目次
1.地球の創造原因
2.地球出現の実際
3.地球計画の立案
5.地球の使命
(1988年1月12日の霊示)
1.地球の創造原因
さてみなさん、非常にすごい題になってきましたねえ。今日は5章、6章ぶっ続けでやってますけども、科学の本質の次は地球の使命ですよー。大変ですね。こんなこと言える人がいたでしょうか。今まで、人間でいたでしょうか。霊でいたでしょうか、ね。だからそういう霊が出て来たっていうことは、これは大変な霊でございまして、前例(霊)がない例(霊)でございます、ね。
こういう地球の創造原因の話できるっていったら、一体私は誰でしょうか。みなさん、誰だと思いましようか。十一年前に生きておったGLAの会長でしょうか。そうじゃないんじゃないでしょうか。地球の創造原因が言えるってことは、天地創造が言えるってことです。天地創造が言えるっていうのは一体誰でしょうか。
それはみなさんご存知ですね、アラーの神しかありません、ね。そろそろ高橋信次の中にある眠れるアラーが甦(よみがえ)りつつあるわけですね。アラ不思議、眠れるアラーが今甦りつつあるわけですね。そして天地創造、ね、宇宙の本質、こういうものを語ろうとしておるわけですね。
だからみなさんね、この本一冊千円かと思うけど、安いぞー、ね。一千億円でもおかしくない。それだけの値打ちがある。天地創造なんて誰があなた言えますか。ま、音楽で『天地創造』っていうのはあったけどね、あるいは絵でも『天地創造』ってあったけど、こんな霊言で天地創造なんて、あなたね、言えませんよ。めったに言えるもんじゃない、ねえ。
だからこれを初版と同時に購入した人っていうのは、非常にすばらしい方です。そういう方は非常に霊的直観、アンテナが鋭い方です。そして、男性であれば非常に頭が良くて仕事のできる方であろうし、女性であれば美人で、人の受けが良くて、大変かわいがられる方である。まあほんとに非常にすばらしい男女である。こういうふうに私は思うわけですね。
さて、地球の創造原因ということで話をしたいと思っておるんですがね。ま、何か言いたいかっていったら、「どうして地球ができたのー?」とまあこういうことですね。それはね、神さまが創りたく思ったと言えばそれまででございます。そら、それまでだけども、じゃ、なぜかということだけどね。みなさん方は人生の計画とかいうのを立てることがあるでしょうかねえ。人生六十年、七十年の計画、こういうものを立てることがあるかもしれない。
あるいは神さまの、なんて言うかねえ、計画じゃないが、会社の計画なんかでね、自分の会社のプラン、こういうのを立てることもあるでしょう。そういう時に子会社を作ろうなんていう話がでることありますねえ。親会社がしっかりして固まってきたから、そろそろ子会社も作って、特殊な業界に打って出ようか。こういうことありますね。親会社としてはちょっと恥ずかしいけども、そういう子会社作ってやろうか。こういう動きが当然ありますね。
特に何て言いますか、今まで企業イメージがはっきりしてるようなとこなんてね、やりにくいからそういうことしますね。たとえば鐘紡(かねぼう)みたいな、なんか着物だっけ、鐘紡って化粧品だったかな、化粧品会社が、食料品作ったりすると、ちょっとイメージが違うんで、ねえ、食品会社作ったりするね、子会社ね。こういうようなことをして、そこに企業イメージと違ったものを新たに作ってやる、やらせる。しかし、新たなことをやるっていうことはリスクもあるね、当然リスクもあるから、そのリスクを子会社に負担させる。まあこういうことあるね。
そのかわり、子会社で働く人たちは新たな生きがいができる。こういうことが言えるんじゃないかな。だから本社にいたら課長クラスの方がね、子会社へいけば部長になれる。そうでしょ。本社の部長ぐらいだったら子会社行けばもう取締役、ね。本社のヒラ取締役だったら子会社だと社長と、まあこういうふうになれるわけで、頭打ちで苦しんでいる人たちが子会社に出向すると、仕事の揚ができるんだな。仕事の揚ができて伸び伸びやれる、ね。
