仮面ライダーグランドジオウ

登録日:2019/07/01 Mon 23:23:29
更新日:2023/12/28 Thu 00:51:43
所要時間:約 8 分で読めます


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20 Next New Wφrld ぼくのかんがえたさいきょうの仮面ライダー アギト アナザーライダーキラー ウィザード エグゼイド オーズ オーマジオウもどき オールトゥエンティタイムブレーク←相手は死ぬ カブト キバ キングフォーム クウガ グランドジオウ グランドジオウライドウォッチ グランドフィナーレ グレイトフル魂 コンプリートフォーム ゴースト サイキョーギレード ジオウ ダブル ディケイド ドライブ ビルド ファイズ フォーゼ ブレイド ライダーレリーフ 不完全 事実羅列剣 仏壇 仏壇フォーム 仮面ライダー 仮面ライダーグランドジオウ 仮面ライダージオウ 全ての平成ライダーの力を受け継ぎ、最強となった常磐ソウゴ 召喚 奥野壮 常磐ソウゴ 平成ライダー 平成最後の最強フォーム 曼荼羅 最強フォーム 最強ライダー候補 最強形態 最高最善の魔王 歌は気にするな 歴代最長変身音 王様 祝え! 荘厳 通過点 配布SSR 金色 鎧武 長い変身音 集大成 電王 響鬼 高岩成二 魔王 黄金 龍騎




祝え! 全ての平成ライダーの力を受け継ぎ、最強となった常磐ソウゴ!

その名も“仮面ライダーグランドジオウ”!!


グ・ラ・ン・ド!ジオォーウ!




……おっと、随分と先の未来まで見せてしまいました。忘れてください。








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\グランドジオウ!/

(アークル)(オルタリング)アドベント!Complete.ターンアップ!

(音叉)CHANGE BEETLE!SWORD FORM!ウェイクアップ!KAMEN RIDE!

サイクロン!ジョーカー!タカ!トラ!バッタ!3・2・1!

シャバドゥビタッチヘンシーン!ソイヤッ!DRIVE!

カイガン!レベルアップ!ベストマッチ!

ライダータイム!


変身!


グランドタイム!


クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイード!


響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイード!


ダーブール!ズ!フォーゼー!ウィザード!鎧武!ドラ・イ・ブー!


ゴースト!エグゼイド!ビールドー!


祝え!


仮面ライダァァー!


グ・ラ・ン・ド!ジオォ―――ウ!


NEW

0000

ライダ-


凄い……!力がみなぎる!!


祝え!

……いや、もはや言葉は不要。ただこの瞬間を味わうがいい!!


仮面ライダーグランドジオウとは、『仮面ライダージオウ』にて常磐ソウゴ/仮面ライダージオウが変身する最強形態
EP39冒頭で後述するグランドジオウライドウォッチ共々先行登場しているが、正式な登場はEP40から。
なお、上述したようにウォズの祝い方がEP39とEP40で異なっている。

テーマソング:「Next New Wφrld」(歌:RIDER CHIPS)



【スペック】

身長:208.5cm
体重:120kg
パンチ力:55.8t
キック力:129.2t
ジャンプ力:ひと跳び146.6m
走力:100mを0.4秒


【概要】

まずジオウライドウォッチを変身者から見てジクウドライバーの右側に、
次にウォッチ上部のスターターを押してグランドジオウライドウォッチを展開状態にし、変身者から見てドライバーの左側にセットする。
そこからドライバー上部のライドオンリューザーを起動すると、ソウゴの背後に黄金に輝く宮殿のような巨大な時計台がせり上がって出現。
それと同時に、針のない小さな金色の時計が変身完了まで無数に空から舞い始める。
更にクウガ~ジオウまでの平成主役ライダー20人の石像が地中から現れ、表面の錆が剥げて元の姿になるという、本作のOPを意識したような演出が入る(ジオウに既に変身した状態からウォッチを起動するとジオウの石像のみ現れない)。
なお、現れる石像の並び順は左奥から中央手前がクウガ~ディケイドまでの『第一期平成ライダー』、
反対に右奥から中央手前がダブル~ジオウまでの『第二期平成ライダー』となっている。

