ドキドキ!まりさのおぼうしかえしてゲーム
※
ゆっくりまりさをぬるりと虐めます。ぬるぬるではなくぬるりです
※最後はハッピーエンドです
※以上の展開を許せる方はゆっくりみていってね!
「ただいまー」
僕は逆田 良鬼と書いてさかた よしき。
よく皆から『虐待お兄さん』と呼ばれるけど僕に虐待の趣味はあまり無い。
たまに帽子を取ってからかったりはするけど。
至って普通、野菜を育てて生計を立てている普通のお兄さん。
それに野菜を取ろうとしているゆっくりがいても僕は注意して少し野菜を分けて還す。
最近野菜を盗ろうとするゆっくりが増えてきたけど気にしない。
言えば分かってくれるだろうしね。
それはさておき、僕は野菜を市場で売ってきた。
僕の野菜はそれなりに評判が良いみたいで、今日は数十分で完売することができた。
おかげで今日はよく休めそうだ。
「・・・ぃっ・・・!!ゅ・・・ね!!」
家の中から僅かに声が漏れている。
家まであと数メートルでこれほど聞こえている。
幸い近所には人は住んでいないから良かった。
けども僕の家に「らぢお」なんてないし、鍵だって・・・・・・・・ぁ。
そうだ、今日は寝坊して鍵を掛けた記憶が無い。
そして今もなお聞こえるそれは、畑や道端でよく聞こえるあのナマモノの声だと思った。
「ただいまー」
そして現在に至る。
「ゆ!?ゆっくりしていってね!」
予想通り、そこにはゆっくりのまりさがいた。
ただ一つ予想と合わなかったのは、まりさがつがいではなく、1匹だけだったということ。
家族であれば帽子を取った時に来る反応が面白いのだけど・・・
- あ、念のため再度言っておくけど僕に虐待趣味は無いよ?
「おじさん!ここはまりさのゆっくりすてきなぷれいすだよ!さっさとでていってね!ゆかがよごれちゃうよ!」
きたきた、ゆっくりのおうち宣言。
これを言うゆっくりの9割がゲス、まあ俺にとっては全部ゲスだけどなって親友の鬼意山が言ってたな。後半は気にしないけど。
ゆっくりだってちゃんと叱れば分かってくれると僕は信じてる。
だからこそ僕は満面の笑みでまりさに近づいた。
「ゆ!?おじさんここはまりさのゆっくりすてきなぷれいすだよ!さっさとでていってね!」
近づく。満面の笑みで。
「こないでね!!おじさんかおがこわいからでていってね!」
近づく。エフッ!エフッ!アハッ!
「こ”ない”でぇ”え”え”ぇ”え”ぇえぇえ!!!!!こ”わ”い”い”ぃ”ぃ”ぃ”い”い”!!!!」
まりさが僕の笑顔に泣いて喜んでくれているけど、ごめんね。これは躾だよ!
「そぉい!!!」
スポーン!!
「ゆ”っ!!?」
僕は満面の笑みでまりさの帽子を取る。まりさも流石に驚きの表情を隠せない。
「かえしてね!まりさ”のき”れいきれい”なお”ぼうし”か”えし”て”!」
ピョンピョン跳ねてくるけどこれは躾。避けては通れないんだ、ごめんねー。
「いいかいまりさ、ここは僕の家だよ」
「ここはまりさがみつけたからまりさのおうちだよ!きらきらおぼうしかえしてね!!」
「ここに僕の写真があるだろ?あ、あとこの隣にいる女性は僕の初恋の人なんだけどね?高校の頃の担任で・・・」
「そのし”ゃし”んって”い”う”のにいるお”に”い”さ”んのおか”お”がこわいよ!!!!!おぼうしかえしてええええ!!!」
「そうだったそうだった、だからここは僕のおうち。まりさは僕のおうちを勝手に取ったんだから、当然の仕打ちだよ!ゆっくりりかいしてね!」
「ま”り”さ”のおぼうし”か”え”せ”ぇえぇぇえぇえ!!!」
ここまで必死になるのは仕方ないが・・・人の家強奪したゆっくりの言うせりふじゃないよね!
「ならまりさに三つ条件を出すよ!一つでもクリアできたらこのおぼうしは還してあげるね!」
「か”んけ”い”な”い”い”い”い”い”い”い”!!!!か”えし”て”ぇ”ぇ”え”え”!!!!」
「お兄さんのおうちに入ってくるのが悪いんだよ!言うこと聞かないとこの帽子捨てちゃうよ?」
「わか”りまし”た”ぁー!!!!い”う”こ”と”きき”ます”ぅううぅぅううぅ!!!」
よし、やっぱりからかうの面白いなあ。
念のため再度言っておくけど僕に虐待趣味はないよ?
