ゆっくりいじめ系1154 じっくり虐待・1

じっくりと虐待・1

  • 何もしていないゆっくりが虐待されます。
  • この章には虐待要素はほとんどありません。
  • 他SSの虐待を参考にさせていただいいます。
  • 初投稿ということでお見苦しい点があるかもしれませんが、ご了承ください。








「ゆっくりしていってね!!!」

薄暗い洞窟の中に、ドスまりさの大きな声が響き渡ると、その声にこたえるように洞窟中から合唱のように声が返ってくる。

「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」

すると、洞窟のあちこちにある小部屋からゆっくりたちが出てくる。
あくびをしながら出てくるゆっくりや、子供達をあやしながら出てくるゆっくりなど様々なゆっくりがいるが、
どのゆっくりにも言えるのは、非常にゆっくりとしたとてもリラックスした様子であることだ。

「ゆ~、まだゃねみゅいよおかあしゃん…」

「ゆっ、もうおきなきゃだめだよ! ぺろぺろしてあげるからゆっくりめをさましてね!」

そう言って赤ちゃん達をぺろぺろと甞めてあげるお母さんれいむ。

「ゆ! きょうもがんばろうねまりさ!」

「うん! ありすのためにがんばるよ!」

お互いに声を掛け合い張り切るまりさとありすのカップル。

「「「「ゆ~ゆっゆゆゆ~♪」」」」」

歌を歌いながら出てくる家族など、どのゆっくりを見ても平和そのものだ。

「むきゅ! みんな早く集合してね! 朝礼が始まるよ!」

どすの横で号令をかけるのは側近のばちゅりーだ。
ゆっくり達はぱちゅりーの号令に従い、急いでドスのいる洞窟の奥の広場に集まっていく。

「むきゅぅ、ドス! みんな集まったみたいよ」

広場を見渡したぱちゅりーがそう言うと、ドスは大きく息を吸ってこの群れの一日の始まりを告げる朝礼を始めた。

「みんな、ゆうべはゆっくりねむれた?」

「「「「「「「「ゆっくりねむれたよ!!!」」」」」」」」

「よかった! どすはうれしいよ! それじゃあきょうもごはんあつめをがんばろうね!」

「「「「「「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」」」」」」

「おうちのしごとをするみんなはぱちぇのいうことをきいておしごとをがんばってね!」

「「「「「「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」」」」」」

「それじゃあ、あさごはんをたべたらおしごとをがんばろうね! かいさんだよ!」

「「「「「「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」」」」」」

ドスの言葉の終わりとともに、ゆっくり達は下手くそなひらがなで入口の上に「しょくどう」と書かれた部屋へ向かっていく。
そこには木の実や虫が世帯ごとに分けられて積まれており、ゆっくり達は各々食料の山に向い食べ始める。


「ゆ~、おいしそうだね! みんな、ゆっくりいただくよ!」

「むーしゃ♪ むーしゃ♪ しあわせ~♪」

行儀よくそろって食べるれいむ一家。

「うっめ! これめっちゃうめ!」

がつがつと勢いよく食べる若いまりさ。

「「「おきゃ~しゃん、かたゃくてたべりゃれないよ」」」

「ゆっくりまってね、やわらかくしてあげるからね。む~ちゃ、む~ちゃ…ぺっ」

「「「ありがとうおきゃあしゃん♪ む~しゃ♪ む~しゃ♪ ちあわしぇ~♪」」」

赤ちゃんのためにごはんをかみ砕いてあげるお母さんありす。

「ちんぽ! ち~んぽ! ち~んぽ♪」

「おいしいんだね! わかるよー!」

仲良く分け合って食べるみょんとちぇんの姉妹。
あちこちでゆっくりとごはんを食べる光景が広がり、程なくしてみんな食べ終わる。

「「「「「「「「「「「「「「「ゆっくりごちそうさま~♪ しあわせ~♪」」」」」」」」」」」」」」」

朝食を食べ終わったゆっくり達は食後の挨拶もそこそこにそれぞれの仕事場に移動を始める。

あるものは餌を集めるため外へ。
あるものは子供達や赤ちゃん達を学習室や託児室へ連れて行く。

「みんな! きをつけていってきてね!」

「「「「「「「「ゆっくりいってくるよ!!!」」」」」」」」

どすに見送られて狩りへいくゆっくり達。
その表情には笑顔があふれている。
無理もない、この洞窟のある森にはゆっくりを襲うような野生動物はおらず、それでいて豊富な食料がある。
近くには湖まであり、そこではまりさ達が帽子に乗って漁を行っていた。
この群れにとって狩りとは、ピクニックの延長戦のようなものなのだ。