ソウゴがジクウドライバーを回転させると、背後のライダー達がそれぞれ黄金の仏壇フレームに収納されるように取り込まれ、
時計台の針が10時10分を指す=ジオウの顔と同じ状態になり、上記の長い変身音声を発しながらフレームがソウゴの周囲を囲むように移動。
ソウゴが通常形態のジオウの姿になると、ジオウの腕部や脚部、胸や肩に次々と黄金の装甲となって装着されていき、
各部分のライダー達はそれぞれの決めポーズをとった形でレリーフとして固定される。
締めにミニジオウが頭頂部に現れると、同時に金で縁取られたライダーの文字がインジケーションアイにセットされて変身が完了する。

その外見は黄金の鎧や王冠を身に着けたジオウで、正に「王者」を思わせる豪華絢爛な出で立ち。
誰が呼んだか「仏壇フォーム」*1

アーマータイムの派生としてのフォームではこれが終着点となる。
仮面ライダーブレイド キングフォームや仮面ライダーゴースト グレイトフル魂にも似ており、黄金の鎧という点では前者の方がイメージ的に近い*2
カラーリングもオーマジオウの黒ずんだ金色に比べると、こちらは明るめの金色となっている。
「全身にライダーの姿が配置され、頭頂部には本人の姿」という点ではディケイドのコンプリートフォームを意識した造形とも取れ、「先輩格の名前を読み上げる変身音声」という点でも同じ。

グランドジオウ登場を目にしたウォズはこれまでにないほど興奮し、彼の代名詞とも言える「祝え」の言葉を上記の通り「不要」とまで言い切っている。

また、変身直前の時計台とライダー達が並んだ状態は「常磐ソウゴ初変身の像」と酷似した配置になっている。


【性能】

最後の平成ライダーであるジオウの最強形態に相応しく、桁外れに高いスペックや能力を誇り、その内には全ての平成ライダーの力を秘めている。
能力に関しては後述するが、グランドジオウ単体でのスペックだけでも非常に高く、
光るそばマンことムテキゲーマーをも上回るキック力とジャンプ力ゲイツリバイブ疾風の倍以上のスピードを誇る走力など、
計算上は、これだけでも並みの敵なら簡単に瞬殺できるレベル。

黒地のボディスーツ「Gストライクスーツ」には平成ライダー全ての戦闘ノウハウを反映したモーションバンク「20テック」を搭載。
これにより、多種多彩な攻撃を行うことが可能となっている。
スーツを覆う黄金の生体強化装置「バンドライナー・グランド」は5本に増加し、経路が細分化したことで従来より変換効率と供給量が飛躍的に向上。
供給バランスの微細な調整も可能となり、出力の一点集中による強力な攻撃も行える。

またスーツ各部には黄金の鎧が装着されており、鋼鉄の1200倍の強度を持つ「ザバルダストグラフェニウム」*3に換装され、
ジオウⅡのマゼンタリーマジェスティと同様の特殊エネルギーフィールド「ソナマジェスティ」が展開されることにより荘厳なる防御力を発揮する。
各部の装甲の名称はそれぞれ、胸部は「グランドチェストアーマー」、肩は「グランドショルダーアーマー」、腕は「グランドアームアーマー」、
腰部は「グランドサイドアーマー」、腿は「グランドタイアーマー」、脚部は「グランドレッグアーマー」と呼称される。
これらの装甲にはクウガ~ビルドまでの歴代平成ライダーの姿を象った特殊デバイス彫像「ライダーレリーフ」があり、
それぞれが歴史に刻まれた仮面ライダーを象徴しており、同時にライドウォッチと同様に対応する平成ライダーの歴史と力の全てを記録している。

ライダーレリーフに配置されているライダーの位置については、
「第一期シリーズの10人目のライダーであるディケイド、第二期シリーズの10人目にして平成最後のライダーであるジオウ」を中心とし、
「右半身に平成一期、左半身に平成二期のライダーレリーフが配置されている」という法則となっている。


