サンプルシナリオ「リンゴの森のダイ食漢」
シナリオの概要
このシナリオはガラル地方のどこかにある森が舞台となっているシナリオです。
森中のリンゴと食料を独り占めしているポケモンを探し出し、
リンゴと食料を取り戻すことがシナリオの目的になります。
PLの想定人数は2~3人です。それ以外の場合はGMが難易度を調整してください。
かくとうタイプのポケモン
エスパー/ゴースト/あくタイプのポケモン
陸上で活動できないポケモン
○ダイマックスポケモンがいる このシナリオの舞台には、ダイマックスポケモンが出現します。 ダイマックスはガラル地方にしか存在しない現象とされているため、 このシナリオでは物語の舞台をガラル地方としていますが、 その設定を重要視しないのであれば、 ポケモン島など他の地域で起きた物語ということにしても構いません。 |
シナリオ本編
導入/PL向けの情報
あなたたちは「リンゴの森」と呼ばれる森にやってきています。
「リンゴの森」は、おいしいリンゴの木がたくさんある森として、ポケモンたちから人気のスポットです。
あなたたちもおいしいリンゴを求めてこの森にやってきましたが、
おかしなことにいくら探してもリンゴは全く見つからず、
なんとか1つだけ見つけたものの、とうとう日が暮れてしまいました。
今晩は「リンゴの森」で一夜を明かすことにしたポケモンたち。
朝になり目を覚ました場面から物語は始まります。
1 - もちものがなくなっている
PCが目を覚まし自分の周囲を確認すると、もちものが全てなくなっていることに気が付きます。
この事実にショックを受けてしまうかもしれない。全員1D10を振り出目が5以下なら「げんき」を-1します。
辺りを捜索する場合、成功値「20」の「発見判定」を行います。
成功すると、自分が持っていたもちものを1つ(任意のもの)見つけます。
また、食べかすが地面に落ちており、森の奥へと続いていることが分かる。
失敗すると、地面に食べかすが落ちており、森の奥へと続いていることだけが分かる。
2 - カジッチュと遭遇
森の奥へ行くと、木の下にリンゴが1つ落ちているのを見つける。
拾い上げると、「ごめんなさい!食べないでください!」とリンゴが声をあげた。
リンゴから大きな目と尻尾が飛び出し、その正体はカジッチュだった。
「ボクはカジッチュですから、リンゴのフリをしているんですよ」
「原因は分かりませんが、数日前から森中のリンゴがなくなってしまったんです」
「リンゴの中でしか暮らしていけないボクにとっては死活問題ですよ」
「このリンゴも中身がなくなってしまったから、新しいものに替えないといけないのに…」
○カジッチュの生態 カジッチュはリンゴの中で果肉を少しずつ食べながら生活しており、 果肉が全てなくなると新しいリンゴに乗り換えるという生態を持ちます。 |
「昨日の夜、木にぶら下がってリンゴのフリをしていたんですけど、
突然凄い力で木全体が揺れ始めて、木の下に落とされてしまったんです」
「ボクはびっくりしておもわず尻尾を出してしまったんですが、
それで気付いたのか、『なんだ、リンゴじゃないのか』と言って誰かが立ち去っていったんです」
「目は出さなかったので外見は分からなかったんですが、アレがリンゴ泥棒の犯人だったんでしょうか…?」
「…そういえば!食いしん坊なジグザグマたちが森中で暴れまわっているという話を聞きました」
「もしかしたらそいつらかも…」
食べかすは更に森の奥へと続いているようです。
「あの!お願いです!どうかボクを連れて行ってもらえませんか?」
「ボクが入れそうな大きなリンゴを見つけたら、ボクをリンゴの中に入れさせて欲しいんです」
「お腹がすき過ぎて、もう森を探し回る元気がなくて…」
「もし大きなリンゴを見つけてくれたなら必ずお礼をします!」