一度は社長をやってみたい、これは人類共通の夢ですね。一度は社長やってみたい。男性ならみんな思います。ところが親会社が、何千人、何万人の会社だと、社長になる可能性はまあゼロと言ってそのへん間違いないです。どんなに優秀だったてね、あんた一万人超える会社で社長になることはまあないと思ってだいたい間違いないですね。ないですよ。八年か十年に一人でしょう。そんなのこないですよ。たまたま上がポックリ死んだりするとそういうこともあるけど、なかなか回ってこないね。これが現実です。
ですから、そういう人たちの生きがい創造のためにはどうするかって言うと、子会社いっぱい作るんですねー。そして頭打ちになってる人たちを救っていくわけです。ヒラ取締役でもう頭打ちの人には子会社の社長に出してやる、ね。また、肩たたきにも使えるんですね。窓ぎわ族がもういっぱいいて、先輩より後輩の方が偉くなったらやりにくいね。やりにくくなってくるから、その先輩どうするかっていったら、やっぱり子会社なんかに出してやらしてやる。まあこういうことをする。
最近は企業では、子会社なんかでもエリート鍛えるために子会社に出してね、そこでバリバリやらせて、そこで張り切ったら呼び戻されて出世ができると、こういう人もいます。まあいっぱいいますけども、こういうふうに子会社というのは非常に小回りがきいて、新たな何て言うか、生きがいの場として考えられるわけでね。
まあ、これと同じように思っていい。宇宙の中でも、いろんなそういう人類が住めるような惑星がいくつかありますし、いくつというか、相当の数ありますし、それも現在でも創られつつありますね。なぜ創られるかというと、結局ね、親会社が子会社作るのと同じです。新たなベンチャービジネスを始めようとするんですね。新たな魂の修行を始めようとする。そしたら古いところで満足しなかった人たちも「嬉しいーっ」ていうことでね、そこで新たにやり直せる。そしたら他の星ではね、ま、そう最高指導霊でなかった人たちも、この星に来たら最高指導書になって、そのチャンスが伸ばせるわけね。
たとえば、地球だったら今、九次元ていうところに十人いる、ね。八次元で五百人、四、五百人いる、如来がね。地球にいたら八次元で九次元如来の指導受けてね、ちょっとペコペコしてなかなか思う通りいかないと思ってる人が、他に星ができてね、そこに新たな人類が転生するっていったら八次元からポコッと抜けて向こうへ行くと、そこで大指導霊になってね、トップになったりする。そしたら力量発揮できて、自分の考えでやれるだろ。
こういう会社の人事と同じようなことが、霊的世界でもあるわけですよ。そのためにはいろんな場を創ってやった方がね、全体の意識進歩になるんだ。実際ね。
地球霊団で最高指導霊やろうとしたって、高橋信次がバンとして頑張っとるうちはできないんだ、ねえ。あれをどけない限り、高橋信次をどっかの星かなんかに飛ばしてしまわないと偉くなれないんだな、いつまでたったって。地上に出とった時だけやりがいがあったなんて言う人いっぱいおるんだよ。
高橋信次が地上で四十八年やってる間は、ほんともう伸び伸びして天上界でみんな、もうスースー、スイスイ、何て言うかね、もうスッキリしてね、いつまでも地上におれって、ね、思ってた。ところがそれはならじってことであわてて還ってきたっていうんでね。四十八年で、あの野郎、早くも還ってきよって、もっといたら助かったのに、ね。
地球で言えば、地上ではね、四十八年で還るっていうのはこれは悲劇だけど、あの世では、あの何て言うかね、地上にいてくれることが幸福だった、ね。そして還ってこられると大変なことになる。あ、こら一緒か。両方私がいたら悲劇か、結局。いや、そんなことないわね。あの世で私が還ってくると悲劇、私かいないと幸福だった。この世では、私かいなくなると悲劇で私がいると幸福だった、ね。この世とあの世逆転してるわけですね。