配置を以下の通りにまとめると、
装備 部位 構成ライダー
グランドキャリバーA 頭頂部 ジオウ
グランドチェストアーマー 胸部 ディケイド(中央)、キバ(右上)、電王(右下)
ビルド(左上)、エグゼイド(左下)
グランドショルダーアーマー クウガ(右肩)、W(左肩)
グランドアームアーマー アギト(右上)、龍騎(右下)
オーズ(左上)、フォーゼ(左下)
グランドサイドアーマー 腰部 カブト(右)、ゴースト(左)
グランドタイアーマー 響鬼(右)、ドライブ(左)
グランドレッグアーマー 脚部 ブレイド(右上)、ファイズ(右下)
鎧武(左上)、ウィザード(左下)
となっている。
因みに各レリーフのライダー達は、放送順の数字の下一桁が同じライダーがちょうど対になるように配置されている。*4

このライダーレリーフがグランドジオウの最大の特徴とでもいうべきもので、
レリーフに触れることで両肩と頭部から伸びる時空通信装置「コンプリケーションハンド」を介してレジェンドの記憶「ライダーズレコード」を起動させ、
過去に放送された作品の1シーンのみを切り取るような形で再現し、その場に召喚することが可能。
「歴史の1シーンから切り取る」という点から、召喚されるライダーは完全にオリジナルと同一の性質を持つ。

レリーフに対応したライダー本人や各ライダーの武器を呼び出す、召喚したライダーに必殺技を発動させるなど用途は非常に多彩。
また、召喚したライダーを自由に使役し、スタンドアローンで戦わせることも可能である。
さらには強化形態や最強形態の状態でも呼び出すことが可能で、
グランドジオウ自身の攻撃に加え、召喚した複数のライダーによる一斉攻撃を喰らわせる殺傷能力の高い強力なコンボを編み出すことも不可能ではない。
ただしディケイドについては「既に平成の歴史となっている」2009年のディケイドしか呼び出せず、「2019年のライダー」であるディケイド(ネオディケイドライバーver.)の力を使うことはできない。

頭部「グランドキャリバーA」は、従来の強化形態では最も通常のキャリバーAに形状が近い。
アンテナ「グランドブレードA」は針が二重になり、頬当て「ディグニティークラッシュベゼル」は通常のフレームから髭のような形状に大型化。
更にその内側には後ろに伸びる鋭利な黄金のパーツが追加されている。
加えて、顔の表面には装甲材として上級の特殊金属「ハイクラスグラフェニウム」が用いられている。

そして上述の通り、頭頂部にはジオウ自身のライダーレリーフがあり、
両肩と連携する3本目のコンプリケーションハンドにより多粒子干渉を行いレリーフの決定をレコードに反映する。
また、ジオウのレリーフは他のライダーレリーフと異なり、ライダーズレコードの制御装置となっている。
額の「ソナクレスト」は機能が情報集約ユニットから時空連結器に置き換わり、ライダーズレコードと直結させて任意のライダーを召喚する。
これらの能力を応用することでタイムジャッカーのような局地的な時間停止やジオウⅡのような時間遡行も使用でき、
好きなタイミングで敵に攻撃を喰らわせたり、同じ必殺技を何度も繰り返して与えるダメージを増すことも可能。
能力使用時には、ジオウのレリーフがノリノリで動く様子が確認できる。

このため、ジオウの泣き所にしてタイムジャッカーのアドバンテージだった「時間停止」を克服しており、
同時にタイムジャッカー側のジオウへの対抗手段が事実上消滅した*5
結果、スウォルツはアナザージオウⅡを利用して歴史自体を無理やり書き換えるという「力技」に打って出ている。
また、海東大樹の協力を得て、グランドジオウウォッチを変身前に奪うという方法も取っている。

公式サイトでの説明には書かれていないが、第40話では電王以外のライダーの攻撃でアナザー電王ウォッチを破壊しており、
ジオウⅡやジオウトリニティが持つアナザーライダーを対応ウォッチに関係なく倒す特性は引き継がれている模様。
これに関しては全ての平成主役ライダーの力が一点に集約されたことで、
「アナザーライダーは元のライダーの攻撃に弱い」というルールが常に適用されているという見方もできる。

また、EP43でのアナザージオウⅡとの戦闘では身体を粒子状に変化させ、敵の攻撃を回避しながら反撃を仕掛けるという能力も使用している。

独自の強みとして、これらの能力は変身していなくても使用できる。
EP LASTではアナザーディケイドに対してライダー召喚を行った他、ヒーローショーではタイムジャッカーの奇襲に対しブレイドの能力を使用して難を逃れている。


