仮面ライダークロスセイバー

登録日:2021/06/13 Sun 14:14:31
更新日:2024/04/22 Mon 00:20:09
所要時間:約 20 分で読めます






刃王剣(はおうけん)聖刃(クロスセイバー)


全知を司る聖剣が生まれましたか…。ですが、もう世界は終わります!!ハッハッハッ…!

物語の結末は……俺が決める!!


ブレイブドラゴン!


聖刃(せいば)抜刀!

変身!!


刃王剣クロスセイバー!創世の十字!

煌めく星達の奇跡と共にー!

気高き力よ、勇気の炎!


クロスセイバー!クロスセイバー!

クロスセーイーバー!!


交わる10本の剣!


凄いよ飛羽真!キラキラで超美ボディ!!

あれが伝説の聖剣…!刀鍛冶の血が滾る!!ヒャハハハハッ!!


創造するのは俺だ!!


仮面ライダークロスセイバーとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーセイバー』に登場する仮面ライダーセイバーの最強形態である。
初登場は第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」。

声:内藤秀一郎
スーツアクター:浅井宏輔

テーマソング:「Rewrite the story」(歌:神山飛羽真(内藤秀一郎)・新堂倫太郎(山口貴也)・富加宮賢人(青木瞭))

●目次


【概要】

神山飛羽真がブレイブドラゴンワンダーライドブックを聖剣ソードライバーのライトシェルフに装填し、刃王剣(はおうけん)聖刃(クロスセイバー)を抜刀して変身する姿。
テレビ朝日公式サイトのURLによれば、英文表記「xross saber」となる。

そのシルエットは基本フォームであるブレイブドラゴンとほぼ同じだが、頭部「ハオウセイバーヘルム」に備えられた剣士の証が刃王剣十聖刃を模した「ハオウソードクラウン」に変化している他、
全身のカラーリングも紺色と青紫・鮮やかな青を基調に星の意匠が入った、さながら星空を纏ったかのような姿に変貌している。
能力面も全て基本形態のブレイブドラゴンと同じだが、それらの機能などが刃王剣十聖刃によって大きく強化・最適化されている。

また、ワンダーライドブックの組み合わせが可能という事はクロスセイバーの状態から更なる派生形態へ変身が可能という事でもあり、このようなパターンの最終形態は珍しい。
なお、剣士達が変身する仮面ライダーはベースとなるスーツが聖剣、付与される能力が各種ワンダーライドブックに依存するため、
新たな聖剣を用いたこの形態は厳密な意味では前作『仮面ライダーゼロワン』の仮面ライダーゼロツーと同じセイバーによく似た姿の別の仮面ライダーと言える。


【スペック】

身長:223cm
体重:98.5kg
パンチ力:64.7t
キック力:110.8t
ジャンプ力:ひと跳び117.8m
走力:100mを0.6秒


最強形態だけあって、そのスペックは今までのセイバーの形態を遥かに上回っている。
ドラゴンの頭部を模した右肩「コスモドラゴンボールド」は、セイバーの時と同じく神獣「ブレイブドラゴン」の力を宿し、変身者の勇気に加えて創造力を糧とする事で、強大極まる竜の力を与える。
右腕「コスモバーンガント」もセイバー同様にを操り、ブレイブドラゴンの召喚に加えて、刃王剣十聖刃の発する光の輝きを纏う事により、飛羽真の剣技を想定外の領域まで高める事が可能。
「聖剣と一体になり、剣士としての力を高める」という機能の方向性は同じだが、その上げ幅は桁違いである。
なお、右手のみ掌が白く、指先へ行くに従って黄色く染まっているが、これは高い伝導性を持つ希少な金属粒子が散りばめられているためであり、これによって変身者と刃王剣十聖刃の力の受授が円滑に行われるようになる。
左腕「アームユニヴァース」は、積層装甲「クロスページアーマー」による強靭な防御力の恩恵により、としての機能に加えて、様々な動作に対応する柔軟性を併せ持つ。

刃王剣十聖刃に選ばれし剣士の甲冑「ハオウソードローブ」は通常のソードローブの機能に加え、全身を聖剣から流れ込む叡智の奔流と変身者の創造力で満たす事で、限界を突破した力を発揮する事が出来る。
右半身のローブ状の装甲「クロスメイスケイル」の機能は通常のメイスケイルと同じで、どこかにある逆鱗に触れるとブレイブドラゴンの怒りを呼び覚ます点も同様。
更にハオウソードローブ中央部の「ミッドユニヴァース」、左半身の「レフトユニヴァース」はソードライバーにセットされたワンダーライドブックの力の受け皿となり、刃王剣十聖刃の力によってその能力を大幅に引き上げる事が可能。
これにより、基本はセイバー ブレイブドラゴンと変わらないながらも、発揮される力のレベルは桁外れに上がっている。