「うわあああああああああ! あの表情ムカつくなあ……早くつぶしてえええええええええええ!!」

ゆっくり達が住む洞窟から少し離れた所にある小さな小屋。
小屋の中では笑顔で狩りに向かうゆっくり達を一人の男がモニター越しに見ていた。
彼はいわゆる虐待お兄さんなのだが、今はある人物に依頼され、この小屋の中でゆっくり達を監視している。

実はあの洞窟事態が彼の雇い主が用意したものであり、洞窟の各所と一部のゆっくりまりさ、そしてドスの帽子に小型の監視カメラが仕掛けてあるのだ。
今彼が見ている映像もどすの防止に仕掛けてあるカメラの物で、そこにはどすの目線から見た平和な群れの様子が映し出されていた。

「くっそー……こりゃ生殺しだな。仕事とはいえこれは辛い」

彼がそう思うのも無理はない。
ドスまりさのカメラを通して見えるゆっくり達の群れは幸せそのもの。ふてぶてしい表情とイライラを誘う声にあふれている。
視線を狩りにでたまりさの映像に移せば、子ゆっくりに声援を受けながら湖で漁をしているまりさ達が映し出される。

「ゆ~♪ おさかなさんたちゆっくりあみにかかってね~」

「おかーさんたちすごいね!」

「はやくまりさたちもりょうをしたいよ!」

「今はまだおよぐれんしゅうだよ! ゆっくりおちないようにしててね!」

「ゆっくりわかったよ!」

「まりさ~! がんばってね~!」

「「「「「がんばってね~!!!」」」」

練習がてらなのだろう。子供達を伴って口に網を加えて漁を行うまりさ達とそれを見ながら岸で声援を送るほかのゆっくり達。
ふてぶてしいあの独特の表情で魚をとっていくその姿は、虐待お兄さんを名乗る者にとってはとてつもないストレスと衝動を呼び起こすものであった。
気分を変えようと森のほうにいったゆっくりのカメラ映像に目を移しても状況は変わらない。

「ゆ~♪ ゆっゆっゆっゆっゆ~♪ ゆ~♪」

「れいむはうたがじょうずなんだね、わかるよー!」

「うたいながらきのみをあつめるとたのしいね!」

「「「「「ゆ~♪ ゆっゆっゆっゆ♪」」」」」

「あかちゃんたちゆっくりまっててね~♪」

「れいむたちもはやくごはんのとりかたをおぼえていもうとたちにたべさせるよ!」

「まりさもまけないんだぜ!」

「みんなえらいねー! じゃあたべられるきのこをおしえるよ!」

やはりそこに広がるのも幸せそうなゆっくり達の光景であった。

「うっがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

とうとうお兄さんは床を転げまわりながら奇声を上げ始める。
早くあの湖のまりさ達を釣り針にひっかけて沈めたい。
絶望に歪む岸にいるゆっくり達に「そんなに仲間が沈むのが見たくないならその目はいらないよね?」
と言いながら目を抉りとりたい。

森にいる奴らの目の前で子ゆっくりを潰したい。
泣き叫んだところで餡子脳を適当にだまして仲のいい家族や仲間を崩壊させたい。

次々とわきあがってくる衝動にお兄さんの衝動はフジヤマボルケイノだった。

「うふ……うふふふふふふふふふふふふふふふふ……」

しかし、お兄さんはひとしきり叫ぶとゆっくりと椅子に座り、視線を再びドスのカメラ映像へと向かわせた。
画面には巣の中を見回るドスの見ているものが映し出されている。

「ちょいとフラストレーションが限界をこえちまったが問題はない……お前たちがゆっくりできるのは今日までなんだからなあ……」

そう独り言をつぶやきながら、お兄さんは壁に掛けられた一着の服を見上げた。
青い色をした、一見すると雨合羽のようなその服には、「お値段以上にとり」という刺繍がしてあった。