【装備】

ジオウの全ての武器を使用できるほか、上記の能力で召喚した他のライダーの武器も全て使用可能である。

  • グランドジオウライドウォッチ
グランドジオウへの変身に使用されるライドウォッチ。外見は金色のライドウォッチの周囲に、大小20個の時計がくっ付いたような形状。
正面のメーンモニター「ピクトウィンドウ」にグランドジオウの顔が表示され、その周辺は金色の装甲「コンプリケーションベゼル」で保護されている。
平成ライダー20人全員のウォッチの力が合わさっているためにライドウォッチ20個分と同等の凄まじい内圧が掛かっており、
それを抑え込むためにグランドジオウの装甲と同じく「ザバルダストグラフェニウム」が装甲材として使われている。
また、大小20個の時計型制御装置「セコンドコントローラー」を配置することでウォッチの各能力を管制し、常に最適な状態を保っている。

使用時は、ウォッチ上部の起動装置「グランドスターター」を押すとジクウドライバーに接続するための待機状態に入り、
セコンドコントローラーの裏側から能力解放弁「グローリースモール」が横にスライドする形で展開する。
グローリースモールにはクウガ~ビルドまでの19人の顔が表示されており、グランドジオウライドウォッチに集合したライドウォッチの能力を示している。
なお、この状態はウォッチの両翼に展開していることからジクウドライバーの液晶画面が半分ほど隠れてしまっている。
しかし、それによりドライバーに表示されている「2018」が「20」という表示に見えるという凝った工夫がなされている。
また、必殺技発動時も「ATTACK」の表示が「ATT(All Twenty Timebreakの略)」と読めるようになっている。
グランドジオウが「仏壇フォーム」と呼ばれることが多いことから、展開状態のグランドジオウライドウォッチは差し詰め「曼荼羅」に見えなくもない。
因みにグランドタイム時に表示されるのは「NEW」と「0000」*6

初変身時の待機音は「ライダータイム」部分はほぼカットされており、「ベストマッチ!」のあとに「グランドタイム」に移行している*7
変身音声は上記の通り待機音の時点でレジェンドの変身待機音(一部フォームチェンジだったり*8、変身音ですらないものもあるが)が並べられ、
変身時のメロディは平成ライダー20人の名前を歌詞にした歌となっており、フル尺で流れると1分以上かかる歴代最長音声である。(待機音を考慮しなければ仮面ライダークロスセイバーがほぼ同じくらいの長さ)
初変身以降は音声が短縮されることが決まっていたため、それも踏まえてDX玩具では音声の短縮モードが実装されている*9

EP39終盤においてモモタロスから電王ライドウォッチを渡されたことで、
一応全ての平成主役ライダーのライドウォッチが揃い、ソウゴの手元に20個のウォッチが集結することで生成された。
だが、EP40アバンでモモタロスが電王ライドウォッチをソウゴから取り上げたことで消失し、元の各ライドウォッチの状態に戻ってしまう。
その後、アナザー電王との戦闘で桜井侑斗がソウゴを認め、
モモタロスが改めて電王ライドウォッチをソウゴに手渡したことで復元され、ようやくグランドジオウへの初変身を果たすことになった。

因みにこのウォッチがあっても各ライドウォッチは個別に存在しており、アーマータイムもこれまで通り可能である。
グランドジオウライドウォッチを成立させるのは「全レジェンドのウォッチがソウゴの手元にあること」が条件である模様。

EP47ではソウゴ達の所持する平成ライダーのウォッチが次々と壊れていく事態が発生。
海東大樹が変身していたアナザージオウⅡを撃破した直後、ウォッチが力を失うのに伴ってかグランドジオウライドウォッチも消滅してしまう。
ちなみにEP47はディケイドに話を乗っ取られかけたせいか、待機音は「カメンライド!」までやって変身に移行している。

しかし、EP LASTにおいて常磐順一郎が壊れたライドウォッチを徹夜で全て修復。
スウォルツとの最終決戦に向かうソウゴに手渡され、グランドジオウライドウォッチも復活。グランドジオウへの変身も再び可能となった。
ここでの変身待機音は「ライダータイム」まで再生されており、平成ライダーの歌も含めて本当の意味でのフル再生となった。