頭部の複眼「ハオウバイザー」は自身を取り巻くあらゆる力の流れを視覚情報として捉え、創造力豊かな変身者であれば刃王剣十聖刃によって『全知全能の書』を制御する力も発動出来る。
これによって万物に宿る無限の可能性や新たな物語の創造へと繋がるヒントを見出す事も可能となる。
マスク部「ハオウセイバーマスク」は刃王剣十聖刃から全聖剣にまつわる戦いの記憶を読み取る事で様々な剣技を習得する役割を持つ。

一方、弱点としては聖剣の能力を引き出す事に特化しているためにワンダーライドブック側の力を応用する術が乏しく、剣技や経験で上を行く相手や、聖剣の能力を対処出来る相手には不利を強いられる点が挙げられる。
ソードオブロゴスの剣技を作り上げた古強者のロード・オブ・ワイズには手も足も出ず、カリュブディスには攻撃を全て食われ、仮面ライダーストリウス戦に至っては全力の防御を片手間で貫通されて惨敗を喫している。

不完全体?

セイバーの最強形態という位置付けのクロスセイバーだが、その象徴たる刃王剣十聖刃はオムニフォースワンダーライドブックのライドスペルにある「伝説の聖剣」そのものであり、
本来は『全知全能の書』が完全に復元されていたならばその時に誕生していたはずのものである。

『セイバー』の世界の仮面ライダーは聖剣とワンダーライドブックの両者が揃って成り立つものであるが、仮面ライダーソロモンや仮面ライダーストリウスが「選ばれし本」を持つ一方で「伝説の聖剣」を持たないのに対し、
クロスセイバーの方は「伝説の聖剣」を持つ一方で「選ばれし本」を持っていない事から、「全知全能の剣士」としては実は未完成の状態である可能性が考えられる。


【装備】

使用するワンダーライドブックの詳細についてはこちらを参照。

  • 聖剣ソードライバー
クロスセイバーに変身するためのベルトで、セイバーからそのまま同じものを使用する。

  • 刃王剣(はおうけん)聖刃(クロスセイバー)


想いなど、絶対的な力の前には何の意味も持たない!

俺達の想いが……未来を創るんだ!!

烈火!流水!黄雷!激土!風!音!月闇!最光!狼煙!時!虚無…!*1

おっ?

グアッ!うっ…一体何が起きている!?

人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時”…!

“星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる”!


11本の聖剣全ての力を宿した銀河の剣にして、飛羽真に与えられた全知を司る聖剣
全ての聖剣が一堂に会し、真の力を発揮した火炎剣烈火を中心に全ての力を集約した事で新たに生成された。
なお、火炎剣烈火が変化したわけではなく、聖剣の力が融合した事で生まれた12本目の聖剣である。
大秦寺哲雄の一族に火炎剣烈火と共に語り継がれた伝説にある「物語を終焉へと導く聖剣」そのものであり、全てを創造する大いなる力を秘めている。

刀身「ダイナストアーカイブ」には3つのサークル状のレリーフ「ハオウサークロス」が設けられており、手元から順に烈火・流水・黄雷、激土・翠風・錫音、月闇・最光・狼煙・界時、それぞれの聖剣の力がそれぞれのライダーズクレストと共に記録されている。
ここに刻まれたライダー文字は太陽系の惑星の名を記したものであり、全体的な造形は太陽系を示している。
これを「刃王剣十聖刃エンブレム」に搭載された太陽型の円環「グレートサークロス」をスライドさせて読み込む事で「既読」となり、使用者の創造力を銀河を揺るがす力に変換する柄「ハオウソードグリップ」に設けられた「ハオウトリガー」を引く事で能力を発揮する。
そして、刃王剣十聖刃が誇る銀河の輝きを宿す刃「創世刃」が備えられており、使用者の創造力次第では第38章で飛羽真が行ったような、
  • 遠方の地へ各々の聖剣を模した力を飛ばし、それに対応した剣士の巨大なオーラを具現化させる
  • 『巨大なる終末の書』によって破壊された世界を書き換える形で元通りに修復する
といった芸当も可能にする程のの如き強大無比な力を秘めている。
なお、無銘剣虚無の力だけは刀身に含まれていないが、代わりに刃王剣十聖刃エンブレムの方で属性的に相反する聖剣同士の力を併存・発揮し、
同時に発生する余剰エネルギーを虚無の力でに帰して銀河の調和を保つ役目を担っている。