連れて行くとカジッチュが仲間に加わりますが「げんき」が0の状態であり、バトルには参加できません。
3 - マッスグマの襲撃
更に森の奥へ進んでいくと白く大きな岩が見えてくる。
その岩の前で食べかすは途切れており、これ以上食べかすを追うことはできないようだ。
全員、成功値「20」の「感知判定」を行います。
成功すると、すごい勢いで何者かが突っ込んでくることが分かる。
PCポケモンのうちの誰かに対し、飛び出してきたマッスグマ(ガラル)が「ずつき」を繰り出してくる。
直前の感知判定に失敗しており、マッスグマの存在に気付けていない場合、
攻撃を受けてしまう。(回避判定を試みることはできます)
マッスグマの存在に気付けていれば確実に攻撃を避けることができる。
| 「ずつき」ダメージ |
1D10+7+11 |
| 「ずつき」命中 |
1D10+10 |
マッスグマに続いてジグザグマ(ガラル)が2体出てくる。(PLが2人の場合は1体)
マッスグマ&ジグザグマ
「オマエたち!オレたちと勝負シロ!」
「バトルに負けたらオマエたち、
もちもの全部置いてきナ!」
〇マッスグマとジグザグマ(ガラル)の習性 マッスグマとジグザグマは非常に好戦的な性格で、 手あたり次第にバトルを仕掛ける習性をもっています。 |
「へッ、そうかもナ!さっさと勝負シロ!」
「なんだと!?さっさと勝負シロ!」
以降、何を言っても勝負シロとしか言わず、断っても逃げても追いかけてきてバトルになります。
4 - 戦闘!マッスグマ&ジグザグマ!
| マッスグマ(ガラル)×1 |
| タイプ:あく/ノーマル |
特性:くいしんぼう |
もちもの:フィラのみ |
| HP:69 |
こうげき:7 |
ぼうぎょ:6 |
とくこう:5 |
とくぼう:6 |
すばやさ:10 |
こううん:6 |
| わざ:ずつき/つじぎり |
| ジグザグマ(ガラル)×2 (PLが2人の場合は1体) |
| タイプ:あく/ノーマル |
特性:くいしんぼう |
もちもの:なし(たべもの) |
| HP:49 |
こうげき:3 |
ぼうぎょ:4 |
とくこう:3 |
とくぼう:4 |
すばやさ:6 |
こううん:9 |
| わざ:たいあたり/したでなめる |
- ジグザグマはランダムにポケモンを選んで攻撃します。
5 - バトルに勝利/マッスグマ&ジグザグマ
バトルに勝利すると、マッスグマたちは素直に降参します。
「オマエたちツエーナ!オレたちの負けだゼ!」
「負けたらもちもの置いてく約束だからナ!ほらよっこれ持ってきナ!」
そういってPC1体につきオボンのみx1とたべものx1をくれます。
※この「たべもの」はリンゴではありません。
「なんのことダ?たしかに腹は減ってるし
勝負でもちもの奪ったりはしたケド、別にそれが目的じゃネーヨ」
「オレたち勝負が大好きなだけだゼ!泥棒みたいなことはしないゼ!マッスグじゃねーからナ!」
「たべものなくなったってんならヨ!丘の方のクソデケェカビゴンなんじゃネーカ?」
「カビゴンはポケモン界1の大食漢だからナ」
「ここから丘の上のデケェ木が見えるだろ?あの大木の下で寝てやがるゼ」
「さすがにあいつには勝てる気しねーケドナ、オレたちは諦めたゼ」
「ここから見える丘の上のデケェ木にウマそうなリンゴがなっているのを見かけたゼ」
「木の下にクソデケェカビゴンが寝てやがるから、オレたちは近づかなかったけどヨ」
普通のポケモンの力ではびくともしない。わざ「いわくだき」でも壊せるサイズではなさそうだ。
それでも岩をどかそうとする場合、力判定で70以上を出せば岩をどかすことができる。
この判定の際、わざ「かいりき」or「ばかぢから」を使うと+20のボーナスが入る。
岩をどかした場合、「7.白い大岩の下」へ
地面を掘ると、大岩の下にとても固い岩盤がありそれ以上掘り進むことが出来ない。
岩盤はただ硬いだけではなく、不思議なオーラを帯びているように感じる。