  • 時冠王剣サイキョーギレード
ジオウⅡのメイン武装だった剣。
一部で「事実羅列剣」とまで称された性能は相変わらずで、グランドジオウのメイン武装として活躍した。
詳しい性能はジオウⅡの項目を参照。


【召喚したライダー/武器】





















【必殺技】

  • オールトゥエンティタイムブレーク
召喚したライダーの強化フォームなどを呼び出し、一斉に必殺技を叩き込む。相手は死ぬ。
EP40では一度召喚したライダーを停止させて自身が切りかかり、覇王斬りで打ち上げて身動きの取れない空中で攻撃を炸裂させている。
EP43では基本フォームのクウガ~ビルドが召喚されて番組放送順にライダーキックを連続で叩き込み*12
最後にグランドジオウが金色のエネルギーを纏った飛び蹴りでトドメを刺すというパターンが使用された。簡易版平成ジェネレーションズFOREVER
EP45のアナザードライブ戦ではドライブ タイプスピードと共にスピードロップを放つ形で使用している。

Vシネクスト『ゲイツ、マジェスティ』では何気に久々の使用。W ファングジョーカーとのダブルライダーキックでカッシーンを殲滅した。

ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』ではモーションが異なり、
まずファイズ・カブト・ドライブの力を使って間合いを詰める→クウガ・アギト・龍騎の力でライダーパンチ→ダブル・オーズ・ウィザードの力で回し蹴り
→ブレイド・電王・鎧武・エグゼイドの力で空中にカチ上げる→最後に響鬼・キバ・ディケイド・フォーゼ・ゴースト・ビルドの力を解放して飛び上がり、
平成ライダーを全員召喚してオールライダーキック(命中と共に20周年記念ロゴが浮かぶ)を食らわせる、という連続技になっている。
開発中のバージョンでは、平成ライダー20周年のクレストが浮かび上がるライダーキックであった。

  • 覇王斬り
サイキョーギレードでの必殺技。
刀身に金色のエネルギーを纏わせて敵を斬り裂く。

  • キングギリギリスラッシュ
サイキョージカンギレードでの超必殺技。
刀身に金色のエネルギーを纏わせ、敵を連続で斬り裂く。
EP43では「ジオウサイキョウ」の文字が描かれた光の刃でアナザーライダーを殲滅し、アナザージオウⅡにも大ダメージを与えた。

その他上述の通り、平成ライダーの武器を召喚してその必殺技を使ったり、平成ライダーの幻影をまとってその力を持った技を放つことが可能。


【オーマジオウとの関係】

満を持して誕生を果たしたグランドジオウではあるが、ソウゴがこの姿になっても未だにオーマジオウは2068年の時代に健在である。
それどころか、オーマジオウはグランドジオウに至ったソウゴの力を試すかのように、彼を2068年に呼び出して一騎打ちを挑んでいる。

現状オーマジオウが未だに存在することから、この形態すらソウゴがオーマジオウに変貌する「通過点」に過ぎない可能性もあったが……。


【不完全な最強フォーム】

平成ライダー全ての力を持つグランドジオウだが、実は「不完全な最強フォーム」である。
そのせいか、スウォルツはこの形態を「オーマジオウもどき」と呼んでいる。実際は人のことを言えないが…。

第40話で全てのライドウォッチが揃ったが、知っての通りソウゴの持つ「ドライブライドウォッチ」はゲイツがオーマジオウから奪った物。
つまりオーマジオウの所有物であり、ソウゴがドライブ本人またはドライブの仲間から手に入れた物ではない。
その影響により、EP41でオーマジオウと戦った際にグランドジオウはドライブを召喚したが、オーマジオウの力で操られてしまった。

後にディケイドライドウォッチも士がスウォルツ対策で力を半分しか託していない=半分の力しか継承していない事実も判明しており、
ドライブウォッチを完全継承した状態でも平成ライダー19.5人分の力にしかなっていない。
オーマジオウの言葉から推測して「平成ライダー20人の力を完全に備えている」ことが重要であろうことから推測するに、
たとえ半分でもディケイドの力が不足している以上、グランドジオウ単体としても不完全なものにしかならないのだろう。
もっとも、EP LASTを踏まえると「主役ライダー19人だけ」「サブライダーや敵まで含めた全てのライダー」の差もあった可能性も高いのだが。