ただ、伝承が存在する一方で歴史上一度も出現した事がないという点を考えると、この聖剣とクロスセイバーの誕生も『全知全能の書』に記されたシナリオ通りだったと思われる。

DX玩具版では「刃王剣クロスセイバー(十聖刃)」表記であり、カタカナの名前に漢字のルビという特殊な表記になっている*2
また、過去の最強フォーム関連アイテム恒例の主人公の各種台詞が収録されており、トリガーを引きながら電源をONにすると飛羽真ボイスの「クロスセイバー!」の音声と共に台詞モードに移行。
トリガーを引くごとに剣戟音と交互に流れる形で飛羽真の台詞が10種類再生される他、この状態では各種変身音声が短縮版に変化する仕様になっている。


必殺技


  • 刃王(はおう)創星斬(そうせいざん)


刃王必殺読破!

聖刃抜刀!

刃王一冊斬り!セイバー!

刃王剣十聖刃を一度バックルに納め、ハオウトリガーを引いた後に再度抜刀して発動。
刃王剣十聖刃を振るって放出された虹色の光で様々な現象を引き起こすか、刀身部を発光させつつ、銀河の如く青白い輝きを放つ斬撃技を繰り出す。
第38章では崩壊した街を新たに創造して復元した他、オーラを纏った斬撃でキングオブソロモンを破壊すると同時にその余波でソロモンを吹き飛ばした。
単純な攻撃技として使用した場合の威力は凄まじく、特別章では『機界戦隊ゼンカイジャー第18カイ!ゼンカイザーツーカイザーが同時に必殺技を放ってもなお粉砕に至らなかったトジルギアを一撃で粉々に打ち砕いた程*3
あれ?ギアごと木っ端微塵?
ん?何の話?
いや……。お前のパワー、凄えなって話。
えっ…?いや、君こそ!
なお、この時は単独ではなくツーカイザーとの同時攻撃だったが、同エピソード以前の映画『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』ではスーパー悪者ワルドが、その後の『ゼンカイジャー』本編ではヒドケイワルドがゼンカイジャーに倒された際には巨大戦を行わずとも普通にトジルギアが破壊された事と、
通常の銃撃でもトジルギア本体を直接攻撃して破壊出来た事から、クロスセイバーの力でなければトジルギアを破壊出来ないというわけではなく、クロスセイバー単独でもツーカイザー単独でもトジルギアを破壊出来た可能性がある*4
ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』では相手の背後に斬撃を放って生み出した空間内にそのまま閉じ込めるパターンとなっている。

  • 銀河(ぎんが)大爆発(だいばくはつ)


刃王必殺読破!

刃王一冊撃!セイバー!

刃王剣十聖刃をバックルに納め、ハオウトリガーを2回引いて発動。
右足に銀河の如く青く輝いたエネルギーを纏い、飛び蹴りを放つ。
『ガンバライジング』では後述の派生形態に連続で変身して攻撃した後、クロスセイバーの状態に戻ってから飛び蹴りを食らわせ、宇宙空間に引き摺り込んで爆砕させる。
技名の由来だが、「銀河」で「大爆発」という事から宇宙の始まりである「ビッグバン」がモチーフと思われる。そういや去年のゼロツーも技名に「ビッグバン」が入っていたな

  • クロス斬り


○○!既読!

○○!クロス斬り!

刃王剣十聖刃エンブレムを操作し、他の聖剣の力を読み込んで発動。
読み込んだ聖剣を模したエネルギー体を生み出し、それぞれの能力を発動させる。
読み込む動作を連続で行う事で複数の聖剣の力を一気に引き出す事も出来るが、下記の「刃王クロス星烈斬」と異なり、基本的に読み込んだ聖剣の力は1本ずつ順番に発動される。
火炎剣烈火 1.複数の火炎剣烈火を周囲で回転させて防御する。
2.刃王剣十聖刃を振るって炎の刃を飛ばす。
レリーフ下段
水勢剣流水 刃王剣十聖刃を振るって放つ水流や氷で相手の攻撃を払いのける。
雷鳴剣黄雷 複数の雷鳴剣黄雷を空中に召喚し、落雷を落とす。
土豪剣激土 1.巨大な土豪剣激土で切り裂く。
2.土豪剣激土を3方向から召喚して相手の動きを封じた後、刃王剣十聖刃による一撃を放つ
レリーフ中段
風双剣翠風 手裏剣モードの風双剣翠風を召喚し、途中で二刀流モードに分離させて攻撃する。
音銃剣錫音 銃奏モードの音銃剣錫音からビームを発射する。
光剛剣最光 劇中未使用 レリーフ上段
闇黒剣月闇 劇中未使用
煙叡剣狼煙 劇中未使用
時国剣界時 カイジスピア状態の時国剣界時を召喚し、時間抹消攻撃を発動する。

