澪梓「入れ替わり」
例えばの話。
自分の恋は片想いでその想う相手(以後Aとする)は私に振り向いてくれない。
同じようにAの恋も片想いで想う相手(以後Bとする)は振り向いてくれない。
一方通行の恋。
その場合、自分の恋はAが振り向いてくれるかも知れない。
Bの想う相手が振り向いてくれるかも知れない。
逆に自分とAの恋は永遠に叶わない。そういった場合も現れる。
意外にも想われてる相手も自ら想う相手を想わなくする。いわゆるフラグ破壊。
結局のところ、恋する者は相手を惹こうと媚び、相手に弄ばれてサヨナラ。
相手を手玉に取って手に入れる。そのどちらかが普通なのではないか?
自分の恋は片想いでその想う相手(以後Aとする)は私に振り向いてくれない。
同じようにAの恋も片想いで想う相手(以後Bとする)は振り向いてくれない。
一方通行の恋。
その場合、自分の恋はAが振り向いてくれるかも知れない。
Bの想う相手が振り向いてくれるかも知れない。
逆に自分とAの恋は永遠に叶わない。そういった場合も現れる。
意外にも想われてる相手も自ら想う相手を想わなくする。いわゆるフラグ破壊。
結局のところ、恋する者は相手を惹こうと媚び、相手に弄ばれてサヨナラ。
相手を手玉に取って手に入れる。そのどちらかが普通なのではないか?
音楽室
唯「あ~ずにゃん」
梓「辞めてください!唯先輩!」
律「頼むからこれ以上音楽室を暑くしないでくれ」
唯「え~だってあずにゃんが可愛いのがいけないんだよ~」
梓「ちょっと暑いですから・・・ムギ先輩助けてください!」
紬「唯ちゃん、美味しいケーキ持ってきたけど食べないかしら?」
唯「食べる~♪」
澪「・・・・」
さっきの例え話に代入してみるとする。
自分を澪(私)と置き換える。Aを唯。そしてBを梓。
私は唯が好きだが、唯は梓か好きだ。
だから今のままでは私の想いは唯には伝わらない。
もしかしたら唯は私に振り向いてくれるかも知れない。
でも、一方通行の恋に都合が良い事なんてあり得ない。
自分を澪(私)と置き換える。Aを唯。そしてBを梓。
私は唯が好きだが、唯は梓か好きだ。
だから今のままでは私の想いは唯には伝わらない。
もしかしたら唯は私に振り向いてくれるかも知れない。
でも、一方通行の恋に都合が良い事なんてあり得ない。
律「もう時間か。帰ろっか」
梓「明日も来るんですか?」
律「梓は1人で悲しいだろうしな」
梓「悲しくないです!」
唯「そんな冷たい事言わないでよあずにゃ~ん」
律「頼むから唯、唯が梓に抱き付くと地球上の温度が2度上がるんだ」
澪「なわけあるか!」
紬「うふふふ」
私は律以外のみんなには優しい。言い替えれば律にしか本心を出さない。
けれど、恋は自分しか味方がいない。
理由とするなら単純に好きな人を他の人に言うのが恥ずかしい。
ただ、それは冗談でバらす酷い人もいる。
逆に好きな人をオープンにしてアピールする人もいる。オープンな人は嫌われがちが多い。
どういった事にしろ私には恥ずかしくて無理な話である。
けれど、恋は自分しか味方がいない。
理由とするなら単純に好きな人を他の人に言うのが恥ずかしい。
ただ、それは冗談でバらす酷い人もいる。
逆に好きな人をオープンにしてアピールする人もいる。オープンな人は嫌われがちが多い。
どういった事にしろ私には恥ずかしくて無理な話である。
夜・澪の家
澪「もし、あなたが居ないと私は・・・」
ヴーヴー
澪「メールか。誰からだ?梓?」
転機とは本当に突然訪れる。それがいつになるかわからない。
けど誰もが一回は経験しているのではないかと思う。