「いよいよ今夜が依頼の一日目……虐待前の”タメ”はやっぱ重要だよなあ……うふふふふふふふふふふふふふ……」

再び妖しくつぶやくお兄さんの視線の先には、ドスのカメラが映し出す洞窟の様子が映っていた。









ごはん集めにいったみんなを見送った後、巣の中を見回るのがドスの日課だった。

「ぺーろ、ぺーろ……ゆっくりしょくどうをきれいにするよ♪」

食堂では数匹のれいむがみんなの食べ残しをぺろぺろとなめてきれいにしている

「ゆゆ! みんなごくろうさま! それがおわったらあかちゃんとにんっしんしてるこたちにごはんをつくってね!」

「「「「ゆっくりわかったよ!」」」」

れいむ達に簡単な指示を出したあと、ドスは妊娠している母親達の様子を見に行った。
ドスがいる広場に接した部屋にあるそこでは、やわらかい葉っぱの上でゆっくりとする母ゆっくり達が頭の上やお腹の中の赤ちゃんたちに優しく語りかけている。

「ゆっゆっゆ~♪ かわいいあかちゃんゆっくりうまれてね~♪」

「「「「「「ゆ~♪」」」」」」

植物型の赤ちゃんの大半はすでに形が出来ており、会話に反応している。
そんなころころとしたプチトマト程の赤ゆっくり達は、もうすぐ訪れる誕生の瞬間に胸を踊らせ、うれしそうに声をあげていた。
この分では明日にも生まれ落ちるだろう。

「ゆっ! どす、きてくれたんだね!」

「れいむのあかちゃんたちはなしかけるとわらってくれるんだよ♪」

「それはよかったよ! みんなすごくゆっくりしたあかちゃんでどすはうれしいよ!」

「ゆっ! まりさのあかちゃんもゆっくりしてるんだぜ! もうおなかがぱんぱんになってて、とってもおおきいゆっくりなんだぜ!」

植物型妊娠しているゆっくりたちの隣では、下あごを膨らませてふてぶてしさを増したゆっくりたちが腹をドスに見せるようにのそのそと向きを変えていた。
植物型以上に体力と栄養を消耗するためなのか、その周囲は植物型以上に草に囲まれ、専用のご飯まで用意されていた。

「ゆゆっ! とってもゆっくりしてるよ! みんながんばってね!」

「ゆっくりがんばってあかちゃんをうむよ!」

その部屋のゆっくりたちは希望に満ちあふれていた。もうすぐ生まれるわが子に……楽しい生活に。
そんなゆっくり達を見ているとドスは本当にゆっくりとした気分になった。
昔、側近のぱちゅりーとともに別の森に住んでいた頃は本当に大変だった。
言うことを聞かず人間の家を荒して殺されるゆっくり達。めーりんやゆうかをいじめ、まったく悪びれることのないゆっくり達。
その挙句に起こった里による大規模なゆっくり狩りにより、当時の群れは壊滅した。
ドスとぱちゅりーも人間に殴られ、つぶされ、あまりの痛みに気を失った。

ゆっくりをゆっくりさせてあげたい。
その一心でがんばってきたのに……頑張った結果がこれか……。
そんな絶望の中、ドス達は気がついたらこの森にいたのだ。
殴られた傷は嘘のように消え、豊かな恵みが目の前にあった。
何よりも二人にうれしかったのは、森に住んでいたとてもゆっくりとした今の群れのゆっくり達だった。

(ゆー! どすまりさだよ!)

(やったね! どすがいればもっとゆっくりできるよ♪)

(どす! まりさたちのりーだーになってね!)

