作者:ムラッけ木槌
※オリ設定があります。
※れいぱーネタ含みます。
※出来る限り具体的表現は避けているかもしれません。
れいぱーになるには訳がある
れいむ種・まりさ種・ぱちゅりー種・ありす種をそれぞれ300匹程用意する。
違う種が触れ合わないよう場所を分け、ゆっくりできる環境内で1ヶ月程生活させた。
脱走などしないように頑丈な柵を使うが、それ以外は野生並のゆっくりを送らせる。
さぁ実験はここからだ。
「ぎゃおー!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「れ゛み゛り゛ゃ゛だー!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
れみりゃのお面を被った有志の人たちに、ありす種以外のゆっくりを一気に10匹前後になる位までに潰してもらった。
ありすはせめて代替わりが必要だろうから更に1年位放置しておく。
さて、恐怖と共に一気に数が激減した各ゆっくり種。
3以上が数えられないとか言われる存在だ、さぞかし地獄のような体験だっただろう。
突然の環境変化と死に近い恐怖はさぞかし恐ろしかっただろう。
「れみりゃはもういなくなったよ…」
「れいむとてもこわかったよ、でももうだいじょうぶだね」
「みんなのぶんまでゆっくりするよ」
れいむ種同士ですーりすーりする。
お互いを慰めるかのようにそうしていく内、何匹かのれいむに一つの思いが走る。
(もうはなれたくないよ、もっとすりすりしたいよ)
すりすり。
すりすり。すりすり。
すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。
すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。
すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。
すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり。すりすり…
「んほぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「どうじだのれいぶぅぅぅぅぅ!?」
身体の奥から燃え上がる衝動に突き動かされ、れいむは発情してしまった。
「れいむすっきりしちゃうよ!もうはなれないでね!もっとすりすりするよ!!!」
「でいむぅぅぅぅぅなんでぇぇぇぇぇぇ!!!???」
ゆっくりには色々な種類がいる。
その中でもありすは世間ではれいぱーと呼ばれるが、実はそんな事は無い。
ゆっくり種の中で一時期ありすの数が激減してしまい、その反動で子孫を多く増やす必要があったからなのだ。
その原因は子供達がカスタードを食べたいが為に起こった事であるが、ここでは割愛する。
数が一気に減り、また地獄のような苦しみを味わうとき、生けとし生ける者は本能として子を増やしやすくなる。
そのせいでれいぱーが生まれる。また個体数が落ち着かなかったためにありすは元々の数まで戻ろうとしていただけなのだ。
数が落ち着けばれいぱーの影の無い、元々の「とかいは」の意味も分かるかもしれない。
「「「「むきゅぉぉぉぉ!!!」」」」
「どうしたのよみんなぁぁぁ!?」
どうやら種ごとにやり方が違うようだ。
もとより身体が弱いぱちゅりー種は集団でまず生クリームを相手に浴びせてから互いを震わせている。
「まりさきもちいいんだぜ!」
「とうぜんだぜ!まりさのはごくじょうなんだぜ!」
まりさ種はもうそれぞれがノリノリである。
…もしかしたら既にまりさ種は数が少なくなり始めていたのかもしれない。
ともあれ、折角なのでこのぱちゅりー4匹を野に放ってみる。
「ゆっくりしていってね!」
「「「「むきゅ、ゆっくりしていってね」」」」
ほどなくして1匹のれいむと遭遇する4匹。
「ぱちゅりーたちはどうしていっしょにいるの?」
「まえはみんなでくらしてたんだけど、れみりゃがきてゆっくりできなくなってたの」
「ゆゆ、それはたいへんだったね…」
「だかられいむ、れいむのところですこしゆっくりさせてもらえない?」
「ゆっくりわかったよ!」
ここまですりすりが始まる気配はない。
これは失敗だったのだろうか?
「ついたよ、ここがれいむのおうちだよ!」
「むきゅ、すてきなおうちね」
「ゆっへん、すごいでしょ!」
「れいむはとてもちてきね」
褒められていい気になるれいむ。
「ね、ねぇれいむ」
「ゆ?どうしたの?」
「その…すてきなれいむにすりすりしていい?」
「もちろんだよ!」
4匹の内の1匹がれいむにすりすりをはじめる。
「ぱちゅりーずるい…れいむにすりすりするよ」
「ゆゆ、くすぐったいよ」
「むきゅ、すりすりしたいわ」
「ゆっくりなかまにいれてね」
「みんなゆっくりかわいいれいむにすりすりしてね!」
あれよあれよとぱちゅりー4匹全員がれいむを囲みすりすりを始める。
「むきゅ、れいむはとてもすてきなゆっくりね」
「れいむはとてもしんせつなゆっくりね」
「むきゅぅん、れいむはとてもいいゆっくりね」
「れいむはとてもかわいいゆっくりね」
どんどんとすりすりのスピードが上がってくる。
並びたてられた美辞麗句にれいむの自意識も自然と高まる。
れいむがまだ気付かないこの瞬間。
びちゃ。
びちゃびちゃびちゃ。
れいむに降り注ぐ生クリーム。
「「「「むきょぉぉぉぉ!!!!」」」」
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!?」
その生クリームを刷り込むように、4方から身体を震わせるぱちゅりー達。
子供を作るために加え身体を震わせるための潤滑液の役割もしているようである。
「「「「「すっきりー!!!」」」」」
5匹がすっきりし、れいむからは8本の蔓が伸び始めている。
そのれいむの口に、”おうち”にあった食料を投げ込むぱちゅりー達。
「どぼぢで…むぐむぐ」
「ぱちゅりーたちはかずがすくないの、だからいっぱいあかちゃんをそだてなきゃいけないの」
「むきゅ、このぱちゅりーのちえをあかちゃんにさずけてりっぱなゆっくりにするのよ」
「まずはあかちゃんたちがちゃんとそだつまでめんどうみなきゃね」
「ゆうしゅうなこになってほしいわね」
期間こそ短かった割には、れいぱー化に成功しているようである。
ただ集団で仕掛け、子供を放置しないという点はぱちゅりー種らしい選択と感じた。
しかも即座に食べ物を与える事で死ぬ事も防いでいる。
「むきゅぅん、さすがはれいむ、ぱちゅりーのきゅうせいしゅね!」
「れいむはぱちゅりーにえらばれたさいこうにゆっくりしたゆっくりね」
「むきゅ、あかちゃんがゆっくりしているのもれいむがすごくゆっくりしてりからよ」
「ほんとうにすばらしいわ、れいむはとってもゆっくりできるのね、そんなれいむといっしょにいたいわ」
「ゆ、そんなにほめたらはずかしいよ」
べた褒めにされて有頂天になるれいむ。
しかし傍から見たらぱちゅりーにいいようにされているようにしか見えなかった。
その茎という茎から小さいゆっくりが実り始める。
その数れいむ8匹にぱちゅりー24匹。
これだけ増えてもぱちゅりー種はすぐ数が減ってしまうのではないか?