6 - キョダイなカビゴン
丘の木の方へ向かうと、丘だと思っていたものは高さ40メートルはあるかというキョダイなカビゴンで、
大木はカビゴンのお腹から生えているものであった。
カビゴンはPCが近づいたり、お腹に登ったりしても微動だにしない。
ただし、お腹の大木になっているリンゴを無断でとろうとするとカビゴンから話しかけてくる。
カビゴンは声は野太いがゆっくりと温厚そうな口調で受け答えをする。
「う~~~ん、ぼくじゃないとおもうな~~?」
「だってぼくは他の木のリンゴをとる必要がないからね~~~」
そういうとカビゴンはお腹の上の大木を指さす。
大木にはとても大きく美味しそうなリンゴが2つなっていた。
「その木のリンゴ、取ってぼくに食べさせてくれたら君たちに1つあげるよ~~~」
「ただし1つだけだからね~~!」
カビゴンのお腹に登り、大木からリンゴを2つ取ると、
片方は「あまーい」香りのするリンゴで、もう片方は「すっぱい」香りのするリンゴだ。
どちらもとても美味しそうで、カジッチュが入るには十分なサイズだ。
「ありがと~~~、もう1つは君たちが食べていいからね~~!」
「あ~~~!1つだけって言ったのに~~~!!ぼくは怒ったぞ~~!」
カビゴンは怒って「キョダイサイセイ(のしかかり)」で攻撃をしかけてくる。
「キョダイサイセイ」が効かない場合は、「ダイアーク(かみくだく)」で攻撃する。
この攻撃に対し回避判定を行うことはできない。
| 「キョダイサイセイ」ダメージ |
1D10+16+20 |
| 「ダイアーク」ダメージ |
1D10+16+13 |
大きなリンゴをカジッチュにあげると、
「わ〜ありがとうございます!これなら快適に暮らせそうです!」
「それでは失礼して…!!?うまっ!!これ!美味しすぎますよっ!!
カジカジ…やばっ!食べるのが止まらないよぉ~~っ!!」
するとリンゴとカジッチュが白く輝き始め…
⇒「あまーい」リンゴだった場合…タルップルに進化
⇒「すっぱい」リンゴだった場合…アップリューに進化
「こ、これは…!!…ボク、みなさんのおかげで進化したみたいです!」
「今のボクならみなさんと一緒に戦える気がしますよ!」
「よ~し!さぁ、リンゴと食べ物を盗んだ犯人を捜し出して懲らしめに行きましょう!」
タルップルorアップリューがサポートポケモンに加わります。
カビゴンの周りには「きのみ」がいくつか落ちており、
成功値20の発見判定に成功すると2個、失敗すると1個の「きのみ」を見つけることが出来る。
どの「きのみ」を見つけられるかは、1D10を振りその出目によって決定する。
| 出目 |
1・2 |
3・4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
| きのみ |
ラムのみ |
ヨプのみ |
フィラのみ |
ウイのみ |
マゴのみ |
バンジのみ |
イアのみ |
ふっかつのタネ |
「う~~~ん、そういう変わったポケモンを見た覚えはないな~~」
「あ~~~変わったことと言えば~
最近腰の辺りがむずむずするんだよね~よければ見てくれないかな~?」
カビゴンの腰付近と地面の隙間を見ると、ツボツボが挟まっている。
ツボツボは殻に籠っているが、話しかけるか引っこ抜こうとするとダンディな口調で話し始める。
「む!なんだねキミは!」
「私は大きな岩と地面の間に挟まってじっとしているのが大好きなんだが、
最近挟まっていた大岩が動かされてしまってね、仕方なくこちらに移動してきたのだよ」
「しかし、深く入り込みすぎたようで抜けなくなってしまったよ、ハハ」
「まぁ…ここは時々きのみが上から降ってくるし、ノープロブレムだがね」
「あっちの方(PCたちが来た方を指す)にある白い大岩さ」
「誰だか知らないが岩を頻繁に持ち上げられてうんざりしてしまったよ」
