デッキタイプ > コントロール

概要

相手の行動を制限する事によって、相手の勝ち筋を無くし、勝利を掴み取るデッキタイプの総称。
「○○を使えない」効果の他、MP枯渇魔物破壊魔本破壊石版状態化などの手段によってロックする魔本も含む。
これらの戦術の全てを魔本に取り入れる必要はないが、コントロール戦術としての親和性に優れ、共存する魔本構築も珍しくない事からここで解説する。

「効果の割り込み」の廃止によって弱体化した戦術が多く、メタカードも増えた現在では、上級者向けの魔本と言える。


相手の行動を制限する代表的なカード

スタートフェイズに発動する相手のスタンバイ効果を取りのぞく効果と、相手のスタートフェイズの魔本めくりを封じる効果を併せ持つ。
相手のスタートフェイズの魔本めくりを封じる事で、身動きを取れないターンを生み出したり、MPを増やさせないといった結果をもたらす。
幅広く活躍するカードだが、コントロール系の魔本においてはガッシュ・ベルである事を活かし、高嶺清麿《俺の臨海学校》高嶺ピヨ麿《ピヨ麿って呼ぶなー!!》で妨害をより強めると効果的だろう。

石版状態にする事で、その魔物の「術」「効果」「かばう」、及び付いている「パートナー」や「バルカンカード」の効果を一挙に封じられる。
石版状態による行動封じはあくまでも状態変化によるもののため、チェリッシュ《失われた笑顔》等の「相手の効果にかかわらず使える効果」にまで封じられる。
カードの効果を用いずに治療する場合、「自分のターンのエンドフェイズにMPを2払う」必要があり、いくらMPがあっても「自分のターンのエンドフェイズ」までの間は治す事ができない。
これらのロック性能が非常に強力なため、コントロール系の魔本における採用率は高い。
中でもゴーレン《悪夢》E-104 石の呪縛の2枚は特に使いやすく、採用されやすいカードと言える。
また、MP枯渇と組み合わせて、治療を封じながら複数の魔物を石版状態にしてロックする「石化枯渇」も定番のコンボとなる。

場に置いておけば、相手の今のページ以外のカードの「使用」「場に出す」「捨て札にする」「移動させる」といった行動を全て封じられる。
E-080 スカイダイビングMJ-003 フライング・ビートによる展開を封じられるというだけでも非常に強力。
更に今のページ以外のカードの使用や捨て札化を封じられるので、E-077 僕の王様E-100 新しい熱き何かデモルト《逃亡》等を使うコンボへの妨害性能も高い。
コントロール魔本ではPR-047 赤い魔本E-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》を気にせず妨害を仕掛けられるようになる事も相性が良いポイント。
ロップスの魔物カードは、相手のステイ・スタンバイ効果を全て解除するロップス《かう!》が採用されやすい。

相手の今のページ以外のカードの効果の使用を封じられる。
アポロ《自由人》と違って場に出す事は封じられず、捨て札にする事や移動させる事に対しても対応はしていない。
しかし、魔物カードなので除去の難易度はアポロ《自由人》よりも高く、PR-047 赤い魔本E-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》はこちらでも封じられるのでコントロール魔本で採用の余地は十分にある。
パートナーのラウシン・モー《人質》の「このカードが場にある→」効果を封じる効果も強力なので、他に使うカードとの相性によって使い分けたい。

相手のコスト0で使うイベントカードを封じられる。
元々のコストが0のイベントの他、軽減効果でコスト0で使うカードも封じられるのでE-077 僕の王様の妨害にもなる。
コントロール魔本ではステイ・スタンバイ解除のE-181 おおーーっ!!ジャマーE-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本、MPを増やす効果のE-038 ティオの手料理E-133 卵焼きで朝食をを封じられる点が特筆すべきポイントだろう。

相手の「自分のターン」アイコンと「相手のターン」アイコンの両方を持つイベントカードを封じられる。
E-181 おおーーっ!!E-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本が封じられる点はティオ《守りの陣》と同じため、コントロール魔本との相性はこちらも優れる。
ティオ《守りの陣》と防げるイベントの違いとしては、E-070 黒い覇道E-056 およしになっておとのさまE-203 命令してんじゃねー!!等が封じられ、E-077 僕の王様E-038 ティオの手料理等が封じられない点となる。
術やパートナーの違いも大きな違いとなる一方、ガッシュ・ベル《伝導のエレメント》とは並べられないといった違いもあるので、よく考えて使い分けよう。

自分のスタートフェイズにステイ・スタンバイしている効果を全て取り除く効果と、自分のバトルフェイズに相手のイベントカードを封じる効果を併せ持つ。
自分のバトルフェイズ限定だが、あらゆるイベントを封じる事ができ、ティオ《守りの陣》ガッシュ・ベル&ブラゴ《相反する者》とはまた似て非なる役割が持てる。
勿論、自分のバトルフェイズであればE-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本を封じられるので、相手の魔本を見たり、MPを減らす効果の補助も可能。
ステイ・スタンバイ解除は相手が使ったそれらを解除できる点は強力だが、自分の効果も強制で取り除くので、ロード《悪しき力》のような効果と相性が悪い点には注意。
ステイ・スタンバイではない石版状態、使ったターンだけのステイとなるE-056 およしになっておとのさま等を活用するようにしよう。