  • 星烈(せいれつざん)


刃王必殺リード!

既読三聖剣!

刃王必殺読破!

星烈斬!

刃王剣十聖刃エンブレムを押し込み、スライド操作して3本の聖剣の力を読み込ませる事で発動。
刃王剣十聖刃の刀身に火・水・雷の属性を込め、青く煌めく斬撃を飛ばす。
映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』で使用。

  • 刃王(はおう)星烈斬(せいれつざん)


刃王必殺リード!

既読六聖剣!

刃王必殺読破!

刃王星烈斬!

刃王剣十聖刃エンブレムを押し込み、スライド操作して6本の聖剣の力を読み込ませる事で発動。
火・水・雷・土・風・音の属性を秘めた斬撃を連続で繰り出す。
発動後にはクロスセイバーの背後に光輝く火炎剣烈火・水勢剣流水・雷鳴剣黄雷・土豪剣激土・風双剣翠風・音銃剣錫音の幻影が出現する。

  • 刃王クロス星烈斬


刃王必殺リード!

既読十聖剣!

刃王必殺読破!

刃王クロス星烈斬!

刃王剣十聖刃エンブレムを押し込み、スライド操作して10本の聖剣の力を読み込ませる事で発動。
巨大な聖剣達の幻影を飛ばし、『全知全能の書』復活の儀式のような陣形を展開。
そして、各聖剣が散らばった後に実体化した持ち主の幻影による一斉攻撃を繰り出させる。
世界数か所に点在した『巨大なる終末の書』を同時に消滅させるなど、威力や攻撃範囲、所定距離全てに優れた大技。
他にも第44章では召喚した聖剣10本を射出して直接攻撃するパターン、及び自身の頭上で聖剣10本を交差させると共にバリアを生み出すパターンを披露している。*5
また、第46章では召喚した聖剣をクロスセイバー自身が連続で使用するパターン、及び刃王剣十聖刃を投擲して仮面ライダーストリウスが「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」で発動した世界の崩壊を押し留めるパターンも披露された。

モチーフは数十年に一度、太陽系の惑星が十字状に整列する超自然現象「グランドクロス」であり、技名の「星烈」は「整列」に引っ掛けたシャレとなっている。

  • レジェンドクロス セイバー×フォーゼ

『ガンバライジング』オリジナル必殺技。
仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツと共に斬り込み、刃王剣十聖刃とバリズンソードで両断して爆砕する。
組み合わせの由来は恐らく「宇宙・銀河」モチーフと青系統のカラーリングが共通する最強形態繋がりか。

  • 烈火居合


烈火居合!

読後一閃!

火炎剣烈火を召喚してソードライバー必冊ホルダーに納刀し、レッカトリガーを引いた後に再度抜刀して発動。
映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』にて「刃王創星斬」との同時攻撃という形で使用し、ディアブロ相手に燃え盛る火炎剣烈火と銀河の輝きを放つ刃王剣十聖刃による滅多切りを食らわせた。


【派生形態】

仮面ライダーハイブリッドセイバー


仮面ライダークリムゾンセイバー


仮面ライダーフィーチャリングセイバー



【デザインについて】

一見するとブレイブドラゴンの単なるリカラーに見えるのだが、その実態はというと、
  • 銀河の造形がマスキング塗装では表現出来ないため、職人による手書き
  • カラーリングの問題でグリーンバックが映り込み、透けてしまうトラブルの可能性
  • 反射を考慮したカメラワークや照明の調整
……という絶大な苦労の産物であり、東映公式サイト「第38章あとがき」の「降臨!仮面ライダークロスセイバー!!」でも「普通に全部載せパワーアップをさせた方がよっぽど簡単だったのでは?」(原文ママ)と評されてしまうレベル。
勿論、撮影前後のメンテナンスでも物凄く注意を払う必要があるという美術スタッフ班泣かせの代物と化している。
おまけに派生形態も同様の問題を抱えており、スタッフの苦労が偲ばれる。
「ソロモンのスーツや装備が改造・流用・リデコの塊だったのはこれが理由だったのでは」と邪推する向きもある。

