無題(19)
今日は七夕ですが雨…そんな中でssが浮かんだので投下します
今日は彦星と織姫が年に一回会える日、七夕。しかし…
「雨、止まないねー」
「ああ…」
「ああ…」
朝から雨模様で、夜空は一面雲で覆われており天の川を拝めそうにない
「かわいそうだよね…」
「んっ、何がだ?」
「彦星と織姫だよー。一年に一回しか会えないのに、雨なんだよ…」
「そうだな…でも、星は雲の上にあるから天気は関係ないんじゃないか?」
「んもう、澪ちゃんはロマンがないねっ!」
「えっ…あ…ごめん」
「んっ、何がだ?」
「彦星と織姫だよー。一年に一回しか会えないのに、雨なんだよ…」
「そうだな…でも、星は雲の上にあるから天気は関係ないんじゃないか?」
「んもう、澪ちゃんはロマンがないねっ!」
「えっ…あ…ごめん」
唯に突然怒られ、驚きながら謝る澪
「一年に一回会える日ぐらい、晴れてほしいでしょ!」
「んっ、あっ…そ、そうだな」
「私が織姫なら…絶対そうなってほしいよ…」
「んっ、あっ…そ、そうだな」
「私が織姫なら…絶対そうなってほしいよ…」
そう言い残し下を向く唯
「私…澪ちゃんと一年に一回しか会えなかったら…その日は絶対…晴れがいい…」
そう言う唯の目には涙がうっすらと浮かんでいた
「唯…大丈夫だよ」
唯の手を握る澪
「私は、ここに…唯の目の前にいる…七夕じゃなくたって、ずっと…唯のそばにいる」
「澪ちゃん…」
「だから…安心して」
「澪ちゃん…」
「だから…安心して」
二人の時間が止まる。そして先ほどまで降り続いていた雨は止んでいた
「唯…」
「澪ちゃん…」
「澪ちゃん…」
見つめ合った二人は、静かに唇を重ねた
「…えへへ」
「…ふふ」
「…ふふ」
キスを終え、お互いに照れる二人
「…澪ちゃん、見て!」
突然唯が空を指さす
「えっ…あっ!く、雲が消えてる」
澪が見上げた夜空には、先ほどまで広がっていた雲はなく一面の星空が広がっていた
「こ、こんなこと…あるんだ」
「私たちの愛が晴れにしたんだよ!」
「私たちの愛が晴れにしたんだよ!」
興奮気味にそう言う唯
「そんなことが…そうかもな」
否定しかけたが、唯の言葉に納得する澪
「でしょ!彦星さーん、織姫さーん、私たちの愛のチカラで晴れにしたよーっ!」
「わわっ唯…大声で…恥ずかしい」
「わわっ唯…大声で…恥ずかしい」
夜空に向かって叫ぶ唯と恥ずかしがる澪
しかし、二人がキスをした後すぐに雲が消えたのは事実だった
唯の言うとおり、二人の愛がこのキセキに少なからず関係していたのかもしれない
しかし、二人がキスをした後すぐに雲が消えたのは事実だった
唯の言うとおり、二人の愛がこのキセキに少なからず関係していたのかもしれない
七夕伝説の彦星と織姫は一年に一回しか会えない
しかし澪と唯、毎日が七夕の彦星と織姫はこれからも一緒に…
しかし澪と唯、毎日が七夕の彦星と織姫はこれからも一緒に…
以上です
初出:1->>719