喇嘛! おめー人が落ち込んでいる時に……!)
そうしてその気持ちをそのままぶつけようとしたのだが……九喇嘛はつい数時間前までは想像もできなかったような温和な顔つきで、真剣に見下ろして来ていた。
(ナルト。考えることはそりゃ大切なんだろうが……そうやってウジウジ立ち止まるのが、おまえの仕事か? いつもおまえのしてきたことだったか?)
そう問いかけられて、一呼吸挟んだ後……ナルトは首を横に振った。
(ちげーってばよ……俺ってば、馬鹿だから)
(そうだ。下手な考えをするぐらいだったら……さっさと行動に移れ。それがおまえだろ)
発破をかけてくれた相棒に微笑み返して、ナルトは意識の比重を現実世界へ移した。
(……サンキュー、九喇嘛!)
途中で戦場から離れてしまったことが失態でも、そのことで膝をついたりはしない。
何故なら歩みを止めれば……そこで終われば、それは失敗になってしまうのだから。
――失敗は、しない。それが約束なのだ。
今ここで、皆との約束のために何をするべきなのか――考えたところで、そもそもナルトの答えは変わらなかった。
(今、オレがやるべきなのは……このバトルロワイアルだかなんだかを、ぶっ壊すことだってばよ!)
ナルトにとっては当然、一刻も早くここから元の場所へ帰ることが目的だ。
だがここで生き残るために、誰かを殺すつもりだってない。そんなことをすれば、その“痛み”が憎しみを生む……それでは師匠や兄弟子に顔向けできない。
だったらこの殺し合いという仕組みをぶっ壊して、巻き込まれた皆も元の場所に帰って貰う。それが一番だ。
理想論だろうが絵空事だろうが、それに向かって全力で取り組むだけ――
難しいことを何でもただ避けるのが賢いことなら、自分はずっと馬鹿で良い。
まっすぐ自分の言葉は曲げない、それがナルトの忍道なのだから。
ウジウジ悩む時間。確かにそれは、今ではない。
相棒の言葉でそれを思い出したナルトは、何万と繰り返して来た印を結んだ。
「――影分身の術!!」
ナルトの代名詞とも言える影分身の術は、実体を持った分身を作り出す高等忍術だ。
この術で作られた分身体が体験したことや目撃した物事は分身が消えた時、術者の記憶として残ることから、危険な場所への考察活動やスパイ活動などに重宝されている。
そう――まさに今、この時のような状況で活かせる術なのである。
「モヤモヤした感じが、二つあるってばよ」
呟いたのは、その体を黄色に輝かせ、輪郭を炎のように揺らめかせる方のナルト――かつて九喇嘛から奪い取ったチャクラを使った、九尾モードの本体が感知の結果を口にする。
九尾のチャクラを完全制御できるようになったこのモードのナルトには、広範囲に他人の悪意を感知する能力がある。
強制された殺し合いという状況下で、これほど有用な感知能力も他にないだろう。単に他参加者の位置情報を探るのではなく――殺し合いに乗る可能性のある者を特異的に発見できるのだから。
殺し合いに対抗するための重要な切札の一枚であるこの能力を自分に与え、また折角のそれを、行動しないことで腐らせてしまうところだったのを戒めてくれた九喇嘛に改めて感謝しつつ、ナルトはさらに影分身を重ねる。
九尾モードの影分身がさらに一体出現し、それと頷き合った本体ナルトは、BRデバイスからの情報引き出しに悪戦苦闘している分身を一瞥した。
「それ終わったら戻ってきてくれ! オレってば、こっちの方行ってみっから!」
分身に告げると共に、二人の九尾モードナルトが別方向へと跳躍する。
目指す先はそれぞれ違う悪意の出処。危険人物となり得る参加者との接触のためだ。
遠い方は分身に任せ、本体はより近くにある悪意へとその身を運ぶ。
というのも……悪意感知では相手の力量まで測ることは不可能だが、こちらの方に……もう一方よりもっと濃く強い、燃え上がる悪意を感じていたからだ。
(これは悪意なんかじゃねぇ……復讐に取り憑かれた奴の、憎悪だってばよ……!)
復讐、の二文字で。思わずナルトの脳裏には――彼の姿が蘇っていた。
まさにそのタイミングで。名簿やルールを読み終えた分身が分身維持を解除し、本体の中へとその知識を届けに来た。
(――! やっぱりいるのか、サスケ……それに、マダラ!)
分身から還元された名簿の知識。そこにはナルトの知る名前もいくつかあった。
その中でも特に目を引くのはやはり――怨敵と、親友にして宿敵である少年の名だった。
この感知しているだけのナルトさえ焼かれるような、強い強い復讐心――サスケを連想せずにはいられない。
もしや、早速サスケと遭遇することになるかもしれない。そんな予感が、ナルトに緊張を強いていた。
果たして、またビル群の谷を超えた時――ナルトの視界に、ようやく悪意の出処の姿が映った。
ザンバラな黒い髪。黒色の長い外套に袖を通しているが、そのデザインは“暁”の物とは違う……
そしてナルトが降り立つ前に。男は振り返り、口を開いた。
「――何者だ」
◆
――見つけたら……どうするの?
