※劇中劇っぽい作りです。
※作者の自己満足のためだけに書き上げたSSです。
※きっと劇中劇の意味を間違ってる気がするけど気のせいなのぜ。
虐待理由
「ごぶばぁっ!!」
俺の拳がれいむの右頬にクリーンヒットする。
れいむはそのまま畳の上を転がっていき、勢い余って箪笥に「ゆびゃっ!」と激突した。
「ど、どぼじでごんなごどを…」
れいむはもはやでいぶモードに移行している。
泣きながら自分の受けている待遇についての質問を繰り返すだけだ。
俺は何も言わずにでいぶを蹴り飛ばした。
「あばっあばっあばっ…ゆ、ゆっぐりして…ごべばぁ!!」
「うるせぇ!」
「ゆぶるっ!」
ゆっくりせずに再度蹴り飛ばす。
蹴る位置は決まって頬か後頭部と決めている。 正面を蹴れば歯が折れて会話がしづらくなるし、底部を蹴ると動けなくなる可能性があるからだ。
「も、もうげらばいでぐだざい!!!!」
「そうか…じゃあこっちだな」
れいむが「ひっ!」と叫んだ瞬間には右頬から左頬にかけて数本の針金が貫通していた。
「ゆ、ゆぴゃ…ゆぱっ…」
貫通した針金は当然痛むだろうが、今までの暴行に比べれば大した事はないだろう。
むしろ口が固定されて喋れないようだ。
俺はそっと針金の端をライターで炙り出した。
「ゆぅ…ゆぅ………ゆー?」
半分死にそうになりながらも、何をやってるの?ばかなの?しぬの?と目で訴えていた。むかつく。
しかし針金の先端は真っ赤になっていき、赤い部分が徐々に…
「ゆべばべばばばばばべばべぼばばばばば!!ゆばぁぁぁぁーーーーーー!!」
やっと熱が餡子に届いたようだ。
熱なんて可愛いものではないと思うが。
しばらく楽しんだ後に、針金を抜いてスナックの暴君ハバネロを口に入れてやった。
「ゆぴょぴょぴょぴょぴょ!ゆぎゃあああああああああ!!」
本当なら本物の唐辛子や香辛料をぶち込んでやりたいが、ドスでさえ行動不能になるような代物だ。
こんなのをノーマルれいむに使ったら即死してしまうのでスナックにしてやった、本人には十二分に効いているだろうが。
「ゆひぃー…ゆひぃー…ゆひぃー…ひゅー…ひゅー…」
致命傷になったのだろうか?
次のステージに移行する前に一度会話をしておきたいので、砂糖水を口に流し込んでやる。
「ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっくりー!!しあわゆべらっ!」
しょうがないとは言え、しあわせーまで聞かされると潰しかねないので、軽く蹴っておいた。
「さて、次のステージは…れいぱー系か…視聴者は嫌がるかもしれないが虐待の定番だししょうがないな」
「お、おにいざん!ゆっぐりまっでね、まずはでいぶにぜづめいじでね!」
「ああ、説明か忘れてたよ。理由なき虐待はスタンスに反するからな」
まずはこのれいむの生い立ちから説明しよう。
俺が森を歩いているとれいむとまりさの番がいたのだが、まりさは巣の外で騒いでいた。
よく見るとまりさは片目がなく、髪も帽子も半分程度がなくなっていた。
「どうしてまりさがかりをしなくちゃいけないの!」
「れいむはあかちゃんをまもらないといけないんだよ、まりさがえさをとりにいくのはとうぜんでしょ?ばかなの?しぬの?」
「まりさは…まりさはもうはねれないんだよ!」
小麦粉で隠されているが、どうやらまりさの底部は焦がされているようだ。
虐待された後なのだろう。
「ゆゆゆっ、そんなのしらないよ!はたらかざるものくうべからずだよ!」
「どぼじでぞんなごどをいうのぉぉぉぉ!!ばりざはおにいざんにぎゃくたいされたんだよぉぉぉ!!」
何かめんどうになってきたので二匹に菓子を与え、直接事情を聞き出す。
…………
まりさの説明だと畑に入っておやさいさんを食べようとしたらじじいに見つかって今のザマらしい。
良かった、ここで良いまりさが理不尽に虐待されたのなら、助けてあげないと的なフラグが立ってしまう、そんな基本制裁・ほのかに愛でお兄さんの俺なのだが、ゲスならいいや。
「群れの他の奴に畑に入ってからの事は説明したか?」
「ゆっくりせつめいしたぜ!みんなでふくしゅうにいこうっていったのに、だれもふくしゅうしてくれないんだぜ!ぷんぷん!」
「なんで?」
「にんげんさんがこわいとか、どすにおこられるとか、どいつもこいつもなんじゃくなんだぜ!」
「ふむ、群れに人間の恐怖を与える役も済んでいるみたいだな、じゃあお前はもう用済みか」
俺は容赦せずにまりさを踏み抜いた。
すると辺りにパーンッ!と言う心地良い音が鳴り響く。
「ま、ま、ま、まりざぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
そして手際よく赤ゆっくりも潰す。
赤ゆっくりは虐待するにも加減が難しいし、聞いていてイライラする口調なのであまり相手にしたくない…何より全員れいむ種だったし。
「まりさ…あかちゃんたち…」
「さて、家に帰るか」
呆然としていたれいむを掴むと、俺はさっさと家に戻っていった。
そして今にいたる。
「ねぇどうじで!どうじでまりさやあかちゃんをつぶしちゃったの!!どうじでれいむをゆっくりさせてぐれないのッ!!ごれじゃりゆうになっでないよ!」
「そりゃお前がれいむだからだ」