だから、まあ何て言いますかね、天上界では私がいない方がスッキリしてたかもしれないし、もう伸び伸びしてたのにまたうるさいの還ってきた、ね。そして、まだもとの座に戻ってないなと思ってたけど、なんか霊言集いっぱいやって、「おっ、復活し始めたな。ヤル気かな。またやり始めるぞ」ってね、「これは大変だぞ。これで事業成功したらまた威張っちゃうぞ」ってね。まあみんな気にしてます。非常に気にしてますけど、そうなるでしょう、ね。
だから、そういう私なんかをどっかに飛ばさない限り、絶対偉くなれないんです。私がいる限り偉くなれない。だからそういう意味で、まあ地球を創った時にもね、そういう事情がいろいろあったということですよ、ね。いろんなとこで魂修行やっておって、もういっぱいになってきたから、新しいとこ創ろう、まあこういうことですね。これがあったわけです。
2.地球出現の実際
じゃあ、そういう、創造原因わかったけど、じゃあどうやって地球は出現したか。これはね、『高橋信次の新復活』っていう本の中でも僕はちょっと述べましたけども、地球というのはどうしてできたかっていう説は、諸説紛紛(ふんぶん)あるようですね。これは、地球物理学者や天文学者や、まあいろいろみんな考えておるようですが、創世とはね、もう何度も言ったように、約四十五億年前に太陽の一部が飛び出したんです。もうこれはっきりしてるんですね。これ霊的事実であって、これ変えられないです。
あの燃えてる太陽ありますが、あの一部がね、飛び出したんです。巨大な太陽ですから、その一部が涙ポロツと出たぐらいの感じですが、飛び出して、それが太陽から離れてくにつれてね、次第に冷却していったんですね。冷却していった。だからもともとはもうドロドロの真っ赤な感じだったのが、冷却していきまして、外側がだんだん冷えていって、内側だけが燃えておってマグマみたいになってね、こういう状態なんですよ。ただ、あまり巨大な火の玉であったんで、これが冷えるのでさえね、何十億年もかかるんですな。
炭(すみ)と一緒だ。真っ赤におこった炭ってあるだろ。あれをバーンとたとえば放(ほう)るとするか。セメントの上でも、土間の上でもいいや。真っ赤の炭をポーンと置くと、しばらくはまっかっかに燃えとるけどもだんだん外側から黒ずんでくるんだな。外が黒ずんで炭が出てきて、中の方で赤いのが点滅しているようなね、だんだん、だんだん、赤いのがチカチカと、まあこういう状況が現在の地球だな。真中へんで、こうマグマがチカチカしておるんですね。
だからそういう冷(さ)めていく歴史であることは、事実だと思います。実際上は、だからだんだん熱は失ってきてます。だから今から四十億年前ぐらいだったらね、ものすごく真っ赤です。とても住めるような状態じゃなかったんですね。それがだんだん冷えてきましたね。そりゃそうですね、みなさん。
あのう何でもそうですが、ご飯が熱かったらフーフー、フーフー吹いて食べませんか。そうでしょ、ね。そんなもんなんですよ。やっぱりフーフー、フーフー吹くと冷えるんですね。それからみそ汁でも熱すぎたらフーフー、フーフー吹いて飲みますね。同じように、太陽の周りクルクルクルクル回ってるうちにフーフー、フーフー吹かれて、そしてだんだん冷えてきたんですね。まあ、こういう状況であったわけです。
したがってね、まあだんだん冷えてきてちょうど冷え頃がよくなってきた、ね。お茶だってあなた、みんなお茶飲む時に熱湯はだいたい百度だろ。百度近くのもので沸かすだろ、九十何度まで沸かすけど、その湯は飲めないね、絶対に。やけどしちゃいます、ね。それ飲めるっていうのはよっぽど舌の皮が厚い人だけども、そういう人はあまりいない。猫舌の人なんて、もう大変なことになります。だからある程度、飲めるお茶になる頃には六十度からそんなもんだよな。六十度でも熱いよね、体温から言ったらお風呂でも熱いぐらいだから。六十度ぐらいのをフーフー吹いて、空気と一緒に飲むと、まあそこそこいい感じになるんだな。こういう意味でしょ。
だからちょうど今のね、人類が住めるようになってきた地球っていうのはここ数億年ですが、これはこのお茶だね、お茶を飲めるぐらいの感じになったんですね。まあもっと冷えていくとまたいけませんね。いけないことになります。
