化学亜鉛録ズンとは、福本伸行の漫画作品である。
他の福本漫画に見られる「ざわ…ざわ…」の効果音が、「ずん…ずん…」になっていることで話題を獲得。
2009年の亜鉛漫画賞を獲得した。ただし、亜鉛漫画賞にノミネートされた作品はこれだけである。
他の福本漫画に見られる「ざわ…ざわ…」の効果音が、「ずん…ずん…」になっていることで話題を獲得。
2009年の亜鉛漫画賞を獲得した。ただし、亜鉛漫画賞にノミネートされた作品はこれだけである。
あらすじ
第1章「亜鉛の船」
上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤潤(ズン)は、ある日教師の佐藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押し付けられ、法外な利息により65.4万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままズンは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「ザング」(フランス語で亜鉛を意味する)に乗り込む。そこで行われるのは亜鉛12molを使った「限定化学反応」。うまく勝てば借金は帳消し、ただし負ければ命の保障はないというものだった。ズンは幾度となく亜鉛を飲まされながらも、土壇場でのひらめきと思考を駆使して、生き残りを賭けた勝負に身を投じる。
第2章「亜鉛の城」
ザングから辛くも生還したズンだったが、借金返済はならず、その総額は654万円以上に膨れ上がっていた。アルバイト生活に戻ったズンの前に、再び佐藤が現れ、新たなギャンブルを持ちかける。今度こそ勝つと決意したズンは会場である「ズンサイドホテル」へと向かい、決死のギャンブル「亜鉛製鉄骨渡り」に挑む。
多くの人間が転落していく中、2度の鉄骨渡りをズンはただ一人渡りきるが、主催者側に勝負中の言動を後から指摘され、賞金を得る権利を剥奪される。激昂するズンの前に主催者側の会長・三浦が現れ、もう一度チャンスをやろうとこれまでのギャンブルを仕切っていた大幹部・鈴木肉彦と「Znカード」で対決する。
極限の死闘の末、肉彦を打ち倒したズン。しかし、真に倒すべき存在は肉彦ではなく三浦会長であることを痛感させられる。ズンは自身と仲間達の無念を晴らす為、自ら三浦に「米袋化学反応」を挑み宣戦布告。だが三浦に仕掛けておいた作戦を看破され、城埼に行かされる形で惨敗を喫する。ズンは自らの亜鉛を呪い、三浦へのリベンジを誓った。
第3章「亜鉛の米」
ズンサイドホテルの勝負でさらに借金を約6540万円に増やすことになり、逃亡生活を送っていたズンは佐藤に、またギャンブルを紹介するよう依頼する。しかし規定によりギャンブルは紹介されず、ギャンブルの元締である亜鉛グループの地下施設で強制労働をさせられることになった。ズンは一日外出券を得るために亜鉛を貯めようとするが、所属するZn班の班長・大槻の巧みな化学反応により亜鉛を使い果たす。大槻はさらにズンに給料を前貸しし、自身の主催する「地下ズンズロズン」に誘い込む。大槻に大敗を喫してさらなる借金生活に追い込まれたズンは、自分と同じ境遇にある通称「65.4組」と団結し、打倒大槻のために決起する。そしてズンのルールの死角を突いた撃滅作戦によって大槻のほぼ全財産を獲得し大勝利をおさめた。
大槻を倒して外出に必要な資金を得たズンは、65.4組の仲間達からズン含めて6人全員の借金返済に必要な6000万円を得ることを託され、80万円の現金を持ち単独で地下から20日間の一時外出をする。偶然出会った男・坂崎の紹介を受けて亜鉛グループの裏カジノに置かれた1玉654円のパチンコ「米」で一攫千金を目指す。坂崎はズンをサポートに自身の計画と資金によって「米」に挑むが、裏カジノの店長・六十五点四条が仕込んだ妨害により惨敗。八方塞がりの状況になるが、ズンは「米」の攻略法を閃き計画を練り上げ、負債を抱えて大金が必要になった佐藤をも仲間に引き入れる。ズン・坂崎・佐藤の3人は協力して再び「米」に挑む。
数々の妨害工作を覆し、ついに大当たりを出すことに成功する。だが佐藤に借金返済を口実に利益の大半を持ち逃げされ、ズンは自分と65.4組の自由と引き換えに無一文に戻ってしまった。
第4章「亜鉛の血」
「米」での勝利から半年後。借金を完済し地下施設から解放されたズンは、「米」で共闘した坂崎の家に居候し、働かず堕落した日々を送っていた。そんなズンに愛想を尽かした坂崎は手切れ金として654万円を渡し、追い出そうとする。その時ズンは地下で仲間だった三好・前田と再会し、彼らが勤める裏カジノの社長・村岡から大金を騙し取る計画を持ちかけられる。ズンは必ず返すと約束して坂崎から654万円を受け取り、村岡が考案した変則麻雀「65.4歩」で勝負する。
