ロヴ・ベルニュン - ＧＤＷ世界 ヴァイオレット創作@ ウィキ

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更新日：2022/11/06 Sun 06:31:21

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男性 神話モチーフ？ 開拓者

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※過去史登場

13万年前後のエルピナス～スレイク移民時代に生きたペルスティオンの男性。
ペルスティオンはエルピナス系出身の種族だが彼はスレイク銀河系に
移住して来た一族の子孫でミレイケル銀河共和連邦傘下の開拓事業に
従事し、その最高取締役を務めていた。
この事から同業者を含め数多くの層とコネを持っており、
意外なことだが政界にも顔が利いたという。
元々大柄な種族の中でも大柄でかなりの怪力を誇る偉丈夫だが性格は温厚かつ陽気であり、
気さくなことから開拓のために訪れた先々の惑星でも親しまれた名物男であった。
とりわけ、惑星ラスファンの開拓と後述する出来事で銀河社会に
貢献した人物として首都に銅像とメモリーホログラムが設置されている程だ。

そんな彼が活躍したのが遠方の銀河であるエルピナス系で
発生したイルディム紛争に連動して発生したスレイク事変である。
戦火を逃れてスレイク系に流れ着いて来たサイエンディアスの
難民船団を目の当たりにした彼はただ事ではないと判断し、コネクションを利用して
まだ開拓が完全には終わっておらず、移民もあまり多くなかったラスファンへ一時滞在させ、
ゆくゆくは彼らをこの星の住民として受け入れられないかを交渉したのである。
船団レベルでの難民であったことから交渉自体は難航したものの、
彼の粘り強い交渉のおかげで受け入れは受理され、さらにほぼ不眠不休の作業で
追加でインフラも設置することで難民達が追加で来訪しても永住できる状態にまで開拓のエリアを広げたのだ。
こうして彼が行った交渉と配慮のおかげでサイエンディアスの難民達との間にも軋轢がほとんど生じず、
避難民の移住は穏便に済んだのである。

晩年は山奥で暮らしており、彼が助けた避難民の子孫たちが
この星を第2の故郷として穏やかに暮らしているのを見ると
安堵し、ひっそりと息を引き取った。

彼の率いた開拓団の偉業はサイエンディアスは勿論だが
ミレイケル銀河共和連邦にも当然ながら知れ渡る事となり、
死後に首都では銅像とメモリーホログラムが設置され、
そして偉業の数々を記録した記念館が建造されたという。

感想
モチーフはアメリカで開拓時代から長らく語り継がれてきたジョークに
登場する巨人ポール・バニヤンである。
本家が当初は単なる開拓者の一人にすぎなかったのがやがて
アメリカの開拓どころか数々の自然をも作った存在にまで膨れ上がっていった事から
彼も単なる一般人からとある出来事をきっかけに種族単位で大恩ある人物になった経歴としている。