けど誰もが一回は経験しているのではないかと思う。
澪「明日の昼休み1人で音楽室に来てくれ・・か」
澪「余程大事な話があるんだろうか」
澪「良いよ・・と」
時期としては私の高校生活は幕を閉じようとしている。
みんな同じ大学に受かりまたみんなで通う。
その前に卒業式もある3月が今の時期だ。
音楽室にまったりしてたのは後輩である梓が悲しまないためと4人で決めた事だ。
みんな同じ大学に受かりまたみんなで通う。
その前に卒業式もある3月が今の時期だ。
音楽室にまったりしてたのは後輩である梓が悲しまないためと4人で決めた事だ。
澪「もしかして秘密のプレゼントかも」
次の日・音楽室
ガチャ
澪「梓」
誰もいない。来るのが早すぎた。いや、準備をしているのかも知れない。
椅子に腰かけて数分後に梓はやって来た。
椅子に腰かけて数分後に梓はやって来た。
梓「わざわざすみません。呼び出した割には遅刻してしまって・・・」
澪「構わないよ。それで話って?」
梓「単刀直入にして聞きます。澪先輩は唯先輩の事が好きですね?」
澪「・・・・・何でその事を?」
私の隠し方が下手なのか?一発で当てるなんて思っても見なかったからだ。
梓「唯先輩が私に抱き付いてきてるとき澪先輩に助けを求めようとすると、
澪先輩とても羨ましい顔してますよ」
澪先輩とても羨ましい顔してますよ」
梓の言っている事は100%当たっている。
私と梓は髪の色と長さならそっくりである。同じ黒い髪。同じ長い髪。
それでも私には抱き付いてこない。
梓にばっか抱き付く唯。それを私は嫉妬していた。
私と梓は髪の色と長さならそっくりである。同じ黒い髪。同じ長い髪。
それでも私には抱き付いてこない。
梓にばっか抱き付く唯。それを私は嫉妬していた。
澪「・・梓にはお見通しか。誰にも秘密にしてたんだけどな」
梓「すみません。ですが、その事で話があるんです」
そう言うと梓は音楽室のドアを開け、外に待っていた人を招き入れた。
それは唯だった。思わず私は席を立ってしまった。
それは唯だった。思わず私は席を立ってしまった。
梓「あ。すみません。サプライズが思ったより強すぎましたか」
?「すみません。澪さん元の姿にしますね」
そう言って唯だった子は髪止めを外し、リボンで小さなポニーテールを作った。
彼女は憂ちゃんだった。私はまだ頭がよく働かずにいた。
彼女は憂ちゃんだった。私はまだ頭がよく働かずにいた。
梓「紹介しますね。私の恋人の憂です」
憂「憂です。改めてよろしくお願いします」
丁寧にお辞儀する。姉の良い部分を吸収したかのような子。
または姉にも良い部分があるがそれはマイペースな部分。
逆に妹が全ての家事をこなす事が出来る部分。
遺伝は専門外だが、少なくとも姉よりは何でも出来る子だった。
または姉にも良い部分があるがそれはマイペースな部分。
逆に妹が全ての家事をこなす事が出来る部分。
遺伝は専門外だが、少なくとも姉よりは何でも出来る子だった。
梓「私と憂は恋人同士なんです。ですから唯先輩は私の事好きなんでしょうけど、
その気持ちには答えられません」
その気持ちには答えられません」
澪「それで、私にどうしろと言うんだ?」
梓「実は卒業式の日に唯先輩に呼び出されてるんですよ。ほら」
携帯を私に見せる。
卒業式終わって軽音部のみんなと色々楽しんだら夜の7時に音楽室に来てください。
待ってるから・・・か。
唯にしてはえらく真面目なメールだ。普段は随分適当な内容なのに・・・
卒業式終わって軽音部のみんなと色々楽しんだら夜の7時に音楽室に来てください。
待ってるから・・・か。
