概要
襲撃では
ルビーと共に出口付近を制圧し、警備兵を鎮圧する任務を与えられていた。
瓦礫の崩落から生き残った
磯部海の足止めを試みるも目では止めきれず、そのまま両腕を切り落とされて死亡した。
余談
額に付けているのは逆さ十字。
聖ペトロが逆さに磔刑にされたことから生まれたシンボルだが、
悪魔崇拝と結び付けられることがある。
彼女の能力は、南アジアや中東、欧州、中南米などに「邪視」に分類されるものであると推測される。
中東ではナザルと呼ばれる概念で、主に邪な感情と共にある目や視線がそれを向けた対象に悪影響を及ぼすこととを指す。また、邪悪な意図を持たなくても、その者の生得的な力がそのような結果を齎すと考える場合もある。
以下に邪視の例をいくつか挙げておく。
もっとも高名と思われるものは、アイルランド神話の神話物語群に登場するフォモール神族のバロールであろう。かれの目には毒が秘められており、瞼を開けることで破壊を齎すと恐れられていた。
イラン、ゾロアスターの『
ブンダヒシュン』に登場するアーガシュは、見たものを殺す邪視の
魔であった。またこれはデーウ(ダエーワ)、すなわち
悪魔であったと言われることもある。同じくスール・チャシュミーフ(パハラヴィー語で邪視の意)も邪視のドルズないしデーウである。これは、「
神の名において」という文言を怠るものを見て罪人となすものである。
ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』では、ヘファイストスよりゼウスに献上された物品(おそらく衣類)であるアイギスに、見たものを石へと変える魔物ゴルゴンの首が据え付けられていたと述べられる。
こういった邪視に抗するための多様な手段も世界各地に存在する。
そのうち一つが「睨み返し」と分類できる概念で、邪視に対して別の目を以て対抗する試みである。
この代表的な例が、トルコ(Ryu Genkei氏の出身地)に伝わる「ナザール・ボンジュウ」というもので、青いガラスに白黒で目玉をあしらった護符である。
古代メソポタミア等から広まったと見られる「ハムサ(ファティマの目)」は、開いた掌の中央に目を描いた護符である。
一風変わった例では、南方熊楠曰く、邪視を持つ兇神・鬼は目籠の網目を数えているうちに眼力が減り去るという。
また別に、「不浄」や「性」に関わるものが邪視の視線を退けるという概念も存在する。
古代ローマで親しまれたファリックチャーム(男根を象った魔除け)などがこれにあたる。
最終更新:2026年04月23日 15:48