ゲーム中に1回だけ、相手の場の魔物1体の「魔物の効果」をゲーム中使用できなくする。
真ルールでは「効果の割り込み」で使えなくなった上、ステイ効果なので解除されやすくなったというのが懸念点ではあるが、封じる効果として強力な事に変わりはない。
使用し終えたら速やかに交代させるのも良いが、ゾフィスである点を活かしてココ《旧友の叫び》ココ《挑発》を使ってから交代させるのも良いだろう。

MP2でこのターン中、相手の魔物1体の名前を「ウマゴン」に変える効果を持つ。
これにより、本来の術の使用を封じたり、パートナーやW魔物等の展開を封じる事ができる。
カフカ・サンビーム《いねむり》で捨て札にしたり、カフカ・サンビーム《ウマゴンのしつけ》で「魔物の効果」を封じるコンボも可能。

コントロール魔本と相性の良いカード

MP2で自分の魔物1体を捨て札にし、好きなページか捨て札から魔物を場に出す事ができる。
「手駒ループ」と呼ばれるキャンチョメ《無敵のキャンチョメ様》とのコンボは特に強力で、ゴーレン《悪夢》の使い回しによる石版状態化、パルコ・フォルゴレ《イタリアの英雄》の使い回しによるMP枯渇を軸に相手をロックできる。
ゾフィスにはコントロール系魔本と相性の良い様々な「ココ」のカードも存在するので、それらを使えるようになる事もポイント。

前者は相手の場のパートナーをこの魔物に付け替える効果、後者は「捨て札にならない」効果を無視して相手のパートナーを捨て札にする効果を持つ。
現環境においては、どちらにしてもウォンレイ《愛のために》へのメタ性能がコントロール系の魔本へ採用する大きな理由となる。

自分の場の魔物全てを飛行状態にする効果と、自分の場の魔物を魔本に戻す効果を持つ。
飛行状態にする事で、自分の魔物の効果が相手にジャマーされる事を予防し、また相手の飛行状態ジャマー不可能となる事も防止できる。
魔物を戻す効果は、効果を使用し終えた魔物を処理したり、VS魔物を戻して再度除去に利用するといった用途で使える。

自分の魔本の好きなページから、魔物カードかパートナーカード1枚を場に出す効果のMJ12カード。
魔物破壊戦術を使う魔本ではデモルト《咆哮》VS魔物を呼び出す事で魔物破壊に、MP枯渇魔本では細川《銀行強盗》を使った後に細川《強盗》を呼んで同じターンで連続でMPを減らしたりと、様々なコントロール系戦術のサポートに使える。

攻撃手段になるだけでなく、相手の使おうとしていたカードを妨害する手段としても使える。
真ルールでは「効果の割り込み」で使えなくなった分、旧ルール時の「ページをめくって不発化」という事はできなくなったが、めくった事で攻撃ページと防御ページが切り替わる事は引き続き狙う事ができる。
ヨポポ《戦士の覚悟》のような相手ターンでも使えるカードは特に強力で、見開きを用いた展開や攻撃コンボを崩せる場合もある。



MP枯渇

お互いのエンドフェイズに相手のMPを1減らす効果を持ち、Wフェイスカードなので石版状態にならない特性も持つ。
往復で-2という継続的にMPを減らす効果としては高い性能を持っており、エンドフェイズに「このカードが場にある→」で処理される効果なのでジャマー効果を使用される事がない事も強み。
必要に応じて裏面のガッシュ・ベル《金と銀》と切り替える事もできる事も長所と言える。

「細川」を使うための鍵となる魔物カード。
このカード自体も「自分が使ったカードの効果で、相手のMPが1以上から0になったとき、自分のMPを2ふやす。」というMP枯渇と相性の良い効果を持つ。

相手のMPを3減らし、減らした分だけ自分のMPを増やす効果を持つ。
MP枯渇としてだけでなく自分が潤沢なMPを使えるようにもなる非常に強力なカード。

相手のMPを4減らす効果を持つが、このターン中に既に相手のMPを減らす効果を使っていると使えないカード。
このカードを使った後に、他のMP枯渇カードを使う分には問題がないので順番には気を付けて使おう。

ノリトー・ハッサミー
魔物カード自体はMP枯渇に関わらないものの、パートナーの「遠藤喜一郎」がどちらも強力なMP枯渇効果を持つ。
また、ノリトー・ハッサミー《工作》魔本破壊カードであるため、コントロール系魔本としての相性も悪くはない。

相手のMPを4減らす効果を持つ。
一度に減らせる量が大きく、この減少量のカードの中では実質制限がない貴重なカード(真ルールでは同番号のカードを出し直しても再使用ができないルールになったため、1ターンに1度のテキストは無意味に等しい)。

相手のMPを2減らし、減らした分だけ自分のMPを増やす効果を持つ。
細川《強盗》には数値が1劣るが、MP枯渇と自分のMP補給を兼ねられる。


自分のMPを3増やすか、相手のMPを3減らす効果を使用できる。
通常のキャンチョメ魔本でも役に立つカードだが、それ以上に「手駒ループ」(キャンチョメ《無敵のキャンチョメ様》ゾフィス《手駒》)に組み込んで使い回すという用法が強力。

自分のMPを2増やすか、相手のMPを2減らす効果を使用できる。
パルコ・フォルゴレ《イタリアの英雄》の下位互換だが、真ルールでは同番号のカードを出し直してもその効果が使えないルールとなったので、パルコ・フォルゴレ《イタリアの英雄》と同じターンで使いたい場合に採用できる。

