バーゴ

概要

第85話~第88話で登場した竜型の魔物の子。
現代の魔物の子では、アシュロンやエルザドルよりも遥かに早く登場した竜型の魔物である(彼らの同族なのかは不明)。
言動はかなり幼い印象だが『まるかじりブック』記載の人間換算年齢はガッシュ・ベル達と同じ6歳である。
尤も、現実の人間に当て嵌めるならガッシュ・ベル達の言動の方が年齢不相応に成長しているとも言えるが。

鋭い牙と爪を持っており、体格も相応に大柄。
素手でキャンチョメの服を切り裂いて怪我を負わせている描写が確認できるので、素のパワーは当然のようにある模様。
それどころか羊を奪っていくシーンでは、数十頭の羊を袋詰めにして術無しで飛び去っているので、スペックはかなり高い事が窺える。

術は口からの発射という点こそ共通するが、吐き出す物が炎・牙・光線と多彩な構成となっている(『まるかじりブック』においては息属性とされている)。
しかも幼いながらにギガノ級の術まで持っている辺り、竜系統の魔物だけあってポテンシャルは高いのかもしれない。

作中においてはルシカの羊を略奪する泥棒として登場。
リリ(ルシカの世話をしている老婆)の話によれば、「最近、村の食料という食料を食い荒らす奴がやってきてな…」「村中の牛や羊まで襲われとるらしい」とのことで、泥棒を働き続けていたらしい。
羊の略奪には成功するが、奪還するために拠点へとやってきたキャンチョメとの戦いとなる。
戦闘能力でこそ勝っていたものの、ルシカを守るために発現したキャンチョメの新呪文「ディカポルク」に対して、心の力を浪費した事がきっかけとなって敗北した。

ガッシュTCBにおいては、登場しているカードどれもが厳しい性能。
登場時点の視点で見ても実用的とは言い難く、キクロプロブノス等のような一芸すら見出せないのが残念なところである。
厳しい事は承知の上でファンデッキ寄りの構築とするしかないか。
なお、その場合でもバーゴはアタッカーを務めるにはあまり向いていないため、バーゴ《略奪》フリト《羊泥棒》でMPを稼ぐ事をメインとして働かせるのが良いだろう。


代表的なカード

魔物カード

相手のMPが8以上の時のみ使用できる効果で「使用を宣言する→」で相手のMPを3減らし、自分のMPを3増やす効果を持つ。
使用条件が厳しく、残ってしまうMPの量からしても、MPを溜め込む戦術へのメタとしては中途半端感が否めない。
ガッシュ・ベルVSティオ《美女は野獣》ロデュウ《クソったれ》の登場した現在では特に厳しいと言わざるを得ないだろう。
一応、効果が使用できれば自分のMPを増やす働きは見込めるので、フリト《羊泥棒》でMPを稼ぐついでとして期待を寄せる手はあるか。

パートナーカード

場にある状態で相手がイベントカードを使うたびに、自分のMPを2増やす効果を持つ。
このゲームにおいてイベントカードは重要な役割を持ち、使用されないターンはかなり少ない。
「このカードが場にある→」効果なので1ターン中の誘発回数の制限もなく、相手がE-077 僕の王様等で複数回のイベントを使えばその分MPを稼ぐ事もできる。
そういった理由から、場に維持できれば多量のMPを稼ぎ出す事が見込めるが、やはりバーゴのスペックの低さと、MPを稼ぐだけなら他にも選択肢が無数にあるというのがネックポイント。
このカードだけではバーゴを魔本に組み込む理由にはならないが、バーゴを使う魔本でなら必須級という複雑な立ち位置と言える。

術カード

―第1の術「フレイド」
MP1で魔力+2000・1ダメージの攻守両用術で、コインを投げてオモテならダメージを+1する効果を持つ。
オモテが出ればそこそこコストパフォーマンスの良い攻撃になり、ウラが出ても1ダメージは出るのでリスクが少なめというのが特徴の術カード
率先して魔本に入れるほどではないが、バーゴ魔本で低コストの攻撃術が欲しければ選択肢には入るだろう。

―第2の術「リン・フレイド」
MP3で魔力+3000・1ダメージの攻守両用術で、コインを投げてオモテならダメージを+2する効果を持つ。
オモテが出れば3ダメージだが、ウラだと1ダメージ止まりという、リスクがやや大きな術カード。
MP3で3ダメージは魅力的だが、そのリスクを考えるとコイントスサポート効果も欲しいところとなってくるので、どういった構築にするかは慎重に判断したい。

―第3の術「バレイド」
MP3で魔力+3000・2ダメージの攻撃術で、コインを投げてオモテなら相手は防御できない効果を持つ。
バーゴの術の中だと安定して2ダメージを出せる術だが、コストが高めなのが難点。
このゲームにおいて防御できない効果の恩恵は受け辛く、それがコイントス依存というのも微妙な点。
裏を返せばコインの結果に一喜一憂するほどではないとも言えるが、半ば追加効果なしのMP3で2ダメージと見るなら、敢えてこのカードを優先する理由も乏しいと言えるだろう。

―第4の術「ギガノ・ビレイド」
MP5で魔力+4000・3ダメージの攻守両用術。
程々のコストで安定した3ダメージが出せる術なので、E-013 ナオミちゃん等でサポートを伴うなら使えなくもないカード。
そのような使い方をしない場合は、低コストのS-083 リン・フレイド等の方が使いやすいか。

相性の良いカード

MPを稼ぐのが主な役割となるので、稼いだMPをどうやってダメージに変換していくかがポイントとなる。
手っ取り早い方法としてはアタッカーの魔物をメンバーに加える事で、特にブラゴ等の高コスト・高火力の術を持つ魔物が候補となり得るだろう。

バーゴ《略奪》は相手のMPを減らす効果が含まれているため、効果を狙う場合にはPR-047 赤い魔本によるジャマーには注意。
ザルチム《千里眼》を採用しておくとPR-047 赤い魔本を防ぐ事ができる上、S-556 ジボルオウ・シードン等の高コスト攻撃も取り入れられるので、そちらに攻撃を任せるのも手と言える。

バーゴ《略奪》の使用条件を満たすために、E-020 恵のコンサートEx-093 恵のCD等のカードでわざと相手のMPを増やす手もある。
増やしたMPを相手に使われるリスクもあるが、十分に消費されなければ自分のMPを増やす事に繋がる。
このような戦術を取る場合には、同様の使用条件を持つロデュウ《クソったれ》を併用するのも良いかもしれない。
ロデュウも攻撃術の選択肢には不足しない魔物なので、攻撃役を委ねる候補にはなり得る。

バーゴに攻撃させようという場合には、奇しくも原作で戦った相手であるキャンチョメコイントスサポート効果持ちの代表であるため候補に挙がってくる。
とはいえコイントスサポート効果を積極的に使いたいカードはS-083 リン・フレイドくらいなので無理に採用する必要がない事も念頭に置いておきたい。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年10月07日 11:11