ゲリュオス

概要

第111話~第116話に登場した竜型の石版魔物(姿だけなら第103話の復活シーンでも確認できる)。
西洋系の竜の姿をした魔物ならバーゴエルザドル・アシュロンと登場しているが、東洋系の竜の姿をしている魔物は現代と千年前を合わせてもゲリュオスしか登場していない。
手足はなく大蛇にも近いが、魔物カードのフレーバーテキストや アニメのキャラ紹介ページ では「竜(龍)の魔物」とされている。

アルムガンツと共にデボロ遺跡の低階層の警備を任されていた一体で、作中ではアルムと共にガッシュ・ベルティオと交戦。
術無しでも大きな体躯を活かした噛み付きや突進を見せており、遺跡の壁や床に損傷を与えるほどだが、術無しだとティオのセウシルまでは破壊できない程度の威力である(第113話)。
術はその巨体を有効活用する肉体強化系だが、見た目ほどの質量やパワーはないのか、ガルデルクガッシュ・ベルのラウザルクで、ギガノ・ディオデルクティオのマ・セシルドで止められてしまっている描写が目立つ。
最終的には大技を連続する隙を突かれて本を奪われる事でアルム共々敗北した。

幼いためなのか、ゾフィスの精神操作の影響なのかは不明だが「ブリュオオオ」という鳴き声しか発していない。
アルムガンツと違って、他者から心持ちを推察される描写もないため、ゲリュオスの性格は謎に包まれている。

アニメオリジナル展開で、同戦闘中に「アクル」も使用している。
カード化も果たしており、これと関連してゲリュオス《見はり》(TBB2再録版)のフレーバーテキストでは「口から水を吐く。」という記述もある。

ガッシュTCBにおいては、自分の場の魔物が石版魔物3体を条件にかばえない効果を無視できるようになる《ブリュオオオ》、相手の石版魔物以外の魔物の効果を1ターン封じるジョン・オーエン《野球選手》といった、非常に強力なカードを有する。
石版魔物魔本においてダメージ被害を抑えたり、相手の魔物の効果に警戒したい場合に採用を考えられるだろう。
《見はり》もあるので、《見はり》魔本とする場合にもパートナーの活用目的と合わせて投入できる。
術に関しては少し心許ないカードばかりだが、コイントス次第でかばえない効果の付くS-205 ガルデルクがあるので、必要とあれば採用できるだろう。


代表的なカード

魔物カード

自分の場の魔物が石版魔物3体の時、自分はかばえない時にもかばう事ができるようになる。
現環境において攻撃手段はかばえない効果に頼る場合が多く、そういった攻撃を対策できるのは心強い。
かばわせる魔物はゲリュオス以外でも良いので、味方全体を回復できればより効率的にかばう事も可能。

MPを1払って使用する事で、「【ステイ】このターン中、相手の魔物全ての魔力を-1000する」効果と「相手の魔力0の魔物にダメージを与える」効果を適用する。
アルム《見はり》ガンツ《見はり》と共通の効果であり、ゲリュオスの場合はジョン・オーエン《野球選手》を扱えるのが大きな特徴と言える。
同名魔物であるため《ブリュオオオ》と両立こそ不可能となるが、《見はり》魔本は《見はり》やそのサポート以外に魔物枠を割くのは厳しいので、気にする必要もないだろう。

パートナーカード

捨て札にすると、このターン中、相手が石版魔物以外の「魔物の効果」を使えなくなる効果を【ステイ】させる。
石版魔物以外の「魔物の効果」であれば、発動条件等の種別を問わずに封じられるのでかなり強力。
【ステイ】なので取りのぞく効果という明確な弱点も存在するが、ゲリュオスを使う魔本であれば基本的には複数採用を考えたいカードと言える。

術カード

―第1の術「デガルク」
MP2で魔力+2000・2ダメージの攻守両用術で、コインを投げてオモテなら「この術の魔力+2000」か「この術のダメージ+1」のどちらかを適用する。
追加効果が適用できれば3ダメージを出す事ができ、ウラが出てもデメリットはなく、MP2で2ダメージという標準的な攻撃はできる。
E-013 ナオミちゃん等のかばえない効果とコンボさせるなら使えない事もないが、運次第でかばえない効果を自前で用意できるS-205 ガルデルクとどちらを優先するかは好みとなるだろう。

MP2で魔力+2000・2ダメージの攻守両用術。
基本スペックが同じで追加効果のあるS-204 デガルクの完全下位互換であるため、使用するのであればS-204 デガルクを優先するべきだろう。

―第2の術「ガルデルク」
MP3で魔力+3000・2ダメージの攻撃術で、コインを投げてオモテならかばえない効果が付く。
コストが若干高く、追加効果も運次第というのがネックだが、石版魔物の中では貴重な自前でかばえない効果を持つ術。
攻撃手段が乏しい魔本構築となってしまう場合には、運任せだとしても採用する余地はあるだろう。

―第3の術「ギガノ・ディオデルク」
MP6で魔力+4000・2ダメージの攻守両用術で、相手の魔本か魔物にダメージを与えると、相手の魔本を見て好きなページのイベントカード1枚を捨て札にする効果が発動する。
デッキの鍵を握るイベントカードを狙い撃ちできる魔本破壊で、バトル中に適用されるという強みはある。
しかし、コストが高く、ダメージも下級術相当に小さいのが難点。
上級術なので22ページ以降にしか入れられず、ゲリュオスの「魔物の効果」の都合上、ナゾナゾ博士《賢者の謀》E-100 新しい熱き何かのようなコンボを導入するのも困難となる。
使うのであれば、あくまでも最終局面のPR-040 覇者のかけひき等のカードへの魔本破壊だけを目的とするべきだろう。

―第4の術「アクル」
MP1で魔力+2000・1ダメージの攻撃術で、魔力勝負の勝敗にかかわらず、このバトル後から次の自分のターンのエンドフェイズまでお互いの属性術の魔力を+2000(重複しない)する【ステイ】を発動させる効果を持つ。
唯一の属性に関するサポートカード。
しかし、ゲリュオスはこのカードしか属性術はなく、パティのサポートとして使うにも噛み合わせが悪い。
この術の基本スペックも頼りないので、基本的に採用する価値は小さいだろう。

相性の良いカード

魔物及びパートナーの性能により、石版魔物魔本であれば難なくサポーターの役割を担えるカードとなる。
《見はり》魔本として組む場合についても同様に石版魔物魔本のページを参照。

術カードはコイントスでオモテを出すサポート効果がキャンチョメの専売特許であったり、モモン《逃げの一手》対策が行えるカードや他の魔本破壊コントロール効果が現代魔物に寄っているので、現代魔物と組みたいものとなってくる。
しかし、《ブリュオオオ》はそれらと組み合わせるわけにはいかず、《見はり》もそういったカードと組むのは魔物枠が厳しいカードとなる。
よって術カードを活用するために現代魔物と組むのは無謀と言えるだろう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

関連リンク

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年10月13日 02:01