相手のMPを3減らすバトル術。
ダメージは無いが、バトル中の効果というのがポイントでPR-047 赤い魔本に妨害されずにMPを減らす事ができる。

自分のバトルフェイズに、相手のMPを1減らし、そうしたなら自分のMPを1増やす効果を持つ。
効率はそこまで優れているとは言えないが、自分のターンごとにノーコストで使用でき、自分のMPを増やす効果も持っているので腐りにくい。
他のグリサ関連のカードもMP枯渇に貢献するため、始点として打ってつけのカードと言える。

場に出た時にMP6以上のプレイヤーのMPを5にし、場にある限りお互いのMPの上限を5にする効果を持つ。
S-175 リアプルを使わないと場に出せないので少々手間の掛かるカードだが、大量のMPを使うコンボや大型呪文を封じる事ができ、他のMP枯渇カードで完全に枯らす事も容易になる。

このターン中、次に相手が使う術のコストを3増やす効果を持つ。
事前に使っておく必要があるため一見すると使いにくそうだが、相手がバトル・インの確認を行った時に使えば良いので使用は難しくはない。
MPを減らす効果ではないので防がれにくいという点も長所である。

直前に使用された相手のイベントを、コストを3増やして解決し直すジャマー効果を持つ。
その際、コストが支払えなければイベントの効果は無効になり、相手のMPは0になる。
グリサ(変身後)《灼熱地獄》や他のMP枯渇とのコンボでイベント無効を狙いやすい上、こちらもMPを減らす効果ではないので防がれにくい。

MPを減らすイベントカード

前者はMP4減らし、後者はMP6減らしの効果を持つ。
ただし、共通で「直前のターンに自分が相手のMPを減らす効果を使っていると使えない制約」(真ルールで追加)を持つ。
制約が重たいのでMP枯渇に特化した魔本では採用場所を考える必要があるが、大きくMPを減らせる貴重なカードなので採用の余地はある。

自分のMPを相手のMP枯渇から守る【ステイ】を発動する効果か、 相手の効果にかかわらず 相手のMPを2減らす効果を使用できるカード。
減らせる量はやや少なめだが、「相手の効果にかかわらず」という特徴的なMP枯渇カードであり、【ステイ】や「このカードが場にある→」によるMP枯渇メタをすり抜ける事が可能。
ただし、ジャマー効果で無効にされる点には注意。

自分の捨て札から魔物かパートナーを1枚復活させ、お互いのMPを2減らす効果を持つ。
このカード自体もMP枯渇に貢献するが、復活させるカードをMP枯渇効果を持つカードにすれば、MP枯渇は更に加速する。
前述のパートナーと組み合わせるのが基本と言えるが、魔物カードにも「このカードを捨て札にする→」効果でMP枯渇を行うビクトリーム《ハァアア》があるので魔本構成によっては採用も視野に入るだろう。

相手のMPを0まで減らし、減らした分だけ自分のMPを増やす効果を持つ。
効果は強力だがコストが8と非常に重いので、基本的にはE-077 僕の王様とコンボで使いたい。

お互いのMPを0にする効果を持つ。
コスト5と重たいので優先順位は低いが、強引にでもリセットを図りたい状況が考えられるなら検討の余地はあるか。

MPを減らす効果以外のMP枯渇カード

メジャーなMP枯渇メタのカードは「MPを減らす」効果に対応するだけで、「MPを増やせなくする」効果や「コストを増やす」効果には対応しない。
メタカード全てを対策し切るのが難しければ、この隙を突いたMP枯渇戦術を考えるのも手となる。

スタートフェイズの魔本めくりを封じる事で、「MPを減らさない方法」でのMP枯渇としても機能する。

詳細は前述。
グリサ(変身後)《灼熱地獄》がMPに上限を設ける効果で、ハカセ《学会への復讐》ハカセ《マッド・サイエンティスト》がコストを増やす効果で、それぞれ「MPを減らす」効果ではないMP枯渇として活用できる。

バランシャ《狩人》は相手のスタートフェイズに相手が増やせるMPを2までにする。
これ自体も「MPを減らさない方法」でのMP枯渇となるが、性能はやや控えめなので、どちらかというとパートナーのガルザ《潜む狩人》を使うための魔物カードとなる。
ガルザ《潜む狩人》は効果を使用した次のターン中、相手のあらゆるMP増加を封じられる。
「MPを増やさせない」という手段においては右に出るものはいない効果なので、使い回して徹底的にMPを封じていきたい。

どちらも相手のイベントカードのコストを1増やす効果を持つ。
魔物とパートナーの関係なので共存させやすく、合計でコストを2増加させられる。

前者は相手の「MPを○へらす→」の「魔物の効果」のコストを2増やす効果を、後者は相手の「使用を宣言する→」の「魔物の効果」を「MPを1へらす→」に変更する効果を持つ。
こちらも魔物とパートナーの関係なので共存させやすく、相手の「魔物の効果」に対してのMP枯渇・妨害として活用できる。

相手の術カードのコストを2増やす効果を持つ。
連続攻撃に対しての刺さりが良く、そうでない相手でも現在だと術を全く使わない魔本は珍しいので、MP枯渇・妨害に使いやすい。
また、パートナーのしおり《しおりの涙》格闘攻撃を封じる効果を持っており、こちらと併用する事で防御面で頼れる組み合わせとなる。