「しかしあの岩を持ち上げられた時に気付いたんだが、下に空洞があるとは知らなかったな」
「中はよく見ていないがかなり広そうだったよ」
ツボツボは力判定で25以上を出せばカビゴンの下から引っこ抜くことが出来る。
「おぉ!ありがとう、助かったよ」
「これは私が作ったおいしいカクテルなんだが、よければ飲むかい?」
ツボツボは自分の甲羅の中からきのみの殻にジュースを注ぎ、きのみジュースx3をくれる。
| きのみ名 |
味 |
バトル時使用条件 |
効果 |
| きのみジュース |
- |
いつでも |
HPを20回復する。 |
〇白い大岩の下に行きたい ここまでの探索で『食べかすが大岩の前で途切れていたこと』、 『大岩の下に空洞があり岩が頻繁に持ち上げられていたこと』が分かっている。 ここから、大岩の下の空洞に犯人がいる可能性が高いことが推測できる。 また、普通のポケモンなら到底動かせないようなあの大岩も、 この巨大なカビゴンであれば動かせるかもしれない。 もしPLが気づいていない場合は、NPCなどを使ってヒントを与えてあげよう。
|
大岩をどかさずにポケモンが出てくるのを待つ場合は…「6.5 - 白い大岩をどかさない」へ
- ツボツボを引き抜かずに、カビゴンに大岩をどかしてもらおうとする
「え~~~、ツボツボくんが挟まっているんだろ~~?このまま起き上がろうとすると
本格的に押し潰しちゃうかもしれないから危ないよ~~~」
- ツボツボを引っこ抜いた後に、カビゴンに大岩をどかしてもらおうとする
「いいよ~~~、ツボツボくんを引っこ抜いてくれた恩返しさ~~~」
ぼくもみんなが困っているのはイヤだからね~~~~」
カビゴンが大岩をどかすことに承諾すると…
カビゴンはゆっくりと大地を揺らしながら起き上がる。
そして、1歩1歩進むたびに大地が揺れ、木々を踏み倒しながら大岩の方へ向かっていく。
「歩くのなんて久しぶりだ~~~」
森が揺れる度に近くの木にとまっていた鳥ポケモンたちは慌てた様子で飛び去って行った。
大岩の前に着くと、カビゴンは白い大岩をごろんと転がし移動させてくれた。
「よいしょ~~~!」
大岩をどかした後、カビゴンはその場で横になってしまった。
「これ以上長く立っていられないや~~~」
7 - 白い大岩の下
白い大岩があった場所の下には、入口が石で囲まれたような洞穴があった。
洞穴を覗くと、中は暗くて見えないが、空洞音からかなり広そうな空間だということが分かる。
聞き耳を立てる場合には、成功値20の感知判定を行う。
成功すると、中からボリボリと何かを食べているような音が聞き取れる。
この洞穴についてよく考えようとするなら、成功値25のかしこさ判定を行う。
成功したPCは、「ポケモンの巣穴」について知っており、この洞穴がその特徴に酷似していることが分かる。
「ポケモンの巣穴」の詳細については、「
世界設定」ページの「ポケモンの巣」の項目を参照。
洞穴の中に入ると…「8 - ポケモンの巣穴」へ
8 - ポケモンの巣穴
洞穴の中は、その入口から想像できるものよりも、遥かに広い空間が広がっていた。
空間全体がぼんやりとマゼンタ色の光で照らされているが、
薄紫の靄のようなものが漂っていてこの空間がどこまで続いているのか正確に判別できない。
空間の中央には、リンゴと様々なきのみ類がうず高く積み上げられており、
その手前でリンゴをボリボリと貪っているポケモンがいた。
ヨクバリスである。
「うわっ!お前たちどうしてここに!?」
「まさかあの大岩をどかしたのか?」
「クソ~!ここならリンゴを独り占めしても誰にも見つからずにバレないと思ったのに~!」