登場時期の遅さに加えてそういった理由もあってか、カタログスペックの高さの割に苦戦するケースが多く見られた。
ただ、これについては相当な悪条件でのバトルor相手も強すぎるという点も大きい。
具体的には、「未来の自分であるオーマジオウ」、「ソウゴが精神的に参っていた際に遭遇したアナザージオウⅡ」、「重加速を持つアナザードライブ」、
「純粋に高い戦闘能力を持つアナザーディケイド」「平成ライダーへのメタ能力を持ち、自身も強い仮面ライダーバールクス」といったところである。
アナザージオウⅡとアナザードライブについては再戦時にグランドジオウで完勝しているが。
本編ではオーマジオウ、劇場版ではオーマフォームといった究極フォームが存在することもあってか、上述したように「通過点に当たる形態」と考えた方がしっくりくるという意見も多い。
誰が呼んだか「廉価版オーマジオウ」「配布SSR」という意見も。


【完全版】

映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では最終決戦のアナザー新1号戦で満を持して変身。
オーマジオウと化した本編を経ての、全ての平成ライダーの力を正式に継承した上での変身であり、いわば完全版である(加えて通常形態からの変身は何気に初)。

ジオウトリニティでも苦戦を強いられたアナザー新1号に対し、ライダー召喚能力を駆使しての圧倒的なワンサイドゲームを展開
最後は通常形態に戻って仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーとのダブルライダーキック「ライジングタイムブレーク」で撃破した。

今回は召喚したライダーが空中を跳び回って攻撃する、次々と別のライダーに入れ替わるという本編では見られなかった能力を発揮しており、名実ともに最強フォームの貫録を見せつけた。

続くVシネクスト『ゲイツ、マジェスティ』では、海東が『ジオウ』本編の白ウォズの持ち物であった未来ノートを使い「今ここに4人のライダーが集結した」と書き込んだことにより、記憶が戻らないままのソウゴが変身能力のみ取り戻して変身する形で登場(生身から直接変身し、通常形態の出番はなし)。
カッシーンの大群を相手にキングラウザーとデンカメンソードで間合いを離し、W ファングジョーカー、オーズ プトティラコンボ、ファイズ ブラスターフォームを召喚して反撃。
最後は後方の一群をストレインドゥームとフォトンバスターの交差射撃で、
前方の一群をファングストライザーとオールトゥウェンティタイムブレークの同時攻撃で殲滅するという圧倒的な強さを見せつけた。

恐るべきはこの時のソウゴはかつての記憶が戻っていない=初陣同然の状態だったことで、それにもかかわらずワンサイドゲームを展開している。
オーマジオウの力が圧倒的過ぎるために過小評価されがちとはいえ、グランドジオウも十二分に強いということを改めて知らしめた一戦であった*13

2021年の映画『スーパーヒーロー戦記』でも登場。
こちらでは変身してからものの数分でカブトのクロックアップでセッちゃんを救助、龍騎サバイブ、ゴーストグレイトフル魂、ビルドラビットタンクスパークリングを召喚して戦隊メギド率いる怪人軍団を一掃、
本人も肉弾戦で怪人達を薙ぎ払った後にゼンカイザー仮面ライダーブレイズ、ウラ・キン・リュウが戦っていた残りの軍団と戦隊メギドをフルボトルバスターで一掃するという、「強さ全開!」と言わんばかりの無双ぶりを見せつけた。

卑怯だぞ!

言わなかったっけ?俺“魔王”だって。

本編が終了してからその理不尽極まりない強さが浮き彫りになってきており、「本編の敵が強すぎただけ」という評価が増えてきている(そもそもスウォルツやクォーツァーは曲がりなりにもオーマジオウと張り合おうとしている連中である)。
メタ的に言うとこの姿は「全歴代平成ライダーを継承した姿」であり、「常盤ソウゴ」自身の物語であった本編や夏の劇場版では前座になってしまうのも仕方なかったのかもしれない(レジェンドとしての客演では「全平成ライダーを継承した王」としての側面が目立つ為、その強さを存分に振るっている)。


【ヒューマギアZ-10】

2020年2月にひらかたパークで行われた『仮面ライダーゼロワン』とのコラボショーに登場した、グランドジオウの力を持つヒューマギア。

本編最終回の後、「最低最悪の魔王」を生み出すべく、グランドジオウの力を狙う謎のタイムジャッカーが出現。
命の危機に瀕したソウゴは、咄嗟にグランドジオウライドウォッチからブレイドの力を引き出し、アンデッドラウズカード封印する能力を応用して自身をライドウォッチに封じ込め、死を偽装して難を逃れた。
メガヘクス戦の鎧武かな?