相手がコスト0で使うイベントカードのコストを2にする効果を持つ。
ティオ《守りの陣》と違って使用を完全に封じる事はできないが、コスト増加による妨害を狙いつつ、「ナゾナゾ博士」の利用にも結び付けられる。

相手がバトルフェイズ中に魔物を出す時、1枚につきMPを1減らさないと場に出せない効果を持つ。
序盤に場に出しておく事でMP枯渇・妨害になるが、相手が魔物を場に出す時だけなので展開後は腐りやすく、魔物破壊効果と組み合わせる等の戦術と併用したい。
フェインMP枯渇と相性の良いカードはいまひとつだが、フェイン《さからえぬ王》が自分のバトルフェイズに相手のイベントのコストを2増やす効果を持っているので、このカードを付ける場合の候補としたい。

MP枯渇と相性の良いカード

MP枯渇に成功すれば、相手の行動の大部分をロックできるので、多くの戦術と組み合わせられる。
とはいえ現在では「MP枯渇メタカード」は多く登場しているため、メタカードを封じられるカードを優先的に組み込みたい。
特に現環境では「PR-047 赤い魔本」「PR-038 心束ねて等の【ステイ】」「ウォンレイ《愛のために》」の対策は不可欠と言えよう。

MP枯渇メタの代表格であるため、現環境でMP枯渇戦術を取り入れるのであれば、まず必須になるだろう。
ティオ《守りの陣》アポロ《自由人》で封じる、魔本破壊系のカードで捨て札にする等、方法は様々なので魔本に合ったカードを取り入れたい。

  • 【ステイ】解除のできるカード
PR-038 心束ねてE-177 ベートーベン交響曲第九番といった【ステイ】でMP枯渇メタを張られる可能性も少なくはない。
それらのカード一発で積んでしまうようでは厳しいので対策しておきたい。
仮に相手がMP枯渇メタ系の【ステイ】を使わなかったとしても、【ステイ】解除は何かと役立つため、採用しておいて損はないだろう。

MP枯渇メタ効果を持つ中でも群を抜いて使われるカードであり、対策しておきたいところ。
ウォンレイVSロデュウ《最後の鉄拳》ゾフィス《偽りの言葉》等でピンポイントで対策するのも手だが、「魔物の効果を使えなくする」効果等を用いてガッシュ・ベル&パティ《だいすき!》ウォンレイ《この笑顔を...》の対策を兼ねるのも手。

MPがなければ「健康状態」に戻せず、魔物をロックできるので昔からMP枯渇戦術との相性が良いとされる。
現環境ではウォンレイ《愛のために》等の対策も兼ねられる。



魔物破壊

このゲームにおいて魔物破壊戦術は、大きく以下二つが目的となる。

その「魔物の効果」が使えなくなるのは勿論、キーとなる魔物カードがなければ対応するパートナーカードや術カードも使用できなくなる。
これにより魔本の戦術を崩し、有利に戦いを進められる。
また、ダメージをかばわせられる回数が減ったり、PR-038 心束ねてE-181 おおーーっ!!の使用条件を満たせなくするといった効果ももたらす。

魔物がいなくなり、エンドフェイズの処理でも魔物が出せなければ、そのプレイヤーはゲームに敗北する。
よって魔本をめくり切る事なく勝利する早期決着や、自分がページ数で追い込まれた状況からの逆転を見込む事ができる。

手段としては「魔物を捨て札にする効果」や「ダメージを与える事で捨て札にする」といったものが主となる。
他に「魔本から捨て札にする効果(魔本破壊)」「場に出す効果を妨害する」といった方法も広義の魔物破壊戦術となる。
ただし、現環境においては「場の魔物を捨て札にする効果」はウォンレイ《愛のために》キャンチョメ《僕が守るんだ!!》といったカードに防がれやすく、対策が必須。
魔本から捨て札にする方法もE-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》で防がれやすくなっており、メタカードの熟知と対策が欠かせない魔本と言える。

ダメージによって捨て札にする方法であれば「効果で捨て札にされない」効果を掻い潜る事ができる。
この場合はかばわれたり、攻撃なら防御されたりと注意すべき点は変わってくるが、流行のウォンレイ《愛のために》等に防がれない点は大きいと言えるだろう。

魔物を捨て札にするカード

ゲーム中に1回だけ、この魔物を場に出したターンのバトルフェイズに相手の魔物1体を捨て札にできる。
魔物の種類や状態等を問わず、場に出すだけで使えるという緩さから「魔物を捨て札する」効果の代表的なカードである。
中級のため序盤のページに入れる事はできないが、MJ-003 フライング・ビートを始めとした「カードを場に出す」効果で序盤からも使用できる。

ゲーム中に1回だけ、このターン中に場に出た魔物を捨て札にできる。
緩い条件で幅広い魔物の除去が狙えるため、魔物破壊系の魔本ではデモルト《咆哮》と並んでよく採用される。
効果の使用条件は「このカードを捨て札にする→」なので、効果の使用後にかばわせたりはできないものの、自ら場を開けられるので次なる魔物を場に出しやすいという長所となる。

場に出すだけで除去が行え、使い回しも狙える点は強力。
VS魔物1枚につき捨て札対象となる魔物は2種類までなので、流行やメタを張りたいカードをよく考えて投入しよう。
呼び出す手段としてMJ-003 フライング・ビートを始めとした展開系カードも併せて用意しておきたい。
E-233 ファウード突入!によって魔本外から追加するのも手だろう。
また、一部のカードが持つ【ラストVS】はそれ以降指定された魔物を場に出す事を封じられ、解除もできないため、より一層強力な魔物破壊となる。

