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どうしようかしらん。
身体中から血を噴き出して倒れた飛影の凄惨な様を見下ろして、ダイはそんなことを思った。
正直、その場のノリで闘いを始めてしまった嫌いがある。
それ故に後のことを全く考えていなかったダイは今現在、右往左往し、盛大に周章狼狽していた。


メラメラと炎がいきり立つ。
周りを見渡してみると、飛影の黒龍波によって起きた森林火災がダイ達の周囲を覆っていた。
何をするにしても、取り敢えずはここから逃げるべきか、とダイは飛影の身体を担ぎ上げる。
その瞬間であった。


「おらおらああーーー!! 飛影はどこだあああぁぁーーー!!?」


炎の中から、生身の人間――浦飯幽助が飛び出てきたのだ。
いきなりの登場、更には自らの手で血塗れにした少年の名を叫んだことから、
ダイは相手からの攻撃を予想し、警戒の念を強めた。
しかし、そんあダイの気持ちとは裏腹に、浦飯はにこやかな笑みを浮かべ、ダイの肩をパンパンと叩く。


「いやーー、すげえじゃねえか!! お前みたいなガキが飛影を倒すなんてさ~!!
おっと、そういや飛影もガキだったか! ナハハハハハ!!」


その言動からして、どうやら敵意はないみたいだ。
ダイは剣に宛がった手を収め、その代わりに口を開く。


「え~と、君は?」

「俺か? 俺は浦飯幽助だ! そこの飛影のダチだ……っつったら飛影が怒るか?
まあ、とにかく知り合いだよ! そういうお前は?」

「俺はダイ! 勇者ダイ! その、それでユウスケ、ヒエイのことに関しては……」

「……あ? ああ、気にすんなよ! どうせ飛影が喧嘩ふっかけたんだろう? 
ダイは強そうだかんな! まあ流石に飛影相手に無傷ってわけにはいかなかったろうし
その怪我が治ったら、俺ともバトルしようぜ!!」

「いや、えと……うん! 大魔王バーンを倒したらね!」

「おう! 約束だぜ! んで、そのついでだ! ダイの出身地と西暦を教えてくんねか?」

「俺の出身はデルムリン島だけど、西暦って何?」

「西暦っつうのは、あれだよ、年! 今年何年っつううやつ!」

「年齢ってことかな?」

「いや、それとはまた違うんだけど……まいったな、分かんねえかな~」

「ごめん」

「いや、いいよ! 俺の方こそ説明が下手で悪かったな。それに一人くらい分からなくたって問題ねえよ!
 どうせ聞いたって俺はすぐに忘れちまうだろうしな! ワハハ!」


浦飯の豪快な笑みにつられて、ダイも相好を崩す。
そしてそれを機とばかりにダイは浦飯に向かって、誘いの言葉を投げかけた。


「ねえ、ユウスケ、良かったら大魔王バーンを倒すのを手伝ってくれないかな?」

「ああ、いいぜ! 俺もあのクソジジイにはムカついてたかんなッ!!」


投げた球が真っ直ぐに返って来る。実に気持ちの良い返事であった。
しかし、ダイの顔に浮かんだ笑みに、浦飯は謝罪を述べてくる。


「だけどワリィな。今、DIO様におつかいを頼まれててよ! 先にそっちをやらなきゃならねえんだよ!」

「DIO様? おつかい?」

「DIO様っつーのは、俺の主だよ。これがまた格好いいんだ。痺れるぜ!
んで、おつかいっつーのは、皆をDIO様のところに集めることだ。だから、ダイも頼むぜ!
DIO様のところに行ってくれよ!」

「うん、構わないけれど、そこで何をするの?」

「さあな! でも安心しろよ! DIO様はすんげー奴だからよ!!」

「ハハ、分かったよ。それswポップって……」

「……おう、サンキューな!! そんじゃ、まだ島中の奴らに伝えなきゃなんねーから、俺は行くぜ!! んじゃあな!!」

「え、ちょ、待っ……!!」


ダイの呼びかけも虚しく、浦飯は物凄い勢いでその場を去っていった。


「えと、このヒエイ……だったかな? どうしよう?」


その場に残されたダイは、再び初めの疑問にぶつかった。
ダイの答えを急かすように、周りにあった炎は勢いづき、その距離をダイへと縮めていく。


「とりあえず病院かな。誰か回復呪文を使える人が、いたらいいんだけど」


自身では治療手段を持たないダイは、そんな風に考えると、飛影を担ぎ急いで飛翔呪文(トベルーラ)を発動した。
それによって炎の海を眼下に収めたダイは、逃げるように、その場所からの移動を開始する。
目的地は病院、そして――


「それからDIOって人のところに行こう。何か考えがあるみたいだし
それに幽助があんな風に言う人だし、きっと良い人なんだよね」


豪放磊落で真っ正直な性格の浦飯幽助が絶対の信頼を寄せる人物である。
浦飯に対して好印象を抱いたダイは、彼が主と呼ぶDIOに対して、早くも親しみを覚え始めていた。



【一日目 朝】
【現在地 C-7】
【ダイ@DRAGON QUEST-ダイの大冒険】
【状態】疲労(大)、魔法力消費(大)、右瞼に切り傷、胴体に打撲
【装備】ダイの剣@DRAGON QUEST-ダイの大冒険
【道具】ランダム支給品、支給品一式
【思考】
 基本 殺し合いの打破
 1. 飛影を病院へ運んだ後、DIOの所へ行く
 2. ポップを探す
 3. 協力者を探す
【備考】
※人間相手には極力戦闘を行わないつもりです
※キルバーンのトラップには気づいていません


【飛影@幽遊白書】
【状態】疲労(極大)、妖力消費(極大)、胸に十字傷、瀕死、気絶
【装備】なし
【道具】ランダム支給品、支給品一式
【思考】
 基本 強者と出会ったら戦う
 1. ……
 2. バーンを殺す
【備考】
アミバをトキだと思っています
※C-6、C-7、D-6は魔界の黒い炎で炎上中です


【浦飯幽助@幽遊白書】
【状態】健康 、肉の芽による洗脳
【装備】拡声器@オリジナル
【道具】武器支給品、支給品一式
【思考】
 基本 バーンをぶっ倒す、DIOに忠誠を示す
 1. 皆をDIOの所へ呼び込む
 2. 仲間と合流
 3. 戸愚呂と対決
【備考】
※名簿は引き千切られて捨てられました
※リヴィオの仲間と敵の情報を得ました
※ジョースター一行とDIOの部下の情報を得ました
※肉の芽はDIOへの忠誠を高めるだけのものです


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068:Read'Em and Weep ダイ :[[]]
084:Something about You 浦飯幽助 :[[]]
068:Read'Em and Weep 飛影 :[[]]




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最終更新:2014年05月03日 00:30