概要
磯部ガキの復活によって、
五家ごと世界を破壊してリセットすることを目論む男。
ガキとの約束に則り、ガキを復活させるために
大札使いと共に暗躍し続けている。
本編では
マイロ・ボケリーを磯部家の森に忍び込ませて
磯部太一郎と接触させ、太一郎を鍛えさせている。
また、この時に渡した発信機により、数年後の五家の宴襲撃で太一郎を探知して確保することに成功した。
太一郎を器にし、
大札使いを使ったガキの復活を目論んだが、ガキが太一郎と契約を結んだことにより失敗する。
ガキの力を得た太一郎との最終決戦ではアブレウスの力で太一郎の攻撃に適応して進化し、勝敗を制した。
数百年前はガキの友人であり、彼に人間らしさを与えた張本人でもあったが、最終的には「国を想い尽くしてきた」と自称するガキに全ての罪を着せて打ち首に追い込んだ。
ただし、紅丸によればガキは意味もなく街を破壊し人を殺す下衆に成り下がったとのことであり、どこまでが真実かは悩ましいところである。
矛盾がないように説明をするならば「ガキが国のためだと思い込んで凶行に走っていったため、紅丸がそれに乗じて自身の罪を着せ処刑に追い込んだ」といったところであろう。
その後はガキによって「大札使いと共に磯部ガキを復活させて互いに決着をつける」という約束を取り付けられた。一方的な取引に見えるが、現代まで紅丸が約束を果たそうとしているところを見るに、望みは互いに同じだったのだろう。
五家を「混沌の元凶」と呼び、五家を潰すことで世界を創り変えようとしているが、ガキや自身を翻弄し縛り付ける社会と運命すべてをひっくり返そうとしたのかもしれない。
ガキの処刑後、紅丸本人も同様に処刑されている。
宝玉を盗み出し、処刑後のどこかの時点で
アブレウスの紋章を刻み、アブレウスに魂を売って肉体を差し出した。「追い詰められる度に何度でも進化する」という能力を得ており、おそらくはこれに関係する力で処刑からの復活を果たしていると思われる。
ルーキー版での概要
「弟君はゼンが使えないってことだ」「こりゃまずいことになるぞ」と言い、太一郎が
XEN(ゼン)を使えないことを
十二家に言いふらそうとしている。
磯部家の森の中にあるすべてを薙ぎ払えるほどの剣術の使い手であり、
闇切りという技を使う。
余談
カリブの海賊が集まった荒くれ物の島の名前が「
トルトゥーガ島」であり、所有する店の名前が
オーシャンビューである理由もこのためだろう。
最終更新:2024年12月06日 09:00