かつて、
名護屋河鈴蘭から発せられたのは、
リュータ・サリンジャーにとって言うまでもない愚問だった。
殺すさ、と。あの時リュータは、淀みなく答えたことを覚えている。
それは自身のファミリーが犯罪者集団であり、仇が正しく大きな理想を持ち、さらには己を救おうとしてくれた聖人君子のような人物であると知っても、変わりはしない。
アーチェスが、リュータのファミリーを殺したという事実は。何一つ、変わりはしない。
人間と魔族では生まれが違う――傷つけることすら叶わぬような相手であると理解しても、やはりそれは、復讐をやめる理由にはならないのだ。
殺されてもやむを得ないだけの悪事を重ねて来た海賊どもだろうと。家族同然に育ててくれたファミリーが殺されても良かった理由など、リュータの中には存在しない。彼らを殺された怒りに蓋をしたまま生きていくなど、絶対にお断りだ。
そしてそれは、苦楽をともにした――いや、ともにしたと言うにはかなり、というか大部分がリュータにばかり“苦”が偏っていたが……パートナーも、同じだ。
「
エルシア……」
不意に、その名が漏れた。続いて随分と感傷的になっており、馬鹿みたいな考えをした自分の滑稽さに気づき、思わず失笑してしまう。
尊大で傍若無人、それと冷血で傲慢、さらに言うと世間知らずで配慮のない女だったが、それでもかけがえのないパートナーだった。
先に並べた理由で生まれたリュータの迷いを、彼女が振り払ってくれたのだから。
――私は認めない。今の私は、あなたの復讐にしか興味がないの
そう言って、復讐を捨てるならば殺すとまで言って来た。掌に山一つ蒸発させる魔導力を蓄えて、それを額の目の前にまで近づけて。
熱を捨てた人間など、生きるに値しないクズだからと。
「……まぁ、だったらよ。俺がやることなんて、決まりきっているよな」
説明の場所から転移させられてすぐ、リュータはデバイスを起動し、自身に与えられた情報を漏らさず把握していた。過去の経歴がさせる、プロの動きだったと言える迅速さだ。
そうして、そんな素早く確認した名簿を見た瞬間から……リュータの中ではドス黒い炎が、一層激しく燃え上がっていた。
「待ってろよエルシア。アーチェスは俺が必ず殺す。おまえがそれしか興味ないって言うんなら尚更な」
アーチェス・アルエンテ。追い求める仇もこの殺し合いに参加させられている。
こればかりは主催者様達に感謝するしかない。聖魔杯の殺しは御法度というルールからの妨害を煩わしく思うこともなく、リュータが仇討ちできる環境が整ったのだから。
だが……その主催者どもも。最早アーチェスに次ぐ、リュータの獲物だ。
「……パートナーとしての誼だ。おまえの仇も俺が殺す」
ま、返り討ちになるのはわかり切っているけどな、とリュータは口内で呟いた。
魔族としての個人の武力は極めて貧弱な存在らしいが、それでもアーチェスはリュータにとって次元の違う怪物だ。だが魔族の中でも王家の血に連なるエルシアは、アーチェスをも塵芥の如く扱う規格外。リュータと聖魔杯におけるパートナーと言っても、実力差は埋めようと考えることすら馬鹿らしい相方だった。
それが、ああも一捻りで殺されたのだ。
リュータが戦うなどと、考えることも烏滸がましいほどの。蟻と象どころか、鯨以上に開いた力の差。挑めばどう転んでも死ぬのは目に見えている。
だがそれで良い。エルシアは――リュータにとってファミリーと同じく、家族のように親しかったあいつは、そんな自分自身をも焼き尽くすようなリュータの復讐の炎こそを見初めていたのだから。
だったら主催者にも、アーチェスにも。どれだけ絶望的な戦いだろうが、せめて一太刀。浴びせに行かねば、彼女にあの世で会わせる顔がない。
復讐の道、そのどこかで燃え尽きる自分自身を、彼女の魂を送る火としよう。
そんな、自ら命を捨てようと考え、しかもそれを覚悟しようとしている自分が……その理由にエルシアを含んでいる自分が、リュータにはどこか可笑しかったのだ。
「まっ、少なくとも、だ。……アーチェスだけは必ず殺す。それまでは待ってろ」
ファミリーの仇としてだけでなく。パートナーとの最後の縁ともなった仇敵の浮かべる柔和な笑顔を、リュータは脳裏に強く描く。
いざその顔を目にした時に、決して躊躇うことのないように。
(……こりゃ本当に東京じゃねぇか)
支給品を確認し、装備を揃えた後……何にせよ他の参加者との接触が必要だと判断したリュータは、無人の街に繰り出した。
