ゆっくりいじめ系630 狭き門

狭き門




「この辺にゆっくりがいると聞いてきたんだがなあ」

森の中であたりを見渡している青年がいた
里で最近ゆっくりいじめが流行っていると聞き自分も試してみようと
わざわざ森の奥までやってきたのだ
ゆっくりを簡単に手に入れるには加工場で手に入れるのが手っ取り早いらしいが
やっぱり天然モノだろうと近くに住む虐待鬼意山から住処を聞いてきたが一向に見つからない
そのときは叫べば出てくるらしいと鬼意山が言ってたので実践してみる

「ゆっくりしていってね!!!」

森に向かって大きな声で叫ぶと木の洞や茂みの中から

「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」

とゆっくり特有のイラッっとくる鳴き声が返ってきた
この辺りにいるのはまりさ種とれいむ種が多いらしい
家族持ちのゆっくりを探していると足元にわらわらと寄ってきて

「おじさんゆっくりできるひと?」
「おかしちょうだいよ、おかし。くれないんだったらかえってね」
「むきゅー。ごほんちょうだい、ごほん」
「ゆっくりしていってねにはんのうしてしまうとは。おお、おろかおろか」

なんて言っているが
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
「心頭滅却すればゆっくりもまた饅頭」
とうわ言の様に呟く事で無視して探していると
茂みのほうから「すっきりー」と聞こえてくるではないか
茂みに近づくと頭から蔓を伸ばしたれいむ種とまりさ種が
交尾を終えたのかぐったりしながら話していた

「これでれいむとまりさのこどもができるね」
「まりさがれいむをもっとゆっくりできるようにしてやるぜ」

ちょうどいいのを見つけたので我が家に招待してやろう

「そこのゆっくり達。もうすぐ子供ができるんだろう?
 私の家にあるゆっくりプレイスでゆっくりしていかないか?」

「ゆゆっ。おじさんそういってまりさたちをだまそうとしているんだね」
「れいむしってるよ。にんげんのおうちにつれていかれたなかまが
 もどってこれなくなってほんとはころされてるってことを」

どうやら普通のゆっくりよりも賢いらしい。
というより鬼意山が昨日このあたりで虐待していたのが原因だろうなあ
他のゆっくりのきれいさっぱり忘れている餡子脳を嘆くべきなんだろうが

「もちろん人間にも悪い人はいるさ
 でも私は悪い人間ではないし
 ちゃんとご飯と安全は約束してあげるよ
 虐待鬼意山からも守ってあげるから
 それに着いて来てくれるならこのおいしいケーキもあげるからさ」

そう言って鞄から里一番の洋菓子店の箱を取り出した

「そいつをはやくよこすんだぜ」
「待て待て、こいつが食いたいなら私の家に来てくれるかな」
「それなできないよ」
「家に来てくれたらたまには食べさせてあげるからさ」
「ゆゆぅ」
「だいじょうぶだよれいむ
 いざとなったらこんなおじさんまりさがやっつてやるんだぜ」
「交渉成立かな」

そのまま2匹を両手で抱え込んだ

「おじさんいまくれるんじゃないの?」
「今あげてもいいんだがな
 周り見てみろ」

周りを見渡すとさっきの会話を聞いていたゆっくりがケーキを自分の物にしようと集まってきていた

「こんな中じゃゆっくりできないだろ?」
「わかったよ。ゆっくりはやくおじさんのいえでたべさせてね」

そうして足元に纏わり着くゆっくりを蹴散らしながら家に戻っていった






家につれて帰ると私はあらかじめ用意しておいた透明な箱(加工場製)を使用した特別な部屋に突っ込んだ
もちろん子供が潰れてしまわないように気をつけてだが
ここでゆっくりが生活する部屋について少しだけ触れよう
8畳間を改造して床には古くなった文文。新聞を(後片付けがしやすいように)敷き壁は防音性にした
部屋を十字に斬るように透明な箱と同素材の物で仕切りをつくり
部屋の中心に子ゆっくり程度が入れる穴を開けた透明な箱を設置されている

