路地裏のねこバビロン - ここだけヒーローや魔法少女やスーパーロボットや怪獣や悪の組織とか色々いる世界 ウィキ

路地裏で見かける猫の姿が増えたことから端を発する小さな事件。(part88)
街の全域で飼い猫の行方不明が多く報告され、一時期は掲示板にたくさんの迷い猫の貼り紙が並んでいた。

迷い猫を探すためにunknownが調査を開始する。
猫の目撃証言を追うと、街の裏路地へと行き着く。
その場所は人が足を踏み入れても奥へと進めない無限ループの空間に守られていた。

一方、魔法少女ビーストが友人のミーコの飼い猫であるギャーコを探すために裏路地に足を運ぶ。
裏路地にお気に入りの器にキャットフードを盛って置いて帰ったことで、飼い猫たちは主人のことを思い出す。
そうして再びビーストが足を踏み入れた時に、裏路地の奥に隠されていた猫たちの楽園が姿を現した。(part88)

猫たちを侍らせながら玉座に座るバビロンの娘は語る。

路地裏の奥にあったのは、猫たちの楽園『ねこバビロン』であった。
バビロンの娘は猫たちの物語で作られた世界であるため、人間を邪魔することはないという。

その言葉通り、ビーストがギャーコを連れて帰るのを、バビロンの娘は邪魔しなかった。

鉱石人もまた、猫の姿を追って裏路地に足を運び、楽園を目にする。
猫を恐れずに足を踏み入れる者たちの姿に、しだいに楽園を守る壁は曖昧になっていった。

相澤真は偶然から楽園へ招き入れられて、バビロンの娘との協力を申し出る。
バビロンの娘は『ねこバビロン』には人は必要ないと申し出を断るが、別れ際の言葉で再会をほのめかす。

主人の元から離れていた飼い猫たちが『ねこバビロン』から戻ってくる。
それでもいまだ路地裏の奥の楽園はそこにあるのだった。(part88)