仮面ライダー555(ファイズ)
情報
- 放送開始日:2003年1月26日
- 放送終了日:2004年1月18日
- メインプロデューサー:白倉伸一郎
- メイン脚本家:井上敏樹
- サブ脚本家:なし
- 売上:約120億円(前年-19億円)<03.04~04.03>
- 平均視聴率:9.26%(前年-0.14%)
概要:
- 人間が死して変化した怪人「オルフェノク」を巡る戦いのドラマ。怪人側の描写にも重点が置かれている。
- 変身アイテムは当時としては仮面ライダーでは初の「携帯電話」。その他にもモニターが回転するリボルバー形、音声入力形と3タイプの変身アイテムが登場。
- ストーリーも味方だけではなく、敵の心情などを重視した作りになっており、これまで軽視されがちだった敵の行動が解るようになっている。
- ファイズ最大の目玉は「装着者の転移」である。主人公のベルト=主人公専用ではなく、オルフェノクの適正因子を持つものであれば変身が出来るという設定である為、ファイズギアを敵が装着して変身する、という展開が見られた。
- 怪人名である「オルフェノク」に関する由来は井上敏樹らしさが実に出ている。
- 2019年にリメイク作の『仮面ライダー913』が井上敏樹原作でコミカライズされるが、2022年には諸事情で打ち切りとなった。
- 2024年に20周年記念作が制作された。
特撮!板、他所での扱い:
- 人気が高い反面、1期の平成ライダーらしさや井上らしいシリアスな作風が全面で押し出されており龍騎とともに賛否両論が強く好き嫌いの分かれる作品でもあった。また当時まだ平成ライダーが始まって間もないため巧や草加の性格などがよく叩かれていた。
- これに加え井上氏が執筆し子供対象を外し完全に大人向けにした、小説の「異形の花々」の模写が強烈であり良くも悪くも陰鬱なイメージを推し進めた。
- 特に草加に至っては、当時から一定数のファンはいたものの反発が強く井上氏が嫌味系や人格系に歪んだキャラを多く書く事もあって、「響鬼」の京介など「草加系」と称され「キバ」で名護啓介が草加と比較されていたりと、響鬼交代騒動以降の井上脚本に関するバッシングが強い要因の一つになっていた。
- これらの要素や「グダグダ」などと叩かれる反面、ネットがまだ一般的に流行していない時期であった事や、アンチなどの要因のために「井上ワープ」「天井からアイテム」など実際とは異なっていたり誤った解釈も多く発生した。また当時の1期の批判でよくあった「井上はパワーアップイベントを熱く書かない」や、それに対する要望の「熱いパワーアップ」「王道展開」などの意見もこのファイズ頃から目立つようになったのもこの頃。
- しかしメディアにおける乾巧役の半田健人氏の活躍、ディケイドにおける再プッシュやネットでのキャラ性、ネタ性として草加の再評価が進んだこと、2010年以降に当時見ていた新規ファンが大量に加入した為、井上バッシングが落ち着いた事もあり段々と好意的にファイズを評価する層が増えるようになった。
小林信者からの扱い:
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最終更新:2025年04月24日 15:44