山尾 半次郎は、「素浪人月影兵庫」(1965)に登場する。

演:戸上 城太郎
概要
浪人。3年前、松本藩が堺の商人から借りた12000両を仲間と共に奪い取り、玄武山に隠した。ほとぼりが冷めたタイミングで12000両を山分けできるよう隠し場所を記す図面を6つに切り分けて、再集結を誓って別れた。
小屋を襲った宝部とその部下たちとの戦闘の際、最後の一人を斬った(=証拠を消した)ことから宝部と結託して図面を奪おうとしていたのではないかと月影 兵庫に疑われるが、伝蔵の擁護のおかげで誤解が解けた。
小屋を襲った宝部とその部下たちとの戦闘の際、最後の一人を斬った(=証拠を消した)ことから宝部と結託して図面を奪おうとしていたのではないかと月影 兵庫に疑われるが、伝蔵の擁護のおかげで誤解が解けた。
本性を現した兵庫を斬ろうと戦いを挑むが、返り討ちに合った。
技・武器
刀

最大の武器。兵庫には到底及ばないものの良い腕をしているようだ。しかし、兵庫との最初の戦いでは刀を弾かれ落としてしまう。
戦闘時には片手に鞘を持つことが多い。
脇刺し

所有しているが使用せず。
小柄
小屋に近づいてきた半次に向かって投げ、壁に突き刺して牽制した。
長ドス

焼津の半次の武器。自身の刀を弾き飛ばされたためとっさに近くに落ちていた半次の武器を奪い、抜こうとしたが伝蔵に止められた。
関連人物
俵屋の女中

半次郎を松の間に案内した。半次郎が兵庫を斬ろうとした際はひどく怯えていた。
焼津の半次
先述の女中が怯えているのを見て松の間にやってきた渡世人。半次郎の顔について「お通夜帰りみてぇな面」と評していた。逆に、半次郎は半次について「三下」と言い放った。
月影 兵庫
半次郎の腕について「(倒すのに)手ごたえがありそう」と評していた。
三つ木の弥助
センバの伝蔵
剣持 治助
おきみ
源太
ともに12000両を奪った仲間たち。
鷲尾一族
俵屋から10軒ほど離れた玄武山の奥に住む民族。はやり病のせいで一族が全滅した。