「ゆぶっ」
「ぐぇっ」

身を持ち直したまりさが抗議の声を上げた

「おじさん、いたいんだぜ
 それとさっきのケーキをはやくよこすんだぜ」
「ケーキはしばらく待ってもらおう
 その前にここで生活するうえでのルールを話しておく
 飯は1日2食やるがお前達はそこから出ることはできない
 まあその中にあるもので退屈はしないようにはしてやろう
 そして自分達の子供が要らなくなったらもしくは独り立ちさせてもいいと思えたならば
 奥にある内側からしか押せない扉の奥に行くようにさせるんだ」
「じぶんのこどもがいらなくなることなんかあるわけないでしょ
 おじさんばかなの?」
「別に必要ならば一緒にいるといい
 そのうちそうも言ってられないと思うがね」

そう言うとゆっくり達がいる場所にケーキを置き部屋を後にした

「うっめこれめっちゃうっめ」
「こんなおいしいのはじめてたべるよ」
「むーしゃむーしゃしあわせー」





夜になったら適当な屑野菜を放り込んどいた

「こんなごはんじゃぜんぜんゆっくりできないよ
 もっとおいしいごはんをもってきてね」

なんて言われているが無視をする
頭に生えている子供も明日になれば生まれるだろう
それを楽しみにしつつ寝床に就いた


翌朝眼を覚ましてみると待望の赤ちゃんが生まれていた

「「「ゆっきゅちちていっちぇね」」」

数を数えてみるとれいむ種とまりさ種が5匹ずつか

「おじさん、かわいいあかちゃんでしょ」
「あかちゃんのためにゆっくりはやくおいしいごはんをもってくるんだぜ」

と飯をせかしてきたので昨晩と同じように屑野菜を持ってきてやった
しかし今日から飯を入れてやる場所を変えた
真ん中にある透明な箱の中である

「ゆゆっ、おじさんごはんがとれないよ」
「何を言ってるんだ
 ご飯ならそこにあるじゃないか
 今日からはご飯をそこに入れてあげるからちゃんと食べるようにな」

そう言って部屋を後にする
そして扉の隙間から観察することにする
始めは親ゆっくりが舌を伸ばして餌をとろうとがんばっているが届かない
まあ絶対に届かなそうな場所に置いたわけであって届くと面白くないしね
自分では餌に届かないことが分かったのか赤ゆっくりに取りに行かせることにしたみたいである

「おかーさんじゃしたがとどかないからおちびたちはごはんをじぶんでとってきてね」
「「「「おかーしゃんわかったよ」」」」
「「「ゆっゆっ」」」
「あとおかーさんにもごはんもってきてね」


なんともひどい親だ
本来ならば自分で子供達に餌を取って来て上げる立場なのに逆転してしまっている
これからは自分で餌をとれなくなったっということはずっと食べさせてもらわないといけないことに気づいていない
親ゆっくりそう言って屑野菜を貪り食べようと赤ゆっくりは噛り付いた

「「「「むーしゃむーしゃしあ……
    がだぐでだべら゙れ゙な゙い゙よ゙ー」」」」

無理な話である
生まれたばっかりでは満足に咀嚼する事も溶かすこともできない
だから親がよく噛み砕いて溶かした物を食べるのである
そうして物を溶かしやすい物質を体に取り込み溶かせるようになっていくのである

「そのごはんをこっちにもってきてね」

その一言で赤ゆっくりは体の数倍もある屑野菜を親がいる所まで精一杯運ぶのである

「ゆーえすゆーえす」と掛け声をして餌を運ぶ姿はほほえましいが全員分を運ぶのは無理だったらしく
途中から運ぶのをやめるものが出てくる
根を上げるのはまりさ種のほうが早かったみたいだ
れいむ種はまだがんばって残りの餌を運んでいる
運べた餌の量からすると赤ゆっくり全員に行き渡る量ですらはなかった

