仮面ライダー響鬼

情報


概要:

  • 元々は仮面ライダーシリーズではない作品として企画されていたが、ウルトラシリーズや他社の超星神シリーズなどとの他特撮シリーズとの兼ね合いのためにライダーシリーズになった。ライダーに若手のイケメンを起用していた従来とは違い、主役に当時30代の細川茂樹を起用し、和風なテイストの味付けもされている。響鬼以降もカブトと電王で和風関連のモチーフのライダーが続くことになる。
  • 30話以降でプロデューサー、メイン脚本が突如交代、出演者を巻き込んだ波紋を呼んだ。理由は現在でもはっきりと明言されていないものの、商業的不振が著しかったためもしくはスケジュール管理の問題との見方が主流で、交代しなければ平成ライダーシリーズの終焉を招いた可能性があるとも言われていた。
    • これに関しては各地で炎上騒ぎが発生したり、新聞の視聴者コメントの指摘や「ゴースト」の怪人デザインの島本和彦氏がラジオで言及しているが、現在では単純な売上不振ではプロデューサーは降板することはまずないという事実から「予算管理やスケジュール管理の問題が原因」という論が根強い*1
      • 髙寺はクウガ担当時にもスケジュール遅れから上層部を怒らせて白倉が尻拭いに入っていた前科があり、白倉も後にインタビューなどでクウガのスケジュール遅延に言及しているため、「髙寺のスケジュール管理能力の低さに上層部の堪忍袋の緒が切れた」という説も上記の予算説と並んで信憑性を増しつつある。
    • この時期、剣や響鬼の失敗に限らずネクサス、マジレンジャーなど2004~2005年度など特撮シリーズの売り上げの低下に歯止めが効かない危機的な状態だったためこれ以降形は違えど「子供を意識した展開にする」「玩具促進を意識する」などの意識や保守的な作風が徹底されるようになり、平成2期の作風やこれ以降の特撮TVシリーズの作風の固定化に影響を与えている。
  • 前半メインライターのきだつよしは「『響鬼』の仕事は、プロデューサーの意向をただただ清書させられ自分のカラーをほとんど出せなかったという思いが強く、正直なところあまり楽しい思い出ではない」とブログで語っていたため、前半においては髙寺成紀のカラーが色濃く出ていた作品であったようである。

特撮!板での扱い:

  • プロデューサー交代騒動は信者アンチ中立合い乱れての大戦争を招き後々まで尾を引く事になり、カブト以降のライダー評論(脚本責任など)などに大きな影響を与えている。
  • 争いが大きくなった要因として、それまでの平成1期の作風に不満を持ったファンや評価の高いクウガのスタッフが参加するという期待感が強く、それが裏切られ不満が爆発した為である。現に前期を評価した要素として「醜い争いをせずライダー同士が仲良く子供にも良い」など意見があちこちで見られた。
  • アンチの暴れっぷりから前期の評価が高いように見られるが、実際には様々な問題点をしてきされており京介登場などもそれを改善するためのものである。
  • このように大きな混乱を招いたがこの一件で予算管理に注目を集める中、2007年にウルトラシリーズで知られる円谷プロの売買問題により予算管理やシリーズの継続など作品評価以外での必要性が求められるようになり相対的に白倉が評価され高寺の評判低下に繋がった事、また東映退社後の高寺が手がけた「大魔神カノン」の評判があまりにも悪かったことや、高寺のガンプラ破壊事件から前半や高寺信者がおとなしくなり、現在では「交代はやむを得なかった」との見方が主流。

小林信者からの扱い:

  • 電王で流入した新参腐女子は興味が無いのか相手にされていない。
  • 路線変更後登場した井上キャラである桐矢京介の癖のあるキャラクターに対する批判が多い。演じた中村優一が後に電王の2号ライダーの役になったため比較して叩かれることが多い。

コメント

  • 電王のインパクトが強くてあまり目立たないけど、これも比較的平和な作風だったな。 -- 名無しさん (2015-09-22 12:43:20)
  • この当時ライダー同士か協力して戦う展開が好きで夢中で観てたな -- 名無しさん (2015-10-07 12:19:28)
  • 井上白倉体制になってもライダーバトルとかは起きなかったし平和的っちゃあ平和的か -- 名無しさん (2015-10-08 13:32:36)
  • アニメはゾロリやプリキュアに、特撮は牙狼に負けてたな。 -- 名無しさん (2015-12-26 23:10:23)
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最終更新:2021年06月14日 08:28

*1 一説によれば次番組のカブトの予算まで手をつけようとしていた模様