唯にしてはえらく真面目なメールだ。普段は随分適当な内容なのに・・・
澪「この時に私に告白しろとでも?」
梓「はい。すみませんが」
澪「それじゃあ私が振られるだけじゃないか」
梓「まあ、話はまだ続きますから聞いてください」
梓「まず、澪先輩は唯先輩に7時までに告白してください。
そこでOKだったらそのまま付き合えば良いです。
ですが、振られたらめげずに唯先輩の後を追いかけてください。
音楽室で私と憂で唯先輩を振って出ていきますから唯先輩を慰めてください」
そこでOKだったらそのまま付き合えば良いです。
ですが、振られたらめげずに唯先輩の後を追いかけてください。
音楽室で私と憂で唯先輩を振って出ていきますから唯先輩を慰めてください」
梓の計画は梓と憂ちゃんだけ綺麗なままの作戦だった。
1回は私と唯は涙を出すほど悲しい経験をするとなると切ない作戦だ。
梓と憂ちゃんは期待不安半々の唯に付き合いました。
なんて言う勇気が無かったらしくそこで私を目に付けたって事。
1回は私と唯は涙を出すほど悲しい経験をするとなると切ない作戦だ。
梓と憂ちゃんは期待不安半々の唯に付き合いました。
なんて言う勇気が無かったらしくそこで私を目に付けたって事。
結局、私は梓達の作戦に乗った。いや、手を組んだと言うべきか。
私は唯をものとして欲しいって感じに浸ったがせっかく2人が協力してくれる。
だから感謝をするべきだ。そう私は思って梓達と別れた。
私は唯をものとして欲しいって感じに浸ったがせっかく2人が協力してくれる。
だから感謝をするべきだ。そう私は思って梓達と別れた。
基本的に午後の授業は3年生のこの時期にはほとんどない。
そのため、一旦帰って梓のために放課後に戻ってきてる。
最近はそんな繰り返し。それでもそのループの終わりは近い。
そのため、一旦帰って梓のために放課後に戻ってきてる。
最近はそんな繰り返し。それでもそのループの終わりは近い。
放課後
律「明日卒業式か」
紬「なんかあっという間だったわね」
澪「練習よりティータイムの方が長かった気がする」
唯「気にしない気にしない♪それよりあずにゃんは私達が居なくなっちゃって
悲しくなるんじゃないのかな?」
悲しくなるんじゃないのかな?」
梓「そんな事はないです!・・・っていうのは嘘で寂しいですね」
唯「やっぱりあずにゃんは寂しがり屋さんだね~」
唯は相変わらず梓に抱き付く。
みんなはこれがお決まりだと思っているが、梓からすると本当に辞めて欲しいのだろう。
それは本心で表では嫌でも否定しない仲の良い先輩後輩を演じている。
いや、演じていると言うより友達というのだろう。
みんなはこれがお決まりだと思っているが、梓からすると本当に辞めて欲しいのだろう。
それは本心で表では嫌でも否定しない仲の良い先輩後輩を演じている。
いや、演じていると言うより友達というのだろう。
しかし、私も酷いともまた卑下する。
好きな人が傷付くと言うのに慰め役を買って出たと言う。
だから午後の間、ずっとその事が頭の中を駆け巡っていた。
だからと言って私は1番に最初に傷付くのだから仕方がない。そんな考えもある。
好きな人が傷付くと言うのに慰め役を買って出たと言う。
だから午後の間、ずっとその事が頭の中を駆け巡っていた。
だからと言って私は1番に最初に傷付くのだから仕方がない。そんな考えもある。
律「じゃ、帰るか」
唯「帰りどこかよってこーよ」
普段の帰りみたいな下校でもそれも今日でおしまい。
結局最後もムギのお菓子とティーセットにお世話になった。
結局最後もムギのお菓子とティーセットにお世話になった。
梓「あの!」
律「ん?どしたー?」
