松屋 重右エ門(素浪人月影兵庫〔1965〕) - 全怪獣怪人電子大全

松屋 重右エ門は、「素浪人月影兵庫」(1965)第6話に登場する。

演：阿部 九州男

概要

旅館・松屋の長で宿場で一番の金持ち。宿場を支配しており、宿場で商売をする際は儲けの3割を松屋に渡さなくてはならないという決まりを作って富を独占した。金を渡さない者のことは助けないとし、その上浪人による暴行まで加えていた。
旅館だけでなくイカサマ博打を行う賭場も所有しており、旅人から金を巻き上げることも行う。
莫大な富を以て浪人・ごろつき・５人の用心棒を雇い、その上奉行所の人々を顎で使うほどの権力を手にした。
従わない者の店を潰し、他人の妻を抱え女中にし、挙句の果てに殺人までも繰り返していたのだが、綿密な作戦を練って相手に非を作る戦法をとるため逆らうことは困難である。源太を殺さないよう盛造に注意するシーン以降は登場しない。
その後月影 兵庫によって斬られた可能性が非常に高い。

関連人物

茂七

演：源 八郎

松屋から５両の借金をしており、返済日を過ぎても返せなかったため娘・およしを松屋の抱え女中にせざるを得なかった。金を借りたのは茂七の妻の病気を治すためであり、松屋からは借りたくなかったのだが松屋の方から提案され、断るに断れず借りてしまった。容姿端麗なおよしを抱え女中にすることが目的だった可能性が高い。

里菊

演：宇梶 由利子

重右衛門は子供のころの里菊を拾って育てており、里菊は重右衛門に逆らうことができなくなっていた。

甚兵ヱ

松屋の番頭。重右衛門から全幅の信頼を置かれているようで、浪人集団の指揮を行う。

松屋の浪人・用心棒たち

金で雇った浪人たち。主に甚兵ヱの指示で動く。