魔物破壊をコンセプトにしたカードを多く有する魔物。
《憎悪》S-058 ザケルなど初期のカードほどその傾向は顕著となっており、中にはコストパフォーマンスが低めのものもあるが、構築次第では役立てられるだろう。
現在では「このカードが場にある→」で相手の「捨て札にならない」効果を封じる《絶望へのスタート》が環境に噛み合っていて非常に強力。
これを出しておくだけでウォンレイ《愛のために》等のメタ効果を常に封じられるため、効果で捨て札にする構築においては優先的に採用したいカードと言える。
また、《絶望へのスタート》と併用はできないが、オモテ向きで出るたびに魔物除去が行えるH魔物《ファウードへの誘い》も強力なカードと言えるだろう。

魔物を捨て札にする効果の術、魔物にダメージを与える術を複数持ち、魔物破壊戦術に向いた魔物。
中でも特筆すべきはS-467 ギガノ・ガズロンS-469 ディオガ・ガズロンだろう。
S-467 ギガノ・ガズロンは僅か4コストで魔物1体を捨て札にでき、最大術のS-469 ディオガ・ガズロンは魔物1体を選んで捨て札にした上で魔本に5ダメージを与えられる。
この他では魔物全体攻撃のS-466 ラージア・ガズン飛行状態の魔物を捨て札にできるS-463 ウルジム・ガズンといった術、活かすのは難しいがエンドフェイズの「魔物がいなくなったとき」のめくれる数を4枚までに制限する《刃物使い》のカードも持つ。

魔物全体攻撃のS-414 ギロン・ラギュウル、かばった魔物を捨て札にするS-540 ディオガ・ラギュウルを持つ。
魔物の効果にも「このターン中にカードの効果で場に出した相手の魔物」を奪うか捨て札にする《邪な誘い》E-099 手をつないで・・・による立て直しを防げる《去るものは死》といったカードも魔物破壊魔本と相性が良く、採用を検討できる。

コンボによってあらゆる魔物を捨て札にできる組み合わせ。
《命名ウマゴン》によって魔物の名前をウマゴンに変え、ウマゴンを捨て札にする効果の《いねむり》でその魔物を捨て札にできる。
MPとカードをともに消費し、【ステイ】解除も弱点となるが、除去コンボとしては扱いやすく、《命名ウマゴン》自体のコントロール性能も高い。

キッドを犠牲に相手の魔物1体を捨て札にするS-189 ミコルオ・マ・ゼガルガ、相手の魔本か魔物にダメージを与えれば魔物1体を選んで捨て札にできるS-268 ギガノ・ゼガルを持つ。
これら以外にも魔物破壊に使える術はあるものの、全体的に術のコストパフォーマンスは悪い。
挙げたカードもコストパフォーマンスが抜群とは言い難いが、キッドなのでパートナー「ナゾナゾ博士」による拡張性がポイントと言える。
特にナゾナゾ博士《賢者の謀》で好きなページのイベントが使えるので、通常は使いにくいE-165 CONFLICTPR-021 紫紺の千年闘争といったカードを役立てたり、E-077 僕の王様E-079 最強×最凶等のコンボを好きなタイミングで撃てるのは大きいだろう。
他にもイベントジャマーナゾナゾ博士《博士はなんでも知っている》で相手の立て直しや逆転の妨害ができ、これらの戦術と魔物破壊効果の術を併せ持つのはキッドならではと言える。

《氷の魔物》によってカルディオS-646 ディオウ・ギゴリオ・ギドルクを、使用条件やデメリットを踏み倒して使用できる。
僅か4コストで魔物を捨て札にした上、魔本への4ダメージも出せるのでかなり強力。
なお、自身のS-064 ラギコル・ファングで魔物狙いの攻撃をしたり、パートナーのゲルハルト《氷の戦い》フリガロの術を魔物狙いに変える事もできるが、コストパフォーマンスは良くないため、S-646 ディオウ・ギゴリオ・ギドルクに特化させるのが良いだろう。

場に出すため手順として上級術を複数回唱えなければならないので、構築難易度は高い。
しかし、場に出せれば《ファウードの力》による魔物破壊を繰り返し狙う事が可能。
高い魔力を活かしたS-146 ブン投げろー!利用も狙えるので、魔物破壊型のファウード魔本を考えてみるのも良いだろう。

タイムラグはあるものの、相手の場のカード1枚を捨て札にできる。
条件が「このカードを捨て札にする→」なのでMPを節約でき、その上、ゲーム中に1度といった制限もないので使い回しも可能。
使用する場合には【スタンバイ】解除効果への警戒は強めに魔本構築したいところ。

相手の魔物が3体以上の時に、相手に魔物1体を捨て札にさせるイベントカード。
MP2で魔物を捨て札にできるのは破格で、タイミングを誤らなければ使用条件を満たせない事もまず無い。
とはいえ、魔物破壊魔本においては、相手の場の魔物が2体以下となる可能性も少なくないのできちんとタイミングを考えての採用としたい。

