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唯澪!!第02回「夏フェス!(前篇)」

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唯澪!!第02回「夏フェス!(前篇)」


唯澪!!の続きです
アニメ本編と内容が異なりますが、フィクションですのでご了承ください


薄暗さの残る、夏の夜明け前

「いよいよだね、澪ちゃん!」
「あぁ、楽しみだな唯!」

手を取り合い、見つめ合う少女が二人と…

「おいおい、見せつけてくれるねー」
「あらあら、朝からいいもの見せてもらいました」ジーッ
「ムギ先輩、とりあえずカメラしまいましょうよ」

それを傍観する少女が3人

彼女たちは桜ケ丘高校軽音部、放課後ティータイムのメンバーである
軽音部の夏合宿、夏フェスの出発前の一場面

「ちょっとあんたたち…朝から元気ね」

唯と澪に文句を言う、二日酔いの顧問さわこ

「そ、そんなことないですよ…」
「そうだよー、いつもどおりだよー」

さわこに反論する二人

「まぁいいけど…熱気に当てられてハメ外さないようにしなさいよ」
「なっ?!…ハ、ハメたりなんかしません!私たちは健全な関係です」

顔を真っ赤にし、大声で反応する澪

「あらぁ、私はハメを外すなって言ったのよ」
「澪ちゅわんは何を想像したのかなぁ~」ニヤニヤ
「あっ?!えっ、なっ…」

さわこと律にからかわれ、慌てふためく澪

「ねぇ澪ちゃん、はめるって何をはめるの?」
「外ではめるものって何ですか?」

先ほどの「はめる」に反応する唯と梓

「わっ…その、あの…」
「お子様は知らなくていいのよ」
「そうだぞ、お前らにはまだ早い」

更に慌てる澪に、今度は唯と梓をからかうさわこと律

「別にいいもーん。そんなこと知らなくても私たち大人だもんねっ!」フンス
「そうです!」

胸を張る唯と梓

「純粋な唯かわいいよ、唯かわいいよ(ハハ、唯と梓に助けられたな)」ハァハァ
「あぁ~、二人とも可愛いわぁ~」ジーッ
「澪、思ってることが口にでてるぞ。ムギ、とりあえずカメラしまおうか」

暴走気味の二人にあきれる律

そんなこんなで、夏フェス会場に向けてバスが発車する



――――――バスの車内

「うぅ…澪ちゃん…私、もうダメ…」
「唯、唯!しっかりしろ!」

バスに酔った唯を心配する澪

「澪ちゃん…一人になっても…私のこと…忘れないでね…」
「ダメだ、ダメだ唯!まだ何もしてないじゃないか!それに…映画に…行くんだろ」

熱くなって大声になり、涙眼な澪

「あぁ~、いいわ~二人とも」ジーッ
「なんか私が恥ずかしくなります…ムギ先輩カメラ…もう好きにしてください」

興奮気味な紬と、あきれる梓

「りっぢゃーん、あの二人黙らぜでー…うっ」
「さわちゃんも酒臭さどうにかしてくれよ…うっ」

さわこの二日酔いにつられれ酔いそうになる律

そしてPAで休憩後

「澪ちゃん、もうちょっとで到着だね!」
「あぁ!…よかった、唯が元気になっで…」グスッ
「もう澪ちゃ~ん、泣かないでよ~」
「よがっだ…ほうどうじ…」

休憩してすっかり元気な唯と、その姿を見て感動する澪

「やっぱり唯ちゃんは元気が一番よね!」
「ムギ先輩、カメラはどうしたんですか?」
「あぁ…これからもっとスゴイことが起きた時のために、バッテリー残しとかないと!」
「そうですか…」

「あ゛ー…まだぎぼぢわるい゛ー」
「うっ…誰がぜぎかわっでー」

バスでのひと時が過ぎ…会場到着


「さぁみんな、ここからは戦場よ!」

会場に着くなり元気になるさわこ

「なんなんだよこの人…」
「私、焼きそば食べたい!」
「何かムギ先輩は目的が違います…」

そんなさわこを見てあきれる律と、どこかずれてる紬

「ほら唯、日焼け止め塗らないと」ヌルヌリ
「ありがとー。なら私は、虫よけスプレーシューってしたげるよ」シューッ
「おっ、ありがと」

そして2人だけの世界を作る唯と澪

「とくに唯ちゃんと澪ちゃん!」
「「はっ、はい!」」

突然声をかけられ驚く二人

「あんまイチャイチャして熱中症になっちゃだめよ!」
「大丈夫だよー、澪ちゃんがいるもん!ねっ、澪ちゃん!」
「う、うん…唯だっているし、大丈夫ですよ」
「きーっ!もう、暴れまくってやるわ!」