「おかーしゃんもうみゅりだよー」
「おなかがすいてゆっくりできないよー」

親ゆっくりはそんな赤ゆっくりを見て咀嚼した餌を赤まりさ達に与えていくが
それによって赤れいむ達から抗議の声が上がる

「ゆゆっまりしゃたちだけずるいよ」
「れいみゅたちはがんばっておかーしゃんのぶんまではこんでるのに」
「しょーだしょーだ」
「れいみゅもごはんたべるよ」

赤れいむ達も自分の食事すると親ゆっくりの周りに群がった
だが後から来た赤れいむ達に入る隙はなく赤まりさに押しのけられて食べることができず
「むーしゃむーしゃちあわせー」と赤まりさの声を恨めしく聞くことしかできなかった
赤まりさが食事を終え赤れいむの番になったが残っている屑野菜は少なく2匹が食べられただけであった
一方食事が終わった赤まりさ達は満足したのか元気に跳ねて遊んでいた

「まりしゃをつかまえてごりゃん」
「まちぇー」
「ゆっくりおいかけちぇきてね」

そんな楽しい時間も親まりさに怒られて終わってしまう

「まりさはおなかいっぱいかもしれないけどまだまりさもれいむやおちびたちも
 おなかがへってるんだよ
 わかったらのこりももってくるんだよ」
「ええーめんどくしゃいよ」
「まりしゃたちはあなかいっぱいだかりゃもうごはんいりゃないー」
「そんなことをいうんだったらもうごはんをたべさせてあげないからね」

「おいおい、お前は持って来てもらう立場だろ」と思ったがまだ赤ゆっくりでは自力で食べることができないため
親から咀嚼した物をもらえないのは死活問題である

「「「ごめんなしゃいおかーしゃん」」」

まだまだ遊んでいたかった赤まりさだったが親まりさが恐かったのか残りの餌を親ゆっくりのもとに運ぶ

こうして全員に行き渡ることができたのであった





それから1週間ほど私は餌を入れることだけを続けた
最初のころは餌を入れるたびに「ゆっくりはやくもってこい」やら「ここからだせ」等言っていたが
心頭滅却モードに入った私は何とかやり過ごせていた
そうして話が通じないことがわかったのか私に話しかけてくることはなかった
生まれてから2週間もすれば平均的な子ゆっくりサイズに成長した
ゆっくり姉妹の中でも上下関係ができてきたみたいで一番最初に餌を貪りつくのはまりさ種の長女であるらしい
その次が他のまりさ種でれいむ種最後に残った食べかすなどを親が食べるようである
赤ゆっくりのうちは自力では食べることができなかったが子ゆっくりになるほど成長すると自分で食べられるようになるため
今まで溜まった不満からまりさ種は親に餌を運ぶことをしなくなった
怒られそうになっても子ゆっくりまでしか通れない餌場まで逃げれば体当たりされることもなかった
いまや親ゆっくりはれいむ種がまだ運んでくれるから生きていられるのだった
そんな生活も成長していくにつれて終わりを告げる



私が屑野菜を入れて部屋から出るとすぐさま長女まりさが飛びつこうとしたが入り口で詰まってしまう

「ゆぎぃとおれないよ」

そうして何度も入ろうと体を変形させようとするがどうしても入れなくなってしまったことに気づく
これに対してれいむ種が今までの恨みを晴らすかのごとく

「「「そこでゆっくりしていってね」」」

と長女まりさを尻目にむーしゃむーしゃしあわせーと餌を食べていた
子ゆっくりが食事を終えて親ゆっくりに餌を運んでいると

「はやくごはんをもってくるんだぜ」
「これはおかーさんたちのぶんだよ」
「たべたかったらじぶんでとってきてね」
「いままでおいしいおもいをしてきたつけだよ」

と自分の分を持ってこないのが分かったのか奪おうとするものの後ろから体当たりを食らう

「ゆぐぅ」
「まりさはすこしわがまますぎたんだぜ
 しっかりはんぜいするんだぜ」
「おかーさんがたべおわったらわけてあげるからすこしまっててね」

そう言って親ゆっくりは自分の分の餌を食べる
そこに残った物は食い散らかした食べかすだけである

「こんなきたないのはたべられないよ
 まりさのためにちゃんとしたごはんをもってきてね」
「たべなくなかったらたべなくていいよ
 でもこれからまりさのごはんはそれだけだよ」