そういって信頼のあかしであるリボンをつけてくれたゆっくり達。
その素直なゆっくり達のために、ドスとぱちゅりーは頑張った。
前の群れでは面倒臭がって誰も聞かなかったぱちゅりーの授業。
前の群れでは誰も理解できなかった仕事の当番制。
前の群れでは無駄な自信のせいで聞かなかったドスの忠告。
ドス達はぱちゅりーの考えていたゆっくりするための手段をこの群れに教え、そしてこの群れのゆっくり達はそれをしっかりと身につけていった。

(その結果が……これだよ)

今、ドスの目の前には目指していたゆっくりプレイスの姿があった。

新しい仲間と家族のために穴を掘るゆっくり。
赤ちゃんや狩りに出ている仲間のためにおもちゃやまりさのオール、尖った木の棒を作っているゆっくり。
ぱちゅりーからゆっくりするための授業を受ける子ゆっくり。
そしてご飯を食べ、頬ずりをして触れあい、愛おしい相手とゆっくりとした将来を語り合うゆっくり。
これこそがドスまりさが目指し続けた理想。
ゆっくりとしたゆっくりに囲まれた理想郷だった。
そうして感慨にふけっているドスに、入口のほうから声が掛けられた。

「どすー! みんなー! ただいまー!」

「ゆっくりかえってきたよ! おさかなさんがいっぱいとれたよ!」

「くだものさんもあるよ!」

「むしさんもいっぱいいるよ!」

ドスと巣のゆっくり達が待ち望んでいた狩りに出ていたゆっくり達の帰宅だった。
嬉しそうに出迎えの赤ゆっくり達と頬ずりをするその姿は、口の中や帽子に詰め込んだ食べ物でパンパンだ。

「ゆー! おいちそうにゃごひゃんだよ♪ ゆっくちたべたいよ!」

「みんなごくろうさまなんだよ! わかるよー!」

「むきゅ! きちんと冬の分も取っておくのよ!」

「ぱちぇはきびしすぎなんだぜ!」

「まりさはくいしんぼすぎなんだちーんぽ!」

そんな、何気ないやりとりがドスにはうれしかった。
目じりから、思わず涙が溢れ出てしまう。

「むきゅ? どうしたのドス?」

側近のぱちぇが心配そうに声をかける。
そうだ、今のゆっくりには涙は似合わない。

「なんでもないよぱちぇ! みんな! きょうはみんながんばったからおいわいだよ! みんなでひろばでたべようね!」

「「「「「「「「「「ゆっくりー♪」」」」」」」」」」

いつもは食堂で食べるご飯をみんなで騒ぎながら食べる”おいわい”
ドスが許可を出したときだけ行われるこの”おいわい”をゆっくり達は何より楽しみにしていた。

「むきゅ! ドス、お祝いををしたらみんなご飯を食べ過ぎちゃうわ!」

ぱちぇが心配したとおり、ゆっくりしすぎるといかに賢いこの群れのゆっくり達でも餡子脳のためか、必要以上にご飯を食べすぎてしまうのだ。
だがそんなぱちぇの心配をよそに、ドスは笑顔で答えた。

「いいんだよ、ぱちぇ! きょうはうれしいからおいわいのひなんだよ!」

「むきゅ……しょうがないわね……」

そのぱちぇの一言をきっかけに宴会が始まった。
甘い果物においしい虫さん達。ごちそうのお魚がならぶ広場で、ゆっくりたちは歌を歌い、頬ずりをし、妊娠している母ゆっくり達の赤ちゃん自慢に笑みを浮かべた。

「あかちゃんうまれるのたのしみだね!」

「ゆっくりしたあかちゃんたのしみだね~♪」

「れいみゅたちもおねえちゃんになるにぇ!」

「あかちゃんたちにゆっくりうまれてくるようにおうたをうたってあげようね♪」

「「「「「「「「「「ゆっゆっゆゆゅゆ~♪ ゆゆゆっゆっゆゅゅゆ~♪」」」」」」」」」」

そんな、ゆっくりたちの歌声は夜遅くまで洞窟に響いていた……。




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最終更新:2008年10月17日 13:31
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