〇ばかぢからなヨクバリス このヨクバリスは、人間が落としていった「わざレコード」を偶然拾い、 わざ「ばかぢから」を覚えたヨクバリスである。 ヨクバリスは「ばかぢから」を使って木を大きく揺さぶることで、 森中のリンゴやきのみを効率よく回収して回っていたのだ。 更に、ポケモンの巣の入り口を塞いでいた大岩を 「ばかぢから」(+「はらだいこ」)で動かせることに気付き、 ポケモンの巣をリンゴを独り占めするための隠れ家として利用していたのだった。 PC達が寝ている隙にもちものを奪っていったのも彼である。 |
「くっ…せめて持てる分だけ持って逃げるかっ…!」
そう言うと、ヨクバリスはリンゴときのみをせっせと頬袋と尻尾に詰め込んでいく。
「!ん…!?なんだこれは…?」
焦るあまり口に入れてしまった硬いものを口から出すと、
それは夜空のような色をした鉱石の塊(ねがいのかたまり)であった。
「な、なんだこの石…!力がみなぎってっ…!?」
マゼンタ色の光を放つ粒子が、ヨクバリスに吸収されていく。
次の瞬間、ヨクバリスの体がぐん!ぐん!と大きくなり、やがて元の20倍はあるかという大きさになってしまった。
ヨクバリスの頭上にはマゼンタ色の暗雲が渦巻いている。
ダイマックスだ。
「うお~!なんだか知らんが大きくなったぞ~!」
「ヘッヘッヘッ!だがこの体なら食い物も大量に食えそうだし、攻撃も強そうだぜ!」
「お前たちも返りうちにしてやる~!」
9 - 戦闘!ダイマックスヨクバリス!
| ヨクバリス(ダイマックス) |
| タイプ:ノーマル |
特性:ほおぶくろ/くいしんぼう |
もちもの:ミクルのみ |
| HP:180(90x2) |
こうげき:10 |
ぼうぎょ:10 |
とくこう:6 |
とくぼう:8 |
すばやさ:2 |
こううん:5 |
| ダイノーマル(ほしがる) |
威力:11(17) |
命中:10 |
効果:相手全員のすばやさを1ランク下げる |
| ダイナックル(ばかぢから) |
威力:10 |
命中:10 |
効果:味方全員のこうげきを1ランク上げる |
| ダイアーク(かみつく) |
威力:11 |
命中:10 |
効果:相手全員のとくぼうを1ランク下げる |
※「ダイウォール」も使えますが基本的に使用しません。
- 「ダイアーク」はPC側にゴーストタイプのポケモンがいた場合のみ使用します。
- HPが半分以下になると「くいしんぼう」によりミクルのみを使用し、
更に「ほおぶくろ」の効果でHPを「27」回復します。
- タルップルorアップリューがサポートポケモンにいる場合、毎ターン終了時に以下のわざを使用します。
| ポケモン |
わざ |
ダメージ |
効果 |
| タルップル |
りんごさん |
1D10+10+12 |
100%の確率で相手のとくぼうを1ランク下げる。 |
| アップリュー |
Gのちから |
1D10+11+12 |
100%の確率で相手のぼうぎょを1ランク下げる。 |
ヨクバリスの後ろにあるリンゴときのみの山から「きのみ」を拾う場合、
1D10を振り、その出目によって下記の「きのみ」を1つ入手できます。
| 出目 |
1・2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9・10 |
| きのみ |
オボンのみ |
ヨプのみ |
フィラのみ |
ウイのみ |
マゴのみ |
バンジのみ |
イアのみ |
ふっかつのタネ |
「きのみ」は何度でも拾うことができますが、
1ターンに1個ずつしか拾えず、またそのターン中はわざを使用することができません。
ヨクバリスのダイマックスわざによって洞穴が揺れ、
青く光る鉱石のかけらがPCポケモンたちの前に転がり落ちてきた。
これは「ねがいのかけら」というアイテムで、
これに触れたPCポケモンは、3ターンの間ダイマックスできます。
10 - バトルに勝利/ダイマックスヨクバリス
ヨクバリスのHPが0になると、ヨクバリスはマゼンタ色のエネルギーを爆発させながら倒れこんだ。