二人にみせつけられ、声を荒げるさわこ


――――――会場内

ザワザワ…ガヤガヤ…ワイワイ

「うわーっ、スゴイ人だねー」
「あぁ…離れないようにしないと…」
「分かった!澪ちゃんの手、離さないよ」ギュッ
「う、うん…私も、離さない!」ギュッ

お互いの手を握り合う唯と澪

「ねぇ澪ちゃん、おいしいものいっぱいあるかなぁ?」
「んっ?!…あぁ、色んな屋台が出てるからあると思うぞ」
「やったー!おいしいものいっぱい食べようねーっ」
「おいおい、歌を聴くのが目的だぞ」
「分かってるよ―。歌を聞いて、おいしいものいっぱい食べます」
「はは、唯らしいな(ついにこの日がやってきた…唯と色んな歌聴いて楽しむんだ!)」

澪はこの日に向けて、できるだけ色んな歌手の歌を聴けるようスケジュールを組んだ
しかし食事時間はあまりとっておらず、唯の「おいしいものいっぱい食べる」という希望を満たせるか不安があった

「(まぁいいか、歌聴いてたら唯も食べることわすれるか)じゃあ行くか、唯」
「うん!…その前に、なんか食べていかない?」
「えっ?!…さっきパーキングエリアで食べてただろ」
「そうだけど…せっかくだから」
「お昼まで食事時間はとってないぞ…それまで我慢しようよ」
「…うん…分かった」
「よし。じゃあみんな、またあとで」

「おう!倒れないように気をつけろよ」
「えぇ、楽しんでね」
「唯先輩のこと、頼みます」

みんなから離れ、2人で行動を始める唯と澪


「さぁ、私たちも行くわよ!」
「えっ?!私たちって…」
「これからイチオシの歌手の演奏があるのよ!みんな、走って!」
「いや、私たちは私たちで楽しむし…」

張り切るさわこに抵抗する律

「何よ最近の若い子は!もういいわ、私だけで行ってやるんだから!」ダダダッ

1人でかけてくさわこ

「あーあ、行っちゃった」
「いいのりっちゃん?」
「んっ、何が?」
「さわこ先生一人にして」
「いいんだよ、人それぞれの楽しみ方があるから」
「それもそうです」
「そうね、私たちは私たちで楽しみましょ」

こうして、軽音部それぞれの夏フェスが始まった


夏フェス開始から数時間後

「おっ、このバンド良い演奏するなー」
「年私たちに近いけど、凄く上手です」
「ガールズバンドっていいわねー」

それぞれの楽しむ3人
そうしていると…

「もう疲れたよ!」
「でも、別のステージで聞きたい歌手がやるから…」

何やら後方で言い争う声が

「んっ?!…どっかで聞き覚えのある声が」
「…ですね」
「もしかして…」

声のする方へ3人が振りかえると…

「もう歩けないよー」
「でも、唯にも聞いてもらいたいんだよ!」
「聞きたいけど、ステージ移動して疲れたよー」
「もう少しで休憩するから」
「さっきからそればっかじゃん!」

言い争っていおるのは、唯と澪だった

「おいおい、あいつら何やってんだよ」
「あんなに声荒げるお二人みるの…初めてです」
「あぁ…どうしてああなったの…」

2人の様子を見て心配する3人

「もういい、私だけで行く!好きなだけ食べて休んでろ!」フイッ
「ふんだっ!言われなくたってそうするよっ」プイッ

そう言い別々の方向に行く2人

「あちゃー、ケンカしちゃったかー」
「ど、どうなるんでしょうか」ハラハラ
「うぅ…あんな2人、見たくなかったわ…」ウルウル


楽しいはずの夏フェスが、ケンカの場に!
はたして唯と澪はどうなってしまうのか
律紬梓はどうする?!そしてさわこは顧問として何をする?
次回「夏フェス!(後篇)」

以上です

初出:1->>697


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