なお、登場当初はブレイブドラゴンの改造&リペイントかと思われていたり、その後も最強形態であるにも拘わらず、出ずっぱりの状況が続いている事からその説の裏付けになっていると一部では推測されていたが、実際は型を流用しただけの新規造形
理由としてはやはり主役の基本形態=そのライダー作品の顔をリデコ&リペイントしてしまうのを避けたいという事が大きかった模様。おかげで「ソロモンのスーツはコストカットの為」という説に余計説得力を持たせてしまっているが
なお、『フィギュア王』No.284のスタッフインタビューによれば、クリムゾンセイバーはクリムゾンドラゴンのスーツのリペイント、フィーチャリングセイバーは一部パーツの流用こそあれど、基本は新規造形である事が判明している。

同様にそのデザインやカラーリングは商品化においても大きな障壁となっている。
まず「装動」シリーズに目を向けると、バンダイ キャンディ スタッフ BLOGによれば最初期の試作モデルはラメ入りのクリアタイプだったが、
「クリアラメはコストが高く、ラメの位置を固定出来ない」「成形色は単純な紫かと思ったら黒っぽい紫だった」など銀河をイメージした表現に大苦戦していた。
しかし、「再現するのが装動だろ?」という上司の言葉を受けたG男氏の苦労の跡が窺える試行錯誤の末、シールで模様を、それ以外を成形色で再現する形となった。
おまけにG男氏も「失礼千万なので言いませんが、『フィギュア向きではないデザイン』と訂正いたします」とぶっちゃけていた。

また、一番くじ 仮面ライダーシリーズ 開発者ブログに場を移すと「SOFVICS」に至っては、
「めちゃくちゃカッコいい!! でもこれをSOFVICS化するのは絶対に不可能!!」(原文ママ)と設定段階で断言されており、無理を通してフル塗装で再現した結果、赤字になってしまうという事態に。
ここまで数あるグッズが立体化に試行錯誤しているのだから、S.H.Figuartsの場合はどのような形で表現するのか、そして一体幾らになるのか、そもそも発売出来るのか興味深いところではある

ちなみに東映公式サイト「第38章あとがき」の「降臨!仮面ライダークロスセイバー!!」によれば、実はモチーフとなっているのは今日に於ける強化フォーム・最強フォームの先駆けとされる仮面ライダーストロンガーの「チャージアップ」で、
「目立つ部分が長大化した角に当たる部位や、基本形態のカラーリング変更のみという点を特に意識した」としている。
また、「平成ライダーシリーズに多く見られた所謂「てんこ盛り・全部乗せ」路線を避け、初期フォームを発展させる形にもした」との事。
情報解禁後には「平成だったら全身に剣が突き刺さってるぞ」「最初のフォームに帰結するのは好き」「令和は最終フォームもシンプル路線で行くっぽい」という声が上がった一方、「頭部以外は基本形態の色違いにしか見えない」という批判的な意見も見られた。


【余談】

  • 上述のようにベースカラーが青かつ、宇宙・銀河に関連する形態という点では、フォーゼ コズミックステイツと共通する。




俺達の想いが……項目を追記・修正するんだ!


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最終更新:2024年04月22日 00:20

*1 ちなみにこの時の音声だが、無銘剣虚無のみが起動音声の流用で、残りの10本は刃王剣十聖刃エンブレムを動かす際の音声の流用。

*2 本放送時の字幕は上記の通り。他の聖剣のネーミングと比較してもこちらが自然と思われる

*3 一連の流れを見ると、トジルギアの排出から粉砕までの流れが一瞬である。

*4 あくまで推測だが、前者はトジルギアのエネルギーが凄まじい為にワルド撃破時点でトジルギアが既に限界に達していた為、後者はクダイテストが癇癪を起こしたボッコワウスの命令を受けた結果、出撃しなかった為にヒドケイトジルギアがそのまま破壊されたものと思われる。

*5 なお、後者については直前にロード・オブ・ワイズの攻撃で倒されたところでストリウスの攻撃を察知し、手元を離れて地面に転がった聖剣を大慌てで操作して発動するという珍しいモーションである。