ロップス

概要

第59話で初登場したテントウムシ型の魔物の子。
まだ幼く「かう」としか言葉を発す事ができない。
「戦いに興味がない」と話す自由奔放なパートナーのアポロに対し、ロップスは王を目指す気持ちが強い。
喋れない事に加えて出番も少なく、その出番もアポロにスポットが当てられていた比率が高いのでロップスに関する情報は割と少ない。

鉤爪や刃物の付いたロープを発生させて操る術を持つ。
基本的には周囲の岩や建材などを投擲する戦い方になるため、術そのものの攻撃力は高くない。
しかし、アポロの不思議な能力との相性が良く、アポロを持ち上げて回避に使うといった応用も見せている。

パートナーのアポロはとある財閥の跡取りであると同時に、財閥を継ぐまではロップスと気ままに旅をしていた自由人。
何よりの特徴は彼が持つ「不思議な能力」で、初めて見る楽器を演奏したり、相手の心の内を感じ取ったり、初めて見る術に対してもその効果を察知して避けたり等、超能力としか言えない力を持っている。
なお、作中後半に出てきた「答えを出す者」の能力に似ているが、アポロの能力との関連性は公式的には言及されていない。

ガッシュ・ベル達との戦闘では引き分けに落ち着くも、その後オランダにてゼオンと遭遇。
ガッシュ・ベルと見間違えて話しかけた事に端を発して戦いになり、敗北した事が第76話~第77話にて語られている。
ちなみに、ゼオン達に圧倒されていたのは間違いないが、ゼオンを相手にロップスは無傷、アポロも肩にザケルを掠っただけで済んでおり、逆にデュフォーの肩にもリグロセンを掠らせているという、ファウード編で見られたゼオン組の実力から考えれば大健闘とも言える戦いをしている。
その後、アポロはその財力を活かしてガッシュ達の戦いを何度も支援しており、『金色のガッシュ!!2』に入ってからもその活躍は見られる。

ガッシュTCBにおいては、ロップス《かう!》アポロ《自由人》が登場時から現在に至るまで一線級の性能を誇る。
第14弾アポロ《協力者》という強力なカードも追加され、サポート・妨害役としての性能は圧倒的。
一方、術カードは力不足が目立つので、術は使わせずにサポート専門の立場を貫かせるべきだろう。


代表的なカード

魔物カード

術を使えない時にもこの魔物の術が使える効果を持ち、この効果は魔物の効果が使えない時にも使える。
術を確実に使えるという点は悪くないものの、持っている術の性能が優れず、ロップス《かう!》があるのも難点。
E-071 託された本等とのコンボを用いるといった専用のファンデッキ向けだろう。

MP2を支払い、相手の【ステイ】と【スタンバイ】を全て取り除く。
解除効果をいつでも、どちらのターンでも使用できて、それも相手の効果だけを全て解除可能という抜群の性能を誇る。

VS魔物カード

ロップスの【ラストVS】を持ち、場にあると相手は1ターンに合計1回までしかジャマーや術・攻撃・防御を無効にする効果を使えなくなる「魔物の効果」を持つ。
「魔物の効果」自体は活躍する場面が限られるので、基本的には【ラストVS】で相手のロップスにメタを張るためのカードとなる。
自分がロップス主体の魔本の場合には、出した後に除去を食らうと【ラストVS】で自分もロップスが出せなくなる事に気を付けたい。

パートナーカード

場にある限り、相手は常に魔本の今のページが見えるようにプレイする必要がある。
今のページの内容がわかる事で、ジャマーを使うべきタイミングや、各種封じる効果を使うタイミング等の計画を立てやすくなる。
悪くはないのだが、他のアポロの効果が圧倒的に優秀なため、採用する価値は低い部類に入るだろう。

捨て札にし、魔本の好きなページからイベントカードを選ぶ事で、このターン中に1回だけそのカードを本来より1高いコストで使えるようになる。
ナゾナゾ博士《賢者の謀》と同様の効果であり、序盤から中級・上級のイベントに繋ぐ等のコンボが可能。
E-077 僕の王様を経由する事で、高コストのイベントカードも合計MP2の消費で使える点も見逃せない。

場にある限り、相手は今のページ以外のカードを使ったり、出したり、捨て札にしたり、移動させる事ができなくなる。
別ページのカードを使う効果や出す効果は現在でもよく使われるため、幅広く防げるこのカードは大変頼もしい。

術カード

―第1の術「リグロン」
ゴールドリストで攻撃時と防御時のテキストが入れ替わってしまっているため、使用時には当日裁定の確認が必要。
入れ替わりがないものとして扱う場合、MP2で「攻撃時はコインを投げてオモテなら防御できない1ダメージの攻撃」に、「防御時はコインを投げてオモテなら魔力勝負にかかわらず相手の攻撃を無効にする防御」になる。
コイントスに依存する上、攻撃時は1ダメージ止まり、防御時はS-025 逃げるぞ!の下位互換となるのが課題。
実用性は低い方なので、使うのであればロップス《自由な王さま》で戦いたいファンデッキ向けだろう。

―第2の術「リグロセン」
MP4で魔力+4000・2ダメージの攻撃専用術で、攻撃対象を「相手の魔本」か「相手の魔物1体」から選べる。
使い分けが可能かつ魔物を直接狙えるというのも特徴ではあるが、MP4というコストを鑑みるとやはり使いにくさが目立つ。

―第3の術「ディノ・リグノオン」
MP8で魔力+8000・4ダメージの術。
ダメージは大きいが効果を持たないので、使うのであればかばえない効果が必須。
E-013 ナオミちゃん等と併用するならまだ使い道はあると言えるか。

MP6で魔力+6000・3ダメージの術で、相手の魔物1体にダメージを与えた後で、相手の魔本にダメージを与える。
魔物に先にダメージを与えられるので状況次第ではかばうを抑制する事に繋がる他、事前に負傷状態を撒いておけば魔物破壊としての働きも期待できる。
とはいえ単独で確実に魔本にダメージを与えたり、魔物を捨て札にできるといった決定力はないので、活躍できるかは味方との組み合わせ次第となるだろう。

相性の良いカード

サポート役として汎用性がとても高いため、多くのビートダウン魔本、コントロール魔本に採用させられるポテンシャルがある。
アポロ《協力者》を用いる場合にはコンボ魔本にも向き、大変柔軟性があるカード群と言えるだろう。

アポロ《自由人》を用いる場合は、コントロール魔本との相性が特に優れると言えるだろう。
E-080 スカイダイビング等による展開を封じる事で相手が作戦を遂行できなくなったり、魔物殲滅への近道となる事が期待できる。
別ページからのPR-047 赤い魔本E-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》も封じられるので、通常それらが弱点となるコントロール系の戦術のサポートにもなる。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
―VS魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年04月24日 01:18