梓「明日で先輩方卒業してしまうので最後に一曲やりませんか?」
紬「そうね。でも唯ちゃんは大丈夫なの?」
律「そうだな。ギー太じゃなくてもいけるか?」
唯「無理です」
律「さらっと言うな!さらっと!」
澪「なら唯はその分歌って頑張るしかないな」
律「良かったな澪しゃん歌わないで」
澪「やかましい」
音楽室はこういう時にありがたい。梓は自分のムスタング。
私と律とムギは音楽室の楽器を借りて唯は声の調整をして演奏が出来る準備が整った。
私と律とムギは音楽室の楽器を借りて唯は声の調整をして演奏が出来る準備が整った。
律「じゃー言い出しっぺの梓。何やるか決めてくれ」
梓「そうですね・・・じゃあふわふわ時間で」
律「じゃあ行くぞワンツースリー」
下校
律「いや~ひどかったな~」
梓「最後の思い出が・・・」
紬「今度新しいギター買ってあげるから」
梓「ホントですか酷い!?」
紬「嘘。現金な子ね」
梓「ガーン!」
唯「よしあずにゃん!私がアイスを奢ってあげよう」
律「アイスくらいならファーストフード食った方が得だ!行くぞ唯隊員!」
唯「了解りっちゃん隊長」
最後までお世話になったファーストフード店に行く。
私の財布は軽いのに唯や律はどこからお金を調達してくるのだろう。
そんな事を考え私と梓とムギは後を追う。
はっきり言ってムギが全部奢ってくれた。
私と梓は何でも頼んで良いとは言え奢られる身としてはやっぱり謙遜してしまう部分があった。
その割りに唯と律は喜んでメニューを片っ端から頼んでいった。
それでもムギはニコニコして気にせず諭吉1人で会計を済ました。
私の財布は軽いのに唯や律はどこからお金を調達してくるのだろう。
そんな事を考え私と梓とムギは後を追う。
はっきり言ってムギが全部奢ってくれた。
私と梓は何でも頼んで良いとは言え奢られる身としてはやっぱり謙遜してしまう部分があった。
その割りに唯と律は喜んでメニューを片っ端から頼んでいった。
それでもムギはニコニコして気にせず諭吉1人で会計を済ました。
紬「私、皆に奢るのが夢だったの~♪」
律「ありがとうムギ様!」
唯「ムギちゃんありがとう!」
澪「ありがとう」
梓「ありがとうございます」
紬「いいのいいの♪明日は卒業式だもの♪」
ムギほど心が広い人は多分この先会うことないと思う。
それにしても唯と律の奴はこんなに注文して食べきれるのか?
私と梓とムギが協力しても結構食べきれるかわからない量である。
最悪持ち帰りにすれば良いのだがこのメンバーはそういったちまちましたことをしないと思う。
それにしても唯と律の奴はこんなに注文して食べきれるのか?
私と梓とムギが協力しても結構食べきれるかわからない量である。
最悪持ち帰りにすれば良いのだがこのメンバーはそういったちまちましたことをしないと思う。
紬「ごちそうさま」
律「・・・・・」
唯「・・・・・」
梓「・・・・・」
澪「・・・・・」
結論からして律と唯の胃は早々にして埋まった。
正直、ちまちま食べてた私と梓の方が食べた気がする。
それを上回るのが知らない間に完食していたムギだ。
結構の量があったのに私達が揉めてる間に食べきった。そんなところだろう。
正直、ちまちま食べてた私と梓の方が食べた気がする。
それを上回るのが知らない間に完食していたムギだ。
結構の量があったのに私達が揉めてる間に食べきった。そんなところだろう。
律「それじゃ私達はこっちだから」
唯梓「ばいばーい」
紬「また明日」
また明日・・まるで明日が普通にあるような挨拶。
でも実際は明日にサヨナラな挨拶なのかもしれない。