聖魔杯に参加するための、途中経路として通った街。もっと言えば、小さな島国から、世界にその名を届かせる大都会。何度か写真やテレビで見たこともあったが、それなりの時間を費やし、見学できるのは初めてだった。
まさか本物の東京というわけではないだろうが、こんなものをマリーチ達がどのようにして再現してみせたのかは想像も及ばない。まあ、リュータが身を置くこの界隈はそんなことばかりなのだが。
後のことを考えて地理を把握しようというのと、どうせ近々死ぬのだから折角の景色の一つも眺めてみるかと考えていたリュータの背筋に、ピンと一筋緊張の糸が張った。
幾多の実戦で培われた、戦士の勘という奴だろうか。常人なら意識を凝らしてようやくわかるかどうかの境目の、そんな微かな物音が背後で生じたのを、しかしリュータの耳は漏らさなかった。
――慌てて振り返った時には、その奇怪な人影は既に舞い降りて来るところだった。
黄色に輝く身体をしたそいつは、少なくとも普通の人間ではないことは一目でわかった。
エンジェルセイバーという世界最高峰の対魔組織に在籍した経験がありながら、魔法はリュータにとっては手が届かない領域だった。
おかげで目の前の人物がどうしてチリチリと燃えるように光っているのかが、皆目見当がつかない状況だ。
「――何者だ」
首輪を嵌めていることから、たった今着地したこの怪人物も参加者なのだろう。
そうなると、果たして乗っているのかどうか……アーチェスの元にたどり着きすらしていない今の状況で、命をくれてやるわけには行かない。
構えようとしたリュータに対し、そいつは目を微かに細めるだけで応じようとはしない。
重心を密かに移し始めた瞬間、光る青年だか少年は、固く結んでいたその口を開いた。
「オレは、うずまきナルトってんだ」
そうした自己紹介の後……ナルトが投げてきた問いには、リュータも度肝を抜かれた。
「おまえってば、誰かに復讐するつもりみてーだけど……殺し合いに乗っちまてんのか?」
突然現れた相手に心の内を見透かされたリュータは、驚愕の余り硬直し。
対面した相手から感じるあまりに濃い憎悪を前に、ナルトは緊張を隠せずにいた。
それが、決して敵うはずのない仇に憎しみを燃やす復讐鬼と。
世を覆う憎しみの連鎖という、解けるはずのない呪いに挑む忍者の、異なる世界に走る決して出会うはずのなかった道が初めて交差した、その瞬間だった。
【一日目/朝/東京 D-8 大学周辺】
【うずまきナルト@NARUTO-ナルト-】
[参戦時期]597話終了~598話開始の間
[状態]健康、疲労(極小)、九尾チャクラモード、影分身体×1
[装備]BRデバイス@オリジナル
[道具]基本支給品一式、不明支給品×3(確認済み)
[思考]基本行動方針: 主催者を打倒し、元の場所へ帰る
1:目の前の男(リュータ)と話し合う。場合によっては戦闘も覚悟。
2:サスケを止めたい。
3:マダラを警戒。
4:カカシ先生や我愛羅、ビーのおっちゃんと合流したい。
(分身):北側に感じた悪意(
リリスモン)を追う
[備考]
※ナルトの影分身は、ナルトの開始地点である東京B-7から東京F-2を目指し移動中です
【リュータ・サリンジャー@戦闘城塞マスラヲ】
[参戦時期]原作三巻終了後
[状態]健康、驚き
[装備]BRデバイス@オリジナル、リュータの日本刀@戦闘城塞マスラヲ、デザートイーグル@戦闘城塞マスラヲ
[道具]基本支給品一式、不明支給品×1(確認済み)、デザートーグルの予備弾倉×9
[思考]基本行動方針:復讐を遂げる。仇に会うまでは生存最優先
0:ナルトに対応する
1:アーチェスをこの手で殺す。
2:主催者も殺す。
3:標的に到り着けるよう情報収集。可能なら装備も充実させたい。
[備考]
【支給品解説】
リュータ・サリンジャーに本人支給。“聖魔杯”で使用する自身の武器としてリュータが登録した刀だが、銘などは不明。
リュータの技量もあってか、人間を遥かに超えた膂力の魔人の武器や、魔法で作られた結界すら貫通する岡丸とぶつかり合っても問題なく使用可能である。
リュータ・サリンジャーに本人支給。“聖魔杯”で使用する自身の武器としてリュータが登録した、世界有数の大口径自動拳銃。
リュータの所有する50口径モデルの銃弾は、発射時の運動エネルギーはAK-47で使用される7.62mm×39弾と同等であり、レベルII規格以下のボディアーマーを貫通するほどの威力を秘めている。
弾薬は、通常の装弾数の7+1発に加え、7発入りの予備弾倉を九つの合計71発分支給。
最終更新:2013年04月14日 16:33