「OK!じゃあ最初の条件は・・・これだ」
「ゆ?」
僕はお菓子を盛ったお皿を床に置く。
「ゆゆ!すごくあまあまとしたにおいだよ!ありがとねおじさん!」
「まー待って待って。条件は・・・って」
「うっめ!めっちゃうっめこれ!!!」
僕が条件を言う前にお菓子を食べたまりさ。残念、条件クリアならず。
このままでは全部食べられてしまうのでまりさを押し戻す。
「ゆ”べっ!」
「残念だねまりさ。条件を言う前に食べちゃ駄目じゃないか。おにいさんおこったよ!ぷんぷん!」
「と”お”し”て”じゃまするの”お”お”ぉ”!!!!」
「条件を言う前に食べちゃうんだもの。ちなみに条件は『いただきます』を言ってから食べることだったんだよ。」
「しらないよ!はやくおかしちょうだいね!」
「言うこと聞かないとこの帽子・・・」
「わか”りまし”いかりゃく
泣きじゃくるまりさに僕は次の条件を出す。かわいいなぁ。
「次の条件はちょっと難しいよ。さっきまりさはお菓子を食べてる時に『うっめ!めっちゃうっめこれ!!』って言ってたね?」
「ゆ!すごくおいしかったもん!」
「次の条件。『うっめ!めっちゃうっめこれ!』って言わずにお菓子を食べてね」
「ゆ!かんたんすぎてあんこがでるよ!!!できたらまりさのぐれいとできれいきれいなおぼうしかえしておかしちょうだいね!!」
「長くて読みにく・・・いや、分かったよ。できたらおかしもぼうしもあげるよ」
「ゆっくりかくごしていってね!!」
そういうとまりさはお菓子を食べる。
「うっめ!めっちゃうっめこれ!!・・・ゆ」
「はいアウトー。」
「いいいいいいまのはなんでもないよ!なにもきこえなかったよ!」
「今のってなんで知ってるの?どっちにしろアウトー」
「ゆあぁあああん!ゆあぁああんん!!!!」
うっめ!はゆっくりにとって本能に近い行動と言える。黙って食べるなんてことは余程賢いゆっくりかちゃんとした躾をしてるかしないと直せないのである。
それにしても物凄く泣いてる。可愛いなあまりさ。
「というわけで残る条件はあと1つだね。でもこれさえクリアすればちゃんと帽子は還すよ」
「ゆ”っ・・・ゆっくりりかいしたよ」
まりさがりかいしたようなので僕はポケットからお菓子の入った袋を取り出す。
「ゆ?あたらしいおかし?ぼうしといっしょにおかしもかえしてね!」
お菓子は僕のだけどね。
「次の条件はこれ!これを食べて『むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー!』って言えばクリアだよ!ゆっくりりかいできたかな?」
「かんたんすぎてあんこがぶりぶりでちゃうよ!はやくちょうだいね!」
「分かったよ!そぉい」
僕は新しいお皿にそのお菓子を入れる。
「さあおたべ」
「ゆっくりたべるよ!!むーしゃ♪む・・・!!!!!?」
袋にはこう書いてある。
『ぼーきゅん!はばねろタン』と。
「ゆ”ぁあああぁぁぁぁぁあ!!!お”く”ち”いた”い”い”ぃ”い”い”い”!!!!」
「はいアウトッッッ!!!エフッエフッ!!残念だったね!惜しかったね!!でも帽子は還してあげないよ!!」
「ゆ”ぁ”ああ”ん!!!ゆぁあああぁあん!!!!」
まりさは泣き疲れたのか辛さでか、もしくは両方か。
ショックで気絶してしまったので森に返してあげよう。
「ゅ”・・・」
「気がついたかい?」
「ゆ!おじさん!ここはどこ?」
「ここは森だよ。太陽さんも暮れてきたから森に帰らないと駄目だよ?」
「ゆ・・・?・・・ゆ”!!!おぼうし”!!まりさ”のす”て”き”できれいき”れいなおぼうしさんがないyO!!!!」
「駄目だよ条件を守れなかったんだから。あ!お兄さんのゆっくりおうちレーダーが反応してる!森の奥だね!!」
「かえして!!おいえにはいったことあやまるからかえしてね!!」
「でも奥まで行くと夜になりそうだな・・・よし、まりさちょっとがまんしてね!!」
「ゆ!!??や、やめて!やめてね!!!まりさなげなぃでぇぇぇ・・・・!!!」
まりさは森の奥まで吹っ飛んだ。僕が投げたんだけどね。これで夜までに帰れるでしょ。
今は冬で寒いから、家族といっしょにおしくらまんじゅうで温まればいいよ!!!
ハッピーエンド
あとがきは特に無い
最終更新:2008年11月08日 18:10