相手の魔物1体を捨て札にし、自分は魔物1体を場に出すイベントカード。
両方の効果を使わなければならないので、使用にあたっては注意が必要。
それでも、捨て札にする相手の魔物に条件がなく、選択できるのも自分というのはMP4で使えるカードとしては非常に強力。
相手の場の魔物次第では、自分が呼び出すカードをVS魔物にして一挙に2体を捨て札にする事も見込める。

魔物を捨て札にする効果をサポートするカード

「このカードが場にある→」で相手の「捨て札にならない」効果を封じるS魔物
相手の効果だけを封じられる上に、【ステイ】のように解除される事はなく、場にある限り永続的に効果が使えるといった強力な点が多数。
前述のようにゼオン自体も魔物破壊戦術を扱う事ができる事も大きなポイント。

【ステイ】している「捨て札にならない」効果を全て取り除き、ゲーム中「捨て札にならない」効果を使えない効果を【ステイ】させるイベントカード。
自分の効果も巻き込んでしまうが、MP1で使用できる点は大きく、更に解除されない限りはゲーム中続くというのも優秀な点。

ゲーム中、お互いの「捨て札にならない」効果を使えなくする【ステイ】を発動するファウード体内イベント
コストが3掛かり、ファウード体内イベントなので【ステイ】解除だけでなく他のファウード体内イベントが使われれば解除されてしまうので、効果だけならPR-065 バトルロイヤルの下位互換。
相手のファウード体内イベントを上書きできたり、キース(ファウード形態)《星型ユニット》ファウード体内魔物《侵入者排除》の使用条件を満たせたりといった違いを意識して使いたい。

【ステイ】している「捨て札にならない」効果を全て取り除き、 このターン中 捨て札にならない」効果を使えない効果を【ステイ】させるイベントカード。
PR-065 バトルロイヤルに比べて後者の【ステイ】の期間が短い分、ほぼ下位互換に当たる。
とはいえ「相手のターンでも使える」「プロモーションカードではないので2枚以上入れられる」といった違いを考慮して使うなら、使用を検討できなくもないか。

魔物にダメージを与えるカード

それぞれ前項目を参照。
捨て札にする効果だけでなく魔物にダメージを与えるカードを併せ持っており、こちらの戦術においても採用を検討できる。

相手魔物全員を攻撃する術の使い手としては右に出るものはいない魔物。
魔物殲滅だけを狙うのであればコスト4で使えるS-400 ディオガ・グラビドン、魔本への大ダメージも狙いたければコスト10のS-313 バベルガ・グラビドン辺りが筆頭となる。
かばうを封じた上で、これらの術を連打すれば魔物全滅が見込みやすい。
かばうを封じる手段を《容赦なし!》に頼るなら、コスト6のS-365 ディオガ・グラビドンも検討対象か。
この他、効果で捨て札にするS-222 バベルガ・グラビドンS-312 ディオガ・グラビドン、かばわれた時に捨て札にする効果を付与する《運命の狂詩曲》シェリー《Destiny》等も登場しているが、いずれも条件付きなので前述のカード群に比べると使い勝手は劣るだろう。

魔物を狙って攻撃する術が多く、ダメージで魔物を捨て札にする事を狙うなら優先できる1体。
コスト4で魔本や魔物に合計2回攻撃できるS-642 キロン・ギニスが抜群に強く、かばうを封じて魔物を狙えばまず確実に捨て札にできる。
その下位互換ではあるが、同コストで魔物1体への2連打が可能なS-471 ギガノ・ギニスも十分に高性能な術であり、合わせて8枚積めるという事も評価できる。
負傷状態の魔物に攻撃できるS-490 ブラボーも、コスト0で魔物狙いができるという点ではかなり貴重なカードと言える。

コスト2で魔物を狙った攻撃ができるS-315 ロンド・ラドム、相手の魔本と魔物への全体攻撃であるS-325 ディオガ・テオラドムを持つ。
前述の魔物達と比べると攻撃性能は少し劣るが、ゾフィスの魔物カード、及びパートナーの「ココ」による拡張性の高さがポイントと言える。
特に《手駒》を用いたコントロールを兼ねられる点、魔物破壊魔本では相手の魔物が捨て札になるたびに魔本をめくれるココ《狂った笑み》が使える等に気を向けたいところ。
また、かばった魔物を捨て札にするS-307 オルガ・ラドムも持っているので、組み合わせ次第で、効果による魔物破壊・ダメージによる魔物破壊の両方を、高いコストパフォーマンスで狙っていける。
最終ページのS-309 ディガン・テオラドムも、それまでに魔物破壊が上手くいっていれば「魔物でかばえば全滅、かばわなければダメージで終了」という詰め手に持っていきやすいため好相性。

捨て札にするだけで魔物に攻撃を仕掛けられるという、貴重なMPを使わない魔物攻撃カード。
パートナー魔物のツァオロン《棍》(TBB2)では連続攻撃が仕掛けられるので、事前にそちらの攻撃をかばわせて負傷状態を撒き、こちらでフィニッシュを狙える点で相性が良い。
無論、ツァオロンによる格闘戦術で、魔本のページを削っていく事を兼ねた魔本構築とするのも悪くないだろう。

使用するだけで相手の魔物1体にダメージを与えるイベントカード。
MP3とイベントの使用権を使うのでコストパフォーマンスはあまり良くはない。
しかし、「バトル・インの確認」が不要なので奇襲性が高く、自分の魔物等に左右されずに、魔物へのダメージが狙えるのが特徴。

