スターノイド(デュエル・マスターズ)

登録日:2021/10/28 Thu 18:44:51
更新日:2024/04/12 Fri 08:07:00
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叡智の来訪が世界を光でつつみこむ。




スターノイドとは、TCGデュエル・マスターズ」に登場する種族


概要

DM-12「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」から登場した種族。
五大王の一人である《英霊王スターマン》が所持していたことから、長年非フェニックスの五大王に用意された単独種族に分類されていた。
しかし、後に《サファイア・ウィズダム》などの新規のスターノイドが定期的に登場しており、少数種族ではあるが数が増えてきている。

基本的に光/水の多色に所属しているが、後に《ミロクの弟子 ニョライ》などの水単色のスターノイドも登場している。
背景ストーリーのスターノイドの設定の特徴などからも、どちらかと言えば水文明寄りな種族だと考えられる。
外見も複合種族ではないスターノイドはサイバーロードに近い外観をしており、関連性が見える。
所属クリーチャーは進化クリーチャーのみだったが、こちらもニョライによって初めて非進化スターノイドが登場した。

種族サポートや明確な戦略は存在していないが、ドローやシールド追加などの所属する文明の戦略に応じた能力は所持している。
背景ストーリーの設定もあってか、基本的にカードスペック面では一定以上の性能を抱えているクリーチャーが多い。
《サファイア・ウィズダム》の登場以降は背景ストーリーでも影響力を見せつつあり、今後の展開に注目できる種族でもある。


スターノイド一覧

英霊王スターマン SR 光/水文明 (5)
進化クリーチャー:スターノイド 9000
進化V−自分のライトブリンガー1体とサイバーロード1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃した時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。
W・ブレイカー

聖拳編を代表する王の一人。進化Vとアタックトリガーや除去に応じたシールド追加を行う。
進化元になる種族の優秀さやシンプルだからこそ強力なシールド追加などもあって、五大王としては《暗黒王デス・フェニックス》と共に環境クラスの性能を誇った。
スターノイドの設定が追加される度に「王として出現して倒されていったこいつはスターノイドとして何者なのか」という疑問が出てきており、初出のスターノイドなのに逆に浮きつつある。

後にスターマンを源流とするスターノイドとして、《煌龍 サッヴァーク》がレクスターズとしてスターマンを継承した《サッヴァーク <マン.Star>》、スターマンの歴史がタマシードとして発現した《スターマンの天海珠》も登場している。

詳しくは個別項目を参照。


サファイア・ウィズダム SR 光/水文明 (9)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/スターノイド 15000
進化:自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。
T・ブレイカー
相手がクリーチャーを召喚した時または呪文を唱えた時、カードを2枚引く。
相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを召喚できない。
相手は、自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文を唱えることができない。

11年ぶりにスターノイドの2枚目として登場したクリーチャー。エンジェル・コマンドとの複合。
背景ストーリーでも長年その存在が示唆されていたが、開発陣は既に忘れているだろうとファンからは思われていた。
光文明を影から援助する存在として降臨し、彼らに更なる技術を提供した。

詳しくは個別項目を参照。


ミロクの弟子 ニョライ R 水文明 (2)
クリーチャー:スターノイド 1000+
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
バトルゾーンに自分のクロスギアが3枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+5000する。
自分のクロスギアが出た時、カードを1枚引く。
自分のクロスギアを、コストを支払わずに自分のクリーチャーにクロスしてもよい。

水単色の軽量スターノイド。地味にスターマン以来の非複合種族のスターノイドでもある。
クロスギアの存在に応じたパンプアップやドローを持ち、しかも自身を含めた味方全てに《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》のような無料クロス能力を付与する。
《式神シャーマン》と並べれば交互にクロスする事でタップインとは言え無限にマナ加速させる事も可能
小型クリーチャーでありながらも能力の数の多さはクロスギアへの強いテコ入れの意図が見える。じゃあこのカードの少し前に出た《超銀河槍 THE END》のスペックは何だったんですかね…。

パワード・ブレイカーなども考えると、パンプアップを持つクロスギアなどをクロスしてやりたい。
クロス自体の手間はこのカードで省けるが、クロスギアのジェネレートの負担に関しては侍流ジェネレートなどでサポートするべきか。