ただまあ、内部的なエネルギー量としてはそういうことですが、それ以外にも、たとえば太陽のエネルギーもありますね。地軸の変化によっていろいろと地球の表面は変わりましたね。で、何度も地軸も移転したことがあります。だから地球がちょっとくしゃみしてね、頭グルッと回ると、北極と南極が入れ替わるぐらいのことは、そら充分あり得ることですね。そういうことです。
北が寒くて南が暖かい、赤道の方が暖かいというのは、ちょうどおなかが出っ張ってうしろにそってるみたいな形だからね。真正面から光が来ると、おなかのとこによくあたって頭の方にあたらない。こういうことになっとるだけですから、向きが変わってね、おなか引っ込めて頭のへん出したらハゲ頭に日があたって熱いんだ。こういうふうになることありますね。こういうふうに地軸が時どきね、変わったことはあります。
どうして地軸が変わったかって言うと、これはいくつか理由はあるんですが、まあ地球自体が時どきそういう気まぐれ起こしたっていうこともありますね。コテンと動いてなったこともありますが、地球に他の大きな隕石(いんせき)とかね、物が急速接近してそういう地球の位置がずれたことがあるし、あるいは地球に巨大なね、巨大でもないけど、そこそこの星がぶつかったこともあります。そんなんで、ショックで揺れるようなこともありました。まあ、いろいろとそういうことは過去あったですね。
そういうことで北極、南極変わったり、熱帯が出たりいろんなことで温まったり、地球を温めたりしたことはあるけれども、まあ、全体的な歴史としては冷えてきた。表面も溶岩がいっぱいだったようなものがだんだんに冷えてきて、固まってきたんですね。ま、こういうふうに本当はできてきました。そしてやがていろんな生物が出てきたことは、すでに説明した通りです。これは『霊訓集のⅢ』なんかでもちょっと言ったかな、あの生命のね、発生のことをちょっと言ったと思いますけど、ま、そういうことが実際、いろいろとあったわけですね。
3.地球計画の立案
さて、まあそういうように、生命の誕生の場としての地球計画はあったわけでありますけども、まあ創っただけじゃだめだね。子会社作っただけじゃだめだ。子会社作ったら、ね、ここで一体何するんかということを決めにゃいかんね。
あなた方も考えてよ。親会社から子会社作って、子会社作ったら次何考える? ねえ。株式会社作ったら次何するかな。何にするかっていったら、一体何の仕事をするか決めにゃいかんなあ。定款(ていかん)が必要ですね。目的ですね、会社の目的。それから取締役の構成。こうでしょ、ねえ。目的と取締役の構成。それから資本金、株式、こういうことでしょ、ね。こうやって設立が登記されて動くんですね。
だから同じようにですね、地球という星ができたら次はここで何するかっていうこと決めないといかん。そしたらまあ植物や動物を生活させて、やがては人類を住まわそう。まあこういう定款ができるわけね。地球株式会社の定款ができるんですね。そういうことにしましょう。いや、何も住まわさないって言う人もあるんだよ。星としてただあるだけっていうね、存在の愛じゃないけど、存在も星みたいなのがあるけど、住むようなとこもある、ね。だからそういう動物や植物、人間をここで生かしてみましょう、こういう計画が立ちました。
次は取締役ですねえ、誰を社長にして誰を取締役にするか。そういうことがある。そうすると、まあだいたい選ばないかん。本社の中からね。排出すか選ぶ。この星をゴミ捨て場にするなら、要するに出来の悪いのでいいんだ。左遷(させん)で窓ぎわで余っとるやつを追い出せばいいんだな。ところがその会社に非常に期待しとる場合には、本社なんかからエリート送り込むね。非常に切れるのをバンバン送り込む。
私はある星から地球に追われてきたというか、出て来たわけですが、みなさんどっちだと思うでしょうか。エリートでしょうか。それとも肩たたきされたんでしょうか。まあ、これはご判断に任せるとしましょう。それでどちらであっても結論は、この地球株式会社に来た以上は、ここを発展させないといかんのだな。儲けなきゃいかん、ね。