E-068 その名はゼオンよりもコストは1高いが、使用したターン中に「相手の効果にかかわらずダメージを与えたり捨て札にできる」効果が付いている。
相手のターンでも使える点でも珍しいカードとなっており、魔物へのダメージを狙う構築であれば検討してみても良いだろう。

魔本に戻す

《リガロ・アニムク》はMP6で相手の魔物1体を魔本へ戻すという、とても珍しい効果を持っている。
戻すページは相手が選ぶが、対象とする魔物は自分が選ぶ事ができ、「捨て札にならない」効果や「ダメージを受けない」効果を無視した除去ができるのでかなり強力。
ただし、ビブリオの関連カードは数が少ない上に、使い辛いカードが多いので、他の魔物でしっかりと穴を補える魔本構築にする必要がある。

相手に魔物1体を選ばせ、その魔物を魔本に戻させる効果を持つ。
使用条件として相手の魔物全てよりも魔力が5000以上高い魔物が要求され、現在では魔力が高めの魔物も多いので、それ相応のコンボを要求される。
魔物を相手に選ばせるというところも弱点だが、大抵のメタ効果を無視できる貴重な除去効果なので、条件を達成できそうな魔本では検討してみても良いだろう。

魔物破壊と相性の良いカード

デモルト《咆哮》VS魔物を任意のタイミングで呼び出せる。
効果によって魔物を捨て札にする構築では、基本的に必須カードとなる。

コントロール系の魔本との相性は元からだが、VS魔物を回収して再度使用したり、不要になったデモルト《咆哮》等を処理したりと、魔物破壊魔本では大きな役割と持つ。
ゼオン《ファウードへの誘い》とコンボができる事も重要な点だろう。

ダメージがかばわれる事で負傷状態や捨て札となる事から、魔物破壊戦術と親和性はある。
除去効果と格闘効果の合わせ技で、魔物が減ればダメージが魔本へ入る事も期待しやすくなるので、全滅させきる事に拘らない魔本構築であれば検討しても良い。
ただし、魔本破壊魔本・格闘魔本ともにMPを消耗しやすいカードが多い点には注意。

  • 捨て札の利用を妨げられるカード
捨て札にしたカードをE-061 アーイル・ビー・バーック!!E-099 手をつないで・・・等で回収されてしまうと、この魔本の実力は発揮できない。
ガッシュ・ベル《ちょこんと正座》ゴーレン《石化》ブラゴ《威圧》ロデュウ《去るものは死》高嶺清麿《王になれ》ベルン《映画監督》ゾルゲ・ヘルシュタイン《デンシンのクグツ》E-131 狭間の世界へE-215 届かない声といったカードから、自分の使用魔物に合ったカードを選出し、対策しておきたいところ。
高嶺清麿《王になれ》を使う場合、ガッシュ・ベル《金と銀》に付けてゼオン側に裏返したり、E-169 支援者デモルト《逃亡》で捨て札に落としておくのも手である。

相手の魔物1体に、このターン中のダメージを強制的にかばわせる効果のイベントカード。
このカード自体は「捨て札にする」効果や「ダメージを与える」効果ではないが、コンボによる魔物破壊に向いているカードである。
効果はターン中続くので、連続攻撃と組み合わせればそれだけでダメージによる捨て札を狙う事ができ、S-563 ゴウファノン等の「かばった魔物」や「ダメージを受けた魔物」を捨て札にする効果の術と合わせて使う事もできる。

相手の魔物全てを「負傷状態」にできるため、ダメージを軸に魔物破壊を狙う場合の起点に、またはゼオン《憎悪》などの効果の条件で負傷状態を要求するカードのサポートを担える。
中級や上級のカードではないので序盤のページに入れて使用する事も可能だが、コストはMP5と高めなのでMP補充や軽減コンボで補いたい。



魔本破壊

使われる前にカードを捨て札にしてしまい、自分に有利な状況を作る戦術。
『ガッシュTCB』では各々が自身の作戦通りに運べるようカードを配置するため、その作戦に必要なパーツを落とせる魔本破壊は、他TCGの手札破壊・デッキ破壊の比ではなく強力。
「相手の魔本を全て見る」効果が付随するカードも珍しくはなく、その場合には相手の戦術を把握し、以降の読み合い等で有利に立ち回れるようになる事も強力なポイントと言える。

それほど強力なだけにかつては流行し、現在ではE-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》といったメタカードで使い辛くなった面もある。
現環境にて魔本破壊カードを使う場合には、必ずメタカードに対策可能なカードを併用したい。

ゲーム中に1回だけ、相手の魔本を見て、魔物カード1枚を捨て札にする効果を持つ。
魔物カードはパートナーや術の使用にも関わるため、事前に捨て札にできれば大幅なアドバンテージを作りやすい。
使用条件が「使用を宣言する→」である点、魔本を見れる点等も含めて非常に強力だが、フェインに強力な関連カードはなく《索敵》使用後は持て余しやすいので、処理方法は用意しておこう。

ゲーム中に1回だけ、相手の今のページを見て、好きなカードを捨て札にする効果を持つ。
現在だと「効果の割り込み」で使えなくなった点は痛手だが、それでもカード種別を選ばずに捨て札にできる点は強力。
ノリトー・ハッサミーのパートナーである「遠藤喜一郎」は2種類ある両方がMP枯渇カードとなっており、《工作》使用後も役立てやすい。
E-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》を対策すれば同時にPR-047 赤い魔本を対策できている可能性も高く、魔本破壊MP枯渇を合わせたコントロール構築にうってつけと言える。

