唯澪@ ウィキ

無題(03)

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yuimio

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無題(03)


こんにちは秋山澪です
私達三年生は今修学旅行の目的地である京都に向かうべく新幹線に乗っている最中だった

「唯もお菓子ばっかり食べてないでいい加減に」
「はいお裾分けー」
「っておい!」

無邪気にはしゃいじゃって・・・
まぁこういう子供っぽい所が唯の魅力の一つなんだけどな
この修学旅行では軽音部で班を作る事になり 唯の保護者である和が私に唯の世話
を任せる形になったのは何かと都合が良かった

「皆で写真撮ろうぜ」

こいつら・・・少しは落ち着いたらどうだ・・・

「可愛く撮ってもらおうっと」

うん、何もしなくても十分可愛いよ唯!

「こらそこっ用も無いのに席を立たないの!」

いけない さわこ子先生に怒られた

「すみませんっすぐ座りま うわっ!?」

そう言って私が席に座ろうとした瞬間
新幹線にわずかな横揺れが生じ
バランスを崩した私は通路に倒れこんだ

「いててっ・・・」
「み・・・澪ちゃん・・・」

膝に痛みを感じながらも目を開けると鼻の先に唯の顔が見える
かっ可愛い・・・じゃなくて
あれ?なんで唯が私の下に?

「大丈夫澪ちゃ・・・まぁまぁまぁ!!」

ムギがとても嬉しそうに言う

「うわあっごごごめん唯大丈夫か?」
「うん・・・平気だよ」

私は倒れた拍子に近くに居た唯を押し倒してしまっていた

「おい澪 いくらなんでも新幹線の中でそういった行為は・・・」
「違うこれは事故だ!」

あぁっクラスの皆にも見られてる
もう恥ずかしくて死にそう
いっそ新幹線の窓から飛び降りたい・・・。

「唯 富士山だ!」

全く・・・初日からこんな調子じゃ先が思いやられる・・・

「えっ!?どこどこ あっお菓子落としちゃった」

唯が勢いよく席を立ったため、膝に置いていたお菓子を散らかしてしまった

「もぉ・・・お前等小学生か」

やれやれと私は落ちたお菓子を拾おうと屈む
それと同時に唯もお菓子を拾う為姿勢を低くする
それらの動作が重なり合い私達は

「「んむっ!?」」

唇も重なり合う形になってしまった

「まぁまぁまぁ!!」
「み・・・澪ちゃんに・・・キスされちゃった・・・」

唯が頬を赤く染めて言う

「うわああ!ごめん唯本当にごめん!」
「おい澪!お前が一番ハメ外してんじゃねーか!」
「違う違うんだちがぁああう!」

唯とキスしちゃった・・・
だが事故でも無ければ絶対に起こりうる事は無かっただろうし
そう考えてみるとラッキーとか思ってしまった自分が居て
それと引き換えにクラスの皆から変わった目で見られる様になった自分も居た・・・・・・。

初出:1->>50->>51

  • だいたんすなあ -- (名無しさん) 2010-08-06 15:08:32
  • にやにやww -- (名無しさん) 2011-08-03 22:00:24
  • にやけがとまらねえww -- (名無しさん) 2011-10-25 16:27:21
  • もっとやれ -- (名無しさん) 2011-12-11 12:26:16
  • 魅せつけてくれるねぇw -- (名無しさん) 2012-01-26 00:51:35
  • 澪が慌てて唯が真っ赤で律とムギが二人をからかって....想像するとめっちゃ和むw -- (名無しさん) 2012-01-26 00:52:34
  • 澪ちゃん大胆 -- (名無しさん) 2015-02-23 17:58:57
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