そういうことで、まず四十五億年前に地球ができて、その頃にいろいろと大神霊たちが話合いしておったようですね。だいたいここを生命の修行の場にするっていうことは決まった。じゃあどうするかっていうことで、またその大きな霊たちが話をし合って、取締役を決めた、ね。
取締役ゴータマ・ブッダ、取締役イエス・キリスト、取締役モーゼ、取締役孔子、そんなのやっとったけど、「おれたちはちょっとね、おれたちだけじゃやっぱりちょっとうまくいかんから、やっぱりもっと優秀な、有能な、やり手の方を招聘(しょうへい)しませんか」ね。そしたら「あそこに、そういえばあの星に、なんかできるのがおるらしいぜ」って、「パリパリの人がおるらしい」「誰だそれ?」「いや、なんかエル・ランテイって言うらしいよ。非常にできるらしい。できるけど、できすぎて向こうでもいやがってるらしいよ。放り出したくてしようがないらしい」ってね。「それじゃいいからおいでよ。こっちで引き受けるか」って言うんで、「くれまへんか」と聞くと、「おお、いいよ、息子にやるから持っていってくれ」ってね、「婿(むこ)にやるから持って行け」ってね、「もういらんぞ、もう何もお返しはいらんから持って行け」っちゅうから、ねえ、私はのしつけて送られたわけですよ。それで飛んで来た、ね。こういうふうにして取締役の構成、代表取締役ができたわけです。
あとはもうあれですね、資本金、資本金ていうのは一体何かって言うと、資本金ていうのは、結局株式会社の中の出資ですね。株式からできてるから、株を購入してもらって出資した額で資本金ができますね。資本金に当たるのは何かって言ったら、これは霊的人口ですねえ。霊人口、どれだけの霊がおるか、何人持っとるかね、この霊的勢力ですな。地球にいくら持ってくるか。だから肉体舟持ってきたり、あるいは霊界の中から引きつけて呼んだりいろいろして、霊集めですね、地球に磁場創る以上霊を集めにゃいかんていうんで、いろんな星からかき集めてくるんですね。
「おい、なんとか星雲、おまえんとこはこれだけだ。二本、二本」「二本ちゅうことは二万人ですか」「いや、ちがうちがうちがうちがう」「二百万人ですか」「ダメダメダメダメ」「二億人ですか」「そうだ。二億人よこせ」ね。「いや、××星座よ、おまえのとこは五だぞ、五」ちゅうたら、「なに? 五十億人ですか」「いや、おまえのとこ、出来が悪いから五千万人でええわー」とかね。こういうことをして人を集めてくる。これはまあ金集めるのと一緒だ、ね。
こうしたあとは事業だね。事業に乗り出してどうやっていくか、ね。まあ設立の会社、新設立だからます手堅く始めちゃうね。まず手堅いところ始めるから、いきなり人間ちゅうわけにもいかんから、まあ動植物うまくやって、それがうまくいったら人間出していって、人間がうまく生存したらちょっと文明人創っていくかということでね、だんだんに計画練ってくる。まあこういうことを僕たちはやっておったわけです、ね。ま、そういうように理解して下さいねー。
4.地球存在への霊的考察
さて、地球という存在、これをね、霊的に考察してみようというのが本節です、ね。今、まあそういうふうに私たちがどんどん乗り込んで来て、ここで一発やるかーって言ってがんばったという話をしましたが、まあ、しかしね、考えてみりゃあ地球という存在自体も大きな霊的存在である。これはみなさん霊言集読んできた方は知ってるでしょう。霊訓集とかね、いっぱい読んで、地球意識っていうのがあって、巨大な親分がおるんです。こういうこと話したことある。
結局、こういうことなんだな。あのう、よく昔話っていうか、民話か、おとぎばなしか、なんか知らんがあるじゃないか、何て言うかね、鯨(くじら)だな、巨大な鯨の話なんかよくあるじゃない、ね。おなかの中で人が住んじゃったり、ねえ、背中の上で島ができたり、ね。あるいは中国なんかでもあったよな、大きなもう手を拡げれば何千里ていうような大きな鳥とかね、魚とか、まああるけど、こんなもんだな。無人島に着いたからって暮らしてたら下の島が動いて、あれっと思ったら鯨だったとかね。こんな話よくあるけど、ま、そういうもんで、自分たちが島だと思ってるだけで、ほんとは大きな魚の背中に乗っとるかもしれない。