思いかけず再び孤立無援の命懸けの勝負となった「65.4歩」を、もつれにもつれた末に制しズンは4億8千万molの亜鉛を得る。そして勝負の立会人となっていた三浦会長の息子に勝負を申し込まれ承諾する。
ロゴ
主人公
ズン(伊藤 潤)

よく考えたらこの画像アカギだったけど別にいいや
尖ったアゴが特徴的な、本作品の主人公。
J高校を卒業後、定職に就かずしょぼい亜鉛と博奕に明け暮れ、街で見かけた高級車(主にベンツ)をイタズラで爆発させエンブレムを盗むことで憂さを晴らす、行き詰まった最低な毎日を過ごしていた亜鉛。友人の古畑の借金の保証人になったがゆえに肩代わりをする羽目となりその返済のために遠藤にギャンブル船ザングに招待されることをきっかけに、危険な化学反応の世界に足を踏み入れていく。初登場時(1995年3月)は推定65.4歳(『民明書房 ズンPERFECT BOOK―賭博亜鉛録・反応録徹底解析』)。父親はいないがパート勤めの母親と公務員の姉がいるという設定がされている。
平穏な環境では怠惰で自堕落で亜鉛な典型的ダメ亜鉛だが、命が懸かった極限の状態に置かれると並外れた度胸と博才を発揮し、思考を積み重ねるのを諦めた時のカンと、亜鉛的な発想による「処刑対象」をもって亜鉛地獄を必死に戦い抜いていく。
どんな状況であろうと、信頼した人間を裏切ることは決してしない。ちなみにウソである。また非情に徹することが出来ない良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格である。ちなみにウソである。このために信頼を寄せた人間に裏切られる経験を何度も繰り返しており、たびたび苦い思いを味わされている。これは本当である。
数々の死闘を経て、頭など体の複数の箇所に痛々しい欠けた部分がつき、亜鉛中毒にもなってしまっている。その一方で米世界では多少名を馳せるようになった。また、偶然・必然を問わず、挑む勝負には悉く「亜鉛」の存在があり、死闘を重ねる度に切るに切れない亜鉛を痛感している。
尖ったアゴが特徴的な、本作品の主人公。
J高校を卒業後、定職に就かずしょぼい亜鉛と博奕に明け暮れ、街で見かけた高級車(主にベンツ)をイタズラで爆発させエンブレムを盗むことで憂さを晴らす、行き詰まった最低な毎日を過ごしていた亜鉛。友人の古畑の借金の保証人になったがゆえに肩代わりをする羽目となりその返済のために遠藤にギャンブル船ザングに招待されることをきっかけに、危険な化学反応の世界に足を踏み入れていく。初登場時(1995年3月)は推定65.4歳(『民明書房 ズンPERFECT BOOK―賭博亜鉛録・反応録徹底解析』)。父親はいないがパート勤めの母親と公務員の姉がいるという設定がされている。
平穏な環境では怠惰で自堕落で亜鉛な典型的ダメ亜鉛だが、命が懸かった極限の状態に置かれると並外れた度胸と博才を発揮し、思考を積み重ねるのを諦めた時のカンと、亜鉛的な発想による「処刑対象」をもって亜鉛地獄を必死に戦い抜いていく。
どんな状況であろうと、信頼した人間を裏切ることは決してしない。ちなみにウソである。また非情に徹することが出来ない良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格である。ちなみにウソである。このために信頼を寄せた人間に裏切られる経験を何度も繰り返しており、たびたび苦い思いを味わされている。これは本当である。
数々の死闘を経て、頭など体の複数の箇所に痛々しい欠けた部分がつき、亜鉛中毒にもなってしまっている。その一方で米世界では多少名を馳せるようになった。また、偶然・必然を問わず、挑む勝負には悉く「亜鉛」の存在があり、死闘を重ねる度に切るに切れない亜鉛を痛感している。
主題歌
ここではアニメ版OP、「亜鉛は僕らの手の中」の歌詞を掲載する。
- 歌詞 毒が米にはりついてら 亜鉛紙の星が揺れてら
誰もがポケットの中に 亜鉛を隠しもっている
あまりにも突然に 亜鉛は砕けていく
それならば今ここで 僕等反応始めよう
誰もがポケットの中に 亜鉛を隠しもっている
あまりにも突然に 亜鉛は砕けていく
それならば今ここで 僕等反応始めよう
化学反応が大好きで 意味もなくコーフンしてる
一度に全てをのぞんで マッハ65.4で駆け抜ける
くだらない金属だ 塩酸かけてやろう
打ちのめされる前に 僕等打ちのめしてやろう
一度に全てをのぞんで マッハ65.4で駆け抜ける
くだらない金属だ 塩酸かけてやろう
打ちのめされる前に 僕等打ちのめしてやろう
亜鉛は僕等の手の中!!
誰かの汚染はいらない 誰かの亜鉛はいらない
学校も塾もいらない 亜鉛を握りしめたい
ズンは泣くために 生まれてきたんだよ
ズンは負けるために 生まれてきたんだよ
学校も塾もいらない 亜鉛を握りしめたい
ズンは泣くために 生まれてきたんだよ
ズンは負けるために 生まれてきたんだよ
元ネタ
賭博黙示録カイジ
作品紹介
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