「ゆゆっ!?」
「俺は制裁系愛でお兄さんだからな、基本的にゆっくりは虐待するものではなく愛でるもの、悪い事をしたゆっくりはせいぜい目を抉って自然に帰す程度だ」
俺はゆっくりと煙草に火をつけ、肺の奥まで煙を堪能する。
覚悟は出来ている、今から俺はゆっくり虐待SSの主人公として二流…いや三流の存在になるだろう。
しかしそれはしょうがない、俺にだって我慢の限界がある。
「だけどれいむ、お前にはもううんざりだ」
「ゆっ!?」
「ここからは俺もお前も本音で語り合う事になるだろう、しかし語り合ったところでお前が虐待される運命に変化がない事は覚えておいてくれ」
「おにーさん、いみがわからないよ!れいむとおにいさんはしょたいめんでしょ!うんざりされるりゆうがないよ!」
「…他のゆっくりが虐待されるのはしょうがない、まりさは基本ゲス気味だし、ぱちゅは頭脳の利用方法を間違って人に迷惑をかける。ありすは言わずもがなで、ちぇんは可愛いから虐待される、みょんは言語に救いがない」
「ゆゆゆゆー?」
「前述以外のゆっくりは希少種だからそもそも登場が少ない、しかしお前はなんだ!」
怒りに任せてれいむの顔を両手で握る。
れいむの顔が縦長に歪みつつも伸びていく様は滑稽だ。
「ゆっゆっゆっほ!や、やーべーでーねー!」
口が縦に伸びているからだろうか、ゆっほ!だってさ、笑いが止まらない。
「まりさと同じ超定番種の分際で、家族想いとか、平和主義とか、実は能力も身体・知能ともにアベレージ越えの隠れ超性能で特徴がないのが特徴…お前はジムカスタムか!」
「ゆっ、ゆっくりしで…しでいっで…」
「いつも何故か知らんけど、畑を荒らす、おうち宣言をする、家族をぶち壊すのはまりさの仕事、れいむは「まりさ、はたけあらしはよくないよ」とか「やべでね、あかちゃんだけは!」とか良いゆっくり面しやがって!」
縦に伸びていたれいむの口に手を突っ込み、今度は左右に引き伸ばす。
「ゆーべーらーぁーぁぁぁ…ぐばぁぁぁぁぁ!」
「れいむゲス化の時も大抵は強い人間に対してじゃなくゆっくりに対して、しかも「家族のため」なんて家族を盾にしやがって!卑怯者で虫唾が走るわッ!」
「ゆぐばっ!」
力一杯投げつけたれいむは壁にぶち当たり、はぐれメタルのような平べったい何かになってしまった。
もちろん一時的なものだが。
「はぁ…はぁ…はぁ…比率の問題なのだよ、比率の」
「ひ…りつ?」
「お前はまりさと同じ定番種の分際で明らかにまりさより虐待される回数も、理由も、立ち位置も優遇されているッ!」
「ゆっゆゆーん!?」
意味がわからないと言った表情だが、当然だろう。
夫こそ虐待されてゆっくりできなくなったが、子供と自分は辛うじてゆっくりしていた。
そこに人間さんがきて家族は崩壊、その上自分が虐待される理由も夫のような制裁ではなく【贔屓されているから】である。
れいむは生まれてからずっと、他のゆっくりに比べればしあわせー!な状態ではあったものの、大自然から贔屓された覚えはない。
ある時は姉妹が越冬に耐えれず、ある時は父がれみりゃ襲撃のの囮に、群れがゆっくりできないにんげんさんに襲われた事もあった。
決して贔屓はされていなかった。
この世界では。
「さて、劇中劇はこのくらいにして、そろそろ次の虐待ステージである「れいぷ&赤ちゃん誕生即お別れ」に移るか」
「ゆっ、ゆっ…れいぷはゆっぐりできないよ!れいぱーえんどはしちょうしゃさんもしょくしょうぎみで…ゆべばっ!」
やっと丸型に戻りつつあるれいむを、上から潰れない程度に踏みつける。
「おいおい、劇中劇はもう終わりだっていっただろ…今のお前は理由なく虐待される可哀想なれいむちゃんなんだよ!」
「ゆべ、やべ、やべで、つぶっ、つぶでる…つぶでぢゃうよ!」
「レイプ・子殺し・目の前でしあわせー!なゆっくりを鑑賞・歯にドリル・抜歯・底部丸焼きの後に、飾りを焼いて死臭の付いたリボンを埋め込んだら群れのど真ん中に解放してやるよ」
「ゆっ!?ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむ種に幸…あってもぶち壊す。
あとがき
うふふふふ、守矢4部作の書きかけを入れたUSBメモリを紛失してしまったのぜ…ついに核ぱちゅりーが宇宙に行く話だったのに。
その怒りの矛先がれいむになっちゃったのぜ。
と言うか元々れいむがそんなに好きじゃないって言うか、むしろ嫌いだからこうなっちゃったのぜ。
嫌いな理由はお兄さんが代弁してるのぜ、もちろん一部のSSを誇大解釈しているだけで、良いれいむもいるのは知ってるのぜ。
だからこそなーんかれいむだけ優遇されてる気がするから今回に至ったのぜ。
ちなみに特定のSSを批判するつもりはないのぜ、スレ・SS・その他ゆっくり虐待関係の色々を見た結果、れいむは贔屓されてる気がしたからこうなったのぜ。
今回はあとがきと言うより言い訳臭くてごめんなのぜ、次もSSを書かせてもらえるようなら今度はちゃんとしたのを書くのぜ。
そもそも虐待SSの主役はおにいさんじゃなくてゆっくりなのぜ?
書いた作品
ゆっくり信仰していってね!
ゆっくり新技術を導入していってね!
ゆっくり体調管理をしていってね!
最終更新:2022年04月17日 00:22