ダニー

概要

原作第64話で初登場した、兄貴肌な魔物の子。

パートナーのゴルドーより、「シェミラの像」(数百億の価値がある彫刻)の警護という仕事を与えられる。
お使いのために席を外している間に強盗に奪われてしまうが、ガッシュ&清麿の協力もあり、奪還に成功。
しかし、その後、彼らが乗る車の前を走るトレーラーの事故に遭い、トラックの積み荷に「シェミラの像」諸共潰されかけてしまう。
彼の咄嗟の機転で「シェミラの像」は守り抜かれるも、トラックの積み荷を吹き飛ばすために放たれた「ザケル」が彼の本に引火。
これにより王を決める戦いからは脱落してしまうが、立派に仕事をやりとげた事で、満足して魔界へと帰って行った。

術はどれほどの傷を負おうともすぐに再生・回復させる「ジオルク」 1つだけ という独特な魔物。
攻撃や防御の呪文こそ持たないが、それを補うほどの身体能力を持っており、加えてゴルドーから「あやつにはどんな力をも怖れぬ根性(ガッツ)がある!!」と評される強靭な精神(第65話)によって戦いを成す。
術の効果は「超回復能力」と表現されるに相応しく、何十発もの銃弾を受け、血を吐いて倒れ込んだところから瞬時に立ち直っていたり、原作終盤のある場面(第316話)では手足がほぼ骨と皮だけとなった状態から肉体を回復させていたりもする。

ガッシュTCBにおいても、戦闘は「魔物の効果」(格闘効果)に依存するデザインとなっている。
現在だと比較対象になる格闘系魔物は少なからず出てきているものの、それでもダニー《連続パンチ》等は現在でも通用する性能と言えるだろう。
術カードS-072 ジオルク及び、専用コマンドのS-363 ちっくしょーがぁあ!だけ(オリジナル術は作られていない)という徹底した原作再現がされている。

しかし、術カードやパートナーカードは、登場時の水準で考えても今一つな性能のものが殆どである。
そのためダニーを魔本に入れる場合は「魔物カード1枚だけをタッチ採用」という形が取られやすい。


代表的なカード

魔物カード

MP1で合計魔力6500・ダメージ1の攻撃または防御を行う効果を持つ。
攻撃時は1ダメージしか出せないので、現在だとデモルト《格闘》リーヤ《野性の血》等といった競合相手に劣りがちで、ダニーを使うとしてもこれ以外の魔物カードが優先される。
ただし、ダニーでは唯一の防御にも使える効果であるため、その点を活かしつつ術やパートナーで差別化が図れるのであれば検討できるか。

1ターンに2回まで使用可能な、MP1で合計魔力6000・ダメージ1の攻撃効果を持つ。
連続攻撃というメリットが大きく、攻撃重視でダニーを投入するなら是非ともこのカードを選択したい。

MP1で合計魔力6000・ダメージ1の攻撃を与える効果、MP2でこの魔物を健康状態にする効果を持つ。
S-072 ジオルクを「魔物の効果」として内包しているのが最大の特徴。
コストパフォーマンスはあちら同様、決して良いとは言えないが、「魔物の効果」でいつでも使えるのはメリットとなる。
格闘効果もしっかりと持っているので攻撃も兼任でき、魔本をかばいながら戦わせたいなら候補に挙がるだろう。

ゴルドーが付いている時限定で使用可能な、MP1で合計魔力6500・ダメージ2の格闘効果を持つ。
ダニーの中ではMP対ダメージのコストパフォーマンスが最も高い。
一方、効果が使用条件がある上、ゴルドーは全て「このカードを捨て札にする→」効果というのも難点。
普通に使う分には他のダニーを優先したいところだが、ダメージ重視かつ、使用条件を無理なく満たせるようであれば検討する余地もあるかもしれない。

パートナーカード

捨て札にすると、このターン中に1回、好きなページから「ジオルク」を使えるようになる。
S-072 ジオルク専用のサポートカード。
好きなタイミングで回復できるというメリットはあるが、肝心の術カードのコストパフォーマンスが悪く、このカードは捨て札にして使う効果なのでカード消費も嵩む。
使うかどうかはよく考えたいところ。

捨て札にすると、このターンの次のバトルで自分がダニーで攻撃するとき、相手はパートナーの効果やイベントカードを使えなくなる。
ルールではバトル中に使える効果が限定されたので、使用難易度は高め。
効果があるのも次のバトル1回だけなので、使うのであればここぞというタイミングを見極める必要がある。

捨て札にすると、このターンに既に使ったダニーの「魔物の効果」1つを、コスト0でもう一度使う事ができる。
攻撃を追加で与えたいだけならば、バトルを経る必要のないMJ-001 ツー・ライティング・アイの方が優先する価値としては上だろう。
使うのであれば《ガード》《超回復能力》にも使える事をメリットと考えつつ、必要に応じて追撃にも使えるという応用性に着目したい。

術カード

―第1の術「ジオルク」
どちらのターンでも使用可能なMP2の非バトル術で、自分のダニーを「健康状態」にする効果を持つ。
ダニーを代表する呪文であり、専用サポートとなるゴルドー《バカモノ!》も存在するのだが、「ダニー1人を負傷状態から健康状態にする」だけの効果(石版状態には対応していない)で、MP2というのはコストパフォーマンスがかなり悪い。
イベントカードであればよりメリットの大きい効果も多い事や、「魔物の効果」で同様の性能を内包しているダニー《超回復能力》もあるので、使うかどうかはよく考えて判断したいところ。

―専用コマンド
自分のターンに使うMP0の非バトル術で、コインでオモテが出れば、ゲーム中かばえない時でもダニーでかばえるようになる。
かばえない効果を用いた攻撃はビートダウン魔本の基本であり、対策できるのは心強い。
しかし、コイントスを経るので単独で使うには不安が残り、かといってこのためだけにコイントスサポート効果を混ぜ込むのも考えもの。
【ステイ】なので現在だと取り除かれやすいというのも懸念されるところ。
使うのであれば、このカード以外でもコイントスサポート効果を活かせる魔本に、ダニー《格闘》《超回復能力》と共に投入するといった形を取るのが良いだろう。

相性の良いカード

前述のように「魔物カード1枚だけをタッチ採用」というのが基本になるので、魔本の自由度が高く、色々な魔物と組み合わせやすい。
他の格闘効果を持つ魔物や、格闘効果と相性の良いカードと組み合わせて格闘魔本として組む事もできるし、コントロール系の魔本に投入して攻撃手段や魔物破壊の足掛けにする事もできる。
他に主力となるアタッカーのいるビートダウン魔本であっても、ダニー《連続パンチ》で負傷状態を撒いて、以降相手がかばい辛くなるという効果を期待する事もできる。

ただし、どのカードにしてもダニーの根幹は格闘効果という点に変わりはない。
ウォンレイ《カンフーキック》ガッシュ・ベル《目覚めた力》といった格闘魔物が苦手とするカードは当然弱点となるので、デッキタイプ/格闘のページも参考にして警戒すべきカードは警戒しておきたい。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年04月18日 00:21