その後、タイムジャッカーは『ゼロワンの世界』に向かい(時系列的にはお仕事5番勝負編に当たる)、別時間から拾ってきたアナザーライダーを差し向けて稼働前のヒューマギア素体20体を強奪。
追ってきたウォズと、現地で合流した或人&唯阿に対し、アナザーライダーを差し向けて足止め。
が、人質代わりのグランドジオウウォッチをウォズが奪回・起動したことでソウゴは復活に成功、グランドジオウに変身して参戦。
超再生能力を持つアナザーライダーに対し、再生すらできない攻撃ならばとブレイド・キングフォームを召喚、同時攻撃で撃破した。

飛電或人達の方はタイムジャッカーと戦うも、時間停止で妨害をかけて来るため苦戦を強いられるが、衛星ゼアを介しての高速思考で刃唯阿との即席連携を繰り出し、タイムジャッカーを撃破。
だが、奪われたヒューマギア素体はグランドジオウライドウォッチがアーカイブした平成ライダーの歴史をそれぞれラーニングさせられており、それらのデータを集約した「ヒューマギアZ-10」が仮面ライダージオウの姿で起動、立ちはだかった。

全ての世界を滅ぼす「最低最悪の魔王」となるために起動したZ-10は、姿は通常形態であるものの、能力はグランドジオウそのものであり、平成ライダー達の力をも使いこなす。
ビルドの力でゼアをハッキングして落下軌道に誘導、更にドライブの重加速でライダー達の動きを止め、
抜け出した仮面ライダーゲイツをカブトのクロックアップでいなしつつ武器を奪い、クウガの力でジカンギレードに変換するとギリギリスラッシュでまとめて吹き飛ばす、というとんでもない強さを見せた。
おまけにラーニングによってソウゴの「王」の資質すらも一部コピーするというオーバースペックぶりを見せるが、真の魔王を名乗ったところを或人に否定されて動揺。

グランドジオウが平成ライダー達の武器を召喚・分与しての猛攻を受けるが、敗北を認められないあまりにそこからシンギュラリティに到達、同時にジオウの力である時間停止が発動した。

が、勝機と見た次の瞬間、過去干渉が原因で存在が復元されたオーマジオウがグランドジオウを乗っ取って動かし、更に時間停止を解除したことで無意味に終わり、
そのままライダー達の総攻撃を受けて力尽き、爆発四散した。



【余談】

  • グランドジオウの容姿や能力は上記に記されている通り、平成一期の締めを括ったディケイド コンプリートフォームを思わせる*14
    また、「ジオウ自身を含んだ平成ライダー20人の姿を全身に象り、その力を借りる」という点では、
    「ただ一人で魔王として君臨」=「一種の孤独・孤立」の存在であるオーマジオウとは正反対にある形態とも言えるだろう。
    誰が例えたかディケイド コンプリートフォームの遺影・グランドジオウの仏壇に加え、鎧武 極アームズのフルーツ盛り合わせで「仏壇コンプリートセット」

  • そのデザインから、ネット上では画像が出始めた当初から「フィギュアとか造れるのか」「そもそもマトモに動けるのか」と早くも不安がるファンの声が多数上がった模様。
    結局杞憂ではあったものの、サイズの小さい装動の造形スタッフはさすがに戦慄した様子。それでいて、「装動だから」とシールだけでなく造形まで作り上げるプロの仕事を見せたが。2021年9月に、S.H.Figuartsで販売されている。

  • 初期案では全ライダーの名前のカタカナ、全ライダーの顔などの案もあったようだが、結局のところは「最もぶっ飛んだ案」として「ウォッチからライダーの歴史が溢れ出している」といえるような立体の上半身レリーフとなった。そしてデザイナー総動員の末、ウレタンを型取りした枠&レリーフになったという。

