宮下隼一
情報
主なメイン執筆特撮作品:
特捜エクシードラフト(1992年 - 1993年)全49話中25話執筆(うち4話は鈴木康之と、2話細野辰興と共同執筆)
特捜ロボ ジャンパーソン(1993年 - 1994年)全50話中20話執筆(うち4話は鈴木康之と、1話井上一弘と共同執筆)
ブルースワット(1994年 - 1995年)全51話中22話執筆(うち7話は鈴木康之と、1話井上一弘と、1話荒川龍と共同執筆)
重甲ビーファイター(1995年 - 1996年)全53話中22話執筆
ビーファイターカブト(1996年 - 1997年)全50話中22話執筆
忍風戦隊ハリケンジャー(2002年 - 2003年)全51話中23話およびVシネマ・小説版執筆
主なサブ執筆特撮作品:
仮面ライダーBLACK (1987年 - 1988年)全51話中11話執筆
仮面ライダーBLACK RX(1988年 - 1989年)全47話中13話執筆
特警ウインスペクター(1990年 - 1991年)全49話中8話執筆
特救指令ソルブレイン(1991年 - 1992年)全53話中7話執筆
ビーロボカブタック(1997年 - 1998年)全52話中7話執筆
テツワン探偵ロボタック(1998年 - 1999年)全45話中8話執筆
救急戦隊ゴーゴーファイブ(1999年 - 2000年)全50話中8話執筆
仮面ライダー剣(2004年)全49話中4話および小説版執筆
炎神戦隊ゴーオンジャー(2008年 - 2009年)全50話中5話執筆
主な特撮映画作品
真・仮面ライダー 序章(1991年)(小野寺丈と共同執筆)
特色:
- テレビ映画の助監督として活動後、『西部警察』の脚本でデビュー。以降刑事ドラマを中心に活動し『仮面ライダーBLACK』から東映特撮に関わるようになる。
- メタルヒーローシリーズでは後期から末期まで参加。『特捜エクシードラフト』から『ビーファイターカブト』まではメインライターとして活躍。
- この間の作品には自身の弟子である鈴木康之(現・鈴木やすゆき)らとの共同執筆作も多かった。
- 同じく東映特撮で活躍した杉村升を慕っており、杉村がメインを務めた作品のサブライターに回っていることも多い。
- 1997年に杉村らと共に株式会社フラグシップを設立、主にカプコンのゲーム作品でもシナリオを手がけていた(現在、フラグシップは解散)。
- 杉村の葬儀では監督・演出家の三ツ村鐵治と抱き合って号泣したという。
- アニメ『名探偵コナン』では初期から現在まで参加している数少ないライターの一人。アニメオリジナルエピソードを多く担当している。
- 基本的に王道の作品を書く脚本家。老人や社会的弱者、不良少年などを主役に据えることも多い。
- 反面、脚本自体は取り立てて捻りが無く、「ワンパターン」と言われることも。
- 説明台詞の多さ、設定や展開の転がし方の雑さを指摘されることも多い。
- 「メタルヒーローシリーズを終焉に導いた元凶」と扱われることもあるが、公式には彼がサブに回った『ビーロボカブタック』『テツワン探偵ロボタック』も(王道ヒーローからコメディタッチへの大きな路線変更であるが)メタルヒーローシリーズであり、『燃えろ!!ロボコン』を石ノ森章太郎の一周忌に合わせるために『ロボタック』を前倒しで終了、そのまま平成ライダーシリーズの枠になった、という具合にこのあたりは複雑な事情が絡んでおり、一概に彼の責任と呼べるものではない。
- 過去に書いた脚本の設定やプロットを流用することも多い。
- 一例を挙げると、『仮面ライダー剣』の39-40話のプロットは「人間(ヒロインの父)の記憶を植え付けられた怪人が他の怪人と共にライダーたちと戦うが、最終的に子への愛情を思い出したことで死亡、子の記憶に生き続ける」というものだが、『特捜ロボ ジャンパーソン』第9話がほぼ同一の流れとなっている。
- 「死を偽装し、世間から姿を隠して戦う」というヒーローを多く書いている(『ジャンパーソン』の三枝かおる、『ハリケンジャー』のシュリケンジャーなど)。
- 『仮面ライダー剣』の小説版ではバトルファイトの元凶である統制者に立ち向かうという王道路線を描いたが、王道から外れた苦い結末を好む『剣』ファンからは、小説版における剣崎一真の設定などもあって不評である。
- 小林は彼がメインライターを務めた『特捜ロボ ジャンパーソン』でデビュー。『重甲ビーファイター』で新人脚本家を排除しようとする動きがあった時には扇澤延男と共に彼女をかばい、以降のシリーズにも参加させている。
- 『ハリケンジャー』放映当時、「特撮ファン」を嫌っている旨の発言をしていたことから今でも特撮オタに叩かれることがある。
- なお、特撮系ではメインを担当すると、終盤につれて舞台となる世界がやばくなる方向にシフトされたり、善と悪の壮大な戦いが始まるというシナリオが多い。
小林信者からの扱い:
- 近年では特撮に関わることが減ったためか、あまり話題に挙げられることはない。
- 小林信者が嫌う王道路線の脚本家のはずだが、積極的に叩かれることはほぼない。前述通り、小林が現在でも特撮作品に関われるのは彼と扇澤が新人時代の小林を庇ったからなので、そのためだろうか。
- だからと言って、彼を恩人として持ち上げるようなこともほとんどないわけだが。
- 彼が担当した『ハリケンジャー』と同時期の仮面ライダーは小林メインの『仮面ライダー龍騎』だが、その当時も穏やかで小林信者からの叩きの対象とはされていない。
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最終更新:2022年08月29日 05:24