でも実際は明日にサヨナラな挨拶なのかもしれない。
律「それじゃ澪。また明日な」
澪「ああ。また明日」
私もつい使ってしまった。でも幼馴染みなら当たり前かなって思う。
卒業式は思ったより苦痛な行事と誰もが思う。私もその1人である。
のろのろ歩いて前で長ったらしい話を校長、市長と言ったただ偉い人が話す。
その間ただひたすら黙って、姿勢を正してないといけない。それが私にとっての苦痛だった。
のろのろ歩いて前で長ったらしい話を校長、市長と言ったただ偉い人が話す。
その間ただひたすら黙って、姿勢を正してないといけない。それが私にとっての苦痛だった。
律「卒業・・しちゃったな」
唯「卒業しちゃったね」
律「よっしゃー皆ではしゃぐぞー」
唯紬「おー!!」
梓「澪先輩ちょっと」
澪「・・・・」
空き教室
梓「今から唯先輩連れてきますから告白してください」
澪「梓は容赦が無いな」
梓「私の仕事も辛いですよ」
考え方に寄れば梓の方が私よりはるかに辛い仕事をする。
けれど梓には振ったあとの悲しみは憂ちゃんが支えてくれる。
しかし私の場合、支えてくれるくれる人がいない。そのままみんなのところに戻る。
もし、成功したら仲良くみんなのところに戻れる。ただ、ダメなら・・・
けれど梓には振ったあとの悲しみは憂ちゃんが支えてくれる。
しかし私の場合、支えてくれるくれる人がいない。そのままみんなのところに戻る。
もし、成功したら仲良くみんなのところに戻れる。ただ、ダメなら・・・
ガラッ
唯「澪ちゃーん!」
澪「唯・・・話があるんだ」
当たって砕けろの告白だが、先の見えてる告白は悲しいものだ。
インサイダー取引のような良い結果が見える。なんてことはない。
これからの結果はただの振られに行くものだから。
インサイダー取引のような良い結果が見える。なんてことはない。
これからの結果はただの振られに行くものだから。
ファミレス
みんな「かんぱーい!」
律「にしてもみんな大学受かってよかったよ」
澪「お前が言うな」
唯「でも、またみんな一緒だね」
紬「今度は先輩がいるのね♪楽しみだわ」
律「ティータイムも出来るかわからんよな」
それから結構みんなで楽しんだ後、お開きとなった。時刻は8時。
唯は教室に忘れ物したと言って学校に行った。私は1人で帰ると言いみんなと早々別れて唯を追った。
夜の学校は静かであるのは鉄板みたいなもの。たまに警備の人が通るくらいで後は無人空間である。
唯は教室に忘れ物したと言って学校に行った。私は1人で帰ると言いみんなと早々別れて唯を追った。
夜の学校は静かであるのは鉄板みたいなもの。たまに警備の人が通るくらいで後は無人空間である。
一旦教室で梓達と合流して悲しい作戦がスタートした。
まず梓が音楽室に入っていった。
中に唯がいるのは追いかけた私が確認済みだった。しばらくの間憂ちゃんと壁にもたれて立っていた。
ちょっとして梓が憂ちゃんを呼んだ。後は私が慰めるだけの仕事。
全てがうまくいく。そう私と梓達は思った。
中に唯がいるのは追いかけた私が確認済みだった。しばらくの間憂ちゃんと壁にもたれて立っていた。
ちょっとして梓が憂ちゃんを呼んだ。後は私が慰めるだけの仕事。
全てがうまくいく。そう私と梓達は思った。
ガチャン
何かが割れるような大きな音がして私は思わず音楽室に入った。
中は梓と憂ちゃんしかいなかった。ただ、2人とも窓から下を見ていた。
憂ちゃんは頭を抱えてしゃがみこんだ。何が起きたというんだ?
中は梓と憂ちゃんしかいなかった。ただ、2人とも窓から下を見ていた。
憂ちゃんは頭を抱えてしゃがみこんだ。何が起きたというんだ?