  • スーツアクターの高岩氏曰く、「ジオウの他フォームどころか、自分が演じてきたどの仮面ライダーのスーツよりもとても重い」との事。これが本当の「20年分の重み」*15
    因みに高岩氏は2019年で丁度御歳50歳。どうか無理をしないで頂きたいものである……。
    また、『ジオウ』は高岩氏が主役ライダーのスーツアクターを務めた最後の作品となったため、高岩氏の集大成とも言えるかもしれない。
    ここまででも凄いが、更にサイキョージカンギレードやバリズンソード、キングラウザーなどの大型・重量級の武器を伴うアクションも多かった。高岩さん本当にお疲れ様でした……。

  • レリーフを触った時のライダーの名前の音声だが、「スターターを押した際に流れる起動音部分」と「フィニッシュタイムの際の音声」の2パターンがあり、後者は初戦闘のみで使われた。
    この元音声を知らなかった一部視聴者には音声が違うことに対して(前者の言い方が後者に比べるとテンションが低めのためか)「グランドジオウの音声がアナザーウォッチの音声になっている」と勘違いされていたことも(丁度アナザージオウⅡが時空改変していた時だったこともあるが)。

  • グランドジオウライドウォッチの発売から間もなく、早々に各作品の2号ライダーを集めた「グランドゲイツライドウォッチ」のコラ画像も出回った。
    クウガには2号ライダーがいない*16ため、クウガの部分には代わりに一条さんブランクを埋め込む人も。その後、最終回の後日談を描いたVシネクスト『ゲイツ、マジェスティ』に登場した「ゲイツマジェスティライドウォッチ」ではクウガの部分には基本フォームであるゲイツが埋め込まれていた。まさかの公式である

  • この手の「アイテム全部乗せ最強フォーム」はフォーゼ・ゴースト・ビルドが前例となる。
    グランドジオウの場合、後にオーマジオウ/オーマフォームという更なる形態が控えていることを考えれば、見た目的にもゴースト グレイトフル魂に近いポジションだったとも言えるかもしれない。

  • 変身シーンにおいて出現した平成ライダー達が収まる枠は、映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の絵コンテによると「棺桶」らしい。
    ライダーシステムの出所である(とされる)クォーツァーの目的や、オーマジオウの役割が(白倉伸一郎氏曰く)「墓守」であるならば、この形態はさしずめ「慰霊碑」か?




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最終更新:2023年12月28日 00:51

*1 しかし、仏教には3人の仏が合体する逸話もあるため、本当に仏壇や寺院を意識している可能性もある。

*2 スーツアクターの高岩氏も「初めて見た時はキングフォームを思い出した」とコメントしている

*3 「ザバルダスト」はヒンディー語で「凄い」「素晴らしい」「強い」などを意味する。

*4 ディケイドとジオウは上下、クウガ~キバとW~ビルドは左右。

*5 なお、本編中では食らう機会がなかったので実際の所はどうなのかは不明。

*6 ミライドウォッチと同様の表記である。

*7 一応、「ライ……」程度は耳をすますと聞こえる。

*8 例えば電王やエグゼイドのような「基本フォームの前段階」があるライダーは、変身音ではなく基本フォームになる際の音声が採用されている。

*9 歴代ライダーの歌部分がカットされ、「グランドタイム!祝え!仮面ライダー!グランドジオウ!」となる。

*10 「ソウゴがカチドキアームズや極アームズを知らない可能性もあるのでは」という説もあるが、真偽は定かではない。

*11 敵を突き抜ける『仮面ライダードライブ』のものと違い、踏みつけるようなものであり、徐々に移動しながらキックを繰り出すものだった。一部からは「オーマジオウなりのアレンジ」「ソウゴの為の手加減状態」などと言われている。

*12 ヒットする瞬間には、それぞれのライダーズクレストが出現していた。

*13 また、2018年まで時間が戻っているにもかかわらずソウゴの継承状態が維持されていることも注目。

*14 あちらは見た目から「遺影フォーム」とまで言われていた。

*15 ちなみにクウガ~ディケイドで一番重いスーツはディケイド。『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』にてこの事実が明かされた際、門矢士は「10年分の重み」と発言していた。

*16 いるにはいるが映像作品には未登場。