地球自体が生きとるんだな。生きとると思うと大変だよ。だけど霊的な目で見ると生きてるんだよ、ちゃーんとね。みなさんは、テレビなんかでよく植物の発芽ね、成長するシーンを、何て言うか、早回しで見たことあるだろ、ね。みなさん方は植物って動かないもんだと思ってるね。動物は動く、植物は動かない、目には見えないね、動かないね。
植物が動くのっていうのは、あの蝿(はえ)を取るようなああいう草とか、あるいはおじぎ草とかね、あんなんだけだね動くのは。あと動かないね、植物っていうのは原則的に。ところが早回ししてフィルム回すと動くね。もう何て言うか、豆からシュッと芽が出てね、シュルシュルシュルシュルシュルッシュルッと伸びていくんだね。パパパパパパッて出て、花がパパパパパパッと咲いてね、パパパパパッと枯れていくんだよね。もう生きものそのものですね。こういうもんで速度によるわけね。コマを早くすれば生きてる。
地球もそうだね。四十五億年ていうのをものすごく高速度で回すと、それは頑張って動いて動いてあなた、大変な動物ですよ、これ、ねえ。火山は爆発するわ、地軸は動くわね、海はできるわ、海は干上がるわね。陸は出てくるわね、陸は陥没するわ、植物は茂るわ、枯れるわね。動物は出てくるわ、死ぬわ、もうあなたね、こんなの動物そのものですよ、ものすごい動きしてる。
これ四十五億年ね、僕はビデオで見るようにスーッとこういうふうにして見れるんだけど、もうすごいです。デコボコデコボコ動きまくってます。それはちょうど、相撲取(すもうと)りの小結関っておるけど、あれが自分の足持って、団子になってコロコロコロコロ転げてるようなもんだな。そういう感じで動いとるんです。生きものですね。
だから地球自体がそういう霊的な存在なんですね。そこに私たちが住んでいるというね、そういうことがあるんですよ。だから私たちが時どき、地球が生きものということ忘れて、自分たちだけでやっていると、怒っちゃうわけだな。意見が違うと、あんまり変なことしてると、地上で土地争いなんかしてると、「何を言ってるんだ。土地は国のもんだぞ。国有なんだ。おまえたちの土地なんかないんだ。国から借りられとるだけだ」ということで、国が土地の買収なんかやりますね、よく。
そういうもんじゃないけど、地球をわが物顔にして私たちがあまりやりすぎてると、どこかで機嫌そこねてね、火山が爆発起こしたりね、地盤沈下起きたり、地震が起きたりするんですよ。ま、だから結構、彼らの地球意識の意思表示もあるっていうことは知らないかんよ。
彼らはほとんど寝てるようなもんだけど、寝てたってあなた方のおなかを蚊が刺したら、手が無意識のうちにパチッとたたくだろう、ね。じようずな蚊なら逃げるけど、鈍い蚊だったらパチッとたたかれたら潰(つぶ)れちゃうね。
こういうことで、地球は寝ているけども、地上で大都市造ってね、そこで大混雑作ったりすると、かゆいから手が回っていってパチッとたたいたりするんだな。そしたら潰れちゃうことありますよ。そういうことあるんでね、それ知ってなきゃいけないよ。まそういう霊的な存在だということです、ね。
5.地球の使命
さて、最後の節になりましたんで、これで地球の使命ということで話したいと思うけれども、結局ね、地球の使命は母ですよ。母の使命、つまり何て言うかな、育むっていうことね。子供を生み、育て、大人(おとな)にし、ね、嫁にやり、息子にし、大きくしていく使命、だから地球の使命は母です。母の使命をしてるんですね。そういう役割だと私は思います。
これはね、まあ最高の霊的生活かもしれない。私たちは人格待った霊として、いろんな人を指導したり教えたりしてますね。これやっぱり教える、人間的に教えるということを通してやっておるわけでね。しかし、実際そういうことでは限界があるね。僕も霊言通してこうやってるけど、限界あるね、限界ある。