梓「澪先輩!唯先輩が・・唯先輩がぁ!!!」
澪「落ち着け梓!何があったんだよ!?」
梓は全く落ち着けられずにただ窓を指した。
私は窓の外を見る。・・・・・・唯は倒れていた。
私は窓の外を見る。・・・・・・唯は倒れていた。
数ヶ月後
唯「おはよーあずにゃん」
梓「もう!唯先輩起きるの遅いです!」
唯「あずにゃんが起こさなかったのがいけないんだぞー」
梓「はやく大学行く支度してください!」
憂は自分のせいだと言い自殺した。唯先輩はショックで大学の入学式を休んでしまった。
でも、私が代わりに憂の代わりに尽くす事にした。
始めの内は唯先輩は全く相手をしてくれなかった。が、次第に心を開き始めて今に至っている。
澪先輩は会いたくないのか、連絡しても返事が来ない。
ただ唯先輩とは取っている。なんか羨ましい。
でも、私が代わりに憂の代わりに尽くす事にした。
始めの内は唯先輩は全く相手をしてくれなかった。が、次第に心を開き始めて今に至っている。
澪先輩は会いたくないのか、連絡しても返事が来ない。
ただ唯先輩とは取っている。なんか羨ましい。
唯「それじゃあずにゃん行ってくるね」
梓「私も行きますよ!高校生ですから・・」
ここは私と唯先輩で借りたアパート。旧唯先輩の家は今は違う誰かが住んでいる。
でも私には唯先輩がいればいい。ただ、この頃不安な事がある。唯先輩の帰りが遅い事だ。
大学生なら当たり前なのかもしれないが4月の頃は私のために早く帰ってきたことに嬉しかった。
私も早く帰ってくる度夕食も豪華になっていた。
しかし、この頃は帰宅時刻が遅いので豪華な食品を作っても7割くらいな味に成り下がってしまう。
でも私には唯先輩がいればいい。ただ、この頃不安な事がある。唯先輩の帰りが遅い事だ。
大学生なら当たり前なのかもしれないが4月の頃は私のために早く帰ってきたことに嬉しかった。
私も早く帰ってくる度夕食も豪華になっていた。
しかし、この頃は帰宅時刻が遅いので豪華な食品を作っても7割くらいな味に成り下がってしまう。
唯「ただいまー」
梓「唯先輩遅いですよ何時まで出歩いていたんですか?」
唯「デートだよ。澪ちゃんとデートしてきたんだよ」
梓「それはもちろん交流としてですよね?」
唯「I LOVE YOUだよ」
梓「唯先輩には私がいるじゃないですか?私じゃダメなんですか?」
唯「私は澪ちゃんが好きなんだよ」
唯先輩は私の耳元で囁く。あれだけ私の事が好きって言ってくれたのに・・
何で今頃になって澪先輩なの?
何で今頃になって澪先輩なの?
梓「私じゃ・・私じゃ澪先輩の代わりになれないんですか?」
唯「あずにゃん」
唯先輩が私を抱きしめてくれる。そして私の自慢のツインテールをほどく。
はらりと髪がストレートになる。澪先輩程自慢にならないが綺麗な髪だと思っているストレートな髪。
はらりと髪がストレートになる。澪先輩程自慢にならないが綺麗な髪だと思っているストレートな髪。
唯「もういいんだよあずにゃん」
梓「唯先輩何言ってるんですか?」
唯「疲れたでしょ?」
梓「私は疲れてなんかいません。唯先輩がいれば元気百倍です!!」
そんな突然な別れなんて唯先輩は勝手過ぎる。いつも勝手に抱きついてきて勝手に別れを告げる。
本当に勝手過ぎる!
本当に勝手過ぎる!
唯「もう・・いいよ・・・あずにゃん」
唯「いや・・・」
澪ちゃん
翌週
澪「ほら、起きろよ唯」
唯「ええ~まだ眠いよ~」
澪「起きないとキスするぞ」
唯「じゃあおねが~い」
現在は秋山澪と平沢唯は恋人だ。
今も・・・この先も・・・ずっと・・・永遠に・・・
今も・・・この先も・・・ずっと・・・永遠に・・・
澪「唯、大好きだぞ」チュ
おわらす
解説
謎が多い話になったけど簡単に説明すると
唯転落事故→病院で澪「お前らのせいだ」と言って梓達を追い返す→唯、目を覚ますものの記憶の混乱→
混乱してる間に澪は梓になりきり付き合う→朝、家では制服、学校に行く振りして一旦家に帰宅→
夕飯の準備をして澪になって大学に行く
混乱してる間に澪は梓になりきり付き合う→朝、家では制服、学校に行く振りして一旦家に帰宅→
夕飯の準備をして澪になって大学に行く
家では梓
大学では澪
梓達は平沢家で住んでる。
大学では澪
梓達は平沢家で住んでる。
こんなもんか
初出:2->>212