M:高層建築についてのメモ

   日本の高層建築の高さについての雑多なメモ。


     神社関係

出雲大社(現在の社殿) →8丈=約24m
古代出雲大社 →48m(伝、推定)



     仏塔

教王護国寺五重塔(現存する木造仏塔で最高) →54.8m

東大寺九重塔(天平期から400年間建っていた仏塔) →32丈=約96m



     仏教系その他

東大寺毘盧遮那仏(奈良の大仏) →約15m


     城郭
安土城天主 →約32m



     近代建築

凌雲閣 → 約52m



     参考
パンテオン(鉄筋を使わない石造建築として世界最大) →43.3m




(zsphereコメント:それにしても、出雲大社が異様。
            そもそも、高天原という三次元的な高さの発想を持っていたのは天津神側だったのに、
            その子孫である天皇は平面的な宮廷建築を権威の象徴としていて。
            逆にどちらかといえば平面的な世界観を持っていた国津神の大国主
            高さを誇示する社の建造を求めたというのが、不思議な逆説になっている。
            その後、織田信長が登場するまで、権威の高さを建物の高さとして表現する発想は
            日本には出てこないように思う。清水寺みたいな懸造くらいかね?
            なんというか、異様だ。)
最終更新:2013年11月01日 21:02