数日後。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆっくちおいしかったよ!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「ゆっくりおなかすいたよ…」」」」」」」」
お腹が膨れ満足した24匹のぱちゅりー。
食べ足りずうなだれる8匹のれいむ。
「おちびちゃんがおなかをすかしてるよ!もっとごはんをあげてね!」
「なにいってるの?みんなにはおなじりょうをあげたのよ」
「それにほとんどのおちびちゃんはまんぞくしてるし」
「むきゅ、まったくもんだいはないわね」
「れいむもゆっくりりかいするのよ」
元より少食のため、ぱちゅりー種は親子共々満ち足りていた。
一方のれいむしゅはその量では足りず、空腹の状態だった。
抗議の声を上げようにも多数決で黙殺される。
力任せに追い払おうにも、いくらぱちゅりー種が弱いとはいえ4対1、ひいては28対9では勝ち目が無い。
「あかちゃんのためにおうたをうたうよ!」
せめて空腹を紛らわそうと歌を歌おうとする。
「これからみんながかしこくなるためにおべんきょうをするのよ」
「そうよ、かしこくなかったらみんなゆっくりできなくなるのよ」
「いっぱいまなんで、りっぱなゆっくりにならないとね」
「だかられいむはしずかにしててね?」
「ゆ゛ぐぅ…」
そのつど、4匹のぱちゅりーがれいむに圧力をかける。
食事も満足に出来ず、行動もぐっと制限され、怒ろうとしても美辞麗句にいい気にさせられる。
完全にれいむはぱちゅりーの支配下に置かれていたのだ。
「むきゅ、みんな、おかーさんたちがすりすりしてあげるわ」
「おかーさん、すりすりしてー」
子ぱちゅりー達にすりすりするぱちゅりー達。
「むきゅ?なんだかむずむずしてきたわ」
「それはおとなになるしるしなのよ」
子供達にれいぱーの因子が発生してきたのを見計らい、親ぱちゅりー達は4人で行動する事を教え始めた。
そして子れいむをそれぞれ4人で囲ませ、すりすりさせる。
勿論親ぱちゅりー達4人も親れいむを囲む。
そして、それぞれの気持ちが高ぶり…
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」「むきょぉぉぉぉぉ!!!!」
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「すっきりー!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「おかーさん、いってくるわ!」」」」
「「「「ちてきでかしこいゆっくりになるのよ」」」」
巣立ちの時が来た。
4匹1組になり、親元から離れるようだ。
「「「「ゆっくりきをつけるのよ!」」」」
「「「「むきゅ、がんばるよ!」」」」
6組の子ぱちゅりーが立派な姿を見てほろりと涙を溢す4匹。
「こどもっていいわね」
「むきゅ、こんどはまりさのこどももよくないかしら」
「すだちしたてのまりさならかわいくていいかもしれないわね」
「そしてそのこからうまれたあかちゃん…とってもゆっくりできそうね」
予想よりも大分違う方向となってしまったが、実験は大成功に終わったようだ。
この調子で生存本能を刺激していけば、殆どのゆっくりがれいぱー化するだろう。
さて、ありす種が長い月日を掛け大量に繁殖させてれいぱー化が解けるのが先か、他の種のれいぱー化が進み4種のれいぱーが氾濫するのが先か。
また、れいぱー化の解けたありす種をれいぱーと化した他の種の所に投げ込んでみた場合どうなるか。
ゆー物学はまだ、始まったばかりである。
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あとがき
偶にはありす以外のれいぱーものを…と思っていたらなんだか方向性が変わってしまったような。
今まで書いたもの
博麗神社にて。
炎のゆっくり
ゆっくりを育てたら。
ありす育ての名まりさ
長生きドスの群
メガゆっくり
ゆっくり畑
益ゆっくりと害ゆっくり
ゲスの行き着く先
つかれたまりさ
噂・ゲスの宿命
ゆっくりすること
決断
くっつくよ!!!
ゆっくり勝負
最終更新:2022年05月21日 22:52