意地を張った長女まりさは食べかすを食べようとしなかったが3日も我慢すると
食欲に負け食べかすを食べるようになった
日にちがたつにつれて餌場まで通ることができなくなってくる子ゆっくりも増え始めた
このままではまずいと考えた子ゆっくりの中には餌場で眠るようになったものもいた
そうして餌場からみんながいる場所に戻れなくなった四女まりさは私が入れた餌を独占し始めた

「ごはんがほしかったらまりさのいうことをきくんだぜ」
その独裁も三日天下であったのは言うまでもない
餌場から離れない子まりさが気になり様子を伺うと独裁が行われているのがわかった

「やあゆまりさゆっくりしているかい?」

「ゆっ!」と四女まりさがびっくりした声をあげる
それもしょうがない子ゆっくりに取っては私はご飯を持ってくる機械のような物であり
一度も会話したことがないのだから

「そんなとこにいると寂しいだろうみんなのところに戻してあげよう」
「ゆぐっ!ここでもぜんぜんさびしくないんだぜ」
「それでもお母さん達と触れられないのは悲しいことなんだよ
 わたしも母親にもっとやさしくしてやれたらなと思っているんだよ
 もうやってあげられないがね」

四女まりさの事を捕まえて丁重に家族の下に戻してあげた
「はなせー」や「もどったらゆっくりできないー」とか言っていたが照れ隠しだろう
私ってなんてすばらしいんだ
それにさっき母親が死んだように書いているがまだぴんぴんしている
なんでも画期的なゆっくりのいじめ方が見つかったと虐待鬼意山の家まで行くような人である
私の母親の話もそれくらいにしておこう
私が部屋を出るとゆっくりたちによる私刑の声が響いていた

「ゆっくりごかいをといてほしいんだぜ
 あれはみんなのことをかんが… ゆぶっ!」
「そんなかってなことがゆるされるとおもってたの?
 ばかなの?しぬの?」
「みんなでゆっくりしようねっていってたのにそんなことするからだよ」
「かぞくをころそうとするまりさはもうかぞくじゃないよ」
「な゙ん゙でぞん゙な゙ごどい゙ゔの゙ー」

四女まりさの弁明も空しく家族から体当たりを受け餡子を口から吐き出す
体当たりも次第に激しさが増しついに永遠にゆっくりすることになってしまった






それから数日後ついに餌場に入れるゆっくりがいなくなってしまった
このことに焦りを感じた親ゆっくりは必死にない餡子をフル回転させた
今までどうやってご飯を食べていたか
そして最初は赤ゆっくりに持ってきてもらっていたことを思い出した
その夜親ゆっくり望まない子を自らの食事のために交尾をしていた



朝になり子ゆっくりは自分達の妹ができたことに喜んでいたが
親ゆっくりの顔はあまり優れていなかった
赤ゆっくりが生まれてもまた大きくなれば子供を作らなければならないことに
また子供が増えていけば今はゆっくりできているこの場所も狭くなってしまうことに





私は赤ゆっくりが増えてからも餌を与え続けたが最初から与えていた量と変えなかった
その結果全てのゆっくりに満足に食事が行き渡らなくなった
自らの食のために赤ゆっくりを自分の配下に置こうとする赤ゆっくり争奪戦が始まった
また子ゆっくりでは今赤ゆっくりをつくると朽ち果ててしまうことも分かっていたので
親ゆっくりにもごますりが始まる

ゆっくり家族がゆっくりできなくなってきた頃に私は最初に言った事をもう一度言った




こうして今日も子ゆっくりを外に出し赤ゆっくりを作り続ける
後開いている場所は3箇所
他の場所には何のゆっくりを入れてやろうか























あとがき

拙い文章ですが最後までお読みいただきありがとうございます
頭の中にはゆっくりをゆっくりさせない方法が頭に浮かぶのですが
いかんせん文章にするのは難しいですね
もっとも虐待と呼べるものではない気がしますが…
そして何よりもゆっくりの書き分けができないどころか最後あんまりしゃべってすらいないorz
ゆっくりに会話させる事をがんばりたいと思います





最後に部屋の見取り図は下のような感じです



      ___
     |___|_______
     |ゆ |   |  |
  -―|-―◇―|―-
  |__|___|___|
         |___|

ゆはゆっくりがいる区画です

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最終更新:2008年09月14日 08:01
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