すると、ヨクバリスの頭上を渦巻いていた暗雲の勢いが嵐のように激しくなり、
大量のリンゴやきのみ、PCポケモンたちは耐えきれず暗雲の渦巻きの中に吸い込まれてしまう。
気が付くと、PCポケモンたちは洞穴の入り口付近に放り出されていた。
そして、PCポケモンたちに続いて、洞穴の入り口からリンゴやきのみが噴水のように噴き出し、森中に散らばっていった。
最後に小さくなったヨクバリスが洞穴から煙を噴き上げながら飛びだすと、
カビゴンのお腹の上で1度ボヨンと跳ねた後、お腹のすぐ横に転落した。
その直後、カビゴンが軽く寝返りを打つと、ヨクバリスの尻尾がカビゴンと地面の間に挟まり、
ヨクバリスは身動きが取れなくなってしまったのであった…。
※ヨクバリスは気絶しているようだ。
※カビゴンが近くにいないorカビゴンに会いに行っていない場合、空の彼方に飛んで行ったということにしても良い。
洞穴の中は、未だ奇妙なエネルギーが漂っているように感じるものの、
先ほどまでと打って変わって狭く小さな空間になっている。
周囲を見ると、自分たちのなくした「もちもの」が全て散らばっていることに気が付く。
森のリンゴを独り占めしていた元凶を倒し、リンゴともちものを取り返したPCポケモンたちは、
おいしいリンゴを食べ、無事に自分たちの棲み処に帰るのであった。
★シナリオクリア
6.5 - 白い大岩をどかさない
夜になるまで待ち、中のヨポケモンが洞穴から出てくるのを待ち構える場合は、
お腹が空く判定を2回行います。(食べられる「たべもの」がない場合、1回の判定ごとにげんきを-2します)
夜になると、大岩をどかして洞穴からヨクバリスが姿を現す。
ヨクバリスは辺りをキョロキョロ見渡した後、森の方へリンゴを探しに行く。
ヨクバリスはすぐに洞穴の中に逃げこみ、入口を再び大岩で塞いでしまう。
- ヨクバリスが洞穴から出て、しばらく尾行し続けたあと姿を現す
ヨクバリスにバレずにこっそり尾行し続けるには、成功値「18」の「感知判定」に成功する必要があります。
誰か一人でも失敗してしまうと、ヨクバリスは尾行に感づいて逃げ出してしまいます。
逃げ出したヨクバリスに追いつくには、成功値「15」の「速さ判定」に成功する必要があります。
- ヨクバリスにこっそり近づいて飛び出す、または追いかけて追いつく
ヨクバリスに問い質しても、リンゴ独り占めの犯人であるとは答えてくれない。
「うわっ!なんだお前たちは?」
「オ、オレはなにも知らないぞっ…!」
「見ず知らずのポケモンを自分の巣に入れるわけないだろっ!」
「だめったらだめだ!」
- 複数人がかりで攻撃を仕掛ければ、(バトルするまでもなく)ヨクバリスは倒されてしまうが、
「な、なんてヒドイやつらだぁ…」
といって、白状しない。
上記のように結局、自力かカビゴンに頼んで大岩をどかすしか事件を解決する方法はありません。
(ポケモンの巣の中の証拠を見つけるまで、ヨクバリスが観念しないため)
シナリオクリア報酬
| 条件 |
けいけんち |
| ポケモン(通常)を1体倒した |
+1 |
| ダイマックスポケモンを1体倒した |
+5 |
| リンゴを森に返した(問題を解決した) |
+3 |
| カジッチュを進化させた(シナリオ限定ボーナス) |
+2 |
| シナリオをクリアした |
+1D10 |
| 条件 |
たべもの |
| バトルに勝利した |
+1 |
| リンゴを取り返した(シナリオ限定ボーナス) |
+2 |
| シナリオをクリアした |
+3 |
備考
このシナリオに登場するNPCポケモンはみんな特性が「くいしんぼう」のポケモンです。
| カジッチュ |
タルップル |
アップリュー |
カビゴン |
| ジグザグマ(ガラル) |
マッスグマ(ガラル) |
ツボツボ |
ヨクバリス |
最終更新:2020年10月10日 22:46