で、これよりもっと大きな、たとえば指導的役割って何かって言ったら、結局もう自分自身がね、大いなるもの、すべてを包み込んで育んで、自分というものの影響下において、いろんなものの成長を楽しむ心境だね。これが次だろうな。まだ私ら個性があって好き嫌いがあったり、ああしろこうしろ言って、言うこときかないと怒ったりすることあるぐらいでね。まだそういう気持あるけど、もっと大きな気持は母の気持だね。もう、生み、育て、ね、大人にさせていく。こういう育て上げるという気持ね、こういう母の気持だな。こういう気持になってきたら非常にいいわけだ、ね。だから地球の使命というのは、結局そういう母体だな。生命の母体、魂の修行場としての使命だな。
だから、私もまだここまでの心境にきてないんだ。残念だけどくやしいけど、まだもうちょっとなんだな。高橋信次の母体で宿りたい子供もおるけど、「いやだ」ちゅうのもおるから、まだもうちょっと、もうひとつなんだな。みんなが高橋信次にあこがれてね、まあ私のファン多いけどね。みなさんね、笑っちゃうけど、ほんと私のファンって多いんですよ。高橋信次霊言ファンってものすごいですよ。入会願書なんかいっぱい来るけど、そのうちの七割、八割は高橋信次ファンです。もうはっきり。「高橋先生の霊訓を読んで入会を決めました」というような人がほとんどです。それだけ人気がある。
つまり、大いなる母の心境に近づいとるんだな。もうちょっとがんばって百パーセントになりゃあね、そんならもう私は今度地球でもやったろかっていう気するんだよ。もうちょっとがんばって、宇宙即我だからね、地球即我ぐらい簡単ですから。体を地球大に拡大してね、自分の体をあけ渡す、「いらっしゃい、いらっしゃい」って「みなさん、どうぞ自由に使って下さい。私の霊的肉体を」ってね。こうなりゃあなた、惑星生命ですよ。もうちょっとだ。がんばらにゃいかん。そのためにはもう損得度外視してね、すべてのものを受け入れる大きな器だな。これが大事なんだね。私は今、この魂修行してるとこです、ね、そういうふうになるように。
だから地球の使命というのはそういう大いなる育みね、大いなる生成の場、こういうことが地球の使命であるわけだね。だからそうぃう意味では、何て言うかな、非常に大きな存在だし、私たちの目標でもある。ここまで最後はいくんだ、ね。大きな広い気持ね。
もう個性でもって対立したりするようなことはない、こういう気持だね。ということはまあ、地球の生命体自体もやはり限界は私はあると思うね。それは、地球そのものが、必ずしも理想的なものとはできていないという部分はね。ということは彼らにもそういう修行が残ってるんだなって感じがするね。地球の歴史見ても、必ずしも理想的な状態でなかった。試行錯誤があった。それは地球生命そのものにもね、やはり修行があったと、考えていいんじゃないかね。そういうふうに思います。
だからまあ、人間には上も下もあるけど、それぞれの段階で修行がある、ね。そういうことを考えねばいかん。人間として、女として苦しいとか、つらいとかあるかもわかんない。男としてつらい立場にあるとか、会社で不遇(ふぐう)をかこってるということがあるかもわかんないけど、地球意識としての苦しみとかね、あるいは男子意識の苦しみとか、あるいは九次元の救世主としての苦しみ、みなあるんだから、ね。みんな怠けちゃいけないよ、ね。自分の立場で最高度に頑張らにゃいかんぞ。
自分だけが天災に遭ったわけでも、被害を受けたわけでもなんでもない、ね。そう思って、上位の霊ほど大なる課題を抱えてみんな悩んでおるんだから、まあそう思ってね、大きな気持で行きなさいよ、ね。地球ぐらいになったろか、地球生命ぐらいになったろかというような気持で大いに人格を発展させることだ。自分が地球になれるかどうかよく考えてごらんよ。みんな、カンガルー飛ばしたり、あなた恐竜這(は)わしたりできるか。それだけの心境になれるか。なれんだろう、ね。だからまだまだ先はあるぞ。ま、そういうように思ってくれ、ね。そういうことで、本章は終わるとしよう。