ゲーム中に1回だけ、オモテ向きになった時に、相手の今のページを見て、好きなカードを捨て札にする効果を持つ。
効果はノリトー・ハッサミー《工作》と同じだが、中級カードかつH魔物な事に加え、関連カードも使いこなすのが難しいカードが多めなので、あちらよりも上級者向けか。

ゲーム中に1回だけ、このカードを捨て札にして、今のページ以外のカード1枚を捨て札にする。
使用条件として「自分の場の魔物が石版魔物3体」を要求するが、パートナーのライオン《偵察隊》を使えばこの条件は踏み倒せる。
捨て札にするカードは種別を問わないので汎用性はかなり高い。
基本としては、相手の展開前であれば魔物を捨て札に、展開後であればコンボのキーパーツとなるイベントあたりを捨て札にしたいところ。

ゲーム中に1回だけ、MP3を払って、相手の場と魔本のパートナーを合計4枚まで捨て札にする効果を持つ。
コストはやや大きいが、相手のパートナー枚数を大幅に削減できる上に、先に場に出されていたパートナーも除去できるので、パートナーに警戒するのであれば採用したい。

自分のバトルフェイズにコスト1で相手の魔本を見て、上級の術1枚を捨て札にでき、MPを3減らせば最後のページの術カードでも捨て札にできる。
コストが軽く、自分のターンごとに術を捨て札にできるのはかなり強力。
使うたびに相手の魔本が見られるので、記憶力に自信がなくても相手の魔本を把握しながら戦えるというのもポイント。
なお、捨て札にできるカードが「上級」の術だけという点は、重要なので気を付けたい。

ゲーム中に1回だけ、捨て札にする事で相手の魔本の最後のページのカードを捨て札にできる。
相手の魔本を見る事はできないが、最終ページからの逆転の芽を摘めるのは大きい。
ゼオン《嫉みの炎》とは魔物の違いや、場に残さずに使える点で差別化したい。

コスト5で、相手の魔本を見て、イベントカードが6枚以上あれば5枚になるように捨て札にする効果を持つ。
コストは大きめだが、イベントカードは10枚前後採用される事が多く、勝負への影響も大きいため、大量に捨て札にできる点は頼もしい。
捨て札にする中にE-139 ティオのパンツを含めてしまえば、ジャマー効果のタイミングの関係で使用を防ぐ事もできる。

S-416 アグラルクS-531 アグラルクS-417 オラ・ノロジオ魔本破壊効果を持つ。
どれも一工夫必要なカードばかりだが、回数制限がない事や術カードである事を理由として採用が考えられる。
モモンである事を活かして、S-533 ミンフェイ・ミミルグによる展開やS-530 アムロンによる回収目的を兼ねても良いだろう。

相手の魔本を見て、今のページ以外の好きなページからイベントカードを捨て札にする効果を持つ。
コストとしてMPを3支払い、捨て札にしたカードのコスト分だけ可能な限り自分のMPを減らす事になるのでコストパフォーマンスはやや悪い。
しかし、コスト0のイベントカードを捨て札にすれば自分の消費はこのカードのコスト3だけで済み、現環境でコスト0のイベントもそう珍しくはない。
何よりE-139 ティオのパンツがコスト0のイベントカードであり、このカードで捨て札にすればジャマー効果のタイミングの関係により使用させずに済む。

E-017 高嶺華の対象が術カードとなったカード。
こちらはE-139 ティオのパンツを捨て札にできる強みがなく、コストが嵩みやすい事からもE-118 2つの脅威に優先順位としては劣る。
しかし、MP3からでも使えるというこちらならではの強みもあるので、術カードを捨て札にする事が重要となる場合は検討したい。

コスト5で、相手の魔本を見て今のページ以外から術とイベントを捨て札にできる。
E-017 高嶺華E-016 高嶺清太郎を合わせたような効果だが、捨て札にしたコスト分を追加で払う必要がなく、一度にカード2枚を捨て札にする事が可能。
E-139 ティオのパンツを捨て札にして使用を対策できる点も同じなので、魔本破壊を狙うなら検討しても良いだろう。

ゲーム中に1回だけ、カード名を宣言し、相手の魔本からそのカード名のカードを捨て札にさせる。
基本的には事前に「魔本を見る」効果を使用して、確実に通す事が好ましい。

相手の魔本を見て、今より前と後のページのカード1枚ずつを入れ替える。
カード自体は魔本に残ってしまうが、モモン《逃げの一手》で防がれず、E-099 手をつないで・・・で立て直されない事が特徴。

魔本破壊と相性の良いカード

E-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》を一挙に対策できるカードの一例。

E-139 ティオのパンツしか採用されていないと予想して、そちらだけを対策するのであればこのようなイベントカードメタを用いる手もある。
また、前述のようにイベントカードを捨て札にする事でも対策は可能。
しかし、読みが外れてモモン《逃げの一手》を採用している魔本に当たった場合は、魔本破壊戦術が崩壊してしまうのでその点は忘れないでおこう。

  • 捨て札の利用を妨げられるカード
魔物破壊戦術と同じく、捨て札にしたカードを回収されてしまうと、この魔本の戦術は崩れてしまうので、可能であれば防いでおきたい。
主なカードは「 魔物破壊と相性の良いカード 」の項目を参照。


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最終更新:2025年04月19日 20:13