サファイア・ミスティ R 水/自然文明 (7)
サイキック・クリーチャー:スターノイド/サイバー・コマンド 4000
自分のターンの終わりに、自分のカードがバトルゾーンとマナゾーンに合計40枚以上あれば、自分はゲームに勝つ。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
裏面⇒《13番目の計画》

13番目の計画 R 水文明 (マナコストなし)
ルール・プラス
自分は、デッキの枚数を5枚増やしてゲームを開始する。
裏面⇒《サファイア・ミスティ》

四体目の新規スターノイド。
あのウィズダムのであり、エンジェル・コマンドの夫とは対照的にサイバー・コマンドを複合している。
スターノイドとしては初の自然文明かつサイキック・クリーチャーであり、裏側の《13番目の計画》はデッキ枚数の上限を増やすという驚愕の内容になっている。

詳しくは個別項目を参照。

仙界一の天才 ミロク SR 光/火文明 (5)
クリーチャー:スターノイド/マシン・イーター 5000
このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、自分のクリーチャーを1体選ぶ。その後、その選んだクリーチャーよりコストが小さいウエポンまたはクロスギアを1枚、自分の超次元ゾーンから、その選んだクリーチャーに装備またはクロスして出す。
自分の他のクリーチャーに、クロスギアがクロスされているかウエポンが装備されていれば、このクリーチャーは相手の呪文によって選ばれない。

あの仙界一の天才が五体目のスターノイドとしてついに登場。
まさかのマシン・イーター複合にして、初の火文明持ちスターノイドでもある。
魔導具のエキスパートという設定通り、クロスギアドラグハートを操る性能となっている。

詳しくは個別項目を参照。

戦術の天才 マロク R 光文明 (2)
クリーチャー:スターノイド/マシン・イーター/アーマード・サムライ 2500
自分のターンのはじめに、このクリーチャーにクロスギアがクロスされていれば、サムライ・メクレイド5する。こうしてクロスギアを出したなら、それを自分のクリーチャー1体にコストを支払わずにクロスしてもよい。(サムライ・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のサムライを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、 墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。 ただし、その「S・トリガー」は使えない)

ミロクの姉。

サファイア・ペンダット SR 光/水/闇文明 (5)
クリーチャー:スターノイド/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 7500
ブロッカー
スレイヤー
W・ブレイカー
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札を1枚捨てる。
各ターン、クリーチャーがはじめて自分以外のプレイヤーを攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。その後、攻撃クリーチャーの持ち主はカードを1枚引いてもよい。
自分のシールドゾーンにある呪文すべてに「S・トリガー」を与える。

サファイア夫妻の息子。
上の兄弟がいるらしい。

背景ストーリー

超獣世界の外から超獣世界に関与してくる謎の存在とのことで、「普通のクリーチャーとは異なる次元」にいるらしい。
聖拳編転生編戦国編などの背景ストーリーの裏で暗躍している可能性が示唆されており、今や黒幕の領域に達している。

種族の思想的には文明や種族的な拘りは持っていない中立的立場のようだが、サムライやアルカディアス王家などの特定派閥には支援している様子が見られる。
ただし、開発主任Kの見解によればウィズダムはモナーク家を激しく嫌悪しているとのことで、好き嫌いはあるらしい(スターノイド全体に言えることなのかは不明だが)。
ちなみに、ウィズダムはオリジンに対しても「今更出張ってくるな」と考えていたという見解を開発主任Kは述べている。

基本セット

闇文明の手先としてフィオナの森の住民への寄生や罠の仕掛けを担当するブレインジャッカー
ところが一部の個体は《サファイア・ミスティ》がウィズダムを監視するために装飾物を送り込んだ存在だとされる。

闘魂編

《ティコラクス》というシー・ハッカーを使ってミスティが超獣世界の全てを見通していた。
シー・ハッカーはミスティの監視要員としての種族の一つである。
ウィズダムは《エンペラー・アクア》に干渉しており、エンペラー・アクアはそのウィズダムの英知とアカシック兄弟の研究の影響によって全生物滅亡兵器の完成を目論んだ。
要はウィズダムが実質的な闘魂編における世界の混乱の遠因と言える。

聖拳編

サファイア・ウィズダムが己の興味を満たすという理由だけで各文明に新生体素材を送り届けた。
この新生体素材とやらは光の多くの種族が利用することになる。

後に五大王の一人として英霊王スターマンが仙界から超獣世界に降臨、「最も非力な王」とされながらも《超竜バジュラ》を撃破するなど権力者を粛清して恐怖政治を行う。
デュエルマスターズ プレイス』版における背景ストーリーでは、サイバーロードを再教育(意味深)したらしく、それはバジュラの撃破よりは難しいらしい。
しかし、「6体目の王」と呼ばれる《龍炎鳳エターナル・フェニックス》に瞬殺され、スターノイドは超獣世界から姿を消した。

転生編

突如としてクロスギアのエキスパートとして出現したコスモ・ウォーカーはミスティによる監視者だったという事実が判明している。
コノコスモ・ウォーカーは、ミロクがついに失われた秘技を復活させて魔導具に更なる力を与えた事を知る。

デュエプレ版の世界線ではスターマンがサイバーロード達に英知を授けたことで《インビンシブル・テクノロジー》の登場に繋がったことが示唆されている。

戦国編

戦国編ではミロクの弟子を名乗るニョライというスターノイドがサムライに干渉していたことが判明。
サムライに魔導具の製法を伝えてクロスギアを与えており、戦国武闘会の勢力図を誘導していた可能性が示唆されている。
師匠のミロクが魔弾を製造していたこともあり、解釈次第では《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を上回る超獣世界の大戦犯の恐れが…。
ミロクは超銀河兵器のストッパーとなるクロスギアを用意していたが、使い手を用意していないという失態を犯したことで決勝戦における悲劇を止められなかった。

エピソード1

超獣世界の住民がパンドラ・スペースの存在を確認する前からパンドラの存在を把握していたミロクにより、魔導具の改良にパンドラの性質を利用することにする。
そして魔導具をパンドラに置き、使用時にいつでも呼び出せるという発想でサイキック・クロスギアが開発された。
更に魔導具と魂を共有できるクリーチャーを開発したミロクだったが、魔導具をパンドラに置く際にそれをパンドラの住民に触られないように《魔導獣ギガントレット》を守護者として配置する。

エピソード3

ウィズダムとミスティの子供であるペンダットがオラクルの教典を書き換えたことによって異なった歴史や価値観がオラクルで語り継がれてしまう。

ドラゴン・サーガ

パンドラ・スペースを利用した魔導具の開発に成功したミロクは、その運用実験として戦国武闘会に参加していたサムライを龍の支配する世界に移動させた。
唐突に別世界に移動させられてサムライが困惑する中、彼らに新たな魔導具を使う力を与えて競わせる戦いが後の世のレース『デュエル・マスターズ』の第1回目の大会だった。
ところが、大会ではアカシック兄弟が送り込んだウェーブストライカーにサムライが大苦戦を強いられたことで苛立ちを覚えたミロクが姉のマロクをサムライ勢力に送り込み、戦術の指導を行わせた。

大会は混沌の末に何だかんだで閉会するが、ミロクが去った後に《龍覇 ザ=デッドマン》が大会の運営権を乗っ取ることに成功する。
そのデッドマンが討たれて死亡した後に大会は開催されていなかったが、ドラグハートの存在を知ったミロクによって再開されることになる。

革命編

禁断の使徒が用いる文字でランド大陸で禁断文字」と名付けられた言語が、元々はミスティのような上位存在が用いていたことが判明する。
また、ミスティは《伝説の正体 ギュウジン丸》の「天災計画」などの動向を監視。
ギュウジン丸の構想に本人も知らぬ計算ミスがあることを知りながらも計画の合理性については評価しており、《時の法皇 ミラダンテXII》の持つ未来の革命の力はミスティにとっても法外すぎる力だったことから、ギュウジン丸の計画が崩壊したことに対して同情の姿勢を見せた。

超天篇

新章世界を観測して超GRの存在を把握したミロクは、侍流ジェネレートの技術と発想を利用したオレガ・オーラに酷似した魔導具を開発する。
それと同時にクロスギアの名称と同じ「魔導具」の名前を持ちながらも全く別の存在を知ったミロクは、新章世界の闇文明や水文明に弟子を派遣し、彼らによって魔導具の開発は加速した。

十王篇

何故かスターマンの頭部が《予言者ホシオス》というクリーチャーになり、十番目の王の正体を把握するが予言が外れることを恐れて口外しないという判断をしてしまう。
ミスティはこの時期に出現した《∞龍 ゲンムエンペラー》に惹かれて強い関心を抱くようになる。

王来篇

ディスペクターDS世界に出現していた頃、英霊王の魂が自らの叡智を授けるに足る器を持つ者を求めた末に《煌龍 サッヴァーク》と出会って認める。
サッヴァークと共鳴して《サッヴァーク <マン.Star>》へとパワーアップさせ、レクスターズとしてディスペクターとの戦いに加勢する。
五大王では聖獣王と蛇魂王もレクスターズに加勢しているので久々の共闘戦線となっており、かつて自身を殺害した龍炎鳳もレクスターズに加勢しているのでまさかの味方同士ということになる。

ミロクは《禁時混成王 ドキンダンテXXII》によって地中に眠っていたカタストロフィーが暴走し、ディスペクターへと力を与えながら全てのクロスギアが禍々しい存在へと融合して生命体のような存在と化したことについて予想できなかった。
ミスティは王来大戦の黒幕である《龍魂珠》を監視しており、その行為を冒涜的と評しながらも正しい歴史を再現している部分もあったと振り返っている。

王来MAX

レクスターズに加勢していたスターマンだったが、王来大戦後の鬼レクスターズの襲来で各文明でタマシードが開発されたことでスターノイドのタマシード《スターマンの天海珠》が誕生する。

ミスティは王来MAXにおいて語られたジャオウガが支配したという謎のパラレルワールド「鬼の歴史」について観測している。

聖霊王の創世/終焉の悪魔神

時系列は不明(エピソード3後とは言われている)だが、光文明にウィズダムが本格的に干渉。
かつて与えた新生体素材以上の知識をアルカディアス家に提供し、悪魔神討伐を支援した。

サバイバー進化論 α to Ω/パラレル・マスターズ

エピソード3後の世界で《電磁星樹アマリンα》による「O.V.E.R.Evo.」の暴走によって復活したサバイバーとそれに抵抗するオラクル・アウトレイジ連合軍による長期間の戦争。
この戦争は連合軍がサバイバーの暴走を止めることに成功するが、実はウィズダムとミスティによる「見えざる戦争」だったと言われる。

サバイバーの復活と進化こそウィズダムの計画だったことから暴走を止めようとしなかったが、ミスティの監視者である手下の種族がサバイバーに汚染される。
ミスティは別世界からメタリカなどの種族を監視者として送り込むが、これらもサバイバー化してしまった。
その状況を受けてミスティは《ヘブンズ・ゲート》に侵入、12のプログラムを存在しない「13番目」のプログラムで書き換えてサバイバーの進化の進行を止めることに成功した。

デュエキングMAX 2022

ミスティが12のプログラムの機能を停止させたことにより、かつてサバイバーの住処だった漂流大陸が復活するなど超獣世界に混乱が発生する。
故郷の復活に応じてサバイバーは3度目の復活と活動を行うが、既に他種族を汚染する力を失っていたサバイバーはミスティの興味の対象外となっていたので無視された。

大感謝祭 ビクトリーBEST

ツインパクト計画を経たアカシック兄弟はゴッドの力を利用して神と人の融合を目指した「アカシア計画」を発案し、ゴッドの開発をミロクに依頼。
ところがミロクの開発した機械仕掛けの神は一方的に融合相手を吸収する悪質な欠陥品であり、アカシック兄弟が計画を破棄して存在を機械神殿アカシアに封印する。
ところがオラクル・アウトレイジ連合軍とサバイバーの戦争の終了後の世界においてとあるオラクルが実態に気が付かずに神殿にて神を解放し、新たな戦争の火種になる。




追記・修正は他の世界に干渉してからお願いします。

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最終更新:2024年04月12日 08:07