呪言の兵と悲恋の物語 - ここだけヒーローや魔法少女やスーパーロボットや怪獣や悪の組織とか色々いる世界 ウィキ

あらすじ

part147のイベント
地下シェルターを建造するため、掘削作業をしていた作業員が、謎の地下空間を発見した。
そこには、まるで棺のようなものが安置されていた。
作業員は前に起きた事件の事もあり、国営ヒーローに通報、現場に国営ヒーローが来るが…
その瞬間、ひとりでに棺が開き…

戦闘

レン/GUMPEST　鉱石人　キンバリー・ダンブリー　古手取　妙子／魔法少女ビースト
リッチなリッチ/アメトリン　人型兵器「ぷろとどーる」/コッペリア　らが対処にあたった。
しかし、正体不明の力により、全員が身体に不調をきたしながらの戦闘となる。

オペレーターが「怪異」と判断し、「退魔師のミヤ」を送り込み、一時は倒したかと思ったが…
攻撃に巻き込まれまいと、身を守っている作業員の姿が、呪言の兵の目に映った瞬間、事態は一変。
形勢を巻き返され、呪力により、全員が命の危機に晒されてしまう。

そこにゴキンジョダーが駆け付け、プロテクターを退魔師のミヤに貸し、自身は生身で一騎討ちを仕掛ける。
ヒーロー達の援護もあり、退魔師のミヤが、呪言の兵を成仏させる印を結ぶ時間を稼ぎ、無事に成仏させることに繋がった。

呪言の兵

突如として棺から出てきた呪言の兵は、その呪力をもって、作業員が呼んだ国営ヒーローに呪いをかけ、国営ヒーローの呪殺を目論んだ。
しかし、その隣にいた作業員には、一切、攻撃をしなかった。
それは、本格的に戦闘が始まっても変わらず、むしろ、その作業員を守ろうとしている言動もあったほどである。

まるで、ヒーローやヴィランのような、一般人にはない、人間を超えた力を持つ者のみを排除するかのような使命を負っているかのように。

そして、ヒーロー達は知ることとなる、この「呪言の兵士」が何故誕生したのかを…

...

世は江戸時代、父親を失った子供と、その母親が居た。
その母親は、長者の元へ奉公に行っていた。
そこで、主に気に入られ、婚約を申し込まれていたそうだ。
しかし悲劇が訪れる。
当時から、今で言うヴィランが、人を襲っていたのだ。
当初は、ヒーローなどというモノは存在せず、誰も止めることができなかった。
そして運悪く、その子供が狙われてしまう。
母親は、身を呈して庇い、子供を救ったが亡くなってしまった。
主は、悲しみに明け暮れ、二度とこんな悲劇を繰り返さぬよう、一族に伝わる禁断の呪術を使い、悪しき者を狩る「呪言の兵」を創り出した。
人間の遺体を3体集め、それを縫い合わせ、呪術をかけることにより、創り出す、狂気の兵器。
その兵器は凄まじく、夜に蔓延る悪しき者を退治したという。
ところが、事態が一変し、幕府が今で言う「ヒーロー協会」を設立。
呪言の兵は、不要のものとなってしまった。
主は、不要となった呪言の兵を土に還していったが、最愛の人の呪言の兵だけは土に還すことができず、棺に入れて封印したという。

そして、何故今その兵が目覚めたのか…それは…

この呪言の兵は、作業員のご先祖様であったからである。

長者は、一人残された子供を引き取り、跡取りとしていた。
その行動は、無き婚約者への罪滅ぼしかは、今となって探る術はないが…

そして、月日は流れ、長者の一族は散り散りになり、その最後の呪言の兵は、語り継がれるだけの存在となった。

しかし、散り散りになっても血は繋がっていた。
残された子供の子孫である作業員が、運命のイタズラか、この空間を発見したのである。
そして、その血に導かれるように、最後の呪言の兵が目覚め、守ろうとしたのであった。

そして全てを知った作業員は、せめて、ご先祖様が